ある夫婦の始まりから終わりまで・・          (ノンフィクション)

ある夫婦の始まりから終わりまで・・          (ノンフィクション)

赤ちゃんが欲しい

もともと子供は大好きだった。

更に日々孤独な環境が、「子供さえいれば・・」

という思いを強くさせた。

私は市内にある国立病院に行き、通気を受ける。

若干、卵管が詰まり気味だったとの事で、

治療の効果も期待できる。

そんなある日、夫の友人の奥さんが妊娠をする。

何故私は妊娠できないんだろう?

子供を望む事が更に自分を追い込む事になる。


一般的に、通気の効果が期待出来るのは、

通気後3ヶ月間と言われている。

3ヶ月が過ぎ、4ヶ月目に入ったある日、待望の妊娠が発覚する。

予定日は翌年の2月。

それまでに夏と冬を迎えなくてはならない。


妊娠してしばらくは、ツワリも無かった為、

もしかすると楽な妊娠かも!等と思ったりもした。

しかし、そんな日々は長く続かなかった。

ソレは突然やってくる。

常に気持ちが悪く、何を食べても吐いてしまう。

体重はあっという間に4kg落ちた。

また、食べられる物も限られてしまう。

TVでカレーのCMを見ただけで気持ち悪くなってしまうのだ。

この夏、唯一まともに食べられるプチトマトを食べながら

生活していたが、あまりにも体がだるいので、

近くの産婦人科で点滴をしながらしのいでいた。

とにもかくにも苦しくツライ日々。

心から待ち望んだ妊娠なのにも関わらず、

いっそ中絶してしまえば楽になれるかもしれない。。。

そんな事が常に頭にあった。

母からは、「もう少しすれば楽になるから頑張りなさい。」

そう電話で言われてきたが、6ヶ月に入ってもいっこうに治まらない。

しかし、もうじき7ヶ月という頃になって少しづつ楽になっていた。

そして、里帰り出産先の病院で検診を受ける為、実家に帰る事にする。

そこで衝撃的な事実が発覚する。



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