一昨日のことなんですが、いつものように洗濯かごに山盛りの洗濯物を入れて両手で抱えながら、2階への階段を昇っておりました。
何度も往復する手間を惜しんで、洗濯物の上に八つ手やらハンガーやらも乗っけて、えっちらおっちらと・・。
上から3段目まで昇ったところで、ハンガーがずり落ちそうになったので、カゴをいったん置いて腰を伸ばした途端、前に置いたカゴに体が押されてしまいました。
ゆっくりと体が後にのけぞっていきます。
あーーー!!落ちるーーー!!!
いや、持ちこたえられるかも・・・と、体勢を立て直そうとするのですが、時既に遅し。
のけぞった体を立て直せるほど、背筋も腹筋も強くありませんでした。
不思議なことに落ちていく瞬間って、本当にスローモーションのように周りの景色が変わっていくんですね・・・。
真っ逆さまに落ちながら、意外に冷静にいろんなことを考えているんです。
どんな体勢で落ちたら、衝撃を最小限に食い止めることができるんやろか・・・。
骨折は確実かも・・・。頭を打ったら終わりやな・・・などなど。
時間にしてほんの数秒なんですが・・・。
実際どんな風に転がり落ちていったかの記憶は吹っ飛んでしまっているんですが、とにかく気が付くと、一階の廊下に階段に足を向けひっくり返っておりました。
咄嗟のことに頭をかばったのか、横向きになって。
けたたましい物音に驚いた家族が、居間やら2階から飛び出してきます。
右膝の少し上を打ったようです。
なぜそんなとこを打ったのか、どこで打ったのか、ちょっと分からないのですがそれ以外に痛む箇所はありませんでした。
痛みでしばらく動けなかったのですが、それも1,2分のことで、すぐに立ち上がり普通に歩けるようになりました。
膝上に軽い打ち身の痣が出来ましたが、幸いなことにその後も他に異常はありませんでした。
自宅の階段は14段の一直線。
階段を見上げながら、つくづく
よくあんな所から逆さまに落ちて無事でいられたもんや・・・と胸を撫で下ろしています。
これが山だったら・・・と思うと、ぞ~っとします。
私の場合膝に故障のある身。
ちょっとしたスリップで膝でも捻ろうものなら、歩くことが出来なくなるかもしれません。
山では細心の注意を払っているつもりなのですが、ちょっとした油断で何が起きるかもしれません。
正月3日からとんだ大失態でしたが、今回の幸運に感謝すると共に、これからの山行の教訓にしないと・・・とつくづく思う今日この頃です。
皆様もお気をつけて!