
「スマートホーム」という言葉をSNSや家電量販店でよく見かけるようになったけれど、実際に何ができるのかいまいちピンとこない。すでに持っているスマートスピーカーやロボット掃除機は「IoT家電」で、それとスマートホームは何が違うのか、説明を求められると言葉に詰まってしまう。そんな状態のまま「便利そう」という漠然とした印象だけで検索し、何を最初に買えばいいのかわからず結局そのままになっている、という人は少なくないようです。ここでは、スマートホーム初心者が感じやすい疑問を整理したうえで、最初の一歩としておすすめされることが多い機器6つを紹介します。
IoT家電とは、インターネットに接続することでスマホから操作できたり、状態を確認できたりする家電単体のことを指します。スマート家電付きのエアコンや、アプリで予約炊飯ができる炊飯器などが代表例です。1台1台がそれぞれ独立してインターネットにつながっているイメージです。
一方でスマートホームは、複数のIoT家電やセンサーを「ハブ」と呼ばれる中継機器やスマートスピーカーを介してひとまとめに連携させ、家全体を一つのシステムとして操作できるようにした状態を指します。「おやすみ」の一言で照明・エアコン・鍵をまとめて操作する、といった複数機器の連携がスマートホームの特徴で、単体のIoT家電だけでは実現しにくい部分です。
まず挙げられるのが、外出先からの家電確認・操作です。「エアコンを消し忘れたかもしれない」というとき、スマホアプリで状態を確認し、そのまま電源を切ることができる場合があります。
次に、赤外線リモコンで動く家電(テレビ、エアコン、照明など)をまとめて音声操作できるようになる点です。リモコンを探す手間や、複数のリモコンを使い分ける煩わしさが減ることが期待できます。
また、「毎朝7時にカーテンを開ける」「玄関の鍵が一定時間開いたままだと通知する」といった自動化・ルーティン設定も、ハブとセンサーを組み合わせることで設定できる場合があります。ただし、対応機器や設定内容によってできることは変わるため、導入前に自宅の家電がスマートリモコンに対応しているかどうかの確認は必要です。
① 音声アシスタントとの対応関係。Amazon Alexa、Google アシスタント、Apple Siriなど、すでに使っているスマホやスマートスピーカーの音声アシスタントに対応しているかどうかで、使い勝手が変わってきます。
② Matter規格への対応。近年はメーカーをまたいで機器を連携しやすくするMatterという共通規格に対応した製品が増えています。将来的に機器を増やす予定がある場合は、対応状況を確認しておくと選択肢が広がりやすくなります。
③ 初期設定のしやすさ。アプリでの設定手順がシンプルか、日本語サポートがあるかは、初めて導入する人にとって続けられるかどうかを左右するポイントです。
| 機器名 | 参考価格 | カテゴリ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 7,980円 | スマートリモコンハブ | レビュー1,926件、赤外線家電をまとめて音声・アプリ操作できる中継機器 | |
| 6,480円 | スマートリモコンハブ | レビュー1,157件、コンパクトサイズで設置場所を選びにくい | |
| 2,018円〜 | スマートプラグ | コンセントに挿すだけで、対応していない家電もオン・オフを遠隔操作できる | |
| 8,980円〜 | スマートスピーカー | 画面付きでカメラ映像や天気を表示、音声操作の入り口になる機器 | |
| 要確認 | スマートディスプレイ | Googleアシスタント搭載、睡眠モニタリング機能を備えたモデルもある | |
| 1,000円〜 | スマート電球 | レビュー61件、既存の照明器具にそのまま取り付けられる価格の手頃さ |
※価格は時期やセールにより変動しやすいため、購入前に商品ページで最新情報をご確認ください。対応する音声アシスタントや連携できる家電はモデルによって異なります。
最初から機器を何台も買いそろえるより、まずはハブとなるスマートリモコン1台から始めて、生活の中で「これも自動化したい」と感じた場面ごとに機器を追加していくという順番も一つの方法かもしれません。
スマートホームは、単体のIoT家電をハブでつなぎ、家全体をまとめて操作・自動化できるようにした状態です。何を優先したいか(音声操作、遠隔確認、自動化など)によって最初に選ぶ機器は変わってきます。今回紹介した6機器はどれも比較的手が届きやすい価格帯のものが中心なので、まずは自分の生活で一番手間だと感じている場面から、試しに1台導入してみるとよいかもしれません。