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2006年03月19日
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昨日の日記

日本の仕事にかかわるにせよ、米国の仕事を続けるにせよ、私は今やってる、「IT業務アウトソーシング」の仕事を、自分の天職にしたいと考えています。

天職とは何か?・・・「この人にして、この仕事あり!」と、自他ともに認めるような仕事。「神様が、彼(彼女)にこの仕事を与え給うた」と思えるほど、その人の性格や価値観、能力とマッチする仕事・・・といえば、当たらずとも遠からずでしょうか。

私の場合、「転職」は何度も経験してきましたが、まだ自分の「天職」を見つけられません。いや、「天職」を見つけられた人は、例外中の例外で、世の中の大部分の人は、自分の個性に合うとは思えない仕事を、生活のために、仕方なくやっていることと思います。

私自身も、これまで9年間やってきたITエンジニアという仕事が、本当に自分のやりたい仕事なんだろうかと、心のどこかで疑問を持ちながら、でも生活のために続けてきました。でも幸いなことに、ここ大連でたまたま関わることになった「IT業務アウトソーシング」の仕事が、自分の天職になる日も近いような気がします。

そもそも、「IT業務アウトソーシング」ってどんな仕事でしょう?一言でいえば、ITや通信テクノロジーを使って、日本や米国など、高賃金の国の人がやってる仕事を、インドや中国など、低賃金の国に持ってきて、現地の人にやってもらうのが「アウトソーシング」なんですが、それがうまくいくように、いろいろお膳立てをしたり、「現地の人」に混じって、先頭に立って働いたりするのが、主な仕事内容です。

分かりやすい例が、コールセンター(顧客向けの電話窓口)でしょう。例えば、アメリカ人がクレジットカードの払い込みのことで、コールセンターに電話する。その電話口に出るのは、地球の反対側にいるインド人のオペレーターだったりする・・・。いま日本の各企業も、コールセンターを労賃の安い中国、特に大連にどんどん移転しています。余談ですが、あの「ライブドア」のコールセンターも、大連にあります。

昨今のアウトソーシングは、簡単に国境を越えます。先進国の仕事を、言語も文化も、風俗習慣も法律も全く違う発展途上国に持っていく、その実行部隊になるわけですから、この仕事は業務知識やマネジメント力のほか、語学力、異文化適応力などがモロに問われてきます。あと、衛生状態の悪い途上国で働くことも多いので、胃腸の強さも求められます。一見スマートなようでいて、泥臭いですし、「先進国では考えられない、トンデモないことが次々に起こる国々」に関わる仕事ですので、潔癖性の人には向きません。

で、そんな仕事がなぜ私の「天職」になりうるのか?それは、私がもともと、世界中を旅するバックパッカーだったからです。私がこれまで歩いてきたのは、主に東南アジアの国々。あと、中国の奥地とか、インドの農村、シベリア、中南米なども歩きました。



そういう国々を歩くと、「潔癖」ではいられなくなります。たとえば、「排泄」ひとつとっても、村人と一緒に海に入ってみんな一緒にウンコするとか、ウンコを左手で拭いて右手で食事するとか、ホテルでのトイレが「側溝」式になってて、他の人のウンコが流れてきたとか・・・。

また、そういう国々を歩くと、先進国レベルとは程遠い途上国の暮らしにも適応しやすくなります。たとえば乗り物。これまで、シートベルトが壊れている飛行機とか、走行中にタイヤが10本も焦げてしまった観光バスとか、屋上に生きたニワトリを満載したバスとか、いろいろ乗ってきました。それに比べれば、中国の暴走タクシーなんて、天国みたいなもの♪

各国を旅する暮らしでは、生きるために、言葉を覚えなければなりません。だから、自然に語学が得意になります。そして、国や地域毎に異なる文化風俗習慣に関しても、自然と、鋭い感覚が養われます。あと、いろんな民族の人々と関わる経験を積むなかで、異文化コミュニケーション能力、というか、目の前に変な風体をして、ワケ分からない言葉をしゃべっている人間がいても、ビビらずに、自然体でお友達になれる能力が養われます。

私にとって有難いことは、バックパッカー時代、旅の空で培った経験や身に着けた能力が、今やっている「業務アウトソーシング」の仕事に、そのまま活かされることです。

仕事とは面白いもので、履歴書に書けるような「資格」「経歴」だけでは測れない、「プラスアルファ」の部分が、イザというときにモノを言うことが多い。たとえばの話、私の履歴書には、「学生時代、バックパッカーとして、20ヶ国以上を回りました」なんてことはもちろん書いてません。でも、日々の仕事のなかで、いろんな国の人と、いろんな言葉を使って、うまくコミュニケーションをとるために必要な「基礎体力」は、バックパッカー時代に培われたものですし、今こうやって中国で暮らし、突然インド出張を命じられても、いつもハッピーでいられて、現地にすぐ溶け込んで、美味しい食べ物を発掘する能力は、やはりバックパッカー時代の経験がモノを言っていると思います。

世の中、私より高い学位を持ち、優秀な人間はいくらでもいる。それこそ、吐いて捨てるほどいる。それが痛いほど分かっているからこそ、私は、自分にしかできない仕事、自分の人生がそのままビジネスの成功に結びつくような仕事がしたい。ナンバーワンより、オンリーワンになりたい。

その願いは、すなわち、我が人生における「天職」を見つけ出したい、ということです。今後、日本や米国のアウトソーシングのプロジェクトを何度も成功させて、この仕事こそが自分の「天職」だと、胸を張って言えるようになる日が早く来ることを、願ってやみません。





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最終更新日  2006年03月20日 00時04分30秒 コメント(10) | コメントを書く
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