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美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で3月3日、「美濃加茂市農政講演会」を開催します。 この講演会は、農業に対する関心を高めるきっかけにしていただこうと毎年開催しています。 今年度は、奈良市内で自然のままのお茶の栽培・販売をはじめ、ものづくりや環境、教育、観光などといった多方面な分野と農業とのコラボレーションに携わっている「健一自然農園」代表の伊川 健一(いかわ けんいち)さんをお招きいたします。 農業に関する知識を高めたい人はもちろん、まちづくりに対するヒントも得られるのでは、と思います。どうぞご参加ください。◇とき 平成30年3月3日(土) 午後1時から午後2時30分(予定)◇会場 みのかも文化の森 緑のホール(美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1) (電話番号 0574-28-1110)◇入場料 無料◇問い合わせ 市産業振興部農林課 市農業委員会事務局 (電話 0574-25-2111 内線391)※この講演会の後、大学、企業、市などが連携して進めてきたヤギに関する研究の発表を行う「ヤギさん共同研究実績報告会」も行われます。あわせてご参加ください。
2018年02月26日
総務省の事業である「ふるさとワーキングホリデー」で㈱みのかもファーマーズ倶楽部(代表 春見秀則さん)が東京大学の生徒5名を受け入れ、なし農家さんとの意見交換やぶどう農場で農作業を行いました。ふるさとワーキングホリデーで来ている東大生5人(中央)と㈱みのかもファーマーズ倶楽部の春見代表(左)と藤井市長(右)。美濃加茂市のなし農家さんと意見交換をしているところです。実際に実っているなしを見ながら、なし農家さんと意見交換を行いました!ぶどう農園の草刈りを行っている様子。草刈りは農業の基本というくらい大切なことで、すごく大変です。おいしいぶどうが実ってくれるよう、草刈りをしてくれました!
2017年08月09日
▲藤井市長(左)から辞令を受け取る朝日修さん(右) 美濃加茂市農業委員会は7月20日、向こう3年間の農地に関する所掌事務などを担う農業委員会委員および農地利用最適化推進委員の計27名による新体制へ移行しました。 農業委員会は、農業委員会等に関する法律などに基づいて市町村に置かれた行政委員会で、同法律が平成28年4月に改正されたことにより今回、農業委員会委員のほか、遊休農地の解消や担い手への農地の集積化などといった農地利用の最適化をより良く果たすため、新たに農地利用最適化推進委員を設置することとなりました。 任期初日を迎えたこの日、6月に開会した市議会において任命の同意を得た14名の農業委員会委員による初めての総会を開会。会長に三和町の朝日修さん(67歳)を選出するとともに、13名の農地利用最適化推進委員の委嘱について決定しました。 全委員を前に朝日さんは「農業や農地を取り巻く環境は厳しいが、全委員が連携して諸問題に取り組みましょう」と呼びかけました。 この農業委員会委員および農地利用最適化推進委員の任期は、平成32年7月19日までの3年間です。
2017年07月21日
5月2日(火)に、市内の農業生産法人(有)FRUSIC代表の渡辺祥二さんが岐阜県庁を訪れて、「第46回 日本農業賞『食の架け橋の部』」を受賞された喜びを報告されました。 (有)FRUSICさんは「ヤギさん除草隊」で活躍している美濃加茂市内の企業であり、今回の受賞は市内外でヤギさんを公園や緑地で除草させることであらたな畜産の分野をつくり、企業や大学、行政などと連携するなど、全国でもめずらしい活動を展開していることなどが評価されました。 岐阜県庁では、熊崎農政部長がその取り組みの話に熱心に耳を傾けられました。 渡辺さんは、「大変なことは多いが、これからも一生懸命に取り組んでいき、次世代の架け橋となりたい」と、これからの意気込みを話していました。 写真の左側から、農業生産法人(有)FRUSIC代表の渡辺祥二さん、岐阜県の熊崎農政部長、農事組合法人荒城営農組合の田中代表理事組合長(岐阜県高山市)。
2017年05月02日
このほど「第46回日本農業賞『食の架け橋の部』」において特別賞を受賞されました、ヤギさん除草隊でおなじみの(有)FRUSICの渡辺祥二代表が、4月13日に藤井美濃加茂市長へ受賞の報告をおこないました。このたびの受賞は、市内などでヤギさんを公園や企業緑地などで除草させることで、あらたな畜産の分野をつくり、企業や大学、行政などと連携するなど、全国でもめずらしい活動を展開していることなどが評価につながったとのこと。 渡辺代表は、「未来につながる人材育成をテーマに、これからも地道に活動をつづけていきたい」と話していました。
2017年04月14日
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で2月25日(土)、美濃加茂市農政講演会が開催され、農業関係者ら約100名が参加しました。 この農政講演会は、農業について考える機会を作ろうと毎年この時期に行われているもので、今年度は、株式会社「粟」代表取締役の三浦雅之(みうらまさゆき)さんが6次産業による中山間地域の活性化をテーマに講演されました。 三浦さんは、6次産業は「もの」を作ったり育てたりするといった自給文化から「もの」に付加価値を付けて多角経営しようとする事業形態であることを説明し、1次産業である農業が無くなってしまうと6次産業は成り立たなくなることを指摘。自身の取り組みとして、奈良県内の中山間地域において伝統野菜の調査研究や栽培保存、地域の文化継承活動などを行うとともに、地元の農業者をはじめ多種多様な人に参画しやすい環境を作っていることを紹介しました。 その上で、「地域が持っている『風土』、その地から生まれる野菜や果樹、魚といった『風味』、その地域の『風景』、季節ごとに自然と上手に付き合っていく『風習』、その地の天然素材で作られてきた『風物』、良い意味で生活を楽しむための『風俗』、これらの「風」を通じて育まれていく価値感や気持ち『風情』といったものを見直していくと、地域に合った農業活動ができるのではないか」と話されました。 参加者は、三浦さんの講演をメモを取るなどして熱心に聞き入っていました。
2017年03月06日
▲左から、春見さん、藤井市長美濃加茂市蜂屋町にある有限会社春見ライスが、平成28年度全国優良経営体表彰の法人経営体部門で農林水産省経営局長賞を受賞し11月17日、代表の春見秀則さんが藤井浩人美濃加茂市長に報告しました。春見ライスは、水田作の中心的経営体として地域農業者へ水稲栽培作業の省力化を提案し、その普及に取り組んでいるほか、遊休施設や農地を借り受けて行う野菜の施設栽培、米を活用した6次産業化商品の開発など、先進かつ柔軟な経営感覚と創意工夫により効果的な経営を行っています。今回、これらの功績が認められ、平成28年11月10日に岐阜県で開催された「第19回全国農業担い手サミットinぎふ」に合わせて表彰されました。この日市役所を訪れた春見さんは「現在、地域創生のプロジェクトに取り組んでおり、農業でこの地域を盛り上げたい」と今後の抱負を語りました。
2016年11月18日
美濃加茂市蜂屋町にある水田で10月29日、「秋の収穫祭」が開催されました。これは、今年6月におこなわれた「春の収穫祭」に続き、みのかもファーマーズ倶楽部(会長 佐口 誠)が主催して開催されたもので、参加者らは春に田植えをした水田で稲刈り作業を体験しました。今回も春と同様、多くの外国籍住民が参加し、日本人と一緒になって稲刈り作業に汗を流しました。農作業の後は、新米による飯ごう炊さんや季節の野菜を使ったバーベキュー、ブラジルの人気料理「シュラスコ」などの昼食を楽しみました。また、会場ではブラジルのフォークダンスやフィリピンのバンブーダンスがおこなわれ、参加者同士がダンスをしながら楽しく交流しました。
2016年11月07日
現在、美濃加茂市で行われている「ヤギさん除草隊」の取組みに関する展示が、今年5月に東海農政局消費者の部屋などでおこなわれました。平成23年7月11日に市ではじめておこなったヤギさんの放牧から5年が経過し、美濃加茂市のヤギさんの取り組みをもっと多くの方々に知っていただくためにこの事業の展示紹介を市庁舎でもおこないます。 (写真は、2月に文化の森でおこなわれた展示状況) 展示はこれまでおこなってきた取組みの様子や、岐阜大学がおこなった研究内容などを紹介しています。 ■展示期間: 平成28年7月11日(月)午後から 7月15日(金)まで ■場 所: 美濃加茂市役所玄関ホール (住所:岐阜県美濃加茂市太田町3431番地1) (写真は、5月に東海農政局消費者の部屋で行われた展示状況) 入場は無料ですので、多くの方にご覧いただければと思っています。
2016年07月06日
美濃加茂市蜂屋町にある水田で6月12日、農業の楽しさを親子で体験してもらおうと「春の収穫祭」が開催され、市内外から124人が参加しました。これは、若手農業者で組織する「みのかもファーマーズ倶楽部(会長 佐口誠)」の主催で毎年開催しているもので、今年は新たな取り組みとして外国籍の住民にも参加を呼びかけ、ブラジル国籍の住民を中心に24人も参加しました。この日参加者は、同倶楽部のメンバーから指導を受けながら田植え体験を行った後、飯ごう炊さんとバーベキューによる昼食を楽しみました。バーベキューでは地元でとれた野菜のほか、ブラジルの家庭で一般的に作られているドレッシングやデザートが提供され「とてもおいしい」と好評でした。参加者からは「ブラジルと日本の農業の違いを学ぶことができた」「田植えを初めて体験したがとても楽しかった。将来は農業をやってみたい」などといった感想が聞かれました。今年の11月には、今回田植えした水田で稲刈り体験を行う予定です。
2016年06月14日
平成28年5月2日(月)から17日(火)までの16日間、美濃加茂市で行われている「ヤギさん除草隊」の取組みに関するパネル展示が、東海農政局「消費者の部屋」にて行われました。また、5月21日(土)の午前中には名古屋市のオアシス21で行われている、オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村に移動消費者の部屋があり、そこでも展示が行われました。 訪れる人々はヤギさんの展示物やパンフレットに足をとめたり、係員の話に熱心に耳を傾けられるなどされ、多くの方々に取組みを知っていただくよい機会となりました。 ■関連リンク: 東海農政局 消費者の部屋ホームページ 美濃加茂市ヤギさんのトップページ
2016年05月23日
美濃加茂市の「里山千年構想」の対象エリアである美濃加茂市山之上町地内の平成記念公園北部地区で5月16日、除草などの実証実験に活用するヤギの放牧を開始しました。 これは平成25年9月に、同地区にヤギを放牧して雑草の除去能力や植物への影響などを研究し、荒廃地の維持管理手法を打ち立てて行こうと、岐阜大学応用生物科学部(福井博一 学部長)と(有)FRUSIC美濃加茂支店(渡辺祥二 代表取締役)、市の3者で締結した「ヤギによる緑地再生に関する共同研究」の一環で行われたもので、今年で4年目となります。 この日は、岐阜大学応用生物学部の八代田真人(44歳)准教授と同大学の学生2人がヤギ13頭を放牧。今後は(有)FRUSICのヤギを加えた16頭で、12月末までの7カ月間にわたり、里山の環境がヤギの発育に与える影響や除草効果などを、岐阜大学が中心となり調査・研究していきます。 なお、ヤギは常時現地に滞在しているため、気軽にヤギと出会うことが出来ます。■関連リンク ヤギさんトップページ
2016年05月16日
美濃加茂市の「里山千年構想」の対象エリアである美濃加茂市山之上町地内の平成記念公園北部地区で5月16日より、ヤギさんの放牧を開始します。 これは平成25年9月に、同地区にヤギを放牧して雑草の除去能力や植物への影響などを研究し、荒廃地の維持管理手法を確立するために岐阜大学応用生物科学部と(有)FRUSIC美濃加茂支店(渡辺祥二 代表取締役)、市の3者で締結した「ヤギによる緑地再生に関する共同研究」の一環で行われるもので、今年で4年目となります。 ヤギさんは常時現地に滞在しているため、気軽に出会うことが出来ます。お近くへお越しの際はぜひご覧ください。(写真は昨年度の放牧状況です。)関連リンク: ヤギさんのトップページ
2016年04月26日
現在、美濃加茂市で行われている「ヤギさん除草隊」の取組みに関する展示が、東海農政局消費者の部屋にて行われることとなりました。美濃加茂市のヤギさんの取り組みを多くの方々に知っていただく機会ですので、ぜひご覧ください。(写真は、昨年度末にみのかも文化の森でおこなわれた展示の状況です。) ■展示期間: 平成28年5月2日(月)から 5月17日(火)まで ■場 所: 東海農政局 消費者の部屋(住所:名古屋市中区三の丸1−2−2) また、オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村で移動消費者の部屋があり、そこでも展示が行われます。 ■展示日時: 平成28年5月21日(土)8:00から11:30まで ■場 所: オアシス21(住所:名古屋市東区東桜 1-11-1) 関連リンク: 東海農政局 消費者の部屋ホームページ
2016年04月24日
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で2月27日、岐阜大学と農業生産法人FRUSIC(渡辺祥二 代表取締役)、美濃加茂市の3者が共同で行っているヤギの放牧による緑地再生に向けた研究の実績報告会を開催し、関係者ら約60人が参加しました。 今回の報告会は、ヤギの放牧によって植物の生態の変化やヤギの健康状況、産業へのつながりなどを平成25年から研究してきた成果を発表したものです。 この日は、はじめに市がこれまでの取り組みを紹介した後、岐阜大学応用生物科学部准教授の八代田真人さんが、今回の研究がヤギの放牧を通じて地域資源を活用した里山保全システムの構築を目的としていることを解説しました。続いて、同大学の学生らが荒廃農地への放牧によるヤギの栄養状態に及ぼす影響やヤギの放牧による雑草や竹の成長の変化について、それぞれ研究成果を発表しました。 また、FRUSICの渡辺さんは、ヤギの放牧を通じて生き物とのふれあいや学習、経済活動の循環などに取り組むとともに、参画してもらう人を増やす取り組みを続けていきたい、と共同研究への理解を求めていました。会場では、ほかにも加茂農林高校によるヤギのふんを肥料にして栽培したサツマイモで作ったスイートポテトの試食やヤギのふれあいコーナーが設けられた(試食とふれあいコーナーは27日のみ)ほか、研究内容を紹介するパネル展が3月6日(日)まで開かれています。
2016年03月03日
美濃加茂市は2月12日、山之上町にあるみのかも健康の森管理棟「森の交番」にまきストーブを設置しました。 このまきストーブは、間伐材などの活用を図る取り組みの一環として、県の「森林・環境基金事業補助金を利用して設置しました。 この日は、ストーブへの火入れ式が行われ、藤井浩人美濃加茂市長と鈴木圓次可茂森林組合長が着火。ストーブの中のまきに火が燃え広がるとともに、施設内が次第に温かくなりました。 今後は、施設内で間伐や枝打ちした木材をまきにして暖房としての役割を果たすほか、調理などの活用も検討しています。 藤井市長は「このストーブを導入することで、市が進めている『里山千年構想』を多くの人に知ってもらい森林の利活用について考えるきっかけになるとうれしい」と話していました。
2016年02月18日
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で2月5日、農政講演会が開催され、これからの中山間地域における農業の展望について学びました。 これは、美濃加茂市の北部地域が中山間地域にあたるということで、農業を通じた地域の活性化についてヒントを得ようと開催されたもので、岐阜県集落営農アドバイザーで農山村地域経済研究所長の楠本雅弘さんが講演しました。 楠本さんは、中山間地域では、農地が小さかったり不整形だったりするため農作業には不利な地域と考えられる一方で、その土地に適した農作物を育てることで特産物に成りえることを説明。そのためには、地域の自然を熟知した人が集まって経験や知恵を出し合う環境を整えることが大切であると呼び掛けました。 講演会に訪れた約50人の参加者は、メモを取ったり資料を見たりして楠本さんの話を熱心に聞いていました。
2016年02月15日
▲主な受賞者の皆さん(中央が川合さん) 美濃加茂市太田町にあるシティホテル美濃加茂で1月14日、美濃加茂市特産の高級干し柿「堂上蜂屋柿」の品評会が開催され、最も優れた賞に当たる岐阜県知事賞に川合正嗣さん(蜂屋町・75歳)が輝きました。 この日は、美濃加茂市堂上蜂屋柿振興会(三輪宣彦会長・会員72人)会員のうち58人が、一箱に3個の蜂屋柿を詰めたセットを出品し、藤井浩人美濃加茂市長らが堂上蜂屋柿の特色である色や形、粉のふき具合のほか、風格、糖度などの審査を行いました。 その後行われた表彰式で、同振興会長の三輪さんが「今年度は、多くの皆さんから天候不順で苦労された、と伺い出来栄えに不安がありましたが、審査に出品された柿はどれも素晴らしく、皆さんの技術の高さに安心しました」と総評しました。 今回、岐阜県知事賞を受賞した川合さんは「今年度は天候やカビに悩まされましたが、出品できた柿は理想の出来栄えで、今回の受賞はとてもうれしい。これからも、昔ながらの製法にこだわって柿作りをしていきたい」と話していました。
2016年01月18日
美濃加茂市山之上町の山之上交流センター近くにある竹林で12月19日、竹を伐採して竹チップに加工する作業が行われました。 これは、市が進めている「里山千年構想」の一環で、里山にある竹林の整備と伐採した竹の再利用について研究することを目的に行われたものです。この日は、地域住民ができる里山整備の仕組みを検証しようと地域住民や市里山再生プロジェクトのメンバー、みのかも里山整備体験ツアーに参加している中部大学の学生ら約30人が集まりました。 参加者らは、竹を伐採する作業や樹木粉砕機で5ミリ程度のチップにする作業、竹チップを袋詰めする作業を行い、4時間ほどで軽トラック30台分の竹チップができあがりました。 参加者からは「里山の再生や維持管理が地域でできるきっかけになれるといいですね」や「竹の処理は見た目以上に大変なので、このような機会を今後も続けていきたい」などと感想を話していました。 この竹チップは、防草用に交流センター周辺にまかれたほか、参加者に持ち帰ってもらい、畑の堆肥として利用できるかを検証する予定です。
2015年12月21日
美濃加茂市蜂屋町で伝統の高級干し柿「堂上蜂屋柿」の天日干し作業が最盛期を迎えています。 堂上蜂屋柿は、「堂上蜂屋」と呼ばれる品種の柿を伝統の手法によって干し柿に加工したもので、古くは、朝廷や幕府など、時の権力者に献上されたと伝えられています。 この時期は、やわらかくなるまで寝かして皮をむくなどの作業を終えた柿を吊るして朝から夕方にかけて天日干しを行い、何度もひっくり返しながら柿の両面を冷たい風に当てる作業を行っています。 美濃加茂市堂上蜂屋柿振興会会員で蜂屋町伊瀬の堀部士郎さん(70歳)宅でも、収穫した約4,000個の柿を荷車に吊るして天日干しの作業を行っています。堀部さんは「今年は大ぶりな柿が多かった。これから手間をかけて丁寧に作業を続けていきたい」と話していました。 同振興会によると、今年の堂上蜂屋柿の出荷数は昨年並みの約5万個を見込み、12月中旬から随時出荷する予定とのことです。 なお、贈答用の堂上蜂屋柿の予約受け付けは、JAめぐみの蜂屋支店の店頭で12月1日(火)午前8時30分から開始します。また、電話による予約は、午前9時からフリーダイヤル0120-882-731で受け付けいたします。
2015年11月27日
美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森で9月21日、開園20周年を迎えたことを記念したイベントが開催され、市内外からの多くの人でにぎわいました。 この日行われた記念式典では、これまでボランティアなどで尽力いただいた人への感謝状の授与や、市の木であるムクや県の木であるイチイ、サクラの苗木の記念植樹などが行われました。 式典で藤井浩人美濃加茂市長は「里山千年構想の拠点として、また市民の憩いの場所としてこれからも皆さんに活用していただける施設にしていきたい」とあいさつしました。 会場では、ヒノキの間伐材を使った親子木工教室やチェーンソーアートの実演などのイベントも行われ、多くの親子連れなどが楽しみました。
2015年09月26日
美濃加茂市山之上町にある岐阜県営平成記念公園北部地区未利用地で8月21日、ヤギについて勉強しながらふれあうこと楽しさを知ってもらおうと「ヤギさんふれあい講座」が開催され、市内の親子と山之上保育園の年中合わせて30人が参加しました。 これは、同地区にヤギを放牧して雑草の除去能力や植物の種多様性への影響などを研究し、荒廃地の維持管理手法を打ち立てようと、岐阜大学応用生物科学部と有限会社FRUSIC美濃加茂支店(渡辺祥二代表取締役)、市の3者で締結した「山羊による緑地再生に関する共同研究」の一環で行われたもの。 この日、子どもたちは岐阜大学応用生物科学部の八代田真人(やよた まさと)准教授や同大学の学生から餌のあげ方やヤギのさわり方などの説明を受けた後、さっそくヤギに餌となる草を与えました。 子どもたちは、はじめは恐る恐るヤギに近づいていましたが、次第に慣れ、ヤギが草を食べる姿を見て「たくさん食べてうれしい」や「食べるしぐさがかわいい」などと話していました。また、ヤギにさわった子どもからは「毛がふさふさしている」と話し、綱を持ってヤギと散歩する姿もありました。
2015年08月27日
▲表彰を受ける 小栗禮子さん(右) 6月21日(日)に開催した第16回あじさいまつり写真コンクールの表彰式が8月2日、美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森で行われました。 写真コンクール当日は雨天にもかかわらず、市内外から69人167点の応募があり、審査の結果、20作品が入賞しました。 美濃加茂市長賞に選ばれた市内在住の小栗禮子さんの作品は、アジサイをバックに浴衣姿の女性を撮影したものです。 審査をした(社)日本写真協会会員の山田隆夫さんは、「どの作品も感性を大切にされていました」と講評していました。 なお、このコンクールの作品は、みのかも健康の森管理棟で来年の7月まで展示しています。 入賞者は下記の皆さん(敬称略)【美濃加茂市長賞】小栗禮子(美濃加茂市) 【美濃加茂市議会議長賞】西尾千恵子(中津川市) 【美濃加茂商工会議所会頭賞】北原美代子(美濃加茂市) 【美濃加茂あじさいライオンズクラブ会長賞】西部信行(関市) 【めぐみの農業協同組合長賞】大西義人(岐阜市) 【可茂森林組合長賞】各務文子(美濃加茂市)、藤木久夫(美濃加茂市)、中辻和子(関市) 【みのかも健康の森賞】古田武久(八百津町)、佐合正義(美濃加茂市)、藤木富明(美濃加茂市)、鈴村龍祐(可児市)、三浦淳司(関市) 【努力賞】中辻義則(関市)、柴田政美(犬山市)、渡辺順次(美濃加茂市)、原田和也(愛知県扶桑町)、服田昭二(美濃加茂市)、大塚武(美濃加茂市)、山岡光彦(美濃加茂市)
2015年08月07日
美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森で8月2日、グリーンフェスタ&カーペンターが開かれ、来場者が木工教室などを楽しみました。 これは、8月8日「ぎふ山の日」の啓発とともに、自然の中で木に触れる喜びを家族で感じてもらおうと、可茂森林組合(鈴木圓次組合長) が主催し、毎年行われています。 会場では、ハンガーラックやプランターなどを作る木工教室が行われたほか、チェーンソーアート実演も行われ、来場者はチェーンソーを巧みに扱う姿を熱心に見学していました。他にも、積み木の遊び場、マグネット昆虫釣り、アルプホルンの演奏、バルーンアートコーナー、餅つき大会などさまざまな催しが行われ、来場者は自然や木の魅力を体感していました。 また、この日は会場内で「森の図書館」も開設。図書館司書や図書館ボランティアによる紙芝居や絵本の読み聞かせや森林や自然に関する本の貸し出しなども行われました。
2015年08月06日
美濃加茂市山之上町にある平成記念公園未利用地で7月5日、里山を維持管理する人材の育成を目的に「みのかも里山整備体験ツアー」が行われ、市内外から17人が参加しました。 これは、いつまでも変わらない里山の風景を残そうと美濃加茂市が進める「里山千年構想」の一環として企画したものです。 この日、参加者は同構想についての説明や里山の昔の姿と現状について説明を受けた後、可茂森林組合職員らから草刈り機と草刈り鎌の使い方を学び、実際に生い茂った雑草の草刈り作業を行いました。 その後、チェンソーを使って木を伐採する実習も行われ、参加者は道具の使い方に悪戦苦闘しながらも、真剣な眼差しで作業に取り組んでいました。 参加者からは「草を刈る作業は大変でしたが、作業の成果も分かり達成感がありました」や「草刈り機やチェンソーの操作は初めての体験でした。里山整備に興味があるのでこれからも勉強したいと思います」などといった感想が聞かれました。 このツアーは、今年度中に3回行い、今後は、間伐や除伐の体験や間伐材の活用方法などを学ぶ予定です。
2015年07月08日
▲藤井市長(右)に活動報告をする森さん(左) 皇后陛下の蚕飼育作業の助手を務めた加茂農林高校林業工学科卒業生の森翔馬さん(18歳)が6月29日、美濃加茂市役所を訪れ藤井浩人市長に活動終了の報告をしました。 森さんは4月16日から6月26日までの72日間にわたって皇居内の施設に住み込み、皇居内にある紅葉山御養蚕所で給桑や摘桑、蚕の見守りなど養蚕の助手を務めました。 この日、市役所を訪れた森さんは藤井市長に「蚕の成長に合わせた仕事だったので、作業時間が不規則だったり体力的にも大変でしたが、貴重な体験をさせていただきました」と報告。藤井市長は、「この経験を大切にしていってください。これからの活躍も期待しています」とねぎらいました。
2015年07月01日
美濃加茂市山之上町にある日本昭和村で5月31日、県内の市町村が丸太をリレー形式で運ぶ「100年の森づくりリレー」が行われ、大小2本の丸太を引き継ぎました。 これは、今年の10月に揖斐川町で開催される第39回全国育樹祭に向け、県民へのPRと豊かな森づくりへの意識高揚を図ろうと行われたものです。 この日行われた式典で、南山宗之坂祝町長から丸太の立札を受け取った藤井浩人美濃加茂市長は「県民挙げて育樹祭を盛り上げ、森林を生かした自然との共生を次の世代へ引き継いでいきたい」とあいさつ。市の木である「むく」の苗木を県への引き渡しを行ったほか、森林事業などに携わる人による「森づくり宣言」、加茂野町こども太鼓団若獅子太鼓とみのかもアルプホルンクラブの演奏などが行われた後、同園内で丸太を載せた2台の台車を引き回しました。 この丸太は、今後、東白川村、白川町、富加町の順でリレーされ、育樹祭会場の揖斐川町へ引き継がれます。
2015年06月02日
美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森で4月26日、アベマキの木を使ったシイタケの菌打ち体験が行われました。 これは、里山の資源の活用する「里山千年構想」の一環で、同町付近に多く生えているアベマキを原木に、三和町のシイタケの生産を研究するもので、市職員などで組織する里山再生プロジェクトチームと地元田畑地区のボランティアの皆さんで計画しました。 参加者からは「シイタケの作り方を初めて知りました」、「どのように大きくなるか楽しみですね」などと感想を話していました。 この原木は、みのかも健康の森で管理され、約1年6カ月後にシイタケができる見込みで、地元の人も「特産品として生産できるといいですね」と思いをはせていました。
2015年04月30日
美濃加茂市の特産「山之上の梨」の果樹園が広がる山之上町地内で、真っ白な梨の花が満開となっています。 4月は梨の花期で、葉の展開とともに5枚の白い花弁からなる花を付け、生産者たちは毎年この時期、春の変動しやすい天候を見極めながら、ぼんてんと呼ばれるはけを使った人工の授粉作業や花を間引きする作業に追われます。 満開となった山之上町地内では、高台から見下ろすとあたり一面、花のじゅうたんのような光景が広がり、道行く人たちの目を楽しませていました。 見ごろは、梨の品種によっても変わりますが、今月の20日ごろまで楽しめるということです。
2015年04月17日
美濃加茂市太田町にある生涯学習センターで2月20日、岐阜大学と農業生産法人FRUSIC(渡辺祥二 代表取締役)、美濃加茂市が共同で行っているヤギの放牧による緑地再生に向けた研究の実績報告会を行いました。 ヤギの放牧は、荒廃地などの除草方法としてコスト面や環境面などから注目されています。今回の報告会は、ヤギの放牧を緑地や里山の再生につなげられるかを一昨年から研究してきた成果を報告したものです。 そのうち、同大学の八代田真人准教授と研究室生からの報告では、ヤギを放牧した際の除草の様子やヤギの健康面、放置竹林への対策などの視点から研究の成果を発表。ヤギは、背丈より小さいものであれば葉を食べることから、竹の繁茂を抑えることも期待できることを報告しました。 また、FRUSICの渡辺さんからは、ヤギの窃盗事件が全国的にもニュースに取り上げられたことを挙げながら、ヤギの放牧が注目されていることを話した上で「話題だけでなく、事業として成り立たせるための対策が必要」と民間企業からの視点を踏まえた提案がありました。 会場に訪れた市民ら約70人は、それぞれの報告をメモしながら熱心に聞き入っていました。 また、会場内では加茂農林高校が、ヤギのふんを利用して栽培したサツマイモで作ったスイートポテトが配られ商品化に向けたアンケートも行われました。
2015年02月27日
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で2月14日、地産地消と地域農業の活性化をテーマに農政講演会が開かれ、農業委員など農業関係者ら約40人が参加しました。 この日は、元NHK解説委員で経済ジャーナリストの加倉井弘さんを講師に迎え、地産地消とこれからの農業のあり方について他市町村の取り組みを紹介しながら講演を行いました。 加倉井さんは「外国から農産物の輸入が増える中で日本の農業が生き残るためには、安心安全な農産物を生産することが重要」と参加者に語りかけ、参加者らは熱心に耳を傾けていました。
2015年02月21日
▲写真は、左から川合さん(代理)、堀部さん、納土さん、日江井さん、坂井さん 美濃加茂市太田町にあるシティホテル美濃加茂で1月16日、美濃加茂市特産の高級干し柿「堂上蜂屋柿」の品評会が開催され、納土洋一さん(蜂屋町・66歳)が岐阜県知事賞に輝きました。 美濃加茂市堂上蜂屋柿振興会(三輪宣彦会長・会員72人)の会員が、一箱に3個の蜂屋柿を詰めたセットを50点出品し、堂上蜂屋柿の特色である色や形、粉のふき具合のほか、風格、糖度などの審査を行いました。 最初に、同振興会長の三輪さんが「今年度は、天候が不順で堂上蜂屋柿の出来栄えに不安がありましたが、出展された作品はどれも素晴らしく安心しました」とあいさつ。その後、表彰式が行われました。 今回、岐阜県知事賞を受賞した納土さんは「今年度は大きな柿ができ、また天日干しも上手くできました。これからも品質を向上できるよう勉強していきたい」と話していました。入賞は、次の皆さんです(敬称略)。○岐阜県知事賞 納土洋一○美濃加茂市長賞 日江井康隆○めぐみの農業協同組合長賞 堀部庫市○美濃加茂市議会議長賞 川合正嗣 ○美濃加茂市観光協会長賞 坂井道夫○佳作 美濃和吉章 村瀬正樹 堀部時夫 川合廣明 JA加工所
2015年01月19日
美濃加茂市牧野地内で11月3日、岐阜県と美濃加茂市農業再生協議会などが耕作放棄地の除草作業を行いました。 この活動は、耕作を放棄した土地が近隣の農作物へ悪影響を与えることから、県と岐阜県農業再生協議会が11月を「農地イキイキ再生週間」に設定して耕作放棄地の解消を呼び掛けるために平成21年度から行っているもの。 今年は、県営一般農道が来年3月末に開通が予定されている同地区を対象に実施。市農業再生協議会のメンバーや地元の農家など23人が参加して約0.7ヘクタールの耕作放棄地の除草を3時間ほどかけて行いました。 参加した農家からは、「農地が荒れると近くの農地に悪い影響が出て景観も悪くなるので、土地の所有者は常に管理をしてほしい」と話していました。
2014年11月07日
美濃加茂市山之上町にあるみのかも健康の森で8月3日、グリーンフェスタ&カーペンターが開かれ、来場者が木工教室などを楽しみました。 これは可茂森林組合(鈴木圓次組合長) が主催し、8月8日「ぎふ山の日」の啓発とともに、自然の中で木に触れる喜びを家族で感じてもらうことを目的に、毎年行われています。 会場では、万能テーブルやミニトレイを作る木工教室が行われ、親子が同組合のアドバイスを受けながら組み立てていました。また、チェーンソーアートによる市制60周年記念作品の制作も行われ、来場者はチェーンソーを巧みに扱う姿を熱心に見学していました。▲チェーンソーアートの制作も見学できました その他にも、積み木の遊び場、マグネット昆虫釣り、アルプホルンの演奏、バルーンアートコーナー、餅つき大会などさまざまな催しが行われ、来場者はイベントを楽しんでいました。 鈴木組合長は、「日本は古くから木の文化があります。最近は、木を触れる機会も減っているので、このイベントを通じて木に触れるきっかけになればいいですね」と話していました。
2014年08月06日
▲左から安江さん、海老副市長 皇后陛下の蚕飼育作業の助手を務めた加茂農林高校林業工学科卒業生の安江賢人さん(18歳)が6月26日、美濃加茂市役所を訪れ海老和允副市長に活動終了の報告をしました。 安江さんは4月16日から6月25日までの71日間にわたって皇居内の施設に住み込み、皇居内にある紅葉山御養蚕所で給桑や摘桑、蚕の見守りなど養蚕の助手を務めました。 美濃加茂市役所を訪れた安江さんは、海老副市長に「養蚕についていろいろと勉強できました。作業時間が不規則だったり体力を使う作業があって大変なこともありましたが、活動を振り返ると貴重な体験ができたと思っています」と報告しました。 海老副市長は、「今回の活動は誰でもできるものではありません。この貴重な体験をこれからの生活や仕事に役立ててほしい」とねぎらいました。
2014年07月01日
▲雑草を食べるヤギさん 美濃加茂市は、公共用地の除草作業にかかる費用を削減しようと、市内の中部台さくら広場調整池周辺に生えている草をヤギに食べてもらう取り組みを4月18日から始めました。 これは、公共用地のうち斜面になっていて、人による除草が困難な場所について、ヤギによる除草作業を行っているもので、今年で3年目。 この作業は、4月から10月までの週2、3回、午前9時から午後4時ごろまで行っています。初日となったこの日、約40頭のヤギは早速斜面いっぱいに広がった雑草を食べていました。 市から作業を請け負っている農業生産法人有限会社FRUSIC(フルージック)の渡辺祥二代表は、「除草作業の準備をしているときに、近くに住む人から『今年はいつから始まるの?』と訪ねられたり、『ヤギさん』とさん付けで呼んでくれたりします。除草場所のゴミなどのポイ捨ても激減しているので、この取り組みが定着していることの現れでは、と思っています。」と話していました。 散歩で広場にやってきた市民も「ひさしぶりに見れて心が和みます」と話しながら、ヤギの様子を見守っていました。ヤギの出勤情報は、http://www.city.minokamo.gifu.jp/upfile_new/hp/16/20140416115851/2014年除草ヤギさん出勤カレンダー.pdfをご覧ください。▲産まれたばかりの子ヤギさんも「いつかは…」と思っているのかな?
2014年04月18日
▲左から安江さん、藤井市長 皇居にある紅葉山御養蚕所で、蚕の飼育をする養蚕助手に選ばれた加茂農林高等学校卒業生の安江賢人さん(18歳)が4月15日、美濃加茂市役所を訪れ藤井浩人市長に活動参加への決意などを話しました。 安江さんは、今年3月に同高校を卒業し、現在は敷島製パン株式会社犬山工場に勤めています。養蚕助手は4月16日から6月26日までの72日間の日程で、御養蚕所で皇后陛下の蚕飼育作業のお手伝いをします。 安江さんは、「今回選ばれたことは大変名誉なことで、家族や高校の先生の指導や支援、職場の皆さんの理解があってこその活動参加になります。学校やこれまで参加された先輩に恥じないようしっかり活動に励みたいと思います」と決意を述べました。 また、同席した浅野靖夫加茂農林高等学校校長は、「養蚕助手は全国から4人の農業高校卒業生の男性が選ばれますが、本校からは平成3年から24年連続で選ばれていて、全国の農林高校では唯一のことです。後輩への励みにもなるので頑張ってほしいです。」と話しました。 藤井市長は、「今回の活動はとても貴重なものになると思います。これからの人生に生かせるようないい経験になると良いですね」とエールを送りました。
2014年04月15日
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で2月6日、今年は農業の魅力を再認識してもらおうと美濃加茂市農政講演会が開かれ、農業委員など農業関係者ら約40人が参加しました。 NPO法人「農と自然の研究所」代表理事の宇根豊さんを講師に迎え、「農業主と商業主の連携を図る」と題して農業と自然環境、また商業、工業との連携を視野に入れた新しい農業の魅力について講演を行いました。 宇根さんは「食べ物の価値は、食べ物の外部にも広がっています。新しい農業政策には消費者の協力が必要」と参加者に語りかけました。
2014年02月13日
●写真は、左から、堀部さん、村瀬さん、日江井さん、JA加工所、水谷さん 美濃加茂市特産の高級干し柿「堂上蜂屋柿」の品評会が1月16日、美濃加茂市太田町にあるシティホテル美濃加茂で開催され、堀部庫市さん(蜂屋町・84歳)が知事賞(金賞)に輝きました。 堂上蜂屋柿振興会(三和宣彦会長・会員71人)の会員が、一箱に3個の蜂屋柿を詰めたセットを52点出品し、堂上蜂屋柿の特色である色や形、粉のふき具合のほか、風格などの審査を行いました。 最初に、堂上蜂屋柿振興会長の三輪さんが「今年の蜂屋柿につきましては、天候の影響で若干生柿の生産が少ないということで心配しましたが、出荷数は前年並みということで、大変喜ばしいことです」とあいさつ。その後、銅賞以上の受賞者5人の表彰式が行われました。 知事賞(金賞)を受賞した堀部さんは「金賞受賞は大変栄誉なことで、とてもうれしいです。蜂屋柿作りを丁寧にやってきた成果だと思う。これからも消費者に喜んでいただける蜂屋柿を作り続けていきたい。また、多くの後継者が育ち、この伝統がずっと続いて行ってほしい」などと受賞の喜びを話してくれました。●入賞者は次の皆さんです。・金賞(岐阜県知事賞) 堀部 庫市さん・銀賞(美濃加茂市長賞) 村瀬 正樹さん (めぐみの農業協同組合長賞) 日江井 康隆さん・銅賞(美濃加茂市議会議長賞) JA加工所 (美濃加茂市観光協会長賞) 水谷 尊さん・佳作 吉田忠司さん/堀部辰二さん/坂井道夫さん/川合廣明さん/堀部英敏さん
2014年01月20日
美濃加茂市の蜂屋町で伝統の高級干し柿「堂上蜂屋柿」づくりが最盛期を迎えています。 大ぶりの果実で上品な味わいが特徴の堂上蜂屋柿は、平安時代から朝廷や歴代将軍に献上され、徳川家康も味わったと伝えられています。 この時期、振興会(三輪宣彦会長)加入の71件の農家では、家族総出で手入れに忙しく、12月16日、振興会員の同市蜂屋町中蜂屋・岸恒夫さん(61歳)宅を訪れると、庭に置かれたやぐらにはあめ色に白い粉のふいた柿がずらりと並べられ、ワラで作った「ニゴボウキ」で表面に細かい傷を付けて糖分を浮き出させる作業の真っ盛りでした。 作業は、11月の中旬ころから天日干しを始め、寒風にさらすと甘みがぐっと増すこともあり、今日16日から順に出荷。岸さんは「今年は、天候の加減か少し小ぶりで数も少し少ない。けれども、今年も甘く上品な味に仕上がりそうです」と話していました。
2013年12月20日
▲写真左から藤井市長、JAめぐみの 大矢純明課長、三輪さん、JAめぐみの 渡辺隼人係長 美濃加茂市堂上蜂屋柿振興会(三輪宣彦 会長)の関係者ら3人が11月28日、美濃加茂市役所を訪れ、第43回日本農業賞の県代表に選ばれたことを藤井浩人市長に報告しました。 これは、意欲的に経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展に貢献する農業経営者、集団組織を表彰するもの。同会は、伝統があり、特産品を守りながら、JAめぐみのや行政と一体となったブランド化への積極的な取り組みや、新たな担い手を確保する新規栽培者育成講座「柿塾」の開講などの活動が評価され、集団組織の部で県代表に選ばれました。 この日は、同会長の三輪宣彦さんが藤井市長に「岐阜県でトップということで、全国の場に出ることができました。ご支援などご協力いただきありがとうございました」と報告。 藤井市長は「市を代表する特産物であり、市も支援していきますが、今後も安定した供給をお願いしたいです」と話しました。 なお同会は、今回県代表に選ばれたことで、全国審査を受けることになり、結果は2月上旬までに発表される予定です。
2013年12月03日
地元で生産されたものを地元で消費する「地産地消」を通して、生産者と消費者が交流し理解し合いながら、地域の資源や産業を再認識することを目的とした「栗ざんまい講座」が9月28日、美濃加茂市蜂屋町にある下東公民館で開かれました。 今回の講座には、市内の親子7組24人が参加。はじめに、蜂屋町で農業を営んでいるぶんぶんファームの坂井文好さん(56歳)から、岐阜県は全国4位の栗の出荷量を誇る県であることなど、この地域の栗栽培の状況を聞き、その後、公民館近くにある坂井さんの栗畑で栗の収穫体験をしました。 参加者は公民館に戻ると、あらかじめ収穫していた栗を使って栗きんとん作りを体験。作りたての自作栗きんとんと市販されている栗きんとんを食べ比べたり、あらかじめ用意してあった栗ご飯を食べたりして秋の味覚を堪能しました。 参加者は、「とても暑かったけど、家族と栗拾いを楽しめよかった」や「栗の知識が深まり、勉強になった」などと感想を話していました。
2013年10月02日
美濃加茂市太田町にある(社)美濃加茂市シルバー人材センター(坂上京太郎 理事長)が9月17日から20日の4日間、イネ科の植物であるマコモタケの栽培と調理について学ぶ農業支援講習会を行いました。 これは、今年度新規に実施する事業で同センター会員らが講師となり、県内に住む就労意欲のある55歳以上の人を対象に実習を交えた講習を行うもの。参加者が農業への興味を持ち、マコモタケの栽培、管理基礎知識を学び、就労技能を取得することを目的としています。 マコモタケは秋に収穫でき、タケノコに似た食感で、ほのかな甘み、くせがないことが特徴。煮たり、炒めたり、揚げたり加熱すると甘みや香りが増すなどいろいろな調理方法で食べらます。 18日の講習会では14人が参加し、同センターが6人を雇用し今年から管理しているマコモタケの栽培農場を見学。この農場は約900平米あり、約8、000本のマコモタケが収穫できる見込みです。 参加者らは農場を見学しながら、根本が地面に近いため除草剤は使わないで育てることや、水温は自然な状態で特に調整する必要はないことなど、マコモタケを栽培する上でのポイントを真剣な表情で耳を傾けていました。 同センター事務局長の山田浩平さん(69歳)は、「機械をあまり使わない農作業のため、高齢者に合っている。山間部の荒廃した農地の有効利用にもつながるため、これからぜひ普及させていきたい」と話していました。
2013年09月20日
岐阜県内有数のナシ産地である美濃加茂市山之上町で、観光果樹園のナシ狩りがオープンしました。初日の8月16日は、オープンを待ち兼ねたように家族連れらが来園し、みずみずしい「幸水」という品種のナシに舌鼓を打ちました。 ナシ栽培が盛んな同町では5軒が観光果樹園を行い、近くにある山之上果実農協で受け付けをすると、その日の最も良い場所を紹介してもらえます。 この日、ナシ狩りを楽しんでいた富加町から来園した4人家族は「みずみずしくて甘い」「3つ食べたけど、まだ食べられる」などと話してくれました。 山之上果実農協によると、昨年より大粒で、味はみずみずしく、すっきりした甘さが特徴となっているそうです。 ナシ狩りは10月14日(祝)まで行われ、この時期は「幸水」、9月上旬からは「二十世紀」の収穫が楽しめます。入場料は大人(中学生以上)1,000円、小人(小学生)800円、幼児(3歳以上)600円、いずれも食べ放題となっています。
2013年08月19日
家族で取り組む農業経営について明文化した家族経営協定の調印式が7月29日、美濃加茂市山之上町にある鹿野光正さんが営む鹿野農園直売所で行われ、同市4例目となる家族経営協定を締結しました。 同協定は家族で取り組む農業経営について経営方針や経営目標、一人一人の役割、就業条件などについて明文化を図るもの。同協定を締結することで認定農業者の共同申請や農業者年金の保険料助成、農地あっせんの優先、資金借り入れの制度的なメリットがあります。 この日、締結したのは、梨や柿の果樹園を営んでいる鹿野光正さん(60歳)と息子の裕介さん(28歳)の親子で、「家族仲良く笑顔で頑張ろう」をモットーに、家族がゆとりある農業経営の確立と健康で明るい農業を行うことを目指しています。 協定書への署名、調印を終えて鹿野光正さんは「これを機に親子でより励み、楽しく明るい暮らしができる農業をしていきたいです」と抱負を話しました。 同市の渡辺文喜 産業建設部次長と可茂農林事務所の渡辺宏己 農業普及課長が調印に立ち会い、渡辺次長は「家族経営協定は次のステップに進み、農業を活性化させるため重要だと考えています。市もバックアップしていきますので、見本となるように頑張っていただけたらと思います」と激励しました。
2013年08月05日
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で2月6日、美濃加茂市農政講演会が開かれ、農業委員など農業関係者ら50人が参加しました。 農業の活性化を目的に、市が毎年企画しているもので、今年は農業の魅力を再認識してもらおうと広報紙でPRするなど一般市民の参加も募っています。 フリーアナウンサーでエッセイストの小谷あゆみさんを講師に迎え、「喜び!感動!のある農業」と題して講演を行いました。 講演会では、番組企画をきっかけに始めた東京での区民農園の体験や、その後、家庭菜園が趣味となりベジアナ(ベジタルアナウンサー)として活動している話など、生産者とは別の視点で喜びや感動したことなど農業の魅力について話しました。堂上蜂屋柿などを例に「歴史や連携、農産物ができるまでの物語」の大切さに触れ、「感動を与える物語とともに生産者の顔が見える農産品づくりがこれからは必要ではないか」と語りました。 また、講演会の前に、意欲と能力のあるプロの農業者の育成を目指した認定農業者に山之上町の佐口誠さんが新たに加わり、伊藤誠一産業建設部長から認定書が手渡されました。
2013年02月08日
美濃加茂市特産の高級干し柿「堂上蜂屋柿」の品評会が1月16日、美濃加茂市太田町にあるシティホテル美濃加茂で開催され、納土洋一さん(蜂屋町・64歳)が金賞(知事賞)に輝きました。 堂上蜂屋柿振興会(日江井康隆会長・会員68人)の会員が、一箱に3個の堂上蜂屋柿を詰めたセットを60点出品し、堂上蜂屋柿の特色である色や形、粉のふき具合のほか、風格などの審査を行いました。 最初に、堂上蜂屋柿振興会長の日江井さんが「天候の影響で柿の生育が遅れ、出荷の時期が例年に比べて遅れましたが、素晴らしい柿が今年もできました。これからも今回の品評会に出されたような素晴らしい柿、納得のいく柿を作っていただきたいと思います。また将来にこの堂上蜂屋柿づくりを引き継いでいけるよう、多くの皆さんと協力して振興会を発展させていきたいと思います」とあいさつ。その後、銅賞以上の受賞者5人の表彰式が行われました。 金賞を受賞した納土洋一さんは「今年は7,000個の柿を作りました。雨の中での作業などもあり、手がしもやけになることもありましたが、一生懸命作りました。これからも、堂上蜂屋柿のブランドを守るため柿づくりを続けていきたいです」などと受賞の喜びを話してくれました。●入賞者は次の皆さんです。・金賞(岐阜県知事賞) 納土 洋一さん・銀賞(美濃加茂市長賞) 村瀬 省吾さん (めぐみの農業協同組合長賞) 水谷 尊さん・銅賞(美濃加茂市議会議長賞) 堀部 士郎さん (美濃加茂市観光協会長賞) 春見 糸枝さん・佳作 酒向 茂さん/木村 愛子さん/小原 修さん/川合 勇さん/JA加工所さん●写真は、左から、納土さん、村瀬さん、水谷さん、堀部さん、春見さんの順です。
2013年01月17日
美濃加茂市の蜂屋町で伝統の高級干し柿「堂上蜂屋柿」づくりが最盛期を迎えています。 大ぶりの果実で上品な味わいが特徴の堂上蜂屋柿は、平安時代から朝廷や歴代将軍に献上され、徳川家康も味わったと伝えられています。 この時期、振興会(日江井康隆会長)加入の70件の農家では、家族総出で手入れに忙しく、12月18日、振興会員の同市蜂屋町伊瀬・堀部士郎さん(67歳)宅を訪れると、倉庫2階のベランダに置かれたやぐらにはあめ色の柿がずらりと並べられ、ワラで作った「ニゴボウキ」で表面に細かい傷を付けて糖分を浮き出させる作業の真っ盛りでした。 作業は、11月の終わりころから天日干しをはじめ、寒風にさらすと甘みがぐっと増すこともあり、今月17日から順に出荷。堀部さんは「今年は、天候の加減かサイズも大きく数も多い。その分乾きが例年より少し遅れている。今年も、甘く上品な味に仕上がりそうです」と話していました。
2012年12月20日
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で11月25日、採れたての地元野菜を使った料理作りを楽しもうと、若手農業者グループの「みのかもファーマーズ倶楽部」が「秋の収穫祭」を開催し、親子連れの市民ら約70人が参加しました。 最初に、みのかもファーマーズ倶楽部会長の春見秀則さんが「今日は地元の野菜を知ってもらいたい。料理を一緒に作り、いただきますと言う意味を感じて食べましょう」とあいさつ。 続いて、日本各地で食のまちおこしを「minokamo」という名で活動している料理家の長尾明子さんや文化の森で講座を開いている「伝承料理の会」の皆さん、お菓子作りが得意な後藤希さんたちの指導で料理作りが始まりました。 参加者は、「蜂屋豚の春菊ハンバーグ」や「大根皮とほうれん草のごまあえ」、「白菜と柿のマリネ」など7品を作るほか、薪を使って釜で新米を炊いたり、サツマイモのあんを米粉などで作った皮で包み、溶いたコーヒーで絵を描いた「さつまいものにこにこまんじゅう」を作ったりしました。 お母さんとカマドでのご飯炊きに挑戦した日比野遥ちゃん(2歳・下米田町)は「上手に空気を入れることができた」とハンバーグを作った森はるとくん(6歳・深田町)は「ハート型やドーナツ型も作って楽しかった」などと喜んでいました。
2012年11月30日
岐阜県内有数のナシ産地である美濃加茂市山之上町で、観光果樹園のナシ狩りがオープンしました。初日の8月16日は、オープンを待ち兼ねたように家族連れらが来園し、みずみずしい「幸水」という品種のナシに舌鼓を打ちました。 ナシ栽培が盛んな同町では6軒が観光果樹園を行い、近くにある山之上果実農協で受け付けをすると、その日の最も良い場所を紹介してもらえます。 この日、ナシ狩りを楽しんでいた愛知県豊橋市と豊川市から来園した親戚の4家族12人は「みずみずしくて甘い」「3つぐらい食べたけど、もう少し食べられそう」などと話してくれました。 山之上果実農協によると、昨年よりできがよく豊作。普通サイズですが味はみずみずしさと甘さが凝縮されているそうです。 ナシ狩りは10月8日(祝)まで行われ、この時期は「幸水」、9月上旬からは「二十世紀」の収穫が楽しめます。入場料は大人(中学生以上)1,000円、小人(小学生)800円、幼児(3歳以上)600円、いずれも食べ放題となっています。
2012年08月17日
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