待ちに待った審判がおりた。
書留で私といも(旦那)にそれぞれ一通ずつ。
休日で朝寝坊していたのに
目がパッチリとさめた。
逸る気持ちを抑えられず封筒をびりびりに破いて
中を見る。
主文 ぷー太を申し立て両名の特別養子とする。
涙がおさえられない。
どんなに審判がおりるのを待っていたことか。
特別養子縁組は申し立てしても必ず審判がおりるものではないのだ。
却下されたりすることもめずらしくない。
会からも児童相談所からも まぐさんの家はまず問題ないからと
言われてはいたけど
やはり不安じゃなかったわけではなかった。
奇しくも審判書がきたのは 私たちの結婚記念日で
去年ぷー太を迎え 転入届をだしたのもこの日だった。
審判書がくるまで私は審判書というのは
一枚の紙に決まったことが書かれてくるのだと
なんとなくイメージで思っていたのだけど
実際は 申し立て人や事件本人、主文 理由と
裁判判決書のようになっていた。
そこには私たちが子どもを迎えるにいたった理由やいきさつ、
産みのお母さんが子どもを手放したいきさつが
書かれていた。
これから2週間 即時抗告の期間になる。
即時抗告というのは この判決に不服申し立てのある者は
この2週間の間に申し立てができるものだ。
何もなければ 確定書が送られてくる。
そしたらついに入籍できるだ。
この待っている2週間の間に必要書類を
そろえておかないといけない。
まずは「特別養子縁組届け」
これは市役所にもらいにいった。
特別養子縁組届けを欲しいと受け付けで言うと
職員の方はなにやら中でボソボソと相談を始め
横のほうの席に呼ばれた。
市でも特別養子縁組はめずらしく
年に1件もないそうだ。
手続きの仕方を詳しく教えてもらい帰った。
あとは2週間ドキドキで待つことになるのだった。
特別養子縁組確定
特別養子縁組の審判が下ってから
即時抗告の期間を待機し、
よやく確定がくだった。
散歩に行こうかなぁ~と家を出て
何気に郵便ポストをみたら通知がきていた。
急遽散歩は取りやめ(^^;)
前もって書類は揃えていたので
その足で市役所に向かった。
大慌てだった。
前に市役所では話をしていたので
手続きは簡単に済んだ。
担当の係りの人が実は
特別養子縁組を取り扱ったのは初めてだったと
話してくれた。そんなに珍しいのか。
戸籍謄本は当日は出来ないので
その日はとりあえず住民票だけとった。
以前は苗字は産みのお母さんの名前で
私たちとの続柄は 同居だったのだが
名前は私たちの苗字に変わり、
続柄は 「子」 となっている。
住民票をみながら涙がでた。
そしてニヤニヤとも笑った。
きっと周りからみたらかなり気味が悪い光景だっただろう(--=)
夜はお赤飯を炊いた。
いも(旦那)が帰ってきて住民票を
ジャジャーン!と見せびらかした(笑)
気をよくした いも(旦那)はその日
何回でも ぷー太のせがむお馬さんをしてあげた。
パカパン パカパン♪
2日後 戸籍謄本ができた。
[父:いも]
[母:まぐ]
[続柄:長男]
ぷー太と出会えてから1年と少し、、
長かった、、
もう手放す心配はいらないんだね(><。)
ぷー太 私たちの大切な子。