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USM1さん今年の「ニューイヤーオペラコンサート」に名メゾソプラノ・フィオレンツァ・コッソットが出演した。
彼女は、随分昔藤原歌劇団の「トロヴァトーレ」でアズチェーナを演じていた。
歌ももちろんだけれど、最後の「かたきを討ったよ、母さん」の時の表情のすごかったこと。
忘れられない。五十嵐喜芳先生が「闘志むき出し」って言っていたけれど、そうだわ。
マンリーコもルーナ伯爵も立派な歌唱だったけれど、僕にとってはコッソットが強烈だった。
あれから20年くらい経ったんじゃないかなあ。あの時でもベテランだと思ったけれど、
まだ歌っていたんだ。かなりのお年だけれど、歌い出すともうすごいこと、すごいこと。
声はさすがに往年の輝きはないけれど、それでも立派。
何よりもすごいのはドラマの中に徹底的に没入していく集中力、燃焼度の高さ。
アズチェーナのアリアだったけれど、完全になりきっているんだよね。
あれこそが芸格の高さと言うだろうか。天性の才能に加えて、さぞかし努力したんだろうな。
最近、年のせいか、声の衰えを気にしてしょげていたけれど、もうやめた。
コッソットを見ていたら恥ずかしくなった。努力あるのみ。