秋の夜長に・・・何だか寝付かれない・・・

こんな日には、ふと日記を書いていると何だか気分が落ち着いてくる気がする。

毎日生きていると、それが当たり前の様になっていて、

明日の自分がどうであるかなって考えたこともない・・・

いつものように、朝が来て、日中働いて、夜が来るとまた眠りに付く

毎日これの繰り返しだけど・・・

先日、私の身の回りで起きた出来事に・・・色々考えさせられました。

今の会社に勤め始めて・・・早や3ヶ月の月日が経ちました。

今やっている仕事にもようやく慣れ始めた頃です。

そんな私の目の前のデスクに、勤続10年以上にもなる上司がいます。

彼女とは部署は違うものの・・・同じ管轄の仕事をしているので

仕事をする上で、常に関わりがあるのですが・・・

そんな上司は、常に厳しく口うるさく私に指導してきます。

新人であるので、いたし方ないのですが・・・少々、嫌気が差していた頃なんですねっ(-_-;)

今思えば、そんな上司はここ1ヶ月いつになくイライラし我武者羅に仕事をしていた様にも思える。

ある仕事上のトラブルからギクシャクしていたんです。

3ヶ月とはいえ、まだ親しい間柄でもなく・・・

仕事の付き合いで話す程度だったんだけど・・・

そんな彼女が、ふと私に話しかけてきました。

「子供のことで色々お金かかるよねっ」・・・っていう他愛のない話から始まったです。

小学校は義務教育なのでさほどではないものの・・・

「高校、大学っていうくと年間何百万ってお金がかかるんだよ」って話になって

彼女は「私、ここの仕事終ってから・・・そこの寿司屋でバイトしてるんだ」と・・・

「うちの旦那、働けないからさぁ～」

何だか事情は良く分からないけど・・・大変なんだなぁ～と思った。

更に、こみっいった事を私に話してきた。

「透析打ってるんだよねっ」

「心臓何時止まるか分かんないんだよぉ～」

「止まっちゃったら、止まっちゃったらだし・・・」と彼女は笑いながら私に話して来たんです。

そんな深刻な話・・・

ホントだったら冗談ぽくいう訳ないよなぁ～と思って・・・

「そんな、なんで笑ってられんですかぁ～」と・・・半信半疑のまま言い返しました。

そして、土日連休の後、月曜の朝から彼女は会社に来なくなった。

1週間くらい休むと・・・

誰もその理由を知るものは居なかった。

インフルエンザで休んでるらしいという事で話は収まった。

心の中で、そうなのかなぁ～って思う反面・・・

わたしは先日彼女は冗談交じりに話した言葉が、やけに引っかかって仕方なかったんです。

そして、1週間経って・・・復帰してきた彼女はいつもと何だか違った。

心なし元気がなかった。

そして、お昼休みに同じ部署の数人だけは、その理由を知っていた様で・・・

2人だけでひそひそ話をしている声が漏れてきた。

分からない人にはサッパリ分からない話なのですが・・・

ただ自分は、なんとなく事の大事を知っていたので・・・その状況を察することが出来ました。

言葉にはしないものの・・・

「いつ何が起きるか分からないから・・・」とか

「しばらく大変だろうねぇ～」とか

その言葉で、十分理解できたのです。

先日、彼女が冗談交じりに言った言葉は・・・

どうにも抑えきれない・・・

恐怖と不安と悲しみだったに違いなく・・・

ただそれから逃れたいまま・・・我武者羅に働いて・・・

いつになくイライラしていたのも・・・

「疲れてんだよっ」・・・て怒鳴っていたのも・・・

そして、まだ会って日の浅いわたしに話した真実は・・・

ふと、漏らした彼女の弱音だったのだろうか・・・。

明日の自分はどうなっているかなんて分からない・・・。

だからこそ、1日1日を大事に生きなきゃいけないなって・・・

そんな時に気付かされるんだなぁ～と

彼女が誰にも知られたくないんで隠しているのなら・・・

そのまま知らないフリをしてあげようと思った。

皆さん・・・いま、悔いなく生きていますか？！