マルガリータの日記

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2011年06月16日
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カフカの『変身』を読んだ。


僅か100ページ足らずの短編だが、一見これは非常に奇怪な小説だ。一体どう解釈したらいいのだろう。主人公に救いは全くないように思われる。始めはただただ気持ち悪かった。でも読み進んで行くに連れ、主人公に起きたこの悲劇の結末が一体どうなるのだろうと心配になってきた。微かでも何らかの救いを期待していた私は、最後のページをめくって愕然とした。本当に救いは全く無かったのだ・・と思う。これは一体何を象徴しているのだろう。

『変身』は複数の出版社から出されているが、どれも至ってシンプルな表紙のもばかりだ。
カフカ自身が扉絵に直接的な絵が描かれるのを頑なに拒否したという。

もしかするとあれは美しい光を放って短い生涯を終えるホタルだったのではないかな、などと思うのは、この季節だからだろうか。





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最終更新日  2011年06月16日 21時36分03秒
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