菅笠は雨よけや日よけなど、農作業などに欠かせない日用品として、かつては日本各地で作られていました。スゲは雨や雪をはじく撥水効果があり、防虫効果もあるとされています。現在は高岡市福岡町で、全国の9割以上の菅笠が作られています。福岡町の菅笠づくりは 400
210
万蓋 (
がい )
を生産。現在は、年間約3万蓋が約 70
人の作り手によって生産されています。
元々は湿地帯で良質なスゲが収穫できた福岡町。現在は専用の田んぼで手作業によりスゲを栽培しています。スゲ作りをはじめ、笠の土台となる菅骨作り、スゲを針と黄色い糸で縫いつける笠縫い、そして、得意先への販売まで一貫して行われています。日本各地から祭りや民謡、時代劇などに使う菅笠の注文が入り、角笠、花笠、三度笠、一文字笠、市女笠など、様々な形の菅笠が作られています。
最近では、染色が難しいとされてきたスゲに特殊な技術で色を付けた染めスゲで作った美しい名刺入れやコースターなどの新商品開発が活発に行われています。

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