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もうブームが終わってしまった話で恐縮だが。12月30日と31日の2日間、「結婚できない男」の再放送があり、12回分を2日にわたって完全に放送された。7月から9月まで毎週火曜日の22時から放映されていたドラマである。阿部寛が好演して、なかなか話題になっていたのは知っていたが、新しい職場に異動したばかりだし、火曜日といえば残業とか酒席とかが設定しやすい曜日なので、ドラマを見る事はなかった。12/30の日に部屋の掃除をしながら、たまたまついていたテレビをチラチラ見ていたが、なかなかオモシロイではないか!いつのまにかテレビに釘付けである。阿部寛の奇妙な行動はほとんど理解できたし、経験もある。一人焼肉とか牛乳を飲みながらのクラシック鑑賞とか。それと夏川結衣がすごくイイ!どちらかというと、地味目な女優さんというイメージだった。女医役がぴったりはまっている。魅力的である。彼女の持ち味である上品な笑顔やエクボ、時折見せるちょっとおばさん臭いところも可愛い。どうしても12/31の後半6話が見たくなり、丸々ハードに予約して仕事に出かけた。そして帰宅後(1/1 午前2時)、さっそくテレビの前へ。6話分全部見ればCMとか主題歌とか飛ばしても5時間近くかかる。しかし。結局、徹夜して全部見てしまった。特に最終回のシーンは感動し、何回も巻き戻した。買い物帰りに顔を合わせた信介と夏美。「ロールキャベツでも作ろうかと思って」という夏美に、「ウチにある圧力鍋なら約10分でできます」と遠まわしに誘う信介。「あなたがどうしてもって言うなら行ってもいいですよ」という夏美。信介は「来て下さい。どうしても」と言い、夏美も素直にうなずく。いつのまにか買い物袋を二つとも持っている信介。二人は楽しそうに信介のマンションに向かう。最終回の最高視聴率は22.0%(関東)、23.4%(関西)を獲得し、ラストシーンで瞬間最高視聴率28.8%(関東)、29.7%(関西)を記録している。こんな素敵なドラマを、もしかしいたら知らずに過ごしていたかもしれない。新年のスタートとしては上々であった。
2007.01.01
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