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2006年10月13日
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カテゴリ: 御伽衆
其の二


ですがこの武将と巫女は、この国の者ではなく青龍に属する者。
父親が召し抱えられている朱雀の国にとっては、敵国の武将たちなのです。

これから一戦交じ合う相手に、自分の愛娘を守り巫女として差し出すなんて・・・。
そんな事できるはずもありません。

父は必死で策を練り「娘は神職者ではございませんので」と断ると、今度は上から圧力をかけ「娘をよこせ」と迫ってきました。 これには父親も逆らうことなどできません。
両親は泣く泣く、娘を敵国に送ることを承諾せざるを得ませんでした。

娘は小さい時より、父と共にこの国の繁栄を祈りながら生きたいと願っていたのに・・・。
脆くもその夢は崩れ去り、敵国に迎えられようとしていました。



今まで大事に培ってきたものを自分の愛する人々ではなく、敵国の為に使わなくてはならないと思うだけで、胸がきつく締め付けらました。でも行かなければ皆に迷惑がかかってしまう・・・・。
娘は潔く、遠く離れた敵地に乗り込むことを決意したのでした。



返事をした翌日のこと。
大海原を越え、迎えの船が港に到着しました。

「もう2度とここへは帰ってこれないかもしれない・・・。」

そんな不安を抱いた娘を乗せ、船は小さな孤島にある神殿にすすんでいきました。
そう・・・。この島は弁財天が降臨すると言われ、神職者以外の人間が住む事を許されない聖域であり、警備も厳重で、神社の外に出ることはおろか、島を出ることなど到底叶うはずもないのです。

この神殿という名の牢獄で、これからは敵国の為だけに祈りを捧げなくてはなりません。
遠く離れたこの場所で祝詞を上げるたびに思い浮かぶのは、両親と周囲の人々の顔。
そのとき娘は『家族と大好きな人たち以外に、私は神になど祈らない』と心に決めました。







                                           【  其の三





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Last updated  2006年10月13日 13時05分05秒
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それから・・・  
顔文字式部  さん
o(^^o)(o^^)oワクワク
(*бoб)ノ~''待ってまーす♪ (2006年10月13日 13時34分44秒)

顔文字式部さん   
(V)o\o(V) ふぉふぉふぉ (V)o\o(V)
まだまだ続きますのでお楽しみに~♪♪( (2006年10月13日 16時20分23秒)

Re:~ とある娘の一生 ~  其の二(10/13)  
久々です。
とても、興味深く秋の夜長に読んでしまいました。
続き早く読みたいな~
るぴなす殿に宜しく (2006年10月13日 17時54分21秒)

和摩(kazuma)さん  
随分ご無沙汰しておりますね。和磨さんもお元気そうで♪

今回のお話は日本をベースにしているので、想像しやすいですよね。
秋の夜長、その時代に思いを馳せながらもう少々お待ち下さいませませ。

>るぴなす殿に宜しく

るぴなす殿ですか?とっても元気ですよ~♪
せっかく思い出されたのなら、まっこーに言付けるよりも、直接
連絡してみたらいいのに~。もったいない!!
きっと楽しい時間を過ごせること間違い無しですよ♪ (2006年10月16日 14時13分05秒)

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