マリリンの夢の世界

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marilyn5go @ Re:お久しぶりです(05/25) のらさん >いいですねo(^▽^)oそんなゴー…
マリリン@ Re[1]:もうとっくに春です♪(05/25) 沖!さん >十三で英会話教えてます。よ…
のら@ お久しぶりです いいですねo(^▽^)oそんなゴージャスな外国…

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2007年03月20日
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頭が、ズキズキするのを、手で押えながら

私は、小走りに歩き出した。

外はとても寒く、木枯らしが吹雪いている。

そんな中、私は頭の痛みと戦いながら

風邪に押されて歩く。

突然の男子の暴力、

ついに、いじめもここまで来たか。

やり返した事で、自分ではすごく晴れ晴れして、

これからは、これでいいと思った途端、

担任からの、まるで私が悪いかのような叱責。

今日の出来事を、繰り返し考えながら、

いつもの遠回りの道を、何処までも遠くまで歩いた。

誰を信じればいいのか。

私には、悩みを打ち明ける人も、

味方してくれる人も、

誰もいない。

私自身の置かれている状況がつらいというよりも、

人間というものがもう信じられなくなっている

自分がつらかった。

「もう、いやだ、、、。」

涙が、あふれる。

この世は、どうしてこんなにひどいのか。

どうしてこんなにも、いやらしいのか。

人の嫌な面ばかりを見て、

人間が大嫌いになっていた。

私が信じられるのは、自分自身と動物だけ。

こんなにいじめられているけど、やり返した今日以外、

私は何もしていない。

誰もいじめていない。

「死にたい、、、。」

心の中から、死んでしまいたいという感情が

吹き出していた。

こんな世の中から、違う世界へ行きたい。

もう、誰とも会いたくない。

明日を迎えたくない。

死んでしまいたい。。。

この世のどこが美しいのか。

何に、希望があるのか。

未来に、楽しいことなどあるのだろうか。

未来が、こんな日々の延長ならもう嫌だ。

生きている意味は何なのか。

見つからなかった。

飛び降りたい。

歩いていると、5階建て位のマンションがあちこちに建っている。

あそこぐらいなら、死ねるのかな。

私は、歩きながら上ばかり向いて、

背の高いマンションを探した。

出来るだけ、痛みなく死にたい。

出来るだけ早く。

それには、高い方がいいはず。

5階では、不安だ。

中途半端に生きてしまったら、

余計苦しむだけ。

第一、重体なんかになってしまったら、

親に迷惑かける、、、。

もう、あたりはすっかり暗くなっていた。

高いビルを探すが 、見つからない。

遅くなったら父がまた家の前で、仁王立ちする。

早くしないと。

そうだ。

自分のマンションは、7階だった。

6階までが住居だが、端がベランダになっていて

そこから空調の太い銀色のパイプを登って、

勝手に「秘密の屋上」と呼んでいた7階がある。

小学校の時、「上がらないように」と書いてあるのを

無視して、友達とよじ登ってよく遊んだ所だ。

そこからは、高さが80センチぐらいの塀があるだけで、

下をのぞくと、遥か彼方に1階の駐車場が見える。

歩いている人が、すごく小さく見えて

まるで別世界だった。

そこには、いつも目立つ父親の新車が止めてあった。

小学校の時も、親の事で悩んでいたから

一人でも、よく登っては、

下を見ていた。

あそこから、下を見ると自分の悩んでいることが

小さく思えてくる。

ひと時、下を見ているとなんだか納得して、

気持ちが軽くなって、家に帰った。

でもその時は、死ぬなんて考えたことなかった。

もう、あそこしかない。

一度そう思うと、早足で自分のマンションへ向かった。

誰にも見つからないように、そろっとエレベーターに乗り、

6階へ行った。

6階は、住宅も少ないため人気もなく、

誰にも見つからなかった。

そこから、広いベランダに行くと、

真っ暗で何も見えない。

ちょっと、怖くなったが、

そのまま銀色の空気口のパイプまで歩いた。

風邪がきつくて、寒い。

手がかじかんでいる。

登ろうと手を掛けたが、暗くて見えない。

3年前までは、さっさと登れたのに

よく考えれば、私は少し大きくなっていた。

しかも、セーラー服。

スカートが、風邪で舞い上がっている。

靴は、革靴。

寒くて力が入らず、足を掛ける所が

わからない。

何回も、足を掛けては「ズズズー」と、ずり落ちた。

とうとう寒さで嫌になり、ボーっとしていた。

私は、なんでこんな事してるんだろう。

何のために、死ぬんだろう。

私が死んだら、クラスは悲しむのだろうか。

不良達も、浅田も、ようやく反省するのだろうか。

見て見ない振りのクラスメイトは、どう思うのだろう。

何かしてあげたら良かった。っと、

泣いたりするのだろうか。

いや、、、違う。

そんなはずは、ない。

もともとそんなものは、持ち合わせていないはず。

もし、人の痛みがわかるなら、

私が以前そうしたように、一人ぐらいは

何かのサインを出してくれたはずだ。

ひと時、事件になって、

びっくりして泣いたりしても、きっとすぐに

「あのあほ~死によった。 これで、菌もうつらんわ。」

とか言い出すのだろう。

親には、申し訳ない。

せっかくここまで育ててくれたのに、

何も相談せず、急に死んでしまったら、

さぞかし、ショックだろう。

母は、どうなるだろう。

いつもは私に冷たいけど、気が小さい人だから

半分気が狂うかもしれない。

父は、どうだろうか。

私は、幸せだと信じて疑わない父は、

相談もなしに死んでしまった私を怒るかも知れない。

いずれにせよ、両親には

こんな私で、本当に申し訳なかった。

たった一人っ子なのに、

大人まで成長することさえ出来なかった。

私は、この世に何しに生まれて来たのだろう。

楽しかったのは、いつだろう。

幸せだったのは、いつまでだろう。

吹きすさぶ6階の屋上で、

真っ暗な中、震えながらボーーっと、

考えていた。

涙も出ない。

向こうに、生まれた頃に住んでいた町が見える。

そして、その前に大きく立ちはだかる山がある。

その山は、私の記憶の中で一番最初の景色だ。

幼稚園に入る前に、母に教えられているカタカナと掛け算の九九の

覚えが悪く、母がよく夜に家の外に私を出した。

もっと覚えが悪い時は、「やいと」される。

「やいとやで!」と言われると、それだけで泣いてしまうぐらい

「やいと」というのは怖かった。

そのやいとの次に怖いのが、夜に立たされることだった。

家の裏に立っていると、この山が迫ってくるような感じがする。

お昼は、緑がきれいな美しい山だが、

夜になると、真っ暗な山の中に、

ただ一本だけ、下から上に向かって光の線が走っている。

それは、山の頂上までいくケーブルの線路だった。

その風景が、あまりに怖くて小さい頃から、

その山の夜は、嫌いだった。

今、6階の屋上から丁度、

その山が見える。

相変わらず、真っ暗な山に一筋さびしい光が

縦に続いている。

あの山のふもとが、私の故郷だ。

幼かったあの頃は、ただ走り回っていただけで

幸せだった。

誰より男勝りで、あちこちけがをして

男の子しか友達がいなかった。

人を笑わせるのが好きで、みんなを集めて

志村けんのまねをして、踊っていた。

小学校入学からは、本当にいろいろあった。

あそこから、何回も引越しして、

今、私はここにいる。

そして今日という日に、死んでしまうんだ。

そんな時に、お腹が「グーーー」っと鳴った。

あぁ、

何か温かい物が食べたい。

お腹が空いた。

死にたいけど、

明日を、もう迎えたくないけど、

せめて最後に、おいしい物が食べたい。

今日は、ご飯はあるだろうか。

死ぬのは、明日にしようか。

今日は、暗くて何も見えないし、

このパイプを登ることが出来そうにない。

寒さと、空腹に負け、

そんな理由で今日死ぬのをやめた。

ブタカバンを持ち、

1階の我が家へ、エレベーターを降りた。

つづく。。。






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Last updated  2007年03月21日 15時00分06秒 コメント(4) | コメントを書く
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