2006年01月02日
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カテゴリ: 雑感
Scientific American のウェブ版にあった記事。

北米出身の複数の学生と中国出身の複数の学生とに、風景写真を見せて、それを見る際の視線を追うことで、状況認識のしかたを比べてみた由。

記事の文脈からみると、調査は進行中である模様だが、前者は「より解析的」であった(特定の物体、対象に注目していた)のにたいして、後者は「一般に、より包括的(全体的)」であった、との結果になったらしい。

結果としては、まあ、おもしろい(さらに、実験/調査を進めても、多少は意味があろうか)と思われる一方、出身地という、ただ一点だけの差に基づいての、挙動(状況認識)差を調べることに、さほど重要な意味があるとは思えないという気もする。

さらに、意地の悪い見方をすれば、“出身国が違うのだから、挙動に違いがあるはずだ”という予断(固定観念)に基づいて行われている調査のようにも感じられ、まるで、数十年前の冷戦時代に(ひそかに)行われていたであろう実験に近しいものとの印象すら持った。

上記記事は、短いものに過ぎないので、調査がどれほどの母数に基づく結果なのか、判らないが、最低でも、個々の被験者のバックグラウンドなどの“個体差”をも勘案して行われたものだろうとは思う。ただ、それにしても、個人の生活をとりまく状況というものが、きわめて複雑になっている現在、「写真(刺激)-視線(応答)」の関係だけから「出身国(原因)-挙動(結果)」の記述を導こうという姿勢は、牽強付会とすら言えるようにも思われた。僕の、この印象のほうが、おかしいのだろうか。





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最終更新日  2006年01月07日 02時24分38秒
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