未知との遭遇

一番このテーマにお世話になってるかも？（笑）



今朝は雨も風もすごかったです。おまけに寒かった(;´д｀)

それでもかえでを学校へ送る頃には小降りになってきて、
学校の駐車場へ車を置いて、
かえでが登校する時には、ほとんど止んでいる状態でした。


昨日は、久々にあの Ｕ介親子 に遭遇してしまったので、
私がかえでに付いて、一緒に昇降口まで見守りながら登校させたんだけど、
相変わらずＵ介ったら（もう呼び捨てになってる(￣▽￣;)）
道路へフラフラ出ちゃうし、かえでをジーッと睨んでいて手を出してくる！

でもって、またまたあのお母さんも、それを見ていながら知らん顔･･･

そんなわけで、イヤ～な気分になっちゃったのだけど、
今日は居なかったので、ホッとして、かえでを一人で行かせました。




『雨の日には、濡れないように傘を差す』


健常の子なら、小さい時から当たり前に理解できることです。
その理屈がわからないかえでは、経験だけで覚えてきました。

晴れていても夕方から雨になることがわかっていたら、
朝の登校時に傘を持って行くでしょ？

傘を手にすると、晴れていても差さないと気が済まなくて、
「今は差さなくてもいいよ」 と言っても、
それがわからずに泣いて怒って、パニックになることもありました。


『雨の日には、濡れないように傘を差す』

なんとも簡単そうで難しい仕事です(￣▽￣;)



それが、しばらく前からは何となく理解できていて、
自然に雨の時には、傘をスッと差せるようになりました＾＾


今朝は、歩いていく時、雨はほとんど降ってなかったので、
傘を手に持たせて、行かせました。

傘を差そうか･･迷いそうなくらいな雨って厄介なものですね(^_^;)


私は横断歩道の手前で、かえでが歩いて行くの見送っていましたが、
数十メートルほど歩いていったかえでが、フッと私の方を振り返り･･･

両手で傘をちょっと持ち上げて、首を少し傾げて、
私に傘を見せるような仕草をしています。


「雨がちょっとだけ降ってるけど、傘、差した方がいい？」


口に出してこそ言わないけど、たぶん私にそう聞いていたんだと思います。

私は、すぐにそう察知したので、
「差さなくていいよ」という意味で、顔の前で手を「いえいえ」みたいに振って、
傘が要らないことを合図しました。


かえでも私の言おうとしていることがわかったようで、
また傘を普通に手に持って、学校へ向って歩いて行きました。


風も強いし、声が届くような距離ではなかったけど、
遠くても、私の手振りで理解してくれたようでした。



自閉症のかえでには、
『雰囲気を察する』とか、『前後の状況から判断する』なんていうのは、
すごく苦手なことです。


でも、なんだかねえ･･
かえでと私の、このやり取り。

この当たり前の風景が、当たり前じゃなかった私たちにとって、
今朝のこの一連のかえでの行動がすごく嬉しくて･･･

ああ、かえでと気持ちが通じた！
かえではまた人間っぽくなってきたね･･と、
えらく感動してしまいました(*´∇｀*)




その後、かえでが校門に入ったのを見届けて、
私が車に乗り込んだとたん、小降りだった雨が急に激しくなってしまい、
かえでが濡れずに済んだことはありがたかったけど、
こんな急に降ってきたら、かえでは自分で傘を差したかなぁ？とも思いました。

自分で判断するって、かえでにとっては、まだかなりハイレベルだね(^_^;)


まだまだ試行錯誤。
かえでが歩んでいく道に、私が前もって筋をつけてあげていることも多く、
その筋を何度も何度も辿って、やっと一つのことが出来ていく。

それでも、そうやってでも出来ることが増えていくのは嬉しい母なのだ♪




午後になってお天気が回復！

今夜は「なんとか彗星」が観測できるそうで、
すでに休みに入っている林檎は、地学サークルの『天体観測』に出掛けていきました。

一晩中起きていて、観測してるんだそうです。
今年に入ってから３回くらいやってますが、
この寒い中、よくやるなぁ･･と思います(￣▽￣;)