まろぱに -MARO company-

まろぱに -MARO company-

PR

×

プロフィール

株式会社まろ

株式会社まろ

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

カレンダー

2007年06月14日
XML
銃声が聞こえたのは、

目の前で、男が、

胸から鮮血を撒き散らして死んだ、

その、何秒も後からだった…。


主人公のKは振り返る。
自軍がいる遙か後方、
硝煙と砂煙の向こうにそびえる塔を見つめる。


……殺されていたのは自分の方だった。


死体とばかり思っていた兵士が突然、

Kは故郷に待たせている婚約者の事を考えていた。

この戦争が終わったら、
結婚するんだ……。

そんな甘い夢を見ていた。
醒める分だけ、反応が遅れた。


運が良かった。
刃先はロザリオに阻まれ、はじかれる。
衝撃でKは後ろに転がった。

近くに援護してくれる仲間は見当たらない。

体勢を整えるとKは小銃に手をかける。
躊躇うことなく、引き金を引いた。


弾詰まり。

短く舌打ち、
泥まみれの銃から目を上げた時には、

ナイフを持つ敵兵。
その胸に小さな、





銃声が聞こえたのは、
目の前で、敵兵が、
胸から鮮血を撒き散らして死んだ、
その、何秒も後からだった…。


──超・遠距離射撃──


Kは振り返る。
自軍がいる遙か後方、
硝煙と砂煙の向こうにそびえる塔を見つめる。


噂にだけは聞いていた。
実在するとは思っていなかった。


遠方から仲間の窮地を救い続ける、
その凄腕の狙撃手は皆からこう呼ばれていた。



「守護天使」と。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年06月14日 21時58分31秒
コメントを書く
[ウラ(こんな話じゃなかろうか)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: