最初に大山に登ったのは学生時代。
5月GWの時。山頂の避難小屋に泊まり、強風とガスの中、烏ヶ山(からすがせん)まで縦走した。
雪融け直後のぼろぼろと崩壊する痩せ尾根。剱より、穂高より恐ろしい縦走路だった。
特に、烏ヶ山直下では岩に張り付いたまま身動きできない状態に陥った箇所もあったのを記憶している。(ま、はっきり言って、他のことは何~んにも覚えていないんですが・・)
ボロ屑の様になって雨の鏡ヶ成(かがみがなる)へ下り立った時には、翌日予定していた蒜山三山縦走の余力などカケラも残っていなかった。
以来、大山にはいずれもこの時季、三鈷峰へ縦走、子連れピストンなど何度か登っているけれど、蒜山三山は麓から眺めるだけ。
大山と蒜山三山。この二座は絶対ペアで登りたい!
そう思いつつ、徒に年月が過ぎ去っていった。
お天気のいい時じゃないと嫌やし・・。
夏は暑くていらんし・・・。
何より、大山のアルペン的な景観を満喫できるのは雪のある時季。
けど、冬はよほど天気が安定していないと手強そうやし・・・・。
などなど言ってると、行けるはずがない(>ω<;)
が、遂に、行ってきました!
前日に思い立って即決行してしまったので、今回は独りです。
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とりあえず4月18日(土)の大山情報。
▲六合目より山頂を見上げる
快晴無風。こんなに風のない大山は初めて。
少し霞んでいましたが、日本海の向こうに隠岐ノ島がぼんやり見えました。
5合目付近から雪道。
が、途中地面が出ているところも多く、おまけにベタベタの雪で、アイゼン無しで登っている人の方が多かったようです。
9合目からの木道には全く雪はありませんでした。
▲山頂(厳密には三角点は縦走路の少し先)
もっとすごい人出かと思ったのですが、それほどでもありませんでした。
▲山頂から西の眺め・・・右端に烏ヶ山
今日は、三角点のある弥山山頂へロープを乗り越えて進む人の姿は見えませんでした。
コース:下山キャンプ場駐車場9:00―夏山登山道―11:50山頂13:10―元谷―15:10駐車場
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大山から蒜山へスカイラインを走り移動。
途中の鍵掛峠からの南壁の眺めは何度見ても感動します。
▲鍵掛峠より大山南壁
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4月19日(日)の蒜山三山情報
この日も快晴無風。
蒜山高原に下山するまで、そよとも風のない一日でした。
途中で気温を見ると30,7度!思わず目を疑いました。
さすがに木立の中では23度まで下がりましたが、汗ぐっしょりになりました。
▲下蒜山山頂から縦走路を振り返る・・・左:中蒜山 中央:上蒜山 右薄っすらと:大山
こちらも登山者は少なく、反対側から縦走してきた人は5人だけ(多分)。
コースタイムは7時間ほどの長丁場ですが、大展望の縦走路。
予想外に快調に歩け、休憩を入れて6時間で下山しました。
▲下蒜山からの下山路
途中、中蒜山と下蒜山の鞍部付近でたくさんのカタクリに出会い、
イカリソウも一株ですが咲いていました。
(多分、そうですよね・・何せ、花には疎いモンで・・)
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さて、ここで 問題 です。
下蒜山の登山口、犬挟峠(いぬばさりとうげ)に下山し、上蒜山の登山口まで私はどうやって戻ったでしょうか?
タクシーで戻ったわけではありません。
(※タクシーなら30分ほど。3300円とのこと。)
え?
どうせ途中で出会った登山者に送ってもらったんだろう・・って?
違います。
ヒッチハイクをしたんだろうって?
違います。
歩いて?
とんでもない!!
自転車をデポ?
あ、この手も考えましたが・・・違います。
正解は・・・・・・・・・・レポで・・・・(・・って、書けるかどうか分かりませんが・・(^▽^;)>゛・・)