元ロンドン新(米)所長→現ハノイ所長日記

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2010.11.11
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昨日、ロンドンの中心地で、キャメロン政権が予定している学費の値上げに反対する学生や教職員による大規模なデモが発生し、暴徒化した一部の参加者が保守党本部ビルに乱入し、ガラスを割るなどの暴動に発展した。

学費の値上げは、現政権にる財政再建策の一環であり、現行の上限額である「年間3000ポンド(40万円)が、「6000ポンド(※例外として9000ポンドまで認める)」に変更されることへの反発で、約5万人が参加したようだ。

デモンストレーション自体は、正当な権利として認められるものであり、もともとは、平和的なデモ行進であったのだが、主催者曰く、一部の参加者がこのデモをハイジャックし、暴動化を扇動したのだという。

おそらく、日本の皆さんは、上限40万円なんて安いじゃないか、と思われるのではないだろうか。でもイギリスでは1998年までは、無償だったので(※確か、フランスは未だ無償だと思う。)、そもそも発想のスタート地点が違うのだ。

最近のフランスでの大規模なストライキを見ていて、またしょっちゅう止まる地下鉄に乗っていて、イギリス人はフランス人等と違ってつくづく辛抱強い国民だなと考えていた私にとっては、やや意外な出来事ではあったが、よくよくニュースを見ていると、本当に一部の学生が、扇動されて(もしかしたら挑発されて?)暴れていたように見えた。真相は分からないが、集団の中で興奮状態になるとこういうことも起きるのだろう。

翻ってみると(よいことではあるが)、日本人というのは、本当に大人しい国民だ。今の政権の混迷ぶりを見るにつけ、もっと怒っていいんじゃないかと思える場面は沢山あるが、こういった事態には繋がっていないですね。

もちょろん、暴力行為は以ての外であり、推奨する気は毛頭ないが、日本人ももうちょっと怒ってもいいのかもしれないと感じるのは不謹慎であろうか。

あと、蛇足ながら、日本の将来を思うのであれば、個人的には、日本も、(ちゃんと勉強する仕組みに改革するのを前提に)大学の学費こそ下げていくべきだと思っている。

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Last updated  2010.11.12 06:40:59
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