Public opinion

私の元カノは 脳脊髄液減少症 でした

夜中に頭痛が酷くて泣きながら


痛い・・・・

痛い・・・・・

痛い・・・・・

もう死にたい・・・・・・・

もう、いやや

夜中に悲痛な叫びで電話がかかってくることが度々あった

彼女は 交通事故 で信号待ちで追突されて脳脊髄液減少症になった

椎間板ヘルニアやむち打ちよりももっと重くて治らない

脳脊髄液減少症 （のうせきずいえきげんしょうしょう）とは、

脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少し、

頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠など様々な症状を呈する疾患

脳は髄液によって満たされていて、少ないと脳が下がる

その髄液は脊椎で作られる為、

脊椎が損傷していると髄液が漏れて脳に供給出来ない

気圧が低いと元々少ない髄液が余計に足りなくなり脳が下がる

天気が悪いと激痛が走り、起きることすら不可能


そして病気として、

交通事故で受傷したという診断書をなかなか書いてくれない

だから、 保険会社が逃げてしまう

治療費の支払いは半年くらい経過すると途絶えた

あとは全部自分持ち

でも働けないから親と同居で寝たきりが続いている

もう４０歳は超えているのに、親も高齢

僕は出来るだけのことはしたけど

彼女の方から別れ話があった

だいぶ前に 音信不通 になった

連絡は出来ないけど、たぶん治っていないと思う

あれから数年が経過し、

脳脊髄液減少症はガイドラインの制定により多くの医療機関で診断が可能となった

脳脊髄液減少症に対するブラッドパッチは

2016年4月から保険適応となった

でも彼女には

ブラッドパッチが効かない

拒絶反応 を起こしてしまう

世界にもブラッドパッチが効かない人々が大勢いると思うが、他の治療法が確立されていない

ブラッドパッチ療法で約7割が改善とされているが、

残りの３割の人々はどうなるの？

今も彼女の悲痛な叫び声が耳に残っている

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◆◆小児・若年者の起立性頭痛と脳脊髄液減少症 / 中川紀充／編著 小林修一／〔ほか〕著 / 金芳堂 ​

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