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サトーは大雑把に言うと台紙なしのラベルとか、バーコード関連の機器と消耗品を製造販売している会社です。詳しくは↓を見てください。
http://www.sato.co.jp/company/outline.html
食料品とかは原産地情報とかをラベルで表示して消費者に開示する需要などが高まっていますし、賞味期限などをラベルに張って、機器で読み取って、賞味期限切れなどを少人数などで行なうアイデア提案などを行なって業績を伸ばしています。
食品だけでなく、製造業でも本屋さんでもバーコードやラベルに表示した情報を機械で読み取ることで、棚卸を短時間、少人数で行なってコストを下げたり、工場の出荷や仕入れ内訳をゲートを通るだけで把握するなど、今後ますます需要が高まる商品を取り扱っている企業で、将来性に期待して投資をすることに決めました。配当も半年ごとにいただける図書カードの優待も、魅力的です^^;
迷ったのは売上や営業利益の伸びはまずまずですが、税引き後最終利益が右肩下がりで減少傾向が止まらずにいることでした。
決算短信↓です。
http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/home/oracle/31/2008/350f40e/350f40e0.pdf
昨日も書いたんですが、会計的な利益というものは決め事で大きく変わってしまいます。減価償却を100%できる改正など、企業にとってプラスでも、設備投資の大きな製造業では残存価値10%残っていた分を償却すればキャッシュは出て行かなくても利益は減ります。
全部原価計算が義務づけられており、製造業では在庫を増やせば利益が増えたように見えます。M&Aなどで事業規模を拡大すれば、実際にその部分を再度売却すれば買い値で売れる資産を、のれん代として償却して見かけ上の利益が減ることも起こります。
会計上の利益と、実際の利益には差異があります。しかし投資家にはその差異が見分けられません^^;
また成長するために(または将来の利益を作るために)、投資(設備投資や研究開発)を積極的に進めれば、売上や営業利益は増加しても最終利益が減っていくこともありえます。意識して作った(=経営戦略的に作った)最終利益減少傾向なら、投資家としては認めても良いと考えています。程度にもよりますが^^;
ただ経営としての戦略方針や会計規則の変更による収益への影響を、なるべく投資家に分かりやすく開示していただきたいと、株主総会では発言してお願いしました。
機関投資家など自分の都合でよく逃げる投資家ばかりに説明会を繰り返すのも良いですが、ホームページなどで個人投資家にも経営戦略などを分かりやすく説明すれば右肩下がりの株価も、回復していくと期待して、ポートフォリオには夫婦で最低一単位は中長期で持ちたいと思います。
総会ではアンケートに回答すると1000円の図書カードがいただけました。総会と株主説明会の間に配られた軽食=サンドイッチもとても美味しかったです^^;