昨日、滋賀・福井県境の山、若狭駒ケ岳(780.1m)に行ってきました。
標高は低いものの周辺のブナ林が見事で、高島トレイルの中でも人気の山らしいです。
コースは、木地山集落の500メートルほど手前の尾根を登り県境尾根へ。(登山道はありません)
駒ケ岳から木地山峠まで県境尾根を歩き駐車地へ戻ってくる周回コース。
昨日は、師走に入ったとはとても思えないほどの小春日和の陽気。
昼過ぎに少し雲が広がったものの、青空が眩しい絶好の山歩き日和でした。
この界隈を熟知されているTさんに案内していただいたのですが、
このコース、ほとんどが自然林の中。
標高400メートル付近からブナが姿を見せ始めます。
↑植林帯の中に残されたブナ
県境尾根に出ると見事なブナ林に圧倒されます。
↑ずっとブナが続く
↑県境尾根のブナ(池の南付近)
ブナはすっかり葉を落とし冬の装い。
けれど、それだけに一層灰色の艶やかな幹が表情豊かに語りかけてくれるような気がしました。
すぐにフラットな地形になり、下に意外に大きな池が見えてきました。
↑雨の後のせいか大きく澄んでいた池
池周辺のブナ林も見事でした。
↑池周辺の斜面
↑駒ヶ越へ
↑駒ケ岳山頂
ちょっと早めの昼食を摂りましたが、その間も誰もやってきませんでした。
駒ケ岳から県境尾根を木地山峠へ。
樹間からすぐ下に若狭湾、左手前方には先日登った百里ヶ岳。
振り返れば遠くに琵琶湖の白い湖面を眺めながら、ブナの巨木を縫って稜線を辿る。
稜線から派生する尾根も、特に福井県側はブナに覆われた美しい斜面が続きます。
↑与助谷山の山頂も見事なブナの中
↑県境尾根を振り返る(中央遠く:駒ケ岳 その手前重なって:与助谷山)
↑木地山峠
↑峠から北谷の下りは、歩き甲斐のある面白い道でした。
木地山のバス停まで下ってきて、今日初めての登山者と出会いました。
静寂の稜線歩き。
ブナに酔い、ブナに魅了された一日でした。
2週間前の百里ヶ岳。
当分嵌りそうな江若国境の山です。
コース地図(アバウトな軌跡)
参考コースタイム
駐車地8:55―県境尾根9:50―11:05駒ケ岳(昼食)11:45―12:45与助谷山―13:40桜谷山14:00―14:25木地山峠―16:10駐車地
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