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日本滞在中に瀬戸市の図書館で「ゲバラの広島」(佐藤美由紀・著)という本に出会いました。本にはメキシコで父の上司だった方の写真も掲載されていて、御本人から確かチェゲバラの通訳を担当したという話を聞いたことがあることを思い出しつつ、一気に読み進める中でチェゲバラの広島への想いの深さ、その想いはカストロ氏に引き継がれ、キューバから世界への忠告・・「広島に行こう」即決、その日の深夜バスに乗車しました。名古屋駅出発の広島行き深夜バスで原爆ドームの目の前の「広島バスセンター」到着。早朝、日常の広島の街を散策、大きな橋を渡って平和公園に向かうと同じように訪れている多くの外国や、日本の地方からの訪問者と遭遇。広島の幼稚園の子供達が先生に連れられ社会見学を行なっていて、幼い頃からシッカリ歴史を学んでいる環境を目の当たり。橋を渡ってすぐ「慰霊碑・原爆の子」。鐘の音色と共に多くの方が祈りを捧げていらっしゃいました。その周囲に千羽鶴を納めるガラスブースが並んでいます。当日奉納のためのブースが開いていたのでメキシコ制作ツルを美術館での病院作品ポスターと共に奉納。2005年、愛・地球博のアンデス館の映像スタッフだったフリオ君(現・映画監督 Julio Martinez) と60周年原爆死没者慰霊式典に取材で訪れて以来、実に18年ぶりの広島原爆資料館。リニューアルされ新しくなった資料館は以前に比べて衝撃的な展示が削られ、現代的な映像での紹介と共にスッキリとした佇まい。この日は原爆体験伝承の講義に参加することができました。貴重で悲しいお話を伺った後、持ってきたメキシコ制作ツルを資料館にお届けしたく、伝承者の方に御相談、事務局の方にお渡しすることができました。 メキシコに戻ってきてから伝承者の方から御連絡を頂き、只今デザインを考案中というお便りを頂いて感動。2005年のフリオくんとの取材は映画「広島のビジョン」制作となり、2010年より映画を紹介する中で発展した「羽ばたきプロジェクト」は、2017年にキューバの国際教育会議で紹介され、パンデミックを経て在住メキシコの病院と大学で「精神衛生事業」となり現在に至ります。 長く深い道程の末、広島に御報告と共にお届けすることは目標でもありました。とはいえ伝承者のお話を生で伺い、資料館のボランティアの方々の御案内して頂いて、様々なお話を伺いつつ、現在の戦争の溢れる状況、変わらない原子力世界を想うと絶句。ここには「平和の聖地」としてのメッセージと遺産がシッカリと刻まれ残されています。新しくできた追悼平和記念館には亡くなった方々の御写真と名前、物語が映像に納められ、祈りを捧げるスペースが設置されていました。帰国する度に訪れることを御約束、合掌・・佐野まり Facebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.02.28
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この日の朝日は一生忘れられない、忘れないようにしたい・・そんな朝焼けの眩しい美しい景色。いつも早朝、心に刻まれる景色に出会います。地元の集会所にて着替えや準備を済ませ、朝のミーティング、班ごとに分かれ自己紹介などを経て、当日の作業へ。年齢も素性も様々なメンバーが作業を通じて一気にチームとなっていく・・ 2014年のアルゼンチンの洪水被災地での日々と通ずる流れ。未だかつてない大雨が連日続いて河川が大幅の増水に耐え切れず起こってしまった水害。政府は被災地に確保できる大きな敷地・公立大学の報道学部の敷地を利用して救援資材とバス、トラックを集結させ、大学生全員が中心となり受け入れ態勢を整え、公募で集まった志願者と共に(事前にメールで素性確認あり)大学からバスとトラックで被災地に出発、その数は3000名を超えていたかと思います。稼働2日間で大部分が復旧されていました。2017年のメキシコ大地震の時も同じく、政府がソカロ広場に物資を集める大きなテントを準備、そして国公立大学の全てが中継地点になり、バスやトラックを集結させ、駆けつけた市民が物資と共に出発。こちらはビルの倒壊など規模が大きかったので、1カ月がかりで市民が一丸となって稼働。それぞれの分野を最大限に生かし、建築学科の学生は建物の状態の調査や補強のサポート、医学部は治療、そういった活動が奉仕活動としての単位にも繋がっていくようです。(ガレキ撤去作業の後、カウンセラーの皆さんと折鶴を避難所に届けつつ良好エネルギー任務担当) 多くの力が一気に動くことで一気に回復する・・物事は「そういうもの」ということを目の当たり「何時かは母国で・・」 夜行バスでの就寝時間、時差ボケもあって眠れなかったので、アルゼンチンとメキシコでの日々を思い返し復習しつつ、到着直後の朝焼けに遭遇。ミーティングの後、班ごとに分かれて指定の場所で作業が始まり、とにかく限られた時間で「出来る事を出来る限り」 当日はテレビ局の方が取材にきていらしていたので、ここで多くを語るよりも報道の映像が明確です。(参加していた中高生のコメントなども)Link 名古屋テレビ取材Link ANNニュースメキシコとアルゼンチン時の体験「そのもの」といっても過言でないハードな状況でした。敢えて付け加えるとすれば、断トツに違うのは「稼働規模」。SNSでは、政治家の誰が現地にいったか、いかないか・・等が話題になっていましたが、行く行かないよりも、支持を出して体制を創り、どこに誰を配置して、機材をどう動かすか、政府が全て行ってくれるのが当たり前だった事をアラタメテ認識したような.. 現場から離れた場所で常に現場を動かしていた姿が記憶に残っています。(おそらくテレビが意識的にそういった場面の撮影を行っていたのかもしれません)こういったテーマも含め、地震が起こった直後から現地入りして詳細を伝えて下さっているジャーナリスト堀潤さんのSNSを追いかけていました。そんな堀さんと愛知ボランティアセンター代表・久田光正さんのラジオでの対話があります。FM東京 JAM The Planet News to the people link 全ての行程を終え、再びミーティング。次に向けての細やかな体制を重ねられていらっしゃる愛知ボランティアセンターの阪神大震災を起点にした長年の経験と知恵の集大成な佇まい。帰宅時には再び現地で「お見送り」の場面に遭遇。そこでは皆で「いってきます」それは来週に戻ってくる御約束の御挨拶。また心から戻ってきたくなる素晴らしい景色と素敵な地域の方との出会いがありました。愛知ボランティアセンターは引き続き現地に向かわれています。Link 詳細・申し込みはコチラから佐野まり Facebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.02.18
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久しぶり母との再会、実に5年ぶりの翌朝に朝食を食べながら談笑。ふいに明日の夕食の話になり「明日は能登にいきますので..」「は?.. 」母呆然・・の後「お母さんのために帰ってきたのではないのよね」・・とならないように、もう少し前に帰国するべきでしたと振り返りつつ反省、お詫びもうしあげます。 こうして早速の準備が始まりました。まずはボランティア保険加入のため前回2019年の日本滞在時に災害コーディネーターの研修を受講させて頂いた場所、瀬戸市社会福祉協議会にて手続き。保険は年間での登録になるため今回の滞在3月までの契約。各地域で万が一に備える努力が日々行われています。何か起こった際に即動くことのできる人材確保と準備のための研修や意見交換の機会、今回もZoomで開催される愛知県防災ボランティアコーディネーターレベルアップ講座のお知らせを頂き、メキシコに出発する前に参加させて頂きました。今回、被災地に向かう事を想定してメキシコから愛用の「長靴」を持ってきました。メキシコでは地区によって雨が降ると池のような水たまりが即できるので、長靴は必需品。巨大な水たまりを避けるよりも心配なく水の中をジャブジャブ歩く事は結構すきだったりします。ちなみに参加者が持参するべき必要なものは長靴の他にも色々あります。・長袖長ズボン・長靴・ヘルメット・ヘッドライト、懐中電灯・マスク複数枚・バス車内用のサンダル、スニーカー ・手袋・合羽・朝食・昼食・緊急トイレグッズほとんどのものはメキシコから持ってきたのですが「ヘルメット」は持ち合わせがなく、きっと自宅のどこかに一つはあるだろうと探してみると、家族4人分のヘルメット発見。父が勤めていた会社のマークが入っているので、きっと勤務時代に何かのために確保していたのでしょう。その中の一つに父の「お馴染みイラスト」が描かれたものがあり、常日頃、山にゴミを拾いにいったり密かに「コラボ」を行なっていた父を思い出しつつ、この「父イラストメット」を持っていくことにしました。唯一手元になかった「緊急トイレグッズ」こちらは現地にトイレがないため、凝固剤と袋がセットになっている携帯トイレのことで、当日の昼間に母と買い物の際に購入。車を返上して毎日5km程歩く母の後ろ姿は「私は大丈夫よ」という頼もしさを出発前に見せてくれているような.. 東別院に22時の集合時間に伺うと、懐かしい皆様が受付にいらっしゃいました。携帯トイレの使用方法や注意事項などミーティングを終え、いざ出発。参加者には多くの高校生、中学生の姿もあり、御両親が見送りにきていらっしゃいました。そんな皆様が手をふる姿に感動・・ 意志を持って「特別な修学旅行」に出かける御子息を見送る御両親。心配も多々あるかと思いますが、こんなシチュエーションはあまりないと思うので「貴重な機会」を演出している愛知ボランティアセンターに感謝。申し込みは事前にメキシコから済ませました。応募者が沢山いらっしゃるようなので早めの申し込みが必用のようです。申し込みフォームはコチラ(現在も隔週で現地に向かわれています)ボランティアバスエントリーフォーム佐野まり Facebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.02.16
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トルコ航空は快適で素敵な飛行体験を得て、13日の早朝から実に3日間かけての長旅の末、15日の早朝に日本到着。個人的には骨折、手術なども含めて乗り越えてきた幾つもの非常事態の数々.. 本当に色々な事があったので、パンデミック後の久しぶりな到着は何時になく感慨深いものがありました。 飛行機をおりて最初の通路を抜けると早速「枯山水」なインテリア。最近、最寄りのスーパーのお米売り場にイタズラしていたのでシミジミ・・非常に個人的な「ただいま感」ですが、重要なポイントは「入国スタンプ」を忘れないこと。(それがないと免許更新ができません)それ以前にパスポートに傷がついてしまっていて自動ゲートが通過できないという「お騒がせ」もありましたが、パスポートと共にメキシコ身分証明書を見せて手続きを無事完了。このメキシコ身分証明書は渡航におけるデビューになったのですが、実に様々な場所で有効でした。滞在中のインターネット手続きでSIMカード購入。こちらも以前はなかったシステムですが、犯罪を防ぐため電話番号はなし。それでもSNSは全て使用できるという・・重たいモバイルを持ち歩くより便利ですが、不思議なシステム。受付の方がペルー出身の方で世間話で盛り上がりつつ、設定を全て行って頂きました。飛行場からは格安バスが沢山出ていて以前よりも旅行者に優しい佇まいというか、それもそのはず到着直後から多くのアジア系旅行者にうずもれ、飛行場の地上アテンダントからは全て英語で話しかけるのが当たり前で、何度か「日本人ですけど」と敢えて対応。日本のパスポートを思い切り振りかざさない限り、アジア系の旅行者と思われるのは仕方ないとはいえ、久しぶりの帰国者は「日本語」で迎えて頂きたいのです。2月に帰国するという事で「最高な寒さ」を覚悟していたのですが、東京駅に到着すると皆さん半袖などで歩いていて・・防寒の丸々厚着は即、汗だくに。あまりの暖かさにビックリしつつ、The温暖化をあらためて体感。東京駅の最寄り銀行での手続きを行いつつ、その銀行のアートギャラリーで開催されていた素敵な美術展に遭遇。アフリカのアートを学んだ日本人SHOGENさん。一気にアフリカの景色が広がる暖かい作品に感動。通常は高速バスで移動するところ、さすがに48時間飛行後は思い切って新幹線で贅沢に移動。思えば常にバスを利用していたため、実に20年ぶりの新幹線乗車。勝手がわからず非常にモタモタしてしまい、切符を2枚同時にいれるらしいのですが1枚ずついれてしまい駅員さんに英語でワーッと指導され、再びキッパリ「日本人ですけど」・・「え?..」と駅員さん動揺しつつ、丁重に日本語で御説明頂きました。もちろん自由席での乗車なのですが、驚いたことに「のぞみ」にも自由席で乗れました。以前は「こだま」しか乗れなかったような・・(何時の時代の話状態)人生初のぞみ。飛行機の速度より早いような気がするほど物凄い体感で正直すこし怖かったです。驚くべき速さで名古屋に到着できました。いつもはバスで7時間程かけているので、あまりの速さに大事な景色を見損なったような寂しさも感じつつ・・帰国乾杯! ちなみにメキシコでは公共の場で厳禁ですが、日本の新幹線は皆さん乾杯やすらぎモードですね。名古屋からは徐々に懐かしい景色が広がる車窓、静まり返った車内に戸惑います。メキシコでの喧噪、車内は常に販売や音楽演奏、大きな話し声に慣れ切ってしまっていて耳が聞こえなくなったかと思うほどの日本の「静けさ」に驚かされます。「瀬戸駅」到着後、タクシー乗り場にタクシーはなく、、軽くUberを呼ぶ事もできませんので自宅まで徒歩。これまた誰もいない「静けさ」の中、メキシコなら路上タコスの香りとクラクションや売り子さんの大声、自由犬や横たわっている人々を交わしながら歩くところ、人も車も通らない道を歩く不思議.. 「日本人ですけど・・」メキシコに慣れすぎてしまった事をシミジミ.. それにしても久しぶりの日本、正直だいじょうぶ? 一抹の不安で見上げる大都会のビルの森を彷徨った一時の記録.. 引き続き、遅ればせな事後報告を重ねさせて頂きます。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.02.15
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パンデミック以来、機会を失っていた日本一時帰国。驚くほど航空券の値段が上がって途方に暮れていたのですが、ふいに大セールのお知らせがあり以前と同じくらいの値段で渡航可能な「トルコ航空」Turquish Airline登場。もちろん直行便ではなくイスタンブール経由48時間ではありますが、なんとスーツケース2個の持ち込み可能とのこと。「これは決まり」とばかり春の桜シーズン4月末から5月末までの手配を検討、これだと桜が見れるシーズンですし、母と弟の誕生日に滞在が可能なので久しぶりの帰国に最適。ところが丁度、手続きを行っている際に「被災地ボランティア募集」の情報を目撃。2015年に遅ればせながら東北へ伺う際にお世話になった「愛知ボランティアセンター」が、どこよりも早く先駆けて現地に入る準備を進めているとの事、既にバスで被災地に向かう日取りも決まっていました。13年前、アルゼンチンに滞在中にテレビで見た東北震災の模様に呆然。私の家族を心配した南米関係者より一斉に連絡が入り、様々な情報の確認を求める声や依頼の中、日本には辿り着けませんでしたが居住地アルゼンチン最寄りラプラタ市での洪水被災地へ駆けつける事ができました。当時は辿り着くことができませんでしたが、今回は可能。1番早い4日後のトルコ航空の往復に切り替え、3日程の準備で一気に乗り込みました。久しぶりの家族再会な一時帰国は「出来ることを可能な限り」という目標に変わったため、日本の友人や関係者に連絡をとることも、事前にメキシコの関係者に知らせる事もなく、黙って渡航、黙って帰国、現在に至ります。 話は超前後しますが、そんな日本滞在での日々をメキシコに戻った今、ふりかえりつつ御報告させて頂きます。早速ですが初めてのトルコ航空は特別でした。受付の対応が非常に木目細やかで、搭乗前に名前が呼ばれ何事かと思えば、出国手続きの確認。そこまで気にかけて頂いて恐縮な限りです。機内の御食事レベルも回数も断トツでした。何よりトルコの最新音楽に衝撃、物凄い音楽レベルと達人な音楽家の方々の存在を初めて目の当たり。乗り継ぎ「イスタンブール空港」ではパスポート手続きで1時間のインターネット接続が可能なのですが、なぜか10分で接続が切れてしまい問い合わせると、アテンドして下さった方が御自身のパスワードを下さって無事接続。全てにおいて木目細やかで優しい対応のトルコの方々。すっかりトルコ航空とトルコのファンになってしまいました。正に「おもてなし大国」な佇まい、、そんな体験を忘れないように手帳にはトルコ航空のシールなど張り付けて心に刻んでおります。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.02.13
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彼是7年前にキューバ国際教育会議にて「羽ばたき」プロジェクトを発表した心友じゃエルさんと合流。彼女はアメリカ留学後に料理を開発、年末のクリスマスフェアから屋台を始めたところなのですが、ふいに沸き起こった企画「屋台と講義の饗宴」の機会。彼女の暮らす界隈の教会がオーガナイズする「カンデラリア祭」にて初饗宴が決定。まさかの新しい「饗宴の形」は新しい出会いと発見の機会となり、お客様が屋台の料理が出来上がるのを待つ一時に「羽ばたき講義」は最適なプロセスとなりました。他の屋台の方々も参加して下さり、郷土料理ポソレ屋台の店長オルガさんは、12人の子供のお孫さん達と共に長年、各地を渡り歩く87歳の大ベテラン。シャーマンのような佇まいの素敵なオルガさんと心友の母・ドクターイルマさんとの貴重で嬉しい三世代ショット。素敵な交流の一時に感激しております。心友の巨大な愛犬パトタ君ともスッカリ仲良しになれました。このパトタ君は彼是1年前に保護、寂しがりすぎて1人で留守番ができないので御家族で交代で寄り添っているようですが、パトタ君を中心として御家族がシッカリまとまっているような・・そんな幸せ模様を目の当たり。パトタ君、屋台、、新鮮な心友の日々に俄かに参加しつつ、巻き込まれつつ、再び心温まる日々に戻れたような気もしています。パンデミック以来、複雑でやや冷たい交流の場所で過ごしてきた事、今更ながら気が付きました。2024年が本格的に新しい始まりを2月に咲いたバラと共に心に刻みます。追伸 愛知ボランティアセンターの皆さんが本格始動被災地に駆けつけられています。早く御一緒できる事を願いつつ募集詳細Link はコチラhttps://www.aichiborasen.org/20240131entryform/佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.02.03
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鹿とハチドリ公演から7年、時は重なり日々更新。メキシコの始まりからアルゼンチン、エクアドルでの育まれる制作、コロンビア、キューバ、ベネズエラ、スペイン等での御紹介の日々を経て実に45年後の到達、引退。最期の舞台でのラストシーンは、その後の日々「羽ばたき活動」への前触れになりました。そんな話や夢を旅人・建築家の方にお話しつつ、御案内が急遽「治療日和」となり、グアダルーペ寺院では遭遇したメキシコの御家族に「羽ばたき提供」の機会。全てが様々な偶然で繋がっている今日この頃に感謝。帰宅後は屋根猫、看護猫ヒメさんと寄り添いつつ、あらためて始まる日々に御約束。メキシコ正式市民としての手続きを無事完了、親しい皆さんも喜んで下さって身の引き締まる思いです。とにかく目の前の一つ一つに集中、以前同様に成し遂げるのみ。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.01.25
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こんなに衝撃的な1年の始まりは未だ且つてなかったかと思います。年明け早々アルゼンチンの相棒インコのマリオが暮らす御宅の奥様マリーナさんが「御家族は大丈夫ですか」という連絡があり、何事かと早速ネットで最新ニュースを見て呆然・・大地震が起こって津波がくる目前、NHKのアナウンサーが必死に非難を呼び掛けていて、一方で大火災が起こっている模様・・ その後は南米各国の友人からの連絡対応に追われつつ、メキシコでもニュース番組が大きく取り上げており、メキシコの友人からも電話が・・ 皆さんの暖かい心配に感謝。(母の話によると実家・瀬戸市も結構、揺れたそうです)実はネットなどで新年の御挨拶のためのデザインカードを準備していたのですが、、自粛。「おめでとう」やHappyは気が引けますので・・年末に近所の遊歩道で見かけた輝きを・・ 美しい自然の輝きを忘れず元気に進めますように。行動力のある方々が早速、現地でコラボレートを行なっていて追いかけています。ジャーナリストの堀さんの活動、木目細やかな情報と対応。そして御馴染み愛知ボランティアセンターの久田さんも早速、現地入りされて視察の後で支援バス出発の予定。再び遠方におりますが、帰国した際は是非ご参加させて頂きたく思います。ジャーナリスト堀さんのツイッター愛知ボランティアセンター LINK東北震災の時はインコの相棒マリオが一週間程、石のように固まっていたことを思い出しつつ、今回も相棒猫のヒメさんの様子が変でした。遥か彼方の異常を察する能力が彼等にはあるのかもしれない・・と後になってから思うのですが、今後はモット注目しなければ・・かといって何ができるかわかりませんが、とにかく今は何か出来ることを模索することに集中。微力ですが今年もどうぞよろしくお願いたします。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2024.01.03
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世の中は休暇シーズンで郊外へ出掛け、メキシコシティはガランとしています。10月25日に起きたハリケーンの災害で厳しい状況のアカプルコを応援するため、親しい方はアカプルコへ旅の予定を組んでいました。当初心配されていたツーリストお迎体制は徐々に回復、以前の80パーセント程の体制が整いつつあるようです。幼い頃の海岸での写真をプロフィール写真に使用しつつ、冷え込みの厳しいメキシコシティから心はアカプルコ。今日はPolancoにある移民局にて、予定の手続きが昨日突然のシステム変更により全て無効になるという思わぬ事態・・涙。1972年の初滞在より50年経過、アカプルコと大学での写真に御約束。Never give up... 期待が大きく裏切られる・・事は誰にでも起こることですが、そんな海での予定を目指していた旅行者の方々が今年のハリケーンで変更を余儀なくされ右往左往、アカプルコに限らず、バホカリフォルニアのラパスにダイビングを予定していらした方々も飛行機や船が決行、大変なことに・・ 皆さんの夢をオーガナイズしていたインストラクターのモモさんと接続、緊急サポートな日々。丁度メキシコ御馴染み「死者の日」シーズンだったため、その頃ならではのサプライズを全力で御紹介するに至りました。メイクされた素敵なグループの皆さんがメキシコシティの景色に溶け込んでいく姿を見る事ができる幸せ、そんな演出の機会「一期一会」サポート今年は特に医療関係の方々と出会いが重なり、パンデミック文化事業のご報告と共に日本での事情も伺う事が出来て勉強になりました。日本の医療従事者の壮絶な御苦労を伺って、メキシコでの滞在が「エネルギー充電の機会」になることを願ってやみません。そういった多くの体験ができる場所だと思います。同時に初滞在50年後に日本からいらっしゃる皆様に何かをお伝えすることが出来る、機会と経緯に感謝。彼是100人近くの方との交流があったかと思うのですが、サポート後に引き続き交流が継続できる方との出会いは何よりも嬉しく、ももさんのダイビンググループ再会を夢。メキシコにいらっしゃる前に是非、石垣島へ。UmiMotto オフィシャル linkUmiMotto フェイスブック linkパンデミックを終え、本当に多くの出会いと出来事で溢れる1年でした。個人的には大学の医学部での精神衛生事業に徹する日々。工学部での精神衛生パンデミック講演や、産婦人科専門病院での講義、メキシコ健康省での講義に至るまで、初めて挑戦する「機会」が多く、深く煮詰まる日々。久しぶりにエクアドルとアルゼンチンに渡航、感動の再会と共に多くの「羽ばたき作品」が誕生。おそらく来年は色々な意味でメキシコと各国の饗宴で集大成となる1年になるのではないかと・・現在そんな文化事業の手続きを行っています。メキシコの始まりに得た「約束」の日々。今年のクリスマスイブには共演した鹿の踊りダンサーが登場、再び共に踊ることができるようにアラタメテ訓練、来年は身体を鍛えたく思います。 今年も残り僅か、どうか素敵で穏やかな、暖かく健康な年末の一時をお過ごしくださいますように、メキシコより祈っております。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.12.29
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今年のクリスマスは素敵な満月と共に深く心に刻まれる特別な1日を過ごすことができました。まずはクリスマス参拝、ソカロ広場から御馴染みグアダルーペ寺院に至るまで・・ 夕暮れ時のソカロに光り輝くイルミネーションが素敵で、20時からの寺院でのクリスマス式典は少年合唱団の素晴らしい歌声と共に実に豪華で本格的なもの。夜空に浮かぶ満月を撮影しつつクリスマスならではの名場面の数々。今年の本命はクリスマスお届け企画。グアダルーペ寺院から最寄りのメトロバスに乗り、病院へ向かおうと思っていたのですが、既に早々メトロバスは運航停止となっていて、やむなく中止。しかも帰宅するためには少し遠目の地下鉄の駅まで歩かなければならず・・グアダルーペ寺院周辺は治安がよくないので「祈りの猛ダッシュ」先程までの「きよしこの夜」な合掌が幻のよう。無事駅に到着してシミジミ自宅駅に向かっていると、若い女性が涙目で「すいません、母に電話をかけて下さい。無事だと伝えたいので」急いで彼女の指定する番号に電話。間違っているらしく繋がらず・・ 意外と電話番号は覚えていないもので、泣いている彼女に事情を聞いてみると、クリスマスを一緒に過ごす予定の彼と大喧嘩、携帯電話を投げつけ実家に帰ることになった経緯。現在、教育学を学ぶ女子大生とのこと。そんな彼女をなだめつつ、ここ数日ラジオ番組「クリスマスの過ごし方」についての質疑応答を思い出していました。カウンセラー等が相談に対応。どうも家族の中に相性の悪い方がいて、クリスマスの家族集合が憂鬱とのこと。「大事なのは丁度よく切り上げること」退散のタイミングなどをアドバイスしていました。クリスマス前に大きな買い物袋を抱え右往左往、プレゼント選びや、予定以上の出費対応、電話で喧嘩している姿や、年末に多発する交通事故、頻発するガス爆発、爆竹での負傷など、ロクなことがない・・「クリスマスがなかったら、もっと年末は穏やかで幸せかもね」と彼女を笑わせつつ自宅駅最寄りの実家に向かうバス停に付き添いました。バス停には何人か佇んでいましたが、何時まで経ってもバスが来ません。どうも郊外に向かうバスは終了してしまった模様。「それならタクシーで乗り合いにすればいかがですか」と突如おなじみツアーコンダクターな統率で皆さんをまとめつつ、タクシー乗り場へ移動。ところがタクシー乗り場でもアッサリ「郊外へは行きません」「UBERを利用するしかないですね」・・ ところが誰もUBERを利用したことがないという・・ 仕方ないので自分の携帯でUBERを手配。現金で皆さんに支払って皆さんで帰宅して頂くことにしました。自宅駅に到着してから1時間程の奮闘。そこにクリスマス御馴染みのポンチェという飲み物が届き・・「飲んで下さいー」クリスマス奉仕活動の皆さん登場。皆さんはメキシコシティの病院を回っていたそうです。残ったものを地元の皆さんに届けている最中で、グループを送り出してからポンチェお届けに「羽ばたき」で加わりました。今後は皆さんと共に病院をまわることが出来そうです。素敵なハプニングと出会いに感謝、特別なクリスマスになりました。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.12.24
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ここ数日メキシコはグアダルーペ祭で盛り上がっていました。決勝に進んだアメリカの記者会見ブースにあった祈りの場所を思い出しつつ・・ Got Talent 同じく、新しいサッカー選手の才能開花が目覚ましいメキシコリーグ。今年も全てのチームを追いかけつつ、選手もですがチームとしては San Luis の活躍が異例。最終戦にあがってくることは、ここ数年まったくなかったかと..思われますが、監督の采配と共に Jurgen Damm という何度か注目されつつ、消えかかっていた名選手の復活、驚くべき身体能力を誇るベネズエラ人選手の活躍などで、強豪モンテレイを破ってセミファイナルに進出。次は今期の最強Americaとの決戦、決勝に進むのは難しいかも..もし進んで優勝などに至れば歴史的なマジック・・と思いきや5対0の大敗、2度目のアステカスタジアムではリベンジに全力2対0で勝利も合計得点で予想通りアメリカがファイナルに進出。お馴染み国立大学UNAMプーマスはCesar Huertaが大活躍。ナショナルチームにも選出されゴールも決めるなど、大人気選手を抱え何時になくサポーターは盛り上がっていました。セミファイナルを決める試合相手は、メキシコで1番の人気を誇るChivas。メキシコ人選手のみ在籍できるナショナリズムなチームChivasは、多くのサッカー記者の応援もありますが批評も厳しく、今年はChivasの中心選手の不祥事などで途中から統制が狂ってしまった模様・・代表チームにも選ばれていたAlexis Vega選手の急激な衰退状況に胸が痛みます。厳しいサポーターのブーイング「酔っ払い」コールの中プレイするのは気の毒、おそらくチームを離脱することになりそうですが、大活躍の選手が転落していくのを見るのは辛い・・復活を祈ります。このChivasとの決戦前、せっかく最寄り在住なのでスタジアムに駆けつけました。以前パチューカの取材で伺った時は第1試合目でした。今回は最終戦、しかもChivas相手ということで入場チケットは何日も前に完売。どうしても入場したいサポーターが紛れ込もうとするため、入り口は大混乱・・係員と警察が盾となり身動きとれない状況を目の当たり。かなり厳しいボディチェックもあるので開戦前に全ての方がスムーズに入場できない状況。何より会場周辺で聞こえるガラガラ・・目を閉じると風鈴のような風情ある音に聞こえなくもないですが、物凄い数のビールの瓶が転がっています。缶ビールも同じく・・皆さん完璧に酔っぱらって入場される模様。最終戦のハラハラする精神を安定させるには、お酒の力が必用なのでしょうか。そんな物凄い状況で隙間産業が御活躍。大きな袋を持って缶を集める方が沢山、そして持ち込みのできないものを預かる方達、おそらく出口でチップをもらって返却されるのでしょう。多くの売店では御馴染みプーマ人形の中に、人気選手Chino Huertasのくせ毛なドレっとヘアーのカツラを被っているものもありました。現場に行かなければ見えないものが沢山・・久しぶりの取材は有意義でした。結果はプーマスがセミファイナルに進みましたが、残念ながら今年前期の優勝チームTigresに僅かの差で敗退、決勝には進めず国立大学界隈は何時になく静まり返っていました。というわけで本日いよいよ決勝アメリカvsティグレス、鷲と虎の決戦。どちらが勝ってもおかしくない素晴らしいチーム編成を成し遂げた監督に拍手。どちらのチームも大御所が引退を控える状況で、出来れば「花道」としての優勝が望まれます。昨日プーマスの名監督Mohamed氏が辞任する事が発表されました。(ボカジュニアーズの監督になるという噂があります) プーマスには非常に残念なことですが時期監督に元パチューカ監督ウルグアイのDiego Alonso氏を待望。現ティグレスのRobert Dante Siboldi も同じく、必ず優勝に導く結果を残す方ばかりで、その穏やかで冷静なお人柄も含め自然体なウルグアイの監督の素晴らしさに注目。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.12.14
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これからは毎日更新しようと思いつつ... 再び時は流れ既に12月、今年も残り僅かとなりました。12月のメキシコはクリスマス体制で飾り付けも含めて一気に華やいでいます。12日にはメキシコの女神・グアダルーペ誕生日も控え、教会や音楽的な催しも目白押し。彼是8年前の今日、2015年のグアダルーペ音楽祭に出場した際に頂いたファイナリスト表彰状はメキシコの新たな始まり的な奇跡の宝物、コンテストは優勝云々以上に発表と交流の機会となります。ここ数カ月アルゼンチンで行われているコンテストのテレビ放送を毎日のように追跡していました。https://youtu.be/soGULBsbQU4「はまってしまった」といっても過言ではなく、アルゼンチン全土の才能を集め、審査員の批評と応援を経て、才能ナンバーワンが決定するという Got talent Argentina 元々イギリスで始まって、世界各国で同じような形式で実施されている人気テレビ番組。(日本でも今年2月に開催された模様)審査員が非常に感性豊かで素敵な方々だったので、彼等の涙する感動の瞬間に興奮。 審査員は人気歌手 Abel PintosやLa Joaqui ダンス専門家 Emir Abud 女優 Florencia Pena そして司会はニューハーフ Lizy Tagliani。親しいアナウンサーの方も絶賛する本当に頭のいいユーモア満載、最高の司会者でした。舞台美術のセンスも素晴らしく、参加者が最も輝くようにテレビ局スタッフ一丸となって模索する丁寧で心ある番組制作にも共感。全てコチラで御覧頂けます。Link youtube Got Talent Argentina(現代ネットの「記録が残る」素晴らしさ)登場する方は半端でない特別な才能で溢れる人ばかりでした。特に子供達、4歳のパーカッショニスト、11歳のダンサーや10歳の歌声、天才的な天使達の存在感が際立っていました。そこに大所帯のダンスグループや手品師、人形遣い、砂絵を即興で描くアーティスト、様々な次元の違う才能が集結。多種多様で年齢も様々な驚きの発表が次々と展開され、涙と笑いで揉みくちゃにされる深夜1時間の大いなる刺激的な一時。それが何と週4日ほど放送されるので、感極まる日々を2か月程過ごすことができ毎日の楽しみとなっていましたが、11月28日ついにグランドファイナルを迎え、優勝者はメンドサ州のサルサの兄弟ダンサー。きっとソレゾレの思い入れはあると思いますが、誰が優勝してもおかしくない、全ての出演者の素晴らしさに感謝。この経過を全て生で体感できて本当に有意義でした。終わってしまった寂しさに包まれつつ・・自分自身で挑戦してきた日々を振り返りつつ・・引き続き準備の日々 to be continued(羽ばたき本・制作中)佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.12.04
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早いもので美術館で羽ばたき展を開催してから1年。机の前に飾ってあるポスターを見る度、力が湧くというか・・全ては夢のような奇跡的な出来事。「病院の皆さんにポスターを記念に持って頂きたい」そんなポスター制作の課程は複雑な手続きと共に非常に困難が重なり、何度も泣きながら舞台裏で奮闘。あんなにハードな日々は2度とないような・・とはいえ無事開催された今となっては歴史に残る出来事として心の支え的な今日この頃。 話は前後するのですが丁度カ1カ月前、再び医学部での精神衛生フェア開催の依頼があり、3度目そして今年最後の開催を踏まえて「羽ばたき展の実施」を提案。皆さんに創作の「土台」を提供、直前一気にオーガナイズに徹し、40近くの作品が完成、無事開催に辿り着きました。2018年にプロジェクトの起点となったダンス課の皆さん他、映画学校、映像課、建築学科など繋がりのある親しい方を中心にサプライズ満載の作品が続々と登場、終了してからもダンス課の入り口に彼等の展示は継続しています。福祉学科と精神衛生課、教育学科では講師と生徒で制作、非常にアカデミックな制作過程を得て、卒業制作レベルで文書ファイルも添付され、さすが大学ならではの「羽ばたき展」開催となり、目の当たりにされた学部責任者の皆様も驚かれてました。そんなサプライズな喜びと共に新鮮なエネルギーが循環する流れは、病院での展示と同じく感動的な流れで、直前オーガナイズで大変な徹夜作業になりましたが、これまた奇跡的な出来事が刻まれる機会。病院の皆さんはポスターを持っていてくれるだろうか・・作品は家のどこかに飾られているのだろうか・・せっかくなので記念日に聞いてみたいところです。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.11.26
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何時になく特別な日々が続いています。ここ数年の締めくくり・集大成な機会が重なって、ひたすら正に黙々と進む日々。メキシコは他の国に比べると非常に孤独な健闘が必要な国かもしれません。それは自分自身の事だけではなく、周囲を見渡しても自分自身の仕事に関しては、皆ソレゾレ「孤高」で疑心暗鬼な模索を重ねている・・心を許さないというか、足の引っ張り合いというか、そこに家族内の混乱や社会的な問題も重なってくるので、精神的な混乱は想像を絶するものがあります。そんな中での大きな課題は Salud Mental 精神衛生をテーマとした機会やイベントが数多く開催されている今日この頃。自殺に纏わるセミナーに参加、自殺学、死生学という分野の研究の始まり。こういった場所では社会のために尽くす素敵な方々との出会いがあり、皆さんと進める機会に進展。「白羽の矢が当たる」べく、医学部主催の精神衛生フェアー参加を継続しつつ、別の学部・工学部大学院で「パンデミック後の精神衛生」という講演を担当させて頂きました。コロナ病棟の一つだった公立病院 Balbuena のカウンセラーチーフ Teresa先生と、当時の状況と羽ばたき奇跡の機会や背景を解説、講演と講義をミックスした形で映像とパワーポイントを使用した本格的な機会。その上に工学部スタッフの皆さんの制作した「羽ばたき展」も開催、これでもかという濃厚な内容を準備するため5日程、ほぼ徹夜に近い状況で準備しつつ迎えた本番。大学側のオーガナイズ混乱も含め、非常にハードな機会でした。その後、2年間の病院での「羽ばたき展」開催を共に進めた医局長が務める健康省のチームに同じ内容の講義と講演を「平和の日」に共有。当時を思い出しつつ涙目な一時・・彼是4年近くの交流の奇跡を想うと全て大事な命の連鎖。同じく病院スタッフが「高齢者の介護」について学んでいる福祉学科大学院にて、以前コスタリカの福祉施設での体験を踏まえた特別講義を即興で開催。こちらも最も一緒に煮詰めたスタッフの友人との創造的な発展に再び涙目・・次々と重なっていく様々な機会の中、煮詰めている出版は滞る一方。9月はメキシコ独立記念日もあり、今年はソカロ広場に伺って何時になく濃厚な「グリート」を目の当たり。2日間のレポートをドキュメンタリーで公開中。この日々が全て今後の道程に自然に繋がっていくことになる事を肝に銘じつつ、10月に控えている多くの課題に継続・・link https://youtu.be/kWhTA-GUPCM余談ですが youtube 登録 help おねがいしますそんな中で変わりない佇まいの相棒ヒメさんは正に精神衛生の要。メキシコで頑張れるのはヒメさんのおかげ、ありがとうな抱きしめ中。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.09.21
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北米リーグとメキシコリーグの合同 Leag Cupに集中しつつ、女子ワールドカップも開催されていてサッカーを追いかけつつ、我が事に集中する日々が続いていますが、ふと目に留まった情報「高橋ヒロム選手がメキシコ到着?」即検索で近々行われるメキシコ選抜チームと国際選抜チームの決戦、CMLL90周年記念 Grand Plix に参戦されるとのこと・・ 近々大学で行われる講演準備で工学部のオフィスで打合せ等を終えた後、万が一のため即カメラを準備して即アレナメヒコへ。(前回2017年に取材させて頂きました Nikkan Sports link )演出も含めて物凄く特別な機会に遭遇、会場の携帯点灯は蛍の様に美しく、軍の音楽隊も登場してメキシコ国歌斉唱、高橋選手の登場シーンでは既に感動で涙。最寄りに座っていたメキシコ人の高橋選手ファンの影響もありましたが、以前に御本人からお誘い頂いて何度も足を運んだ頃と同じく、高橋選手ならでは全力投球真っ直ぐなエネルギーに心打たれます。しかも今回は最終決戦まで残る大健闘。ミスティコ選手優勝=メキシコ勝利の後、国際チームの誰かがトロフィーを蹴っ飛ばしてしまって大乱闘の最中、コッソリとトロフィーを掲げる高橋選手・・笑。次回予告になりそうなエンディングも良かったです。正直ルチャリーブレからスッカリ離れサッカーに集中する日々で、時間的にルチャまでフォローできませんが「高橋選手だけは見たい」とあらためて思いました。会場アレナメヒコ周辺で色々以前なかったものを発見。ルチャトンネルという施設が出来ていて、素晴らしいルチャの撮影写真がトンネル全体に展示されていて、入り口にメキシコで長年活躍される奥村さんの素敵な写真があって感動。新しい侍風なコスチュームでお元気そう。そんな写真の前で本物とのサインと撮影サービスもあってビックリ。(アトランティス選手滞在中) 出口付近には撮影スポットもあり、思わず自録りで記念撮影。現在のヒーローはダントツにミスティコに集中していて、トンネルの写真もですがアレナメヒコに面した場所に「ミスティコショップ」が開店、本人が7時半から滞在予定とのことで多くのファンの行列が出来ていました。(撮影チケット200ペソ)今日の優勝の流れも頷けます。グッズ販売は常に見ているだけで楽しめます。以前はなかったルチャエプロンが気になりました、理容師エプロンに是非ひとつ購入したいところ。お馴染みゲストキャラ青いサルもドッサリ。エンターテイメントの醍醐味に触れ元気を沢山頂き感謝です。帰りは大雨で緊急取材には至らずでしたが、高橋選手の試合は未だメキシコで幾つかあるようなので出来れば再度伺いたく思います。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.08.19
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正直、見たくなかったのですが大学関係者から「感想を聞かせてほしい」という依頼があり、避ける事ができず・・丁度、格安で見らえる水曜日、日取り的に尚気が進みませんでしたが、勇気を振り絞って義務的に鑑賞。非常に長い映画で3時間程・・内容は想像通り目を伏せずにはおられない、原爆が創られるまでの科学者のサクセスストーリー。最終的にはスパイの疑いを懸けられ干される中で、本人は行ってしまった活動を悔いてはいるものの、最終的には名誉を取り戻しての拍手喝采。 当時の大統領トルーマンの恐るべしコメント「京都は新婚ツアーで思い出深い街だからやめよう」や、原爆が完成した時の歓喜、その後に普通に何処かに運ばれていくのを見送る科学者、原爆が落とされた際の民衆の歓喜。全く人々の痛みや苦しみを想像できない科学者と政治家のやりとり、何よりも人々の「喜ぶ」姿と感覚に呆然。雑誌にも「原爆の父」と大きく掲載される「成功者」オッペンハイマーは軍の責任者と共に映画でも紹介された秘密基地 Los Alamos の記念公演に設置されています。破壊を目指した原爆の父、再生を願う原爆の子・・日本での上映予定は決まっていないとのことですが、キッパリ「上映するべきではない」と思います。既に物凄い興行成績をあげていて、オスカー賞の候補にもあがっているとのことですが、この映画の監督 Christopher Nolan が賞の盾を振りかざし喜ぶ姿は見たくありません。人間の戦争の過ちを考える意味では大切な事だと思うのですが、ただただ複雑な心境。帰り道、国立映画館の最寄り駅 Coyoacan 駅展示作品に癒されました。物凄い数の作品全てに平和への想いが漲っていました。Beatrith Contreras Salgado さんの個展 SINERGIA 「人生は誰かのために何ができるかが道を創る」8月に入って爽やかな気候と日差しの下、植物の輝きに囲まれています。久しぶり隣のバラ開花、持ち主の大お母さま102歳の追悼を終えたばかり。お仏壇に飾って頂けないものかと思いつつ、病み上がりで完全復帰とはいえないリハビリの身、太陽と花々にエネルギー頂いています。弁慶草は子宝を増やし続け、その数が既に100を超えています。62歳で亡くなったオッペンハイマーを追悼する気にはなれませんが、映画を見ていて、もしこの瞬間に誰かが止めていれば・・と何度も思いました。歴史は変えられませんが、正しい未来を創る事はできます。映画館に心から羽ばたきを一つ残しつつ御約束。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.08.09
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大学の友人からコロナの感染が再び増えているので「気を付けるように」という告知が来て、正式な今後の大学対応も公開される中、実は既にコロナに感染中という.. メトロバスで移動していて、ふと異常な身体の痛みと疲労に襲われ、朦朧としながら帰宅「香りを全く感じなくなっている?」に気が付いて、これは・・ みるみる熱が上がって38度超え再び看護猫ヒメさん御活躍、しっかり寄り添ってくれました。2日目に熱は下がり、3日で完全復活。以前の経験もあるので何をすればいいかわかっている上、前回の失敗として身動き一つとらずな治療は体力低下で逆効果、逆に汗をかく程の運動をして体力を保った方が早く治ります。気になるのは看護のヒメさんが咳をしはじめたような・・感染させてしまったかも?様子をみながら今度は看護交代の身、見守っております。そんな感染直前、再び「旅サポート」今回は我が家と同じ組み合わせの御家族のため、非常に張り切っての御対応。我が家は同じように旅をすることは「恐らくない」と思うので「疑似体験」な一時。同時に前回「サンフェルナンド館での事件」で全て台無し水の泡になってしまった件もあり、今回こそ最高に良い形で終わりたい。「最終回」としての御案内として臨み、幸い本当に素敵な方々をサポートをする機会となり、素敵な感想も残して頂いて良い終了の記念となりました。これを心に刻み終了、本の執筆に集中します。駅前の新聞コーナーには連日メッシの活躍満載。現在「リーグカップ」でアメリカリーグとメキシコリーグ全てのチームが競っていますが、恐らくメッシの在籍する元メキシコチーム監督マルティーノ氏率いるインテルマイアミが優勝するのではないかと。他ボカジュニアーズにウルグアイの名選手カバーニが10番を背負う発表など賑やかな話題満載ですが、個人的には久しぶりにパチューカへ取材に伺う機会があり、次のサッカー特集で御報告を重ねたく思います。お馴染みサンフェルナンド館の最寄り駅でもある地下鉄イダルゴ駅のホームで「トンデモナイ事件」が起こってしまいました。ある男性が飛び込み自殺、関係のない19歳の女性を巻き添えに・・ネット社会ならでは即、現場の写真、映像が公開され「見てはいけないもの」をウッカリ目にしてしまう今日この頃。19歳の女性は彼氏と現場にいたそうで、目撃者の証言では「列車がホームに入ってきた際に、何者かがどこかから走ってきて女性を突き落とし、続いて自分も飛び込んだ」とのこと。直前まで女性は携帯で楽しそうにメッセージを送りながら誰かとやりとりをしていたそうです。「こんな風に人生が終わってしまう事って・・」と思う事件、こういった事件が起こってしまった事で、日本のように列車が停止してから開く二重ドアシステムの必用性が今後の課題。とはいえ即、取り付けられることはないと思うので、先ずは列車が到着するまでは絶体ホームの端に立たない事。これを皆さんにお願いしたく思います。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.08.03
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2017年に本田圭佑選手が所属したパチューカを中心に取材すること1年、その魅力とサッカー観戦にはまりました。取材を通じて素敵な人柄を知ると尚一層、思いは深まります。話は超前後するのですが、そんな選手の引退試合で再びパチューカに伺いました。コロンビア人のオスカルムリージョ選手はコロンビアで活躍後、2016年にメキシコのパチューカと契約、実に7年の日々をチームで過ごし、パチューカ優勝に何度も関わる大事な立役者をディフェンダーとして努めてきました。6年以上の日々を同じチームで過ごす選手は珍しいとのことですが、何より皆を一瞬にして和ませることのできる、その暖かい人柄と雰囲気にチームメイトだけでなく、観客からも同じく大きな信頼と好感を得た方。だからこそスペインチームとの国際親善試合に引退セレモニーが開催されたのでしょう。日本がロシアのワールドカップで最初にあたるチームがコロンビアだったことから、オスカルさんに取材をさせて頂き、コロンビアのチームの事など伺いました。御礼に瀬戸市から持ってきた瀬戸物の「ウサギだるま」をプレゼント。転んでも起き上がる七転び八起きなダルマの説明と怪我のないように願いを込めている事をお伝えしました。まだ持っていてくれるだろうか・・引退のキッカケとなった大きな怪我をされた時、思い出していました。時が流れ親しいプレス対応の担当者も変わっていたのですが、一緒に取材を行ったパチューカ在住の記者マウリシオさんが対応して下さり、取材許可をとることができました。久しぶりのパチューカ滞在。パンデミック以来、長距離バスに乗る事もなく、バスに乗り車窓に広がる広大な景色を見る感激。バスの中で見る映画も特別で、ディズニー映画Cruella上映。母親をデザイナーに殺された敵を討つため、自らデザイナーのアシスタントになりつつ、変身してデザイナーを困らせるライバルとなりますが実はデザイナー自身の娘だという事が発覚。登場人物が極悪すぎて呆然・・残念ながらパチューカまでは1時間弱なので最後まで見る事はできず、とっても気になっている今日この頃。パチューカのターミナルからバスで市内中心の時計台へ。当時大変お世話になったデルフィーノさんと即、再会することができました。当時は観光バスの運転手をされていましたが、現在は時計台の案内係を担当されていました。パチューカに届いた最初の「羽ばたき」1号はデルフィーノさんへ。まさか時計台に飾られる日が訪れるなんて・・シミジミ感動。懐かしい市内を散策しつつ、気になったのは時計台も含めて膨大な落書きで、市内は埋め尽くされていて残念。エレガントで古風な佇まいが素敵なパチューカだったのですが、メキシコシティおなじく政治的な団体が好き放題に行っているようです。最も大きな衝撃は平和の鳩モヌメントがボロボロになっていて・・ 壊されたのか、材質的に老朽化したのか疑問ですが、修理の日を夢。試合開始1時間前にスタジアムに到着して手続きを済ませ、今回は撮影許可と共に内部でも取材許可証を頂いて、実際に試合の行われている周辺に滞在することができました。とはいえ常に通常は記者席に滞在していたので、ボールは普通に飛んできますし、逆に選手との距離が近すぎて戸惑いつつ、引退セレモニーに近づくためには必要な位置なので、他のカメラマンの方の動向を参考にしつつ待機。アップのため選手入場後は、オスカルさんをヒタスラ追いかけつつ「今日でサッカー選手としての人生が終わる」オスカルさんの想いを想像しつつ涙。一つ一つの行為をこころから楽しんでいらっしゃるような、、そして早速セレモニーの瞬間が訪れ、パチューカの名マネージャー Jesus Martines氏を中心に幹部が揃い、記念撮影と共にオスカルさんを称える式典。良い瞬間を納めることができたものの、あっという間の出来事で取材には至らず、試合の終わった後を目指し雨が降ってきたので、カメラを守るため記者席に待機させて頂きました。幸い雨は短時間であがり、この日は50ペソで入場できる特別価格での試合でもあり、満席のスタジアム。取材で伺った当時に何度も見る事の出来た雨上がりの景色再び・・試合の結果は引き分けでしたが、親善試合ならではの和やかな雰囲気で、終了してからオスカルさんはチームメイトに胴上げされ、全員での記念撮影の後、スタジアムを奥様、そして御家族と歩いて一週されました。ヒタスラ走って「ここぞ」という瞬間を抑えつつ、まず奥様にお話を伺い、以前の記事を見せるとトテモ感激して下さって、奥様がオスカルさんに声かけして下さり、スタジアムを一周後に御挨拶の機会。そして再びパチューカ「羽ばたき2号」お届け達成。意味も含めてお伝えすることができ、オスカルさんから「一緒に写真を撮影しよう」幸せすぎる取材の一時に感謝。とまた御会い出来る日を夢みつつ、今後のオスカルさんの日々も追いかけたく思っております。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.07.23
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メキシコに戻って2週間、親しいアナウンサーのリリアーナさんから届いた写真にはマテ茶の横に制作途中の「羽ばたき」が・・寒波が訪れ多くの方が風邪をひいているブエノスアイレスですが、昼間のお日様の下で煮詰めて下さっている様子に感動。その羽ばたきはエクアドルで最初に制作完了された、国立映画館のコーディネーター・ラウラさんのものとよく似ています。国境を超えた「姉妹な羽ばたき」御紹介。ラウラさんは現在、病気と闘い入院中。リリアーナさんは愛猫インティが蒸発。二人共すこし厳しい日々ですが、この羽ばたき繋がりで元気の虹がかかりますように。映画「ほほえみのうた Zamba del loro Mario」でナレーションを担当して下さった国営放送の名アナウンサー Liliana Daunes さんに預かって頂いたギターは、彼女の友人がピリさんが保管して下さっていました。ピリさんの家に伺い彼女のお母さまにも「羽ばたき」お届け。今回の渡航で御迷惑な保管の処理も兼ねつつ・・他、本やカセット、CD、ファイルなど数多くの御迷惑な8年間。アルゼンチンの暖かい皆様に感謝とお詫びな「お届け謝罪ツアー」ふと短い期間に沸き起こったブエノスアイレス郊外 Villa Elisa への旅。自然とのコンタクトを求め引っ越されたリリアーナさんの新居は文化センターな佇まい。きっとここから新しい発信をされることでしょう。22年寄り添った愛猫ティンタさん追悼、オカリナを演奏しつつ新猫インティさんと交流。そのインティさん蒸発の速報は非常にショックです。久しぶりにラプラタ行きの列車に乗って見ることが出来た景色や人々の様子。「バスで50分と、列車で50分なら自然に囲まれる場所を選択したい」 より充実した日々を求める事の大切さをシミジミ・・愛猫ティンタさんが一刻も早く帰宅しますように。そんなアルゼンチン渡航最中に御連絡を頂いたお馴染み「旅サポート」依頼。弥次喜多道中記のような愉快で素敵な二人組、たまたま亡くなった心友と同じ名前だったことから何時になく心を込め「メイッパイ」盛り沢山な御案内を努めたのですが、御案内終了後に依頼した日本人宿で二人がガッカリする思わぬ流れになってしまい・・全て水の泡。サンフェルナンド館はパンデミック後、長期滞在者の利用が中心となっていて以前のような受付が出来ない状況でした。様々なことが日々変化している今日この頃。そんな変化に気づかずな失敗、確認を怠ったミスに恐縮。多くの事が変化していることはアルゼンチン渡航でも明確。時の流れに逆らうことなく、おそらく自分自身も変化していることは間違いないので、この変化を受け入れ、あらためて始めることをグアダルーペ寺院の大景色に御約束。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.07.20
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少し遅ればせになってしまいましたが、パンデミック後の8年ぶりブエノスアイレス渡航についての御報告。丁度、昨日ブエノスアイレス友人より「舞台を見てきた」という報告があり、感動をアラタメテ分かち合ったところなのですが、ブエノスアイレスに到着した初日に先ず駆けつけた名女優ナチャゲバラさんの新作 Nacha Pijamaは (Teatro Astro で上演中)たった一人パジャマで演じるコロナ禍で迎える80歳の誕生日に纏わる物語。コロナが始まった頃からナチャさんは、インスタグラムを通じて交流応援作戦を展開。Botica de Angel ベルガラ・レウマンさんに「ナチャの舞台を見て学ぶように」と誘われ、彼女の舞台を初めて見た衝撃的な体験とは違った、優しさに溢れたスピリチュアルで深い健康管理の話をオンエアーで共有。フォロワーの1人となり追いかけていたのですが、正にリアルタイムで話されていた内容が見事に舞台にありました。メキシコから持ってきた「羽ばたき1号」をナチャさんにお届けする事ができました。まるで50代のような83歳の彼女のパワフルで美しい佇まいを心に刻みつつ始まったブエノスアイレスの母・カンポスさんのお見舞い滞在。短い滞在でしたが、非常に濃厚で充実した発見の機会となりました。(Nacha Pijama, fotografia/ Silvina Di Caudo)ちなみに今日はワールドカップ以来、停滞していたメキシコナショナルチームがコパデオロ(北米カップ)で優勝。土壇場で変わったメキシコ人監督 Jimmy Lozano の見事な采配。監督アシスタントは日本人の方で(Ryota Nishimura)メキシコ国歌を歌う姿も話題となっています。ワールドカップで別国籍の監督である事はトモカク、一緒に国歌斉唱をできる方は皆無。国歌を歌う程、一致団結した覚悟ある責任ある姿を見せてもいいのではないかと何時も思っていました。決勝の決め手はアルゼンチン出身、メキシコ育ちの Santiago Gimenez 現在ヨーロッパで活躍する彼は非常にスピリチュアルな青年で、いつも彼のインタビューの言葉に心打たれています。そんな彼の試合終了目前ゴールは感動的でした。日々ユニバーサルなナショナルチームの今日この頃、皆が揃って国歌斉唱できる事は要の一つ。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.07.17
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気が付くと出発前日。エクアドル渡航の時とは違って期間も短いですし、目的は「お見舞い」なので、祈りの波動で心穏やかな準備。メキシコでコロナ病棟に届けた際の感覚で、今度は真冬のブエノスアイレスにて個人的に届けていくこと。何より再会が楽しみですが、愛猫ヒメさんと離れる寂しさが・・。 前回は学生さんが面倒を見てくれたのですが夏休みで実家に帰っているため、ヒメさんの大好きな隣のオジサンにおまかせ。そんなオジサンと大学関係者で近所の食堂で壮行会。今年に入ってから人となりは大学関係者に集中、アルゼンチンから戻った後は大学で様々な講演予定。シッカリ渡航、そして帰国しなければ・・その講演で何をテーマにお話をさせて頂くか考えていて、アルゼンチン渡航目前にアラタメテ映画「Zamba del loro Mario ほほえみの詩」を思い出していました。エクアドルで上映した際にインタビューを受け、伝えたいことなどをお話したのですが、まさにこの取材で話していたこと、そこに尽きることを確認。https://youtu.be/FeSOCElroWg未だ且つてないメキシコサッカー代表の不振・・20日の早朝にメキシコのサッカー協会より「現・監督退任と新監督の発表」がありました。先日のアメリカ代表との対戦は惨敗だけでなく、大混乱と統制の全くとれていないチームにガッカリ、決勝に進めなかっただけでなく3位決定戦もギリギリの状況でした。しかも愛想をつかしたメキシコ人の観客は3位決定戦に応援に行くことなく、サッカー場が見事にガラガラの状態。現監督のDiego Cocca氏は元 ATRASの監督で2度の連続優勝という偉業を果たした名監督のはずですがアメリカとの残念な試合結果で急遽、オリンピックで銅メダルを獲得した Jimmy Lozano氏が浮上。この緊急事態で短い時間に結果を出さなければならない状況ですが、当時のオリンピック代表選手の多くがメキシコ代表に所属しているので、良い流れを創りやすい可能性とみられた模様。個人的にも「2度とサッカーは見ない」宣言までしまった程だったので、この新鮮で斬新な改革は好感と共感、次の試合を見るのが俄かに楽しみになってきました。愛猫ヒメさんを抱えてサッカーを観戦したい気持ちでイッパイですが、明日まずブエノスアイレスへ出発、現地より速報モロモロを引き続きコチラで御報告させて頂きます。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.06.22
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久しぶりに新作到着「虹の橋」というタイトルの「羽ばたき」。大学の精神衛生フェアに参加して下さった素敵な日本人女性・御一家の作品です。次のフェアに展示できる日を夢見つつ、入れ替わりで遅れていた患者さんの作品を返却。このように今後もリニューアルな形で進んでいけたら素敵です。そんな新規一転、新しい歳を迎える6月。今歳は近々まずアルゼンチン渡航から。5月渡航予定でいたが、色々な事が重なって延期になっていることから、今度こそな心持ちで準備を進めています。実に8年ぶりなので御無沙汰している間に多くの方の訃報も重なって「再会」できる「今」、1番の課題は高齢の友人お見舞い。息子さんが「きっと元気になる効果がある」と渡航を喜んで下さっているので、とにかく先ず「羽ばたき」を届ける旅を実施、停止している制作も現地で再開できるように・・そんな御挨拶ビデオ更新。https://youtu.be/BSIOb7UqOdo再び大学の映像学校より薦められた映画に衝撃。本当に学生さんは良い映画を制作しています。卒業制作の完成度の高さが半端ではなく、大学の援助も受け大きな発表の機会も得て、友人の甥っ子さんもそうでしたが多くの卒業作品は国立映画館で上映されていて、メキシコの誇る ENAC 国立芸術映像学校の作品に釘づけ。集中しなくてはいけない自分の任務が片付いたら、いつか字幕をつけて素敵な社会的テーマを持つENAC作品を特集して日本に御紹介できれば・・と夢。メキシコは未だ且つてない猛暑が続いていて、昼間は部屋が朦朧とする暑さで愛猫ヒメさんと共に屋根の上に避難。高地なので風は涼しくパンデミック時代に制作した祈りハウスが快適な避暑地となっています。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.06.17
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取り返しのつかない記憶.. パンデミックが始まって間もない頃、Quiero verte 会いたいというメッセージに即、駆けつけることができず、その数日後に発作で亡くなってしまった友人。その反省から始まった「コロナ病棟お届け」が現在に至る3年の日々。そんなパンデミックが終って追悼3年目の当日、彼女の甥っ子さんに grulla mexicana として現在定着しているアレブリヘスの技術で制作する大型サイズの「羽ばたき」を彼女の御家族に届けるため訪問。彼女の甥っ子さんは映画監督で、映像学校の卒業作品として制作したドキュメンタリーを3月に国立映画館で発表。メインの長編作品は彼の御家族の物語で、生前の友人も登場。彼女は国立大学放送局のデザイナ―で、記者でもあるため報道写真に深く携わっていたのですが、何時も彼女から取材のように質問責めで、彼女の話を聞く機会はなく、知らなかった生い立ちや御家族の「特別な歴史」を初めて知る機会。同時上映されていたショートフィルムも盲目の路上演奏家を捉えた素晴らしい芸術作品でした。甥っ子さんの話はよく聞いていたので即、意気投合。現在国立映画館で上映されている国立大学の芸術映像学科の卒業制作作品を一緒に鑑賞。チアパス山里の子供達のため学校をオーガナイズする先生の日々を捉えたドキュメンタリー El Sembrador 素朴で大自然と戯れる幸せな子供達の姿、電気も携帯もない場所での子供達の輝き。確か友人もチアパスに撮影や人形制作のコラボレートで何度も訪れていたはず・・ そんな素敵な映画を見ている最中に国立映画館のコーディネーターの方よりメッセージが入り、甥っ子さんと一緒に映画を見た後にオフィスに伺いました。急遽3人で対談、コーディネーターの方は友人と以前、多くの映像の仕事を一緒に行っていた事を知り、様々な物語が自然に繋がっていく流れの中で、あらためて深く追悼。ここ数日メキシコシティは未だ且つてない猛暑で、相棒猫のヒメさんは仰向けになって眠っています。この異常気象はポポカテペトルの噴火の影響もあるのかもしれませんが、やはり温暖化が気になります。 映画El Sembradorで見たチアパスの大自然に溶け込む子供達の輝きと指導する先生の真心。幸せそうに眠るヒメさんと共に「守りたいもの」をアラタメテ心に釘。夜の涼しい満月に御約束。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.05.31
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大学の精神衛生フェアから1週間。遅ればせの御報告になりますが、多くの事が重なっていて日々徹夜作業が続いていました。直前にメキシコ御案内もあり、旅人の方に頂いた特別な「ハチドリ布」を会場の机に設置、ここぞというデビューな機会。前回ご一緒した病院のメンバーが急用で来られなくなったため、今回は新たなメンバーで臨んだのですが、代理で病院から参加の有力メンバー、同じく前回は出席できなかった病院夜間の緊急受付担当の強力メンバー、そしてスペシャルゲストに直前の出会いから素敵な日本人の方にも参加頂き、場所が福祉学科開催のため学生が将来に生かして下さる可能性も高く、充実した機会となりました。早速、旅人の方に布デビューを御報告。出会いの素敵な輪が様々な形で広がっていく今日この頃。一期一会 to be continued.. 繊細で詩心のある素敵な方との出会いと真心の交流は宝物。そこにフト・・米国の有名な Tina Turnerさん訃報。幼い頃にテレビで歌ってらっしゃる姿、髪型もパワフルな歌声も衝撃的でした。晩年はスイスで闘病されていたそうですが、83歳だったとのこと。何時の間にか時は流れていますが、大スターは確実に歳をとられている。世代的な感覚かもしれませんが、昔の大スターは輝きが半端なく、イロイロ一段落したので久しぶりにCDをジックリ。Carole Kingを聞いていて、現在は「どうしているのだろう?」検索してみると81歳になられている事がわかりビックリ。訃報当日はボブディランの誕生日でもあり、82歳になられたことがわかりビックリ。当時の大スターは気が付けば皆80代・・シミジミ時の流れを噛みしめつつ、母がよくいう「人生1度きり、美味しい物を食べなさい」久しぶりに大学傍の人気店 Fonda la Unica で昼食。他の食堂より若干高めですが特別で創造的な御料理が魅力的。今日はベジタリアンラザニアが最高でした。メキシコならではの食材「ヒカマ」サラダも斬新、健康的な食事で元気復活。一度きりの人生「思い切りチャレンジパワー」充電。 ミニバラが満開となっています。今年は4つのツボミが登場。パワー全開で5月を締めくくりたく思います。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.05.26
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近々お届けするプレゼントを準備しています。ずっとしまってあった瀬戸物の抹茶茶碗。60歳の記念すべき誕生日を迎えるテレサさんに・・お会いしてから常に付き添って頂きました。一緒に進めることが出来た多くの経緯に感謝しています。理解と信頼ある「人となり」は非常に貴重な心強さの秘訣でした。そんな多くの出会いの重なる3年間、パンデミックの特別で厳しい日々は本日正式に「終わり」ということ。突然はじまって、なんとなく終わったような・・実際は今度こそ真実を追求する「調査」が本格的に進むことになるのかもしれません。専門家でない一般人の出来る事。前向きに進めることができるなら、これまで以上に行っていくことが出来る事を引き続き行う御約束。先日の取材が突然掲載となり、少し戸惑いつつ・・誤解や中傷などの不安もありますが、幸い暖かで変わりない相棒が傍にいてくれるので、アラタメテ皆様に御約束という意味で集中。パンデミック時の病院での日々、そして30年近くにのぼる「羽ばたき」の経緯を完結にまとめて頂きました。メキシコ国立大学医学部 link近々行われる第2回、精神衛生フェアの準備が始まっています。掲載には本の発表の事も触れられているので後戻りなく今月中に制作を終えること。つい先日、恒例の国際ダンスの日に大学のダンス課 Danza UNAM 主催のイベントに伺いました。この3年間の経緯をダンス課は素晴らしい本を制作されていて、以前のイベント関係者は本を頂くことが出来ました。パンデミックの期間は非常に厳しいものではありましたが、この時期だからこその進めることができたものが深い作品となっている。今後はキット世界の皆さんと進めていく基盤となる大事な期間・・になるように。丸ウリの花が開花しました。物凄く沢山のツボミがあるので大量の収穫になる事を祈りつつ、任務を静かにジックリ煮詰め、責任を果たすことができるように・・佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.05.05
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骨折事故から2年、コロナ禍の思わぬ緊急事態、即手術、リハビリ、、そこから始まった病院内での羽ばたき活動は、待合室「美術展」開催に至り、最期にはポピュラーアート美術館に到着の奇跡。今後は病院が管理する形となり2年間の責任終了。そんな喜びも束の間、残念ながら「突然の終了」で幾つかの作品紛失。その問題な終了に関わった担当者は既に病院を辞めているようで、未だハッキリしない状況。それでも「いつか戻るかもしれない」という希望は捨てず、そんな経緯も含めた30年近くに渡る「羽ばたき物語」出版の可能性浮上。 今年の2月エクアドル渡航で作家のベロニカさん宅に滞在したことから制作に至りました。既にスペイン語の部分は完成しているのですが日本語と英語も含めたものを検討。6月完成を目指していたのですが、帰国直後から様々な事が重なってしまい、未だ制作を煮詰めることができず・・ 徹夜の重なる時間的に厳しい日々が続いていますが、帰国してから再び看護猫ヒメさんと過ごす日々。手術の後、至れり尽くせり本当にお世話になりました。パンデミックの始まりに屋根から降りてきた天使と共に日々は継続。エクアドル渡航の後、仲良し度が増しています。もう離れられない!! 今日この頃。今月は久しぶりに取材の依頼があり、出版前に一足早く経緯をお届けする機会。掲載前に確認で右往左往する複雑な経緯を修正。取材者の方が理解に苦しむ生い立ちや、様々な国での経過。1時間半程の長い取材になりました。この反響によっては5月は再び「羽ばたき講義」の予定が重なりつつあり、「鹿とハチドリ」の舞台は完成まで45年程かかりましたが、この本も出版まで再び何年もかかるのかもしれません。エクアドルから戻ってフト、空いていた鉢植えに「丸ウリ」calabaza redonda の種を植えてみたところモリモリと成長。いつ実が登場するか・・楽しみです。きっと全ては実がなるまでジックリ、ゆっくり育てながら待つことが大事。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.04.27
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国立大学の医学部で開催された精神衛生フェスタの後、再び大学の語学学科から連絡が入り、語学学科の主催する「花見イベント」コラボレートの依頼が・・ 以前、心理療法の学科で講義を行った際に学部長のアシスタントだった方が、現在ここで日本語を学んでいることからコラボ浮上。今回は緊急な「人形制作」の必用でしたが実際に訪れてみると既に人形は出来ていて、折り紙を教える学生さんも・・場違い退散な状況でしたが急遽「羽ばたき講座」を行ってみると「和」が即ひろまって、ここ数年のパンデミック時の体験をお届けすることができました。日本語学科の創造も高まっていて、ここ数年の変化を感じました。きっと皆それぞれ育まれたものがあるパンデミック時代。羽ばたき講義の後、人形制作にも挑戦。20年ほど前に日本を出発する際に母が持たせてくれた「わらべ人形セット」ココゾとばかり皆さんと制作に挑んだものの、非常に難しく各自が家に持ち帰っての宿題となりました。皆さん本格和紙に感動、ようやく辿り着いた使用する機会に時の流れと共に当時の日本を出発した頃の思いが蘇ってシミジミ・・母に感謝。講義終了後、急いで帰宅。日本とアメリカの決勝戦を観戦。メキシコチームの活躍もあり俄かに野球熱。素晴らしい試合の数々とサッカーとは違った、大どんでん返しの面白さを満喫。噂には聞いてましたが大谷選手、本当に凄い存在感。メキシコでもアメリカの野球中継が始まるそうなので、今後はサッカーだけでなく野球も見なくては・・話は前後しましが、前日ふいに誘われた山登り。「ピクニックのようなものだから」という話でしたが、実際は急な坂道をよじ登るような状況で、靴などの準備ができていなかったので足首を痛め途中で棄権しつつ、優しい皆さんに促され何とか頂上までたどり着くことができたソチミルコ地区の小高い山々、、登ってみないとわからない素晴らしい景色に遭遇することができました。登る途中で見つけた「ほおずき」のような実。カサカサ素敵な音にインスピレーションを受け、お昼御飯で休憩時に景色と共に撮影。即興なダンス映像が完成。舞踏を通じて集ったグループの素敵な佇まいの皆さん La Colectiva の皆さんとの交流で再び創造な一時が始まりそうです。映像ビデオはコチラで with La Colectiva https://fb.watch/jAuoI5X_zd/佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.03.21
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エクアドル滞在を伸ばしたい・・そんな後ろ髪をひかれる思いを断ち切って帰らねばいけない予定、メキシコ国立大学の医学部主催「精神衛生フェアー」実は昨年10月の開催予定が延期となり、年明けに晴れて初めての記念すべき開催となり、エクアドル滞在中に依頼を受け御約束。実施ブースのタイトルは Grulla Mexicana。パンデミック時期に出会った二つの病院の医療従事者の方々と実施。「羽ばたき講座」を中心に病院での体験も含めて解説。非常に多くの医学部の学生さんが訪れ、昨年に医学部での自殺者が出た際に心に決めた「羽ばたきの夢」達成。学生さんの反響を目の当たりにして「間違っていなかった・・」事を確認。同時に次の機会を模索していくことを心に刻みつつ、朝9時から15時まで5時間近くの講義実施。エクアドルからメキシコに戻った直後には「シティ御案内」依頼が入り、素敵な旅人の方の感動と共にシミジミ、あらためてメキシコの魅力を実感。特にバスコンセーロ図書館は建築だけでなく、ふと手にとることができる魅力的な本が盛り沢山、通い詰めて制作する本をココで煮詰める事を決め、翌週再び来館。俳句を翻訳した本が沢山あって参考になりました。様々な言語が一緒になるということは翻訳以上にデザインが重要。読みやすく、わかりやすく、親しみやすいものに・・夢。そんな帰り道、ついでに久しぶりに立ち寄った図書館最寄り国立大学の文化施設・チョポ文化センターにて、スペインから来たダンサーの発表テーマが「紙」。舞踏的な表現で紙を足で折りつつ、物を包み込んでいく・・最後は上空から紙がヒラヒラと落ちてくるエンディング。 施設のスタッフの紙の落とし方が繊細でなく、最期の最後にイマヒトツ納得いかず・・隣の観客に「どう思う?」そんなことで出会ったダンスグループ La Colectiva の皆さんに誘われ近々、山に登ることになりました。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.03.17
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1カ月の間、近所の学生さんにヒメさんの御食事を依頼。実家で多くの動物を飼育、地理学を学ぶ心優しい学生さんは、エクアドルにヒメさんの映像や写真を送ってくれました。無事ヒメさんと再会・・屋根猫ヒメさんと初めて離れて過ごした日々、何事もなかったように再びヒメさんと過ごしています。帰宅直後は喜びをしがみついてフミフミ・・感動的な一時。ヒメさんは少し体重が軽くなっていましたが、太り気味だったので健康的には良好。学生さんが現れると走っていくので相当かわいがってもらっていたようです。エクアドル最後の夜は作家のベロニカさんと共に劇場へ。エクアドルの伝統音楽を中心に演奏するギター楽団 Emsambre de guitarra Quitoを見てきました。ゲストの女性歌手のバラエティに富む選曲による歌で Yupanqui, Piero, Chabuca Granda 等、ラテンアメリカ盛り沢山な内容とエクアドルの曲で最も好きな Apostemos(合唱団と共に演奏した曲)そして元映画館長 Wilmaさんの母 Pepitaさんを歌った曲がアンコール。同じ劇場で coro MixtoによるキューバのシンガーソングライターSilvio Rodrigues特集が始まりだったので、記憶に深く刻まれる2つの公演に感謝。「ラテンアメリカ愛」をアラタメテ音楽を通じて確認。6度目のエクアドル滞在。親しい方との再会でメキシコとは違う、深まる交流に大切なことを心に刻みつつ、ラテンアメリカに所属することを再確認。ベロニカさんが飛行場まで見送ってくれました。1カ月の制作で土台を築くことができたので後は引き続き煮詰めるのみ・・最後に一緒に訪れた文化施設は3月イッパイで閉まってしまうそうで、エクアドルは引き続き文化的に厳しい状況にあります。一刻も早く完成させエクアドルに戻って何かお力になれるように・・夢。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.03.11
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エクアドル滞在中、外から聞こえてくる木琴のようなカエルの声に癒されています。カエル自身を見ることはできなかったのですが、今回はカエルさんがシンボルな日々。ショッピングセンターには既に聖週間のチョコレートが並んでいるのですが、そこにも珍しい大きなカエルが・・(通常は卵かニワトリ)カエルに注目していることを気にとめてくれていたのか、作家のベロニカさんにトッテモ素敵なカエルの置物を頂いて感動。「カエル」に導かれたエクアドルの日々・・1カ月があっという間に過ぎ、気が付くと出発目前。エクアドルの現在の状況は決して安泰ではなく、治安の悪さを筆頭に多くの問題を抱えていて、親しい方が強盗にあった話や、バスの乱暴な運転で怪我、親しい方が迎えにきてくれる途中での事故、、エクアドル最終の今日は前回の滞在で親しんだ少年の銅像を出国前に見てみようと、いつも目の前を通過している階段を思い切って登って訪ねてみると・・ なんと両腕が切断されていました。街のアチコチでマンホールが盗まれ穴があいているように、ブロンズ像なども切り取って転売。移民の流れと共に強盗も流れ込んできている厳しい状況。そんな難しい状況のエクアドルですが、今回は活動ではなく制作のために滞在したため比較的マイペースに穏やかに、暖かい友人の皆さんとの交流の中で幾つかのささやかな夢を叶えることができました。キトの山に君臨するキトの女神 Virgen de Quito 訪問。アルゼンチンの元エクアドル大使館文化担当官ネリーさんと訪ねることを夢見ていたのですが、10年後の実現。気になっていたエクアドル料理「ファネスカ Fanesca」も、美術館のレストランにて実現。本の制作も一段落。思い残すことなく出国できそうです。今回の滞在でアラタメテ心に刻んだこと、メキシコの病院で遭遇した悲しい出来事、同じことを繰り返さないように、、ネリーさんの創った素敵な「羽ばたき」に御約束。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.03.08
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6度目の滞在となるエクアドルにて3週間の日々。到着して即、今回の目的・制作、宿泊先の作家友人ベロニカさんに御紹介頂いた医師作家協会の方々に昨日「羽ばたき講義」を実施。エクアドルの公立大病院 Hospital Eugenio Espejoの医学博物館内にある講堂にて多くの参加者の皆さんに、ここ数年のメキシコでの経験も含めて今までとは違う講義となりました。素敵すぎる病院に感動この3週間、作家ベロニカさんと煮詰めてきた本の制作も一段落しつつあり、残りの滞在で仕上げに向かって集中あるのみ。以前はコチラで多くの即報を重ねることを日々の糧としていましたが、個人的な時間がとれず、メキシコでの様々な悲しい出来事で全て停止状態でしたが、エクアドル滞在で無事復活できました。羽ばたきメキシコ版を親しい皆さんに日々お届けしています。早速、国立映画館コーディネーターのラウラさんが制作完了。タイトルは「快復」Recuperacion 多くの素敵な出来事は後日あらためて・・ 今回は素敵な小さな御友達(ベロニカさんの孫)と「羽ばたき伝授」だけでなく、プレゼントした笛を通じて音楽伝授、嬉しい出会いを楽しんでいます。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.03.01
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年末年始とても濃厚な日々が続いています。お健やかにと前回しめくくっておきながらクリスマスイブに食中毒となり寝込み、再び看護猫ヒメさんのお世話になり、そんな病み明けに緊急「旅サポート」、素敵な旅人の方にエネルギーを頂いて素早い完全復活に至りました。御馴染みグアダルーペ寺院、そして旅人の方が断念した遺跡巡りリベンジすべく(現在ピラミッドに残念ながら登れなくなっています)考古学博物館へ。パンデミックの間、他の博物館に比べ閉まっている期間の長かったかと思うのですが、その間に見事にリニューアルを遂げていました。しかも2階の民族部門が未だリニューアルで閉まっている状況、、大変貌を遂げ内装だけでなく地下に新しく「お墓コーナー」が設けられ、以前とは全く別物。登ることのできないピラミッドに無理していくよりも、コチラがダントツにお薦めかも。素敵な方との出会いはサポート時間等は「問題外」。お洒落でレベルの高いポランコ地区のレストラン街にて打ち上げな御食事とカフェ。ここでも再び「最高のワカモレ」に遭遇。揚げた黒いタコがさりげなくのっているのですが絶妙なトッピング。目の前の大行列なチューロスは購入に至りませんでしたが、今回の発見の数々は「感性と体験の交流」の賜物。パンデミック前に出会った多くの素敵な旅人の方々を思い出しつつ「出会いに感謝」心に刻まれる一時でした。そんな特別な年末に迎えた年越しは、今度こその穏やかで平安な休息を。30年前のライブで1度だけ歌った「年越し」な歌を録音公開。今の状況にフィットしているような・・気がします。誰かのためになれる1年になりますように、最寄りの素敵教会にて来年を御約束。1年の終わり 作詞・曲 佐野まりhttps://fb.watch/hS4Hr4iY2F/1年の最後の1日、、そんな「最後」物語が年明け早々に病院でも訪れました。羽ばたき展の終了かと思いきや、自分の任務が終了とされ・・前の医局長の元で進めてきたプロジェクトなので新しい医局長となり当然の流れだと思いますが、それにしても2年間の奉公の末、「今後はコチラで管理します」あまりにアッサリな「お達し」に呆然。とはいえ・・長い事、病院自体の管理の日を夢見ていたので突然な展開ではありましたが「よかった」とシミジミ、思わぬ形で夢は叶うもの。来週から始まる次の場所での「羽ばたき」へ、真心を移動するのみ。佐野まりFacebook Mari Sano AleteoInstagram amistadmusical
2023.01.03
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気が付くとクリスマス目前、皆様いかがおすごしですか。メキシコ御馴染みの「死者の日」を終えてから切羽詰まった日々が延々と続いて全く御報告できない状況でした。こんなに色々な事が重なるハードな機会は初めてでしたが、何とか辿り着くことができて一段落、と思いきや引き続き来年に向けての繊細な手続きが・・ そんな中、変わりない佇まいで一緒に暮らす「屋根猫&看護猫ヒメさん」が強力な存在感を発揮しています。パンデミックの始まりに屋根から降りてきた天使に感謝。2019年にメキシコに「大学受験」のために戻ってきて、新しい夢と目標に向かう勢いに満ち溢れていたのですが「パンデミック到来」でスッカリ変更。当時の夢や目標は遥か彼方どころか、興味も感性も3年間で「別物」になってしまい我を見失う連続ですが、目の前の病院「羽ばたき展」にヒタスラ集中、無事に美術館での開催に至りました。そんな日々にワールドカップ開催が重なって日本の大活躍、モロッコの飛躍、そしてアルゼンチンが決勝に進出。2点先制の余裕な勝利は後半に一気に同点となり、延長でも同じく取って取られて最期ペナルティに行きついての結末。こんなに凄い試合の連続は「最高のワールドカップ」解説者のコメント。そして現在アルゼンチン全土の盛り上がりを目の当たり、正に全てを忘れる「ワールドカップ」の興奮。そんな優勝劇から1週間が経とうとしている中、アルゼンチンの同世代の友人が「3度の優勝を体験している誇り」についてシミジミ語ってくれました。思えばアルゼンチンに初めて到着した1978年の優勝体験が始まりだったことを思い出しつつ、2015年に長く滞在したブエノスアイレスを出発して7年。パンデミックを通じてメキシコ滞在を深める今日この頃。今回の優勝を通じて再び皆さんと交信しつつ、再度アルゼンチンに戻る夢。街で見つけた自分らしい帽子でドングリな心持ちで輝かしい夕陽を見つめています。スッカリ未来は不明ですが、今はただ・・明日お届けを御約束している「羽ばたき」を親しいドクターに届けるのみ。(遠く離れて暮らす息子さんとお嬢さんのクリスマスプレゼントとなる予定・・きっと完成したら病院に設置されるのかもしれません)これまでは全て自分の意志のみで全てを進めてきましたが、関わる人や世界によって自然に築かれていく・・そんな流れに身を任せ辿り着く場所。「羽ばたき展」を実施した美術館で「ここはどこ」という日本語が流行しましたが、正に「そんな感じ」で年を越そうとしています。 まだまだコロナやインフレンザ流行でパンデミックは続いていますが、皆様どうか健やかで穏やかな年末年始でありますように。新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/佐野まり
2022.12.23
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メキシコが最も注目される「死者の日」。パンデミックの後、イベント目白押しな今日この頃、物凄く力を入れるイベントとして「死者の日パレード」と特大飾り付けがソカロ広場に設置され、多くの観光客がメキシコを訪れる中、日本からも「この日」を目指してメキシコを訪れる「旅行者」復活の一時。同時に開催されていた「F1レース」で多くの道が遮断され大変なことになっていましたが、メトロバスや地下鉄を利用して何とか移動。個人的には御案内サポートに徹しつつ、特別な日々に特別な方との出会いを通じて新しい世界が広がる日々。死者が帰ってから本来なら即片付けるべきものですが、未だ余韻は残っていて、手をかけた飾り付けを見ることができます。病院でも各部署の祭壇が設置され、先日亡くなったSandraさんと音楽友Carminaを追悼。羽ばたき展にも御馴染み「パペルピカド」色鮮やかな切り絵を設置、マリゴールドな色のダイヤモンドを作品に備え付ける作業を行いつつ、近々病院の外で開催される展示の準備に追われ徹夜作業な日々。素敵なポスターも完成、いよいよ広報スタートというところ・・作品を展示する場所の「不具合」で中止。またしても「まぼろしの展示」になりそうな今日この頃ですが、前向きに模索あるのみ。 そんな日々に以前のアルバムを御紹介できる機会に恵まれ、「1番後ろから」配信開始。インスタやフェイスブックなどでも曲が使用できるようになりました。初心に戻る年の瀬・・いつか出来るその日まで「あきらめない」こと。こちらで・・https://linkco.re/baBvcDNf?lang=jaそんな中、羽ばたき展より作品がポピュラーアート美術館への羽ばたきを見届けることができました。12月12日オープンの「ピニャタ」コンクールへの参加作品として展示されます。まずは一羽・・ To be continued... 新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/佐野まり
2022.11.04
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今年は何時になく更新ができない日々。1週間程の徹夜作業が続いていましたが、そういった作業が全て無駄になる「キャンセル」という事態発生。呆然と停止している間は更新&御報告の機会。 10月の始まりに遭遇した芸術ムーブメントの後、引き続き様々な「素敵なもの」を見ることができました。16日まで国立大学のエンジニア課主催クラッシックカ―の展示が今年も開催され、多くの古き良きものファンが駆けつけ賑わっていました。個人的にはメキシコ、アルゼンチンで幼少時代に親しんだ車の記憶による懐かしさ満載。父の車フォードや大好きなワーゲンの特別な色に感激。御馴染みシボレーのスタンダードは軍事政権時代に政府の要職が使用していて、爆破される可能性があるため「近づかないように」忠告されていたことなど・・様々な記憶が蘇ります。そして御馴染み死者の日の怪獣、名物「アレブリヘス」のパレードが2年ぶりに開催され、今年は何時になく特別な作品が登場。パンデミックな機会は新たな創造エネルギーが構築されるのかもしれません。病院の親しいスタッフが制作したステンドグラス模様の「希望の鶴」のようなステンドグラス風な作品や大型巨大カエル、人形劇など多くのものを盛り込んだ作品(優勝しそう)正に盛り沢山な状況。(11月13日までレフォルマ通りに展示中)そんな「アレブリヘス」と共に死者の日が間近に迫っているので、病院の新しい飾り付けを設置することにしました。「死者の日」と病院を結ぶのは少し複雑な心境でもありますが、家に帰ってくる魂の多くが旅立った場所、、ここにも散歩に来て頂いて楽しんで頂けるように・・カボチャなダイヤモンドを設置中。「羽ばたき展」=「鶴アレブリヘス展」 ここに展示されている作品は「病院の外に出たくない」そんなことが話題になる今日この頃です。新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/佐野まり
2022.10.24
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トラテロルコ事件が学生運動に纏わることから大学ではストライキなどが行われ、その関係で幾つかの予定がキャンセルとなってしまいました。多くの準備を重ねていたのでショックではあるのですが、よりよい学生生活を追及することは大事なことなので今後の流れを見守りつつ・・ここぞとばかり目に留まった様々な文化事業に伺うことにしました。写真美術館のイベントは常に新しい発見。「メキシコ先住民族との出会い」に纏わる映画・・最近、自然破壊が深刻ですが彼等の視線で学ぶ機会を想像して駆けつけてみると、フランス演劇のアントナン・アルトー Antonin Artaud がメキシコ先住民族を訪ねるシチュエーションで撮影された超ストイックな映画で音楽も新しい電子音楽を使用、全く想像を絶する作品。真の芸術家が先住民族を訪ねると先住民族の独特の精神世界で狂気な世界が増幅され、物凄いことになる・・現在、同館で写真展を開催されている Pedro Tzotemoc さんの撮影の旅による作品で、写真展も非常にストイックで特別なものでした。時を同じくしてスペイン文化センターでは音響世界を追及するコンサート初日。女性アーティスト2人が紹介されていて、声の可能性をミシンの音色との饗宴で追及するMonserrat Palaciosさんの映像。大自然の中でミシンを踏む姿、、母が新しいミシンを購入した話を聞いたばかりですが、古い足踏みミシンの素敵な佇まいと踏み具合で変わる音色。先日の文化関係者との合流でも話題となった「古い物の逞しさと素晴らしさ」その降りき良き佇まいに重なる新しい声の挑戦・・ただただ呆然。 その後に登場したロシア出身、メキシコ在住アーティスト Aliona Pankinaさんは独自の楽器を使用。まるで金属で出来たエイリアンのような・・バイオリンの弓で物凄い音が鳴り響き、あまりの騒音に耳を塞がなければならないほど。そこに彼女の美しい声が重なっていく・・慣れ親しんだ音を全て更新する舞台を目の当たり。この二つの衝撃的な体験にフイに遭遇することができるメキシコ芸術ムーブメントに感謝。このような発表が目白押しな毎日・・常に新旧が交錯して新しいものを生み出す勢いに共感、踏まれても復活するアステカな魂に御約束。最近「羽ばたき」に没頭していて、こういった新しい事に関わることなく過ごしていたので一気に目が覚めました。雨の降り続く毎日ですが新しい傘で新規一転、歩き続けようと心に釘。新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/佐野まり
2022.10.05
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2018年に国立大学が50周年メモリアルに非常に力を入れた関係で、深く関わる事になったトラテロルコ事件。大学での「羽ばたき講義」と共に演劇製作、本出版にまで至りました。それ以来、毎年「羽ばたき」を記念碑にお届けしています。親しい友人曰く、集会の行われる現場となった広場 Plaza de las tres culturas は非常に重いエネルギーを感じる場所で、今日は何時になく疲労。ふと目の前にある教会に入ると素朴な売店で気になるペンダントを発見。それが驚く程の破格の値段で売られていたため(通常の半額程)今日の祈念に購入、新しい御約束と共に10月を歩みたい・・この前日は久しぶりに親しい文化関係者の皆様と合流。メキシコの郷土料理チレノガダを食べる事ができました。あまりに有名な料理ですが機会がなく、初の機会ということに皆さんもビックリ。チレというタイトルにキット辛すぎるもの・・と思いこんでいて、実は「優しく甘い」御料理でした。ザクロのばらまきも素敵ですが、このまろやかさに非常に合います。2年ぶりに皆揃って元気に再会、マスクをせず御食事できる幸運を噛みしめつつ・・とはいえ時は流れ、歳を重ね熟年な皆様の横顔。老後の計画などを伺っていてシミジミ・・ 1番年下の若者は60代を未だ想像することは出来ません。ただただ目の前の予定に向かうのみ。「皆さんを介護しますね」と冗談で笑われつつ。そんな翌日の特別な日。「羽ばたき」をお届けした後、皆さんに薦めて頂いた王宮芸術劇場で開催されているシュールレアリズムの展示最終日に駆けつけるも、デモ行進の特別警戒で入館することができず残念。せっかくの大事なメッセージを込めたデモ行進は、今や危険な破壊行為が横行してしまい、文化遺産を守る事に必至。大きなバリケードが街中に準備される状況です。それでもバリケードを押し破って破壊・・その修理に国民の貴重な税金が沢山使用されなければならない今日この頃。賛否両論がありますが、破壊することが許されるのは複雑な心境、破壊したものは罰金を支払うべきと個人的には思うのですが・・そんな翌日、超素敵なバラが開花。このバラにも御約束。この10月に成し遂げたいことがあります。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.10.02
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特別な作品の一次返却のため国立大学駅で待ち合わせ、無事作品を作者に届けてきました。病院の展示作品は、ほぼ病院のスタッフにおるものですが、お掃除等の作業を行っている時に必ずといっていいほど患者さんに「私も創ってみたい」と依頼されるので、展示してあるベースの羽ばたきを差し上げて「必ず作品を持ってきて下さいね」と御約束。ところが大体そのまま・・皆さん自宅に置いておきたくなるようです。そんな必要もあるとして・・咎めることもなく「仕方ない」と割り切っているのですが、奇特な患者さん2名が作品を律儀に持ってきてくれました。その一つが病院で大きな話題となるほどの物凄い作品。メキシコの竜・ケッツァルコアをタイトルに、アステカ時代の医療の様子が翼に描かれています。説明シートと土台も・・本格的すぎて圧倒されました。その作品を急遽参加することになった地元のグループ展に展示したいとのこと。是非どうぞ! 病院から初羽ばたきは患者さんの作品となりました。 ちょっと先を越された感がありますが・・実際そんな流れは10月から幾つか予定が決まっていて、そんな準備とオーガナイズに追われています。9月も最終日、今日は先日亡くなったカルミーナさんの誕生日。生きていたら60歳・・亡くなって10日程で訪れる「この日」を天国で盛大に祝っていることでしょう。彼女の羽ばたきと共に頑張る御約束。今日は再び病院講義、新しい歯科技師の研修生と共に出発する初めての機会の準備になります。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.09.30
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ここ数日メキシコの地震が大きく報道され、多くの問い合わせが殺到。またしても同じ日に避難訓練の後に警報が鳴り、大きな揺れが・・ シティでは被害はなかったのですが、震源地のミチョアカンやコリマでは建物が倒壊して亡くなった方や、自宅などが深刻な被害を受けた方々が家に戻ることができず屋外で過ごしている模様。前回2017年の地震の際には一緒に過ごしていたハチドリが固まって動かなくなり、病気ではないかと最寄りの獣医に相談に行った後、道端で地震に遭遇しました。今回はお馴染み屋根猫ヒメさんがベットで用を足してしまい、早朝からコインランドリーで大洗濯。正直ヒメさんの事を怒っていたのですが、地震が起こって「なるほど」・・ 動物の様子が急変したときは「前触れ」を先ず疑うべき。その2日後、またしてもベットで用を足されて・・再び我を忘れて怒ってしまったのですが、驚くべきことに「またしても」その数時間後に地震が・・ 夜中1時に寝静まった時の警報で、ショックで心臓発作、そして階段から落ちてしまった方など2名、シティで警報の犠牲者が出てしまいました。Alelta Sismica 地震警報の独特の音色は非常に不気味で怖いものがあるのですが、もう少し柔らかい音色にできないものかと何時も思います。3度目もありそうですが、洗濯が大変なのでベットにビニールシートをかけることにしました。そんな地震日和の前、Facebook に突然「お別れ」の掲載があがり呆然・・ ペルー出身、メキシコ在住の名歌手カルミーナさん (Carmina Cannavino) の「まさか」の訃報・・ 病気を治して復活したはずなのに再発してしまっていたようで・・ 彼女のページを訪問してみると、直前に故郷ペルーに戻り最終公演を行っていた模様。 最期のわかっていた彼女は「お別れ」メッセージも残していました。 「この世界から旅立ちます。素晴らしい人生だった。生まれることができて、皆さんに付き添って頂いて幸せでした。光、平安、愛、感謝に包まれ、新しい歌と共に再会できると信じています」詩心が豊かで繊細、この社会において「正義感」の強い彼女とは深く話し合うことが出来て、アルゼンチンやメキシコで共演の機会を持つことができ、一緒に「歌」も録音できたことは光栄で幸運でした。夢の海辺 Campeche for ever https://www.youtube.com/watch?v=sZZmWlw9T-oアルゼンチン共演(Eva Peron 劇場)https://www.youtube.com/watch?v=G-UrLenJ87cメキシコ共演(Zamba del loro Mario)https://www.youtube.com/watch?v=G2_1KVrIO_o本物な彼女の芸術的な佇まいに何度も鳥肌。 出会いは2008年、エクアドル文化庁でのステージ。 彼女の歌で会場が静まり返る、そんな瞬間を何度も目の当たり・・ メキシコ文化長官を始め、多くの方が彼女の早い旅立ちを惜しんでいます。数多くの想い出と共に彼女の話し声がハッキリ耳に残っていて・・振り返ると未だ傍にいるかのよう・・ 芸術的にトッテモ大事にしてもらいました。寂しすぎる突然の訃報。病院に展示してある自分の作品のタイトルを「カルミーナ」に変更。これからも一緒に羽ばたき続けてくれるはず・・佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.09.24
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2年ぶりの独立記念日 前夜祭目前。あいにくの雨模様ですがソカロ広場は多くの観衆が訪れパンデミックで中止となっていた2年ぶりの「グリート」(独立記念おたけび)に向けて盛り上がっているようです。ここ数日、病院で飾り付けに追われていました。全ての作品にダイヤモンド羽ばたきゴールド装着、3日程かかって完成。節目となる設置を終えることができました。時を同じくして危篤となってしまった特別な作品を創った方・・ 公開予定の博物館ディレクターが選抜した作品でもあり、そんなサプライズ報告をオープニングの日が決まった時点で報告しようと思っていたのですが、御家族に即お伝えするため集中治療室に伺いました。旅立ち目前の御家族を目の当たりにする衝撃・・ 作品の輝きと共に翌日、素敵なバラが開花。特別な事が重なる日々・・9月の始めには屋根猫ヒメさんが着地に失敗したのか足を痛めてしまい、突然びっこをひいていて即病院へ。幸い骨には異常がなく1週間で元通り歩けるようになりホっとしています。紹介して頂いた猫専門病院で最適な処置を受けることができました。今夜はお馴染みの運転手ご一家に招待頂いてメキシコファミリー独立前夜祭に参加予定。この2年間、羽ばたき配達でパンデミックを共に過ごしてきた運転手さん。特別な夜になりそうです。それにしても雨足は尚一層、強くなっていくばかり・・2年ぶりに弾ける前夜祭には厳しい状況。昨日の出来事の後・・ここ数日、多くの訃報が重なっているので大雨は涙の様にも感じます。「ビバー万歳」と叫ぶよりも静かに御冥福を祈りたい・・とはいえ Viva la vida (命に万歳)という名文句があるように、無事に生きていることを御祝いすることは今1番大事なことなのかもしれません。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.09.15
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今年は何時になく1年前をシミジミと振り返っています。丁度コロナ絶頂を繰り返していたメキシコでの日々。昨年の今頃、心友の芸術家フェリペ君がコロナで入院していて、病院に駆けつけ「お見舞い羽ばたき」を届けつつ、この日に病院で行われた歯科技師の実習生の皆さんへの講義に「応援」の思いを込めました。 若いしレスラーのように逞しい人だったので絶対よくなると思い込んでいました。 快復を願ったインスタレーションは今でも病院に残っていて、空に向かって羽ばたく姿を見る度に切なくなります。今思えば出来ることは沢山あったはず・・当時は30前後の作品が並んでいたかと思うのですが、現在は130にまで至り充実した展示に先週の日曜日には特別な「羽ばたき」が届きました。この病院を訪れる前にコラボレートが進んでいた病院の一つで、特に担当の方との交流も深く、一緒に展示を見ることができて、彼女の感動を目の当たりにする事ができた1日。素敵なコメントも頂いて病院の皆さんと共有、全てに虹のかかる一時・・多少抱えている難しい事は、こんな一時に一掃されます。再び国立大学との饗宴に向かって前進あるのみ。この件で立て込んでいて全く更新できず御無沙汰しております。 近日「羽ばたき展」一般公開まで後一歩。 そんなハラハラとした日々に変わらない佇まいの「平安ヒメ」さん。 尚一層、仲良しな今日この頃・・手を繋いで眠るのが「お気に入り」です。佐野まり新しいフェイスブックページ http://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.08.26
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今日は道端で暮らしている野良犬の日・・ということがネットで掲載されていました。7月は「犬の日」や「猫の日」もありましたが、この情報を見てシミジミ・・ 昨年亡くなった羊犬のDuqueくん、確かに道端で暮らしていましたが御近所の方が皆さんで可愛がっていて、自由に元気に暮らしておりました。最近の話題では友人が道端で出会って家族となった Patota くん。常に傍にいないとパニックになってしまうので大変だったみたいですが、御家族にも無事受け入れられて超幸せに暮らしています。「出会い」と「交流」が大事で、それを機会に素敵な毎日が始まることが出来る。犬だけでなく人にとっても・・友人は予定通りアメリカに旅立ちましたので Patotaくんは御家族の元。彼女とは「羽ばたきプロジェクト」公式発表でキューバの国際教育会議に出席しました。きっとアメリカで何か素敵な機会を展開してくれることでしょう。病院の「羽ばたき展」には新たな参加者で多くの作品が産まれつつあります。時折、相棒ヒメさんはノッシリと紙の上に滞在して制作をストップさせられます。仕事も大事ですが「交流」も忘れず・・ 友人の犬と同じく道端出身の犬猫は寂しがり。それはきっと過去の辛い日々の記憶からなので責任を尚、感じてしまいます。時を同じくして再び国立大学の医学部で調整が始まり、オフィスで素敵な骨のオブジェと記念撮影。8月は旅立ちの季節と共に入学の季節でもあり、新しく始まる日々。それぞれの祝出発。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.07.28
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他人事でも何時になく気合いを入れて待ちわびた1日。というのも予定は4月だったのですが、お父上の急病でキャンセル、看病と調整で本当に大変な想いをされているのを目の当たりにしていたので「今度こそ」という勢いで迎えた当日。昨年に報告を受け結婚式の飾りつけコラボレートを約束、招待客の皆さん300人全員に特別な「羽ばたき」を準備。飾り付けに準備した大型2基はキャンセルの後で急遽、病院の開院記念で入り口に飾られていましたが、それに加えて虹色の大型も病院から運びこみました。場所は非常に遠い場所でしたが、御馴染み運転手と何とかナビで到着してみると、なんと会場には仏像が設置されていて・・「まさにココゾ」という場所に設置。会場テントの中央がガランとしていたので即、虹色の場所も決まりました。例の如く大きな階段に登って作業していると「危ない! 僕にまかせて」と心強い相棒登場。何時も設置作業は出会いな共同作業で楽しい一時です。今回の結婚式はオアハカスタイルで新婦の素敵な刺繍入りのドレスが素敵でした。招待客の衣装も皆さんトラディショナル。病気のお父上も会場に家族に抱かえられ到着、花嫁の娘に付き添って器具を使用して必死に歩いている姿に感動。ようやく式にこぎつけた友人の姿に涙ぐみつつ・・ 教会での音楽も全てが特別でした。未だ準備されていなかった机に300の設置のため即、再び会場へ。イベントというものは常にハプニングと変更がつきもので・・ いつも何とか間に合わせる使命に追われつつ何とか設置できました。この後は到着した新郎新婦の特別ダンスを楽しみつつ・・ 七面鳥ダンス、そしてパイナップルダンスに至るまで・・ オアハカスタイルの結婚式って本当に素晴らしい。今回の「羽ばたき」設置の想いは、病院の羽ばたき展に繋がります。任務完了の一時な結婚式コラボでした。一区切りの後は8月に控えている病院「羽ばたき展」と大学医学部を繋ぐ夢・・後一歩、日々前進あるのみ。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.07.16
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彼是2年間、一緒に寝て、一緒に起きる毎日・・スヤスヤ眠るヒメさんに布団をかけてあげることが嬉しい、ささやかな喜びをかみしめる日々ですが、シッカリ寄り添ってもらった厳しい日々もありました。骨折した腕の手にのって霊気の体制、そしてコロナ感染時は枕元に待機、看病な体制が半端なく・・ 命を助けてもらった御恩は忘れません。ここ数日すこし悲しいことが重なっていましたが、ヒメさんは何時も傍で寄り添ってくれて心快復な日々。ふと親しい元文化施設館長さんからの提案で渡航の際、ヒメさんの滞在先な提案を受け、先週の土曜日にヒメさんを連れて伺いました。その方は20年一緒に暮らした愛猫を看取って、ようやく元気を回復そろそろ再び猫を迎えようかという気持ちになったところ。大の猫好きだけにヒメさんの状況も即察知。1番大事なのはヒメさんの慣れ親しんだ環境を保つこと。即、連れて帰ってきたもののヒメさんは落ち込んでしまって大人しくしています。恩猫ヒメさんの幸せを第一に再び未来を検討。再びメキシコはコロナ感染がヒートアップ、多くの医療従事者も感染して再びパンデミック到来中。大学も8月までは再び休学。未来を築くことが難しい今日この頃。今はヒタスラ「羽ばたき」お掃除に集中。深夜お出かけしたヒメさんが何時の間にか帰宅、枕元にある寝室でスヤスヤ、一緒にスヤスヤ。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.06.30
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時はグングンと流れフイに訪れるショックが重なる日々が続いていました。病院に展示してある御案内の素敵な掲示物、予算がないので広報担当者のポケットマネーで制作されました。開院記念の日に設置され即、何故かオフィスにしまわれてしまい土日の病院ご家族訪問の御案内のために必要だったので、仕方なく実費で新たに印刷。皆がソレゾレ費用を持ち寄る事の大切さ。 ところが・・実は病院の予算で制作されていて、費用を持ち出していたのは「自分だけだった」ことが発覚・・ なんともいえない空しい気持ちになりつつ・・ 気をとりなおして、それならしまってある本来の掲示板を有効に使うのみ。オフィスから取り出して設置してみると、早速、患者さんは写真を撮影。デザイナーさんの素晴らしさが光っています。数日は少しだけ複雑な心境を引きずりつつ、羽ばたき展の掃除をしていると、子供が近づいてきて素晴らしいコメントを残してくれたり、患者さんの1人は薬ケースに大事にしまってある鶴を見せてくれました。お掃除の一時は感動的な出来事を目の当たりにすることができるので尚一層、頑張ることができます。些細でつまらない出来事よりも大事な事に集中。信頼しているドクターに励まされつつ、彼女が常々「あなたの演奏を見たい」と言ってくれていたので、全力で準備をして旦那さんの経営する御店に伺いました。ところが彼女は訪れず、リハーサルの時間には別の方が演奏していて待つこと2時間・・「リハーサルはどうしましょう?」と何度聞いても「慌てないで待ってなさい」 どうもお呼びでなかった模様?・・ 演奏したくて仕方ないものに対するような対応に惨めな気持ちで動揺しつつ、それでも何とかリハーサルにこぎつけたものの、音響設備を設置するだけで精一杯。肝心な振付などは全くできない状況・・ 店の看板犬ブルドックに励まされつつ・・全てにおいて無理やり何とか形にしつつ終了。友人も駆けつけてくれたので笑顔を取り繕いつつ、帰宅してから空しさ爆発。久しぶりに涙・・ 時折ふと「自分はバカかもしれない」と思う事があります。それでも「羽ばたき展」を掃除することに徹することで解消することができる。新しい掃除用具「折り畳み椅子」をゲットしました。椅子に「笑顔」が刻まれています。早速使用してみると、20cm身長アップで全く違った景色。きちんと奥まで手が届くので時期的に多くの虫の死骸などが落ちていたりしたのですが、全て撤去することができました。羽ばたき展の「お掃除」は心の平安。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.06.22
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昨年の5月に手術に付き添って下さった2人の友人は、共に文化従事者として活躍する素晴らしい方で、芸術協会のディレクターでもあり非常に忙しい中、時間を割いて病院での「羽ばたき展」を見に来て下さいました。2人の驚きと感動を目の当たりな記念すべき一時。本当は土曜日の予定でしたが、仕事の都合で土壇場に変更となり待っている間に「四つ葉のクローバー羽ばたき」が誕生。創ったドクターは、昨年から10カ月後..ようやく完成な奇跡。土日の病院責任者の彼女が2人を会議室で迎える流れも素敵な一時でした。長く共に歩んできた「虹色の羽ばたき」 2015年に死者の日「平和祭壇」として初の制作となった特別なもの、一緒に制作を行ったアーテイストの Felipe Coraza君は残念ながら昨年コロナで亡くなってしまい・・ ホセ・マルティ文化センターで誕生、国立劇場で担当した舞台美術に設置、引退の舞台となった Casa del Lagoでも舞台美術で使用、国立大学ダンス課のプロジェクトで行った全ての授業に持参。多くの機会を経て、本日7年後に病院設置に至りました。今思うと全ては「こうなること」に決まっていたような・・不思議な流れ。そもそもメキシコで5歳の時に鹿が死んでしまう舞台を見て、いつか鹿が生きかえる「復活舞台」の夢も、ふいにベネズエラ映画監督の「広島のビジョン」を抱えることになって「羽ばたきプロジェクト」が始まったことも全て大きな自然な流れ。 踊るチャランゴ「はちどり」も実は同じ羽ばたきで・・ ここ数年、この「虹色の羽ばたき」はガイドのような存在だった・・ それが自宅から羽ばたいて、そんな大きな「存在感」を失って正直少し寂しいものも感じていますが、きっと継続としての新しい「始まり」・・ 屋根猫・看護猫のヒメさんと過ごしつつ、あらためて準備の日々。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.06.05
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パンデミックが始まって間もない頃、久しぶりに「会いたい」というメッセージを頂いて「このウイルスが落ち着いてから喫茶店にいこう」と返信。とにかく恐怖で皆が家にヒタスラこもっている時期で、地下鉄など公共の交通機関を一切使用しない日々。その数日後に訃報。この時にタクシーに乗って会いに行っていたら彼女は亡くならなかったかもしれない・・その大反省からコロナ病棟への「お届け」(配達)が始まりました。丸2年間、様々な病院での「羽ばたき」プロジェクトでコラボ活動の日々。その最中に招待された病院へ向かう直前のアクシデント、負傷したまま病院へ向かい骨折していることが発覚。意外と重症で、そのまま病院で全て手続きを行い、手術、リハビリに至る中で公立病院の現実も目の当たり。パンデミックならではの状況も重なって衝撃な体験・・そこで相談にのって頂いた方は、病院を初めて訪れた際に受け付けて下さった方。その方を通じて広がった「羽ばたき」が相談を通じて更に大きく展開。今思うと本当に不思議な流れでもあるのですが、時折なるべくしてなるような正に「御縁」のような出来事が重なります。1年後、病院の待合室は「美術館」となりました。先日19日に75周年という記念すべき日が訪れ、メインイベントとして公式オープン。100を超える「メキシカン鶴」全て病院に勤務する方がデザインしたものですが、皆さん驚きのクリエイティブを発揮されて、物凄く興味深い作品が並んでいます。本人だけでなく家族と共に制作したものも数多く、結果的にパンデミックの間に家族との交流を模索する機会にも繋がったとのこと。何よりも作品が増え続ける度に患者さんの反響も高まっていきました。いつ展示が終るかと思えば、医院長いわく「これは永久保存するべき」 現在は病院内での展示なので患者さんのみが鑑賞できますが、近い将来に作品は美術館へ羽ばたく可能性もあります。そんな奇跡な1年、1800時間を超えるコラボレーションの一時もパンデミックで移動ができなかったからこそ出来たこと。命日を迎え2年を振り返りつつ新たな「未来」を模索。きっと現在は一区切りに向けての日々になりますが、大事に「軌跡」を残すことができるように・・それが亡くなった彼女への追悼としての御約束。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.05.29
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初のメキシコ大型「羽ばたき」が18羽、国立大学文化地区の庭園を飛んだ2018年。セロファンを巻いて雨防止に至るまで、実に2か月の経緯を経て設置しました。その間に多くの学部で講義を行い、その間に演劇プロジェクト、出版プロジェクトに参加。全ては2018年「ダンスの日」が起点。個人的にはダンス引退後、国立大学で再出発の日々。そんなメキシコでの事が一区切りついた後2019年は、エクアドル、コスタリカにて「羽ばたき」プロジェクト継続、次はアルゼンチンへ向かおうかというところにパンデミックが訪れました。そこでスッカリ停止するはずがメキシコで引き続き尚一層、実施することになって2年間、病院での濃厚な日々に至ります。そんな昨日、親しい病院のスタッフの方と御馴染みのファミレスSanbornで朝食会合。先月ここで送別朝食会があって、丁度1カ月後・・ その時にスタッフの方と共有した「羽ばたき」が好評だったことを思い出し、病院で飾られている土台となる「羽ばたき」をお届けに至りました。どんな作品が産まれるか・・とっても楽しみ。国際ダンスデーは29日ですが、多くの方が訪れることの出来る翌日・土曜日に御馴染み国立大学のダンス課 Danza UNAM が主催する国際ダンスデーイベントが開催されます。実に2年ぶりの開催で、デイレクターEvoe Soteloさんがシミジミと今回の開催についてコメント。「この2年ぶりの再会を大いに楽しんで頂きたい。大きな国際的な招待としてはインドのダンサーを招聘、講義から本公演に至るまでを体験できます」やり手の彼女は中止となった2年間も、ネット配信を通じてビデオ等を共有、コロナ禍で開催できない状況にありながら多くのダンスファンを楽しませたクリエイティブなオーガナイズの達人。当時ポケモンだった御子様も大きく成長していることでしょう。残念ながらダンス課はスタッフを2人コロナで失い・・そんな経緯も含めて、どんな開催となるか。 個人的には2018年の国際ダンスデーを通じて多くの事に関わり、育まれた経緯があるので非常に感慨深いものがあり、しかも1日遅れの実施でメキシコの「子供の日」とも重なっています。この2年間の停止期間をお子様と共に「再出発」する1日・・ 数日前に病院で受け取った「ステンドグラス模様」で本当に素敵な作品が、早朝の朝日をバックに輝いていました。 タイトルは Esperanza 希望の鶴・・そんな希望の1日。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.04.29
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早いもので・・という決まり文句は当てはまらず、非常に長く今までになく濃厚な1年でした。初めての骨折から手術、リハビリ、コロナ感染、留まる事を知らない日々と共に尚一層「羽ばたき」が充実。そんな今日は大好きな花の名前が発覚。結構調べるのに時間がかかり、メキシコでは非常によく見かける花であるにもかかわらず、意外と誰に聞いてもわからない花の名前。「アガパンサス」(スペイン語 Agapantos)この白く力強く咲き誇る花に「骨」を感じます。1年という目途を担当の医師から指示されていて、中に入っているステンレスの板と釘を取り出すことができるのは1年後。そして献血が可能になるのも手術から1年後。手術は5月2日だったので未だ若干の時間が必用ですが、やはり骨折した日の方が心に刻まれています。 病院のイベントに参加する当日のアクシデント、骨折したままイベントに参加、スピーチの後で緊急受付で診察を受け、レントゲンの後で整形外科より「即手術の宣告」・・手術までの10日間のプロセスは非常に厳しく、手術後もっと大変なことになり、個人的な大騒動の一時。そこから始まった豊かな交流・・そんなメモリアルな日・・丁度、指導を担当した学生が新しい作品を発表していて最終日の公演に駆けつけました。大学のサポートで制作した作品が演劇大賞の優秀作品、音楽、衣装でノミネートされるなど劇的な躍進を遂げ、多くの地方公演を重ね、新作を制作するに至った学生グループ。新しい作品は高齢者・おばーさんと孫が潜水を通じて交流する中で、何時の日かの「別れの日」を迎えることを受け入れる・・そんな物語。グループお得意の人形劇も取り入れ、演技も素晴らしく、本当に立派なプロフェショナルにグループごと成長していました。正直、この作品の方が関わった前作よりも好きです。多少わだかまりもあったのですが、この作品を見ることでふっとびました。「お見事」の一言。グループにパワーをもらった心持ち。そのエネルギーと共に翌日の文化施設 Casa del Lagoの交渉へ。「はちどり公演」から5年の月日が流れ、スタッフもカナリ入れ替わっていましたが、特に親しいスタッフが健在で再会を喜びつつ、近況を伝えていると丁度その場に文化施設の新しい館長が現れ、面識がなかったのですがスタッフが間に入ってくれて、そのまま交渉・・共感に至り手続きを進める流れとなりました。今思えば・・引退公演「鹿とはちどり」の最後の場面で鹿のダンサーが舞台に戻るのが遅れて舞台映像がずれてしまったのですが、その映像が正に「羽ばたき」だったこと。こういう展開になるべくしてなったような・・継続マジック。物事というのは長い目で見ることが難しいのですが、常に「何か」が暗示されていて、ふとした時に気が付くことができる・・そんな長い長いプロセスの中にいます。骨折も正に「そのもの」でした。思うようにいかなかったり、そんなあらゆる「困難」は全て大事なプロセスの一部。そんな日々にピッタリ付き添ってくれている看護猫ヒメさん。一緒に寝て、起きて、、一身同体な毎日。引き続きバラの輝きを追い続けつつ、、9番目のバラが葉っぱの下よりフト現れました。最近メキシコは毎晩のように嵐が訪れるので「葉隠れ天使」のような佇まいに感動。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.04.23
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美術館と病院の饗宴。昨年末から道程を模索しつつ、気が付くとキッカケとなった骨折から1年経とうとしています。感謝な「羽ばたき湯呑」を届けるため久しぶりに美術館に訪問。大切なのはプロセス・・ 全てにおいて手作りで、すごく自然な流れの軌跡。大事なことが沢山詰まっているので、無理をせずにジックリ守っていきたい・・祈りの翼。ここ10日程、今年のバラも開花、次々と膨らむツボミと共に見守っています。フェリセス・パスクワ・卵でも御馴染みのセマナサンタ最終日。美術館に向かう途中の国立大学の傍にある教会に立ち寄ってみると、大好きなイラストレーターの作品が前方に飾ってあり、特に戦争反対「世界平和」に集中されていました。以前、国立大学の関係者に誘われて何度か伺ったことがあるのですが、確か神父さんがヨーロッパから来られた方だったはず。現在ならではのテーマで締めくくり、心に釘。木曜日から本格的な宗教行事セマナサンタが始まり、多くの方が長期休暇を楽しむ日々ではありましたが、今年は何時になく多くの方が教会へ訪れている模様。2年間に渡るセマナサンタ自粛期間の後、教会を離れていた方が家族の追悼も兼ねて復帰な復活祭。そんな特別なエネルギーを感じる機会に久しぶりに教会巡りを実施。気になっていた行ったことのない教会への訪問で発見の数々・・現在プロジェクトの進んでいる病院へバスで向かう途中、素敵な教会の屋根を見続けていて、セマナサンタ2日目の金曜日に思い切って訪ねてみると、ハカランダの佇む入口の階段、そこで既に感動。丁度キリストの一生を辿る儀式が行われていて、訪れている方々が醸し出す雰囲気も穏やかな佇まい、教会の中庭や建築も素敵です。同姓同名で一瞬、勘違いしてしまったのですが1969年にルイス・バラガン神父が教会を建てたとのこと・・翌日・土曜日夜の儀式は何と3時間に渡る濃厚なもの。こんなに長時間のプロセスは初めてでしたが、参加者の皆さんは誰も席を立つことなく・・何より牧師さんの声と存在感が特別でした。 今回セマナサンタの初日にはコヨアカンの有名で豪華な教会に滞在したのですが、バイオリンを使用したハイレベルな生音楽に感動した一方、牧師さんの叫ぶような話し方に疲労。説得力のある落ち着いた声を持つ牧師さん、この「通り道」にある教会に通ってみよう・・そんな出会いなセマナサンタ。夜空に浮かぶ満月とハカランダに御約束。佐野まり新しいフェイスブックページhttp://www.facebook.com/marisanocolibri日々更新・インスタグラムhttps://www.instagram.com/amistadmusical/
2022.04.17
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