PR
フリーページ
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ
自閉症と重度の知的障害のあるハタチの息子、かえで。
物に名前があることは、
何となくわかっています。
「これなに?」と、コップを指せば、
ちゃんと「コップ」と答えます。
物の名前については、
自分が関係する(使う用事がある)ものは、
わりと言えています。
自分で言葉に出さなくても、
私が「ティッシュ取ってくれる?」と言えば、
ちゃんと取ってくれたり。
そういうこともできます。
(何かの芸当ができるみたいだ( ̄▽ ̄;))
でもでも、
人を、名前や人称代名詞?で呼ぶってことがないです。
自分のことを、「ぼく」とか「おれ」とか。
家族のことを、「お父さん」「お母さん」とか。
関わってくれる人や友達を、
「先生」「〇〇さん」とか。
私だって、今まで一度も、
「お母さん」と呼びかけられたことがないです。
例えば、娘が「お母さんに渡して」と、何かを持たせると、
それをちゃんと私に持ってきます。
誰がお母さんなのか、そういうことはわかっています。
何かの拍子に、
物の名前みたいな感じで
「お母さん」と言ったことはあるけど、
私に向かって「お母さん^^」と、呼び掛けることはないのです。
って、人間を「物」だと思っている部分もあるので、
まあ仕方ないことではあるんですが(^_^;)
それが、 3年ほど前
でしたか。
急に、「おとうさん」(かえでが言うと「おとうひゃん」ですが)と、
言うようになりました。
お父さん本人に呼び掛けるわけではなく、
「お父さんはいる?」という感じの意味合いで、
夫が居ない時に、私に確認している感じです。
これ、かえでを迎えに行った帰りに、
車に乗ると、いつも 「おとうさん?」
と聞きます。
なので、 「お父さんいるよ~」
と答えています。
お父さんがいると安心するんでしょうかねえ・・
特に何をするわけでもないのに(笑)
で、昨日のこと。
いつも通りに、迎えに行くと 「おとうさん?」
と聞くので、
「うん、お父さんいるよ」
と答えました。
(仕事に行っていて留守だったけど、
「居ない」というと、しつこく何度も聞くので)
そして、帰宅してコテージキッチンでおやつを食べていると、
外でおじいちゃんが草取りをしているのが見えました。
それを見たかえで。
おじいちゃんの方に手を差し伸べて、
「おとうさん^^」
「・・・(@_@;)エッ?」
も、もしかして、かえでは・・
おじいちゃんのことを、
「お父さん」だと思っていたのか!
(o ̄∇ ̄)o!!ガーン
そういえば、今までも、
なんとなくおかしいなあと思う場面は何度もありました。
でも、かえでにとっては、
そんな呼び方はどうでもいいことであって、
「お父さん」とは、
いつも世話をしてくれるおじいちゃんのこと・・・
マジで、夫より、おじいちゃんの方が、
一緒にいる時間も長いしねぇ。
これ、夫に言おうか迷ったけど、
こんな衝撃の事実を知ったら傷つくかも?と思って・・・
なので、黙っているつもり(^_^;)
なんか、ちょっと複雑な気分でした(笑)←でも笑う(≧∇≦)