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第6章 闇の創始者テルドム 前編レース後、ベルズが闇レースの係員に連れて行かれた。なんでも、早くもボスがベルズを呼んでいるらしい。ピーオー「オイ、行くのか?」ベルズ「ああ、罠かもしれないけど、いざとなりゃ逃げ出すさ。テルドムの目的を調べてやる。あと、おまえは一度記憶を失ってるから知らないかもしれないけど、今日のレースに出てたサイバーってやつ。ハンターらしいけど、元々はチョロQタウンとかで走ってたレーサーでマッドのライバルなんだ。アイツなら何か知っているかもしれないんだが、レースの途中で事故っちまった。救助隊がサイバーを運んでるのは見なかったから、どこかに逃げてるはずだ。おまえはサイバーの行方を追ってくれないか?」ピーオー「わかった。」ベルズ「オイ、フェイド!」フェイド「なんだ?」ベルズ「おまえ、『デスネスト』について何か知らないか?」フェイド「いや、全く。でも、ボスと会った事はある。ハンターに誘われた。まあ、蹴ったけどな。あいにく、俺は徒党を組む気はないからさ。」ベルズ「なるほど。速いヤツをハンターに選抜するための呼び出しなのか。」意を決し、ノイズシティの外れの廃ビルにやってくる。意外にも動いていたエレベーターで6階まで上がり、テルドムに会う。驚いた。テルドムはベルズが知っている顔だった。ベルズ「おまえはあのときの・・・!」テルドム「お久しぶりです。ブルーペガサスさん。今もレースの腕は優秀なようですね。」ベルズ「マッドが倒したんじゃ・・・!」そう、そこにいたのは、悪魔の店の店員。チョロQタウンの謎の店にいた店員である。テルドム「それは悪魔。私は悪魔の元で仕事をしていたただの店員・・・。マッドスペシャルは私の存在に気が付かず、悪魔だけを破壊して帰っていった。死ぬ前に、悪魔は私に『悪魔の力』とブラック・マリアの魂、それから全世界のレースを消滅させる野望を預けました。」ベルズ「ブラック・マリアの魂だと・・・?」テルドム「ブラック・マリアが以前謎の店に来たとき、彼は『悪魔の力』をもらうかわりに、私達に自分の魂を差し出しました。ずっととってあったんですよ。」ベルズ「まさか、ブラックシャドーに?」テルドム「勘がいいですね。当たり。私はブラックシャドーを作り、そのCPUとしてブラック・マリアの魂を搭載しました。つまり、ブラックシャドーの性格もレース技術もブラック・マリアそのもの。ブラック・マリアの自分自身の記憶だけは消しておきましたがね。」ベルズ「そういうわけか・・・。」テルドム「ブラックシャドーはまだ完成ではありません。彼に搭載されているエンジンは名を『Qモンスターマグナム』といいます。そのエンジンの動力は『Qコア』・・・。まあ、チョロQの心みたいなもんです。」ベルズ(Qコア・・・ツートーンファクトリーの研究室の資料にあったやつだな。)テルドム「『Qモンスターマグナム』に装備できるQコアの最大数は5つ。しかし、普通のQコアではダメです。速いレーサーのQコアほどいい動力になります。」ベルズ「だからあの『リスト』にいる5人を狙ったわけだな。あいつら速いヤツばっかりだ。」テルドム「ほう、『リスト』を知っているのですね。じゃあボスの私とハンターがグルってことも知っているわけですね。」ベルズ「まあそんなことはどうでもいい、あんたの話で全部わかったんだ。マッドを元に戻せ!もちろん、ジョーもノラヒカも返してもらう。」テルドム「無理ですね。さっきも言いましたが私はブラックシャドーを完成させ、全世界のレースを制覇させます。ちょうど、ブラック・マリアに『悪魔の力』を渡したときと同じふうにね。そうすると・・・。知っているでしょう?」ベルズ「『悪魔の力』を持つものが全世界のレースを制覇したとき、世界からレースが消える・・・。」テルドム「その通り。ブラックシャドーには僅かながら『悪魔の力』を渡してあります。今日の敗戦で消えたかもしれませんが、また私の『悪魔の力』を分け与えればいいだけのこと。全世界制覇のために、マッド、ジョー、ノラヒカ、ピーオー、フェイド・・・彼らの5つのQコアは絶対に必要なんですよ。」ベルズ「させるかよ。」テルドム「ただ・・・一つだけ言います。とりあえず、私が欲しいのは速いチョロQのQコアなんです。別に『リスト』の5人にこだわる必要はありません。つまり、ブルーペガサス。あなたのQコアでもいいんですよ。」ベルズ「ハ・・・まさか今ここで俺のQコアを抜き取るとでも言うのか・・・?」テルドム「デュオ!来てください。」誰かを呼んだ・・・。このビルにはほかにも誰かいるのか・・・?ベルズは思い出した。そういえばノラヒカが言っていたのだ。デュオというのは、マッドを潰したハンターである。と、間もなく奥の部屋から凄まじい殺気とともに一台の青紫色のQが登場した。コイツがデュオ。最強のハンターだ。テルドム「コイツを捕らえてください。Qコアを奪います。」ベルズ「くっ、このために俺をここに呼び出しやがったか。」Uターンして猛ダッシュするベルズ。このデュオというハンター、半端じゃない。何しろ、グスタやサイバーとはオーラが違う。明らかにベルズを殺すくらいの勢いできていた。あの場所にいたままではかなりヤバイ。デュオはもちろん追ってきた。なんとか逃げ切らなくてはならない。テルドムがベルズに種明かしをしたのは、もう野望を止められないところまで進行しているというのもあるだろが、デュオが必ずベルズを倒せるという確信があるからだろう。窓を突き破り、6階から一気に地面に着地。デュオも追いかけてくる。その様子をテルドムが眺めていた。テルドム「確実にしとめてくださいよ。」ついに明かされた真実。テルドムの野望はシャドーに『悪魔の力』を搭載し、全世界のレースに勝利させること。紅紫で書きましたが、そうすれば全世界のレースはなくなってしまう・・・。そして、シャドーがブラック・マリアに似ていたのはあのときの魂をCPUとして搭載したため。ただ、ブラック・マリア本人の情報は消されているため、自分が昔ブラック・マリアだったことは知らない。ブラックシャドーを最強のチョロQにするため、テルドムはQモンスターマグナムを開発。これにリストの5台のチョロQのQコアをセットすれば、凄まじいエンジンになるというわけである。(ちなみに、テルドムの『悪魔の力』は弱いので悪魔のタイヤなどの強力パーツはできあがらない。)全てを理解したベルズにデュオが襲い掛かる。殺気に満ちたデュオからたまらず逃げ出すベルズだが、果たして逃げ切れるのか・・・。そして、メリークリスマス!(昨日言うべきか?)あ~、幸せなクリスマスだった。
2008.12.25
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第5章 Splash of Splinter 後編2ハイスピードでハイウェイのコンクリートの壁に衝突したサイバー。本人はボコボコの状態を予想していたが、ハイウェイの壁には微妙に垂直激突を避けられたので、ダメージはそこまで大きくなく済んだ。だが、とても走れる状態じゃない。這いずり回るのが精一杯だ。サイバー「くそ・・・『デスネスト』の救援部隊に連れて行かれるわけには・・・。」このサイバーの言う『デスネスト』の救援部隊というのが問題であった。一般に普通のレースでは事故を起こした車両をレッカーがコースから運び出しにくる。闇レースでもそれは同様で、事故を起こすと『デスネスト』が受け持つ救援部隊が出動し、事故車両をコース外に引きずっていくのだ。通常の闇レーサーならそのまま釈放されるが、『リスト』に載ったレーサーや組織に良く思われていない人物などはそこで始末される場合がある。そして、ほかのレーサーには事故死と認識されるわけである。組織を裏切ったサイバーは救援部隊に運ばれてはかなりマズイ状態にある。『リスト』に載るような人物はなかなか事故を起こさない。そこでハンターというのが作られたわけである。ハンターが『リスト』に載っているQを事故に落としいれ、それを救援部隊が連れて行き、研究所へ持って行かれる。マッド、ジョーがやられたのがその方法であり、今ノラヒカも連れて行かれたところである。サイバー「ク・・・ソ・・・。」まるで前に進めないサイバーの前に一台のQが止まった。ウェン「どうしたんだ?」サイバー「テメエは・・・?まあ誰でもいい、俺を担いでハイウェイから逃がしてくれないか?」ノラヒカ保護という名目でレースに参加していたノラヒカの弟子ピナとウェン。しかし、あまりのレースのレベルの高さについていけずにいた。結果ノラヒカはグスタに倒されてしまった。しかも、ノラヒカが救援部隊に連れて行かれぬようノラヒカの救出に向かったが、グスタに阻止され、その間に救援部隊がきてノラヒカを連れて行ってしまった。ピナはその後を追いかけていったが、ウェンはベルズにノラヒカ救出を頼むためレースを続けていたのだ。サイバー「ノラヒカを救う方法はある。俺が知っている。俺が救援部隊に連れて行かれてはマズイぞ。」ウェン「わかった。必ずノラヒカさんを助けてくれよ。」サイバーを担ぎ上げたウェンは慣れた手つきでハイウェイの壁をよじ登り、ノイズシティへと消えていった。ベルズVSフェイドは最終局面へ。緩やかな右コーナーは強弱をつけながら続いている。道幅が広くなったり狭くなったりで意外に変化に富むコースである。いまだベルズはフェイドの前に出れずにいた。ベルズ「冷静になった後のおまえもやっかいだな。冷静な分隙がない。」フェイド「でも、あんたこそ冷静さじゃ負け知らずだってのに。」ギャウ!!アウトサイドから抜きにいくためフルスロットルで加速させるベルズ。フェイドもそれに応じたのかブロックはせず最後のエンジンパワーを搾り出して加速。もう、ボロボロのエンジンだったが、主の要望に答えて見せた。ギャウウ!!フェイドの最終加速。ついにベルズとフェイドが横並びに。しかし、フェイドがこのままゴールまで終始イン側となるので彼の優勢には間違いない。しかし、いくらエンジンパワーを搾り出しても今はもうベルズが勝っている。徐々に前に出て行くベルズ。最後の大きなコーナーで一気に勝負に出る。4輪ドリフトに体制を変えた。そのまま最後のストレートへ。フェイド「やるじゃん・・。」プスン・・・!最後の直線を前にして急にフェイドが加速しなくなる。どうも、エンジンが壊れたらしい。無理をさせすぎたのだ。フェイドが普段本気にならないのは冷静を失わないためだけでなく、エンジンの故障を避けるためでもあったのだ。フィニッシュ!1位ベルズ、2位フェイド、3位ピーオー、4位ブラックシャドー、ほかはリタイヤ。波乱のハイウェイ対決は幕を閉じた。意外にあっさり明かされたハンター結成の理由。しかし、『リスト』のQたちを研究所に運んで何をしているのか・・・。まだまだ謎だらけ。ウェンとサイバーを助け、救援部隊からは逃れた。サイバーはノラヒカを助け出す方法はあるというが・・・。そして、ベルズは念願の1位を手にする。これでボスとの面会を果たせるのか・・・?せっかく彼女ができても今日は向こうが忙しくて会えなかったり。結局しょうもない日を送りましたが、明日はしっかり会う約束してます。いい日になるといいなあ。
2008.12.24
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第5章 Splash of Splinter 後編1初めての屈辱・・・。チョロQタウンのトップに君臨し続けた男が初めて言われた「雑魚」という言葉。そりゃ今アイツは凄まじいエンジンパワーとそれを操る術を持っている。だが、その二つがありゃ誰にも負けないってわけがないだろう。彼は今まで負けたことはなかっただろうが・・・。プライドを砕かれたベルズに芽生えたのは怒りではなく、いや、怒りもあっただろうが、キレずに、むしろ冷静になっている。ボスに会うため。そんなことは関係なかった。負けられない。そのために、冷静の限りを尽くして勝つ方法を模索するのだった。ギュオオオ!!計算上、フェイドの食いついていく事ができるギリギリのペースを維持する。もちろん、ペースを上げれば上げるほど危険で、ピーオーから見て、ベルズがフェイドについていくことは不可能だと思えた。そもそもスプラッシュハイウェイみたいなハイスピードコースではここまでのパーツの差は厳しすぎるのである。フェイド「どんだけ急にペース上げてんだ?」ベルズ「おまえも同じだろうが。」フェイド「なるほど、雑魚ってのは取り消す。これについてこれたらな!」ギャウ!!!さらにパワーが上がった。信じられないほどの加速力でベルズを突き放していく。フェイド「10割開放!」速い・・・あまりにも速く、ベルズは置いてかれていく、いや・・・。ベルズ「コーナーで減速しなきゃいけないのは一緒だろ。」さっき設定したノルマペースをワンランク上げるベルズ。もはや狂気の沙汰のペースである。結局、1周目を遥かに更新するタイムで2周目を終えた。そのとき、まだフェイドはベルズを5m以上は離せずにいた。ベルズ「おまえのそのエンジン解放、いくらなんでもパワーが凄すぎておかしいと思ってたがわかったぜ。使ってると、だんだんパワーが落ちてきちまうんだな。今のおまえなら追い抜ける!」ついに追い抜きに出るベルズであったが、フェイドはすぐにブロック。まだ意地がある。フェイド「その通りだが、今の俺なら追い抜けるってのは違うな。よくここまでついてきたな。たいていのやつなら諦めるところだけど。」エンジンが弱ってきて、フェイドも冷めてきたようだ。口調に荒々しさがなくなった。二人は凄まじいペースできていたため、ピーオーすらもついていけず、1位2位争いは独走状態であった。ブラックシャドーもサイバーの猛攻に耐えながらではなかなか前に進めない。全力の攻撃を仕掛け続けるサイバーであったが、腕の立つハンターである彼でさえもブラックシャドーを依然仕留めきれずにいた。サイバー「ファイナルラップか・・・。ゴールまで仕留め切れないとマズイな・・・。もう裏切っちまったからチャンスはこのレースしかねえのに。」サイバーの計画通りにいかないことが一つあった・・・。未完成のブラックシャドーの底知れぬレース能力。そりゃそうである。未完成なのにまさかここまでのスピードが出せるなんて誰も思わない。さらに、ブラック・マリア並のレーステクニックを見せるのである(と、いうより、走りがブラック・マリアにとても似ている)。サイバーはパーツでもテクニックでも勝てる気がしなかった。自分より速い獲物は捕らえられない・・・。ハンターの中では基本事項で、パーツでもテクニックでも勝てない相手を事故に落としこめるのはかなり難しいのである。不意打ちならともかくましてや相手は完全に警戒してしまっているのだ。もうなかなか崩せない。すでに、レースは半周を残すのみ。もうコーナーは少なく、チャンスはない・・・。サイバーは最後の賭けに出た。サイバー(一旦距離を開けて、そこから猛スピードでの突進。当たる確立は30%くらいかもしれないが・・・。当たれば絶対にシャドーでも倒せる。外した場合は俺が大激突してバラバラの破片になるがな。)最後の低速コーナーの前でかなり早めに減速を始めるサイバー。かと思うと、コーナーに入っていないのにブレーキを解除してまたアクセルを踏んだ・・・。「何をやってるんだ・・・?」シャドーにはサイバーの不可解な行動が理解できなかった。だが、1秒後に理解することとなる。サイバー「最期の一撃だ・・・。」ブラックシャドーのサイドボディめがけて猛烈な突進。しかも、ヒットしたときのダメージを上げるためにコーナーとは反対方向にステアを切っている。ブラックシャドーのサイドボディに垂直にヒットさせるつもりである。もちろん外せば・・・。シャドー「マズイ・・・!」まるで、往年の技だった。危険を察知したシャドーはドリフトの途中からもう一段階テールスライドを増長させる。スピンの一歩手前までリアを振り出し、サイバーの体当たりを紙一重で避けようとする。スピンしてしまえばサイバーの体当たりが当たろうが当たらなかろうが外壁に衝突して終わりだろう。だが、シャドーはその僅かなスライド量を間違えなかった。サイバー「よ・・けられ・・・た・・・!」決死の一撃をかわされたサイバーにはもう何もできない・・・。深夜のハイウェイに一際大きい爆発音が轟いた。フェイドの全力は凄まじかったが、ベルズは逃げ切られる事なく追跡する・・・。すると、エンジンパワーが落ちてきたフェイド。どうやら、相当無理をして使った力だったようだ。ついに、ベルズが反撃に出る。シャドーに体当たりを試みるも失敗し、大事故のサイバー・・・。果たして、無事なのか。次回、第5章後半その2で完全決着!
2008.12.23
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第5章 Splash of Splinter 中編銀の不死鳥が黒影に刃を向ける。シャドーにはもう抵抗する手段がない・・・。シャドーは、流れる時間がスローに感じられた。サイバー「喰らえ、シャドー!」ドカアアア!!!この音は、シャドーが壁に張り付いた音でもなければ、体当たりがヒットした音でもなかった。絶対に当たると思われていたサイバーの体当たりは、赤いボディに止められていた。サイバー「何?・・・レッドペガサス!邪魔をするな。」間一髪、シャドーとサイバーの間に入り込んで攻撃を防いだピーオー。しかし、一体なぜ・・・。ピーオー「二人がかりでやってんなよ。揉め事なら、レースで決着つけようぜ。」そこには純粋にレースレベルを追い求めて闇に流れついたレース魂があった。フェイドの真の力を見て、世界最強まで言われた男は黙っていられなかった。すぐに視線をフェイドにやると、彼もそれに答えた。フェイド「俺はハンターじゃないから。おまえの言うとおりだな。どうも、エンジンパワーを上げると暴走しちまうな。」ピーオー「行くぜ!」ペースを上げたのはフェイドだけじゃない。ピーオーも明らかにコーナーへの進入スピードが上がっていた。様子見のペースから命がけのペースへと少しずつ移行していたのである。2位3位対決は闇レース本来の意味とは違う意味で荒れそうだ。一方、ゴタゴタで順位を落としたサイバーとブラックシャドーだが、サイバーはまだまだ諦めていなかった。サイバーにはもう後には引けない野望があったのだ。サイバーはツートーンファクトリーの研究室からマッドがベルズとノラヒカによって運び出されるのを見届けていた。そして作戦を考えた。マッドを復活させようという作戦である。彼はマッドとの決着をつけようとしているのだ。元はといえば、サイバーが闇レースに来たのはマッドがいると聞いたからである。しかし、サイバーが闇レース登録を済ました頃にはもうマッドはいなかった。デュオによって潰されていたのだ。サイバーがデュオを嫌う理由はこれであった。わざわざ闇レースにまできたのにマッドとの決着をつけられなくなったサイバーだが、色々情報を集めるうちに、どうやらマッドは事故を起こした後、『デスネスト』に引き取られたということがわかった。サイバーは闇レースで活躍し、『デスネスト』のボス、テルドムと面会する。すると、マッドについて全てを話された。引き換えに、ハンターとなったわけだが、今、まさにマッド復活のために裏切り行為をしているところである。サイバー「シャドー、てめえは俺一人で潰す。」レースへ2周目へと入っていく。サイバーはテルドムがどんな研究をしていたか知っていた。頭のいいサイバーはテルドムがどういう装置を作って何をしていたのか全て知っている・・・。したがって、その装置を自分で動かす自信もあった。マッドはある装置によって今の死んだような状態にされたわけだが、サイバーにはその逆の操作をする技術があった。いつの間にか後ろでゴタゴタがあり、1位独走のベルズ。しかし、すぐに後ろの殺気に気が付いた。ベルズ「あいつは・・・闇レースチャンプのフェイド。ブラックシャドーはどこ行ったんだ?」ミラーに小さく写るフェイドとピーオーからあまりに凄まじい鬼気迫るオーラが届き、こんな遠くにいるのにベルズには全くリードを感じられなかった。ベルズ「すぐに追いつかれるかもな。」ピーオー「さっきのブラックシャドーとやってるときの迫力はどうした?そんなもんじゃないだろ。」フェイド「ああ、いくぜ!」このとき、フェイドは初めて全身全霊の力を漲らせた。持ち前のエンジンパワーを邪魔するものは何もない。ネジがいくつも吹っ飛んだ。気迫は底なしに増していき、溢れんばかりにオーラを漲らせた。そのまま猛スピードでコーナーを一つクリアされたとき、Qワールドチャンピオンのピーオーは不覚にもこんなことを思ってしまうのであった。ピーオー(・・・こりゃあ、勝てねえな・・・。)何ゆえにそう思ったのか。ピーオーほどのQが、気迫に圧倒されたのか。とにかく、フェイドの隠し持っていた実力はそうそうたるものだったといえる。超高速ドリフト、獰猛なコーナーからの立ち上がり。一見粗い走りながらまさにこれは超パワーエンジンの最高の扱い方であった。暴れ馬は暴れるだけ暴れさせといて制御したりはしない。スプラッシュハイウェイは道幅が広いコースであるため、エンジンの暴走防止のための躊躇はいらなかった。ピーオー「これが最強の闇レーサーか・・・。」ピーオーもフェイドが爆発してからコーナー4つほどは命がけのつもりで全力のコーナリングをしていた。だが、今までに全くない経験をした。初めて、ピーオーは「これ以上コイツについていこうとしたら事故る」という恐怖心に襲われた。間違いなく、フェイドの並ならぬ気迫のせいであろう。ペースを上げられなくなったピーオーは徐々に逃げられていく。このとき、すでにフェイドは1位のベルズの真後ろにいた。フェイド「雑魚が・・・!」一瞬だった。追いつかれようとも抜かせない気でいたベルズは呆気に取られて前を行くオレンジボディの背中を見つめていた。フェイド、本気発揮。ピーオーとの1対1を逃げ切りで勝つと、すぐに1位のベルズに追いつき、追い抜いてしまった。ピーオーでさえもついていくことのできなかったフェイド相手にベルズは一体どうする?また、サイバーVSブラックシャドーは完全に1対1に。ブラックシャドーが逃げ切るかサイバーがブラックシャドーを破壊するか。サイバーはどうやらマッドを復活させるためにハンターになったのだが、それとブラックシャドーを倒すことと、どういった関係があるのか。次回、サイバーVSシャドーが決着!!
2008.12.22
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第5章 Splash of Splinter 前編2オレンジとレッドの間に火花が散る。世界最速を語る資格すら感じてしまう2台・・・。ポジショニング的には4位5位につけているものの、初の手合わせとなったことの二人の激闘にベルズ、サイバー、シャドーもうかうかしていられないだろう。気を抜けばひょんなことでスッと抜かれてしまうだろうから。ピーオー「ここまでやるとはね・・・。こういうハイスピードステージで君とやれてよかった。」フェイド「そういう余裕は勝ってから見せなよ。」広い道路をこれでもかと広角に使ってフルスピードで駆け抜けていく。ブロックなんて頭にない。ついてこられるもんならついてこいである。ピーオーもフェイドも四輪ドリフトのぶつけあいだった。フェイド「抜くぞ。」ピーオーのインコースを付く。これだけ軽やかなドリフトをしていようとパワーは闇レース級。鼻先でピーオー追い抜きの突破コースをこじ開けた。ピーオー(くっそ、重いなあ。でも、コイツを下手に前に行かせるとベルズが1位になりにくいな・・・。なんとしても止めないと・・・。また追い抜いてやるぜ。)サイバー「チッ、また邪魔なやつが順位あげてきやがった。レッドペガサスの野郎、抜かれやがって。」フェイド「言っとくがおまえに俺は潰せないよ。」サイバー「いちいち食ってかかんな。誰も相手にしてねえよ。」目の前の銀の不死鳥はそう言放った。それもそのはず、彼はブラックシャドーの背中だけを睨んでフェイドのオレンジ色は視界に入っていなかった。少し気に触ったフェイドはサイバーの視線の先を確認した。フェイド「狙いはシャドーか。どういう風の吹き回しだか知らないけど、俺が仕留めてやろうか?」サイバー「やれるもんならな。試してみるか?」なんとサイバーがフェイドに対し道を開けた。ピーオーにとっては意味がわからない光景である。すると、フェイドはブラックシャドーに攻撃を加え始めた。シャドー「次はコイツか・・・。」さすがのシャドーもカチンときた。スピードを緩め、フェイドをひきつけてテールスライドを相手のフロントに叩きつける攻撃。強い衝撃がフェイドを襲うが、闇レースの中で育て上げられたフェイドはその程度の攻撃では怯まない。逆にその攻撃の隙を突いてコーナーのインに張り付き、シャドーにコーナーでの遠心力を利用してタックル。が、急ブレーキでシャドーが紙一重でそれをかわすと、今度は急加速でフェイドの重心の役割をなしていた左後輪につっつき攻撃。バランスを崩したフェイドはコーナーのアウトへすっ飛んでいく。サイバー「言わんこっちゃねえ・・・。ジ・エンドだな。」誰もがフェイドの事故を頭に思い浮かべたが、見事フェイドは重心を移動してダメージを削いでいた。体制を整えるやいなや、エンジンの超パワーで瞬時に速度を回復、サイバーに抜かれただけで戦線復帰を果たした。しかし、それまでのフェイドとは比にならないくらいエンジン音で雄たけびを上げている。その加速力は凄まじい。そして、なにより迫力が段違いだった。サイバー「今までのエンジンパワーは全力の半分程度か。それでレッドペガサスの相手をしてやがったとは・・・。」フェイド「全力?まあ、さっきまでの二倍のパワーは出したけど、俺の馬力、まだまだこんなもんじゃないよ。」ともかく、フェイドは再びサイバーをあっさり抜き去る。そして猛然とブラックシャドーに殴りかかる。その加速力たるや、シャドーにも劣ってはいなかった。サイバー(オイオイ、とんでもない獲物が『リスト』に載ってやがったってもんだ。チャンピオンフェイド・・・大したもんだ。)さすがのシャドーも、フェイドの猛攻にてこずっているように見えた。それもそのはず。並みのレーサーならこのフェイドの迫力だけでほとんどKOされるだろう。公の場でフェイドがこれほどの実力を出したのは初めてのことであった。フェイドはエンジンがパワーを発揮すればするほど、それに伴って感情も高ぶっていく。普段はエンジンパワーに制限をつけて心のオーバーヒートを避けているのだが、今はもう全開の8割ほど出していた。サイバー「やれやれ、絶好のチャンスじゃねえか。」フェイドの猛攻に気を取られているシャドー。そこへサイバーが全力の体当たりを試みる。もう、急カーブの手前である。この体当たりを食らってしまえばさすがのシャドーも激突は免れない・・・。シャドー、大ピンチ!サイバーは、もうすぐそこに迫っていた。シャドー「しまった・・・!ク・・・避けられない!」ピーオーを抜いたフェイドはサイバーにシャドー討伐を代わりにやってやると提案。それに乗ったサイバーはフェイドに道を譲り、シャドーVSフェイドが勃発。しかし、フェイドはシャドーにカウンターを喰らい、弾き飛ばされる・・・。かと思いきや、それに耐え、急にエンジンパワーを上げた。それまでのフェイドは実力の半分も出していなかったのだ。フェイドの特性はどうやらエンジンパワーと感情がリンクしていることで、パワーを出せば出すほど荒っぽくなっていく。破壊のオーラを充満させたフェイドは再度シャドーに襲い掛かる。さすがにそれにはシャドーも苦戦し、なんとか避けていたが、そのフェイドが作った隙にサイバーがシャドーに体当たりを試みる・・・。あらすじはこんな感じ。ややこしくてわかりにくいかも。
2008.12.21
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第5章 Splash of Splinter 前編1スプラッシュハイウェイで開催された闇レースはスタートから大きく動きを見せていた。特筆したのはグスタの猛攻。ノラヒカはおされ気味ながらも踏ん張りつつ順位をキープした。ノラヒカ「いつものおまえなら、じっくり狙ってから一撃で決めてくると思うが・・・。今日は随分荒っぽいんだな。」攻めるグスタ。コーナーごとに右から左から体当たり。さすがのノラヒカもペースダウンを余儀なくされる。こうなってはベルズの援護は無理なので自分の戦いに集中する事に決めた。ディスコキングケイブに比べ、舗装路の分攻めるポイントは少ない。ただ、ハイスピードの勝負なので事故になったときのダメージは計り知れない。それでも、ノラヒカは速度をセーブすることはしない。躊躇なく車体を斜めにしてタイヤをスライドさせていく。体当たりに備えて守備を固めるより、テクニックに物を言わせてスピードで逃げ切る気であろう。グスタもいっぱいいっぱいでついていく。離されてしまえばノラヒカを潰すタイミングを失ってしまう。連続コーナー地帯を抜けたところでグスタの追い討ちがノラヒカの尻にヒット。ノラヒカの軽量ボディはたまらず体制を崩すが、的確なステア操作で立て直す――はずであった。スピン回転と逆方向に入れたステアリング。ノラヒカの車体の重心の移動した先を瞬時に見抜いたグスタは軽くそこへケリを入れた。ノラヒカ「ウッ!」今度はさっきと逆回転にハンドルをもっていかれる。もうノラヒカは制御に全力を注いでいた。グスタの仕事は後もう一度つつくだけだった。その先には、急カーブがある。ドカアア・・・・!!ベルズ「ノラヒカ!!」ピーオー「あ・・・!」先を行く二人にも見えたようである。ただ、立ち止まってはいけないこともわかっていた。彼らは勝たなくてはならないんだ。壁に張り付いたノラヒカだが、意識はあるようである。ただ、動けない。闇レースの救助隊らしき部隊にノラヒカが運ばれていった先はベルズたちにはわからなかった。闇から這い出る決意をした男が砂地獄の奥へと吸い込まれていった。ベルズ「絶対助け出してやる。ノラヒカ・・・・。」ブラックシャドーとも互角に渡り合うベルズ。レーサーの勘はもうすっかり戻ったようである。パーツではブラックシャドーに分があるようだが、執念で食いつくベルズ。ブラックシャドーの方はというと、テルドムにベルズ潰しを命じられたとはいえ、彼に備え付けられたレース魂はそれを許さない。ベルズの前に出ることだけが狙いであった。ベルズ(俺は実力でもパーツでもシャドーにはかなわないかもしれないが、コッチが前にいれば追い抜きを防ぐくらいはなんとかできる。)その1位争いに入り込んできた1台のQ。フェイドでもピーオーでもない。なんと、いきなりサイバーが1位戦線に飛び出してきた。サイバー「オイシャドー・・・。ワリイな。」ドカン!!どういうわけなのか、シャドーにタックルをかますサイバー。よろけたシャドーだが、素早く立ち直ってサイバーをにらみつけた。サイバー「てめえを潰す。俺の目的のためだ。ボスの目的にゃあ構ってらんねえ。」ズガン!2発目・・・。シャーシもヘビーなものをつけているらしく、シャドーは大きくバランスを崩すも、ストレートだったので助かった。これにはシャドーも黙っていられない。シャドー「ついてこられるもんなら、ついてきて、もう一発かましてみろ。どけ、ブルーペガサス!」ベルズを押しのけてサイバーから逃げ切りに入ろうと思うが待ったをかけるのが元ペガサスのプライド。シャドーの急加速もベルズのブロックゾーンに吸い込まれた。サイバーがシャドーを狙い、シャドーはサイバーからの逃げ切りを狙う。ベルズは1位をひたすら追い求める。ピーオーとフェイドもその後ろにつけている。グスタは目的を達成したのか、リタイヤしてボスに会いにいったようだ。タイトルの和訳は『破片のしぶき』。もちろんスプラッシュハイウェイにかけてます。ノラヒカがまさかのクラッシュ。破片が吹き飛び、完全に戦闘不能に。そうやってレーサーたちがぶつかりあってパーツの破片などがしぶきのように飛び散っていくという意味からつけたタイトルなわけです。今回、章ごとのタイトルに微妙にこだわりみせてます。そして、なぜか味方であるはずのシャドーに襲い掛かるサイバー。彼の目的とは一体?この大混戦の中、ベルズは1位をとれるのだろうか?
2008.12.20
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第4章 ”黒影”ブラックシャドー 後編ベルズとノラヒカはレース会場にきて唖然とした。ブラックシャドーがいる。サイバーもベルズには面識があった。彼はマッドのライバルとして君臨し続けた男であったが、ここしばらく姿を現さなかった。『流出事件』の一人にも挙げられていた。やはり、闇レースにいたのか・・・。そして、グスタ。彼もまた、ボスの作戦が最終段階に入っていることを察知しており、チャンスはもうそうそうないことを予感していた。グスタがここまでハンター業に力を入れているのにはワケがあった。何がなんでも『リスト』に載っているうちの1台でも潰さなくてはならない使命を背負っていた。ノラヒカ、ベルズ、サイバー、グスタ、ブラックシャドーの参加が決定していて、レースの波乱は簡単に予想できた。出場者を眺めてピーオーも黙ってられなかった。ピーオー「俺も出よう。ボスに俺たちのことがバレてる可能性はけっこう高い。これだけハンターを投入して来るんだからな。特に、あのブラックシャドーってやつは興味ある・・・。」まだ、エントリーは8台。ピナとウェンもノラヒカの護衛についてきたが、このレースレベルではとても無理だろう。エントリーは10台までなので枠は空いている。これで戦いにピーオーが加わることができる。ベルズもこれに肯定的な意見を述べた。ベルズ「確かに、ピーオーならブラックシャドーにでも勝てるかもしれない。」今、深夜のスプラッシュハイウェイSコースに最強のレーサーたちが集まった。とても闇レースとは思えない。そして、最後の最後で、『ヤツ』もこのレースの参加を取り決めた。10台目のエントリー枠に入った彼はハンターを除いては最強の闇レーサー。名はフェイド。これは、ハンターサイドからは願ってもない幸運だった。グスタ(『リスト』のヤツらが全員いるな。フェイド、ノラヒカ、ピーオー・・・。ノラヒカが一番狙いやすそうだな・・・。)シャドー(ブルーペガサスを潰せとテルドムには言われたが・・・。潰すなんてのは気分が乗らないものだな。)ベルズ(俺は『リスト』には入っていないはず。悪いが漁夫の利で首位をもらうとするか。ボスに俺のことがバレていたら1位とっても意味はないけどな。)ノラヒカ(ベルズのことがヤツらにバレていたら間違いなく攻撃を仕掛けてくる。俺はそれをガードしてやらないとな。)ピーオー(グスタとサイバーで俺とノラヒカを狙ってくるはず。そんでアイツがシャドーか・・・。さてどうすっかな・・・。)フェイド(こりゃ荒れるな。すげー戦いになりそうだぜ。)サイバー(ブラックシャドーは4位のグリッドからか。さて・・・。)それぞれの野望を胸に、波乱のスプラッシュハイウェイのスタートシナグルが光りだす。息を呑む3秒間が過ぎ、全車急発進。グリッド順にスタートして一列になっていく・・・いや、一人スタートの直線から順位をあげていくやつがいる。ブラックシャドーだ。やはり、加速力が凄い。それぞれが1位を狙っているわけではない。ターゲットに近づいていく。自然と、構図は整った。まずはグリッド5位からスタートしたグスタと3位からのノラヒカが接触。早速後方からの体当たりを試みるグスタ。持ち前のステア操作でひょいひょいとかわすノラヒカ。ノラヒカ「クソ、これじゃベルズを助けにはいけない・・・。しかたない、相手をしてやるか。」グスタ「悪いな・・・。倒させてもらうぜ。」ほかの箇所でも1位争いのブルペガ対ブラックシャドー、その後ろではフェイドとピーオーが争う。意外にも、ハンターであるはずのサイバーはピーオー、ノラヒカ、フェイドを攻めてはこなかった。え~本日管理人アンタXは彼女いない歴16年の生活に終止符を打ちました~!!と、いうわけでこんな公開が遅くなったわけです。すみません。今日は眠いので寝ます。コメントはまた明日で・・。ちなみにこのサイトの存在は彼女には絶対知らせません。だから今まで通りなんでも書けます。
2008.12.19
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第4章 ”黒影”ブラックシャドー 中編人気(ひとけ)のない立体駐車場の最上階に、身を潜める研究者。今までの潜伏場所は爆破してしまったのだ。その元に戻ってきたのはブラックシャドー。それにしても、研究所が見つかる前にブラックシャドーの『原型』が完成したのはテルドムにとっては幸運だった。テルドム「何かあったようですね。」シャドー「この街にブルーペガサスがいた。どういうわけかノラヒカと一緒に。」テルドム「ブルーペガサスですか。・・・もしや、感づかれましたかね。まだブラックシャドーが完成していないですから、やっかいですね。」軽く考え込んだところへ、一人の白いマッドスペシャルのような姿をしたQが歩みよってこう言った。サイバー「潰せ。ノラヒカが行動を共にしているということは闇レースに入ってきた可能性が高い。余計なことをする前に今日の闇レースででも潰しちまえばいいのさ。なんなら俺がいく。」ボンネットに描かれた銀色の不死鳥マークを煌かせて強気な算段を提案する彼の名はサイバー。テルドム「そうですね。後、ノラヒカもこの際潰しましょう。裏切りの可能性もありますから。今夜の闇レースにはハンター全員をつぎ込みます。」サイバー「なんだって?じゃあデュオと一緒に仕事しろってのか?」テルドム「不満ですか?」サイバー「あんなやつと一緒じゃロクな仕事ができる気がしねえ。」テルドム「そうですか。じゃあ、代わりにコレを使いましょう。」デュオの代用として指名したのは、ブラックシャドーだった。テルドム「未完成ですが、もうあなたと互角のレベルを持っているはずです。初対面でしょうが、よろしく頼みますよ。」サイバー「チッ、未完成で俺と互角だと?まあいい、それがホントかどうかはレースで証明してやるからな。ヘッ、覚悟しとけよ。」やや機嫌を損ねながらもサイバーはニヤっとしながら席を外した。何か、絶好のチャンスを掴んだらしい。テルドムもまた、それを見逃さなかった。病院ではマッドとジョーの状態は全くわからないという。しかし、やはり身体面には何も問題はないようで、死んでいるとは思えないと診断された。じゃあなぜ動かないのだろう。ともかく、もう1台のボロボロに傷ついたQの方はなんとか回復していた。やはりあの工場の爆発で受けたダメージがでかかったが、意識が戻っているようで、爆発までの経緯を聞くことができた。ボロQ「君たちが助けにきてくれたのか。ありがとう。もう半日遅かったらヤバかったって言われたよ。」ベルズ「あのツートーンファクトリーでは一体何があったんですか?」ボロQ「僕が工場での残業を終わらせて、ちょっと工場内部を散歩していたら、工場のだいぶ奥、普段では行かないようなところに、変な部屋があってさ。入ってみたら研究室みたいなところに2台チョロQがいて。一台は炎がペイントされていて目立つカラーリングだったな。」ノラヒカ(つまりそいつはブラックシャドー・・・。研究室ってことはもう1台はテルドムでブラックシャドーの開発をしていたんだな。)ボロQ「で、部外者っぽかったその二人を捕まえようと思ったら、あいつらは逃げちゃって、爆発をお見舞いされちまったってわけだ。情けねえ話だよなあ。」ベルズ「なるほど・・・。」結局、やつらの目的などは掴めなかった。とにかく、今日のレースで勝つしか方法はない。細心の注意を払いながら大一番に臨むのであった。アンケート、リレー小説の〆切等色々すぎてますね・・・。今日はちょっと忙しくていじれそうにありません。コメントもなしで。すみません。
2008.12.18
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第4章 ”黒影”ブラックシャドー 前編目立つペイントにも関わらず、町の真ん中を堂々と歩く黒影に青とオレンジのQが襲い掛かる。不思議に、黒影は逃げなかった。あれほどのスピード持っているんだ、逃げる時間は十分にあったはず。とっ捕まえにきた2人にとっては拍子抜けだった。ベルズ「捕まえた。」黒影「ブルーペガサスか。」ベルズ(知ってるのか・・・。しかもブルーペガサスと呼んだ・・・。)ノラヒカ「なぜ逃げなかった?ものすごいスピードの持ち主なのに。世界最速なんじゃないか?レースをやったら最強だろう。」黒影「フン・・。最強なんてものはない。レースってのは、上にいってもいっても、いろんなヤツがいるもんだ。俺が逃げなかったのは、逃げる意味がないからだ。」ベルズ「逃げる意味がない・・・か。でも、おまえはツートーンファクトリー爆発事故の犯人なんだろ?」黒影「犯人・・・いや、俺ではない。犯人は俺の生みの親だな。俺も共犯ってことになるかもしれないが。」ベルズ「生みの親?」黒影「テルドムっていう名前だ。少ないながら、『悪魔の力』を持ってる。わかるだろう?ブルーペガサス。」ベルズ「なんだ、問いただすまでもなく自白しやがったか。」黒影「そして俺はブラックシャドー。俺は”組み立てられたチョロQ”だ。誰の子供でもない。」ノラヒカ「組み立てられただと?」ベルズ「聞いたことないな。そんなロボットみたいなQが流暢に話すものだ。じゃあ、さっき言ってた生みの親のテルドムってのは相当な技術者か。」シャドー「まあな。これ以上話す必要はないだろう。さらばだ。」ギャウ!!ものすごい加速でアスファルトを蹴り上げ、あっという間にいなくなってしまった。ノラヒカが咄嗟に抑えようとしたが無理だった。ノラヒカ「くそ、逃がしたか。油断した。」ベルズ「それにしても・・・やはりヤツらは『悪魔の力』を持ってやがったか。コイツはタチが悪い・・・。」病院に戻ったベルズは、ピーオーに突拍子もないことを話した。ベルズ「ブラック・マリアがいた。」ピーオー「は?どういうことだよ。ブラック・マリアは死んだはずだ。」ベルズ「ボディは違ったがな。そいつ本人はブラックシャドーと名乗っていて、自分は”組み立てられたチョロQ”だと言っていた。でも、走りのスタイル、話し方・・・間違いなくブラック・マリアそのものだ。『最強なんてものはない』とか言ってたからな。ピンときた。パーツも半端じゃなかった。」ピーオー「ブラック・マリアが生き返ってボディだけ変えてる・・・なんてことはいくらなんでもありえないだろうな。」ベルズ「さすがにそれはないだろう。悪魔といえども・・・。」ノラヒカ「思い出したんだが、テルドムってのは確か『デスネスト』のボスの名前だった気がする。ボスはめったに名前で呼ばれない人物だから忘れかけていた名だが・・・。」ベルズ「何?『デスネスト』は悪魔の組織だったということか・・・。それに、ということはブラックシャドーが俺の名前を知っているのはマズイな。俺が『デスネスト』を嗅ぎ回ってる事がボスに知れてしまうかもしれない・・・。」ノラヒカ「今日の夜の闇レースは気をつけろよ。ボスに勘づかれているとすれば、デュオやサイバーのようなハンターを派遣してくるだろう。『リスト』に名が載っていなくとも、おまえは狙われるかもしれない。」今日の闇レースに向け、調整をしながらマッドたちの診断結果を待つ。戦いは今日の夜。昨夜も寝ていなかったし、今のうちに十分な睡眠をとることもできた。闇レースで1位をとり、ボスとの面会に向けて、準備は万端だ。ブラック・マリアと話し方も走りのスタイルも同じと言う謎のQ造チョロQ、ブラックシャドー。一体、彼は何のために生み出され、何のために走っているのか・・・。ちなみに、なんでWBCに岡島が候補にすらなってないんだ?という疑問。
2008.12.17
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第3章 動かぬ不死鳥 後編声をかけてみた。――動かない。ゆすってみた。――動かない。でも、死んでいるようには見えなかった。まだボディもパーツもガッシリしていて、死因らしきものも全くわからない。単に気を失っているようだ。しかし、その不死の象徴であるはずの彼のシンボルマークだけが、なぜか力を使い切ったかのようにグッタリしている感じに見えた。なんで動かないのだ、なぜ、走ろうとしないのだ、マッドスペシャル・・・!ピーオー「オイ、こっちにも誰かいるぞ!とんでもなくケガを負っているけど、まだ生きてる!俺はこの人を病院に連れて行く。なんかわかったらノイズ病院にきてくれ。」ピーオーが見つけたこのQは、あの2人の影の研究の唯一の目撃者であった。しかし、見つかった影たちは逃げだし、研究成果の隠滅に研究所を爆発で吹き飛ばした。その爆発で彼も大怪我を負い、さらにこんな工場の深部にきたのも、彼の気まぐれな散歩からだったので、救急隊に発見される事もなく、今までここに残されていたのだ。それにしても、このような大怪我を負うような爆発があったにも関わらず、マッド、そしてその隣にいるもう1台の動かないQも、なぜ傷一つ付かずに止まっているのか・・・。ベルズ「とりあえず、マッドとこのもう1台のチョロQも、病院に連れて行こう。『リスト』には死亡って書いてあるが、そうは思えない。」ノラヒカとベルズがマッドを含む動かない2台を運び出して病院に向かっているのを物陰からこっそりと眺めていた銀の不死鳥はニヤリとして呟いた。「マッドの移動が完了・・・。そろそろ勝負に出るかな。」結局、ノイズシティに最近になってできたノイズ病院に集まったベルズ、ノラヒカ、ピーオー。曖昧ながら黒影たちの目的がつかめてきたような気がしていた。後はその大怪我を負った工場の作業員らしきQの回復を待って話を聞けばもう少しハッキリするかもしれない。ピーオー「『リスト』に載ってるのが、ジョー、ノラヒカ、マッド、フェイド、ピーオー、・・・。そのうち、ジョーとマッドは死亡になっていてそのほかは生存。さっき病院に運び込んだマッドの隣にいたやつは、ジョーじゃないか?」ノラヒカ「そういえば、俺がマイスの闇レースを始めたとき、ジョーってやつが闇レースではぶっちぎりのチャンピオンレーサーだったな。その後、ハンターに潰されていなくなった。俺は結局ジョーの走りは一回も見れなかったけどな。」ピーオー「フェイドっていったら、現役の闇レーサーチャンピオンだな。」ベルズ「つまり、ハンターはそのフェイドってやつも今のマッドやジョーのように潰そうと思ってるんだろう。」ノラヒカ「そして、俺とピーオーを倒せばアイツらの目標は達成ってとこかな。」ふと見た病院の窓から、何か派手なペイントの黒いQが見える。・・・紛れもなく、アイツだ。ベルズ「オイ、あれは昨日の黒影!」ノラヒカ「な・・・まさか昼間に現れるとは。捕まえれば、相当な手がかりになりそうだ。」病院を駆け出していく2人。しかし、黒影を追うのは単に手がかりだからではないのであろう。もちろん、ぶち抜かれたリベンジは忘れない。第3章、完。マッドの隣にいるQはジョーであるらしいことが判明。リストに載っているQはマッド、ジョー、ノラヒカ、ピーオー、フェイド。そして、いきなり姿を現した黒影。次回、黒影の正体が明らかに?
2008.12.16
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第3章 動かぬ不死鳥 中編スプラッシュハイウェイ。ノイズ工業地帯で工業用水に利用されている大きな湖、ノイズ湖の上を通る高速道路であり、湖の上の道は最近できた。水中トンネルだったのが、5年ほど前から湖上道路に改装されたのである。湖の水は水道で工場にまで続いているのでその水道管を通ろうということであった。ノラヒカ「飛び込むぞ。」走って1分ほどの地点、ハイウェイの縁に立ってノラヒカはそう言うと、ガードレールを乗り越えて湖に飛び込む。ここまできてノラヒカが考えているツートーンファクトリーの行き方がわかってきたベルズとピーオーも続いて入水する。ベルズ「水中用装備でもありゃ楽なんだけどな。」愚痴をこぼしつつも、コントロールの利かない水中をライトで照らす。湖底で水道管を発見するやいなや、なんの躊躇もしない。ノラヒカ「水道管に入ったことなんて俺ももちろんないけど、多分この管を通っていけば工場のどこかに出られるだろう。」バシャ!!ピーオー「ぷは!」ベルズ「はあ、どうやら工場内部に出たぞ。それに警官もいないようだな。」3人は水から上がり、体の水を飛ばすと、すぐに歩き出した。ノラヒカ「アイツらの手がかり、どこにあるんだと思う?」ベルズ「昨夜の爆発の中心付近が怪しいな。凄い地震になったから、たぶん地下深くに爆発で吹っ飛ばした秘密の部屋があるんだろう。何か残ってるかもしれないから行ってみよう。」ノラヒカ「俺が思うに、黒い影の2人、この工場をこっそり借りて何か実験でもしてたんだろ。多分、ノイズコーポレーションの作業員が使わないような深部の部屋を使ってたと思う。」ピーオー「不必要なのに、デカイ工場を作りすぎなんだよな。だから勝手に使われちまうんだ。骨が折れる作業になりそうだぜ。」ツートーンファクトリーは案外広い。地下もだいぶ深く続いており、作業員もいつも全ての部屋を使っているわけではない。ノラヒカの読みは誰かが無断でここで研究していて、その研究が完成したために証拠が残らないよう爆破して逃げたということである。研究をしていたのはあの黒い影2人。一方は悪魔の羽で飛んでいき、一方は地上を凄まじいスピードで駆け抜けていった。おそらく、その黒い影は2人とも『悪魔の力』の持ち主であるはずだ。工場捜索を始めてから1時間。来た甲斐あったというか、手がかりなるものがしっかり残っていた。ベルズが拾った紙きれに薄っすらと何とか読める状態で残っている字がある。それも、運良く重要な言葉が残っていた。それを、ゆっくりと読み上げてみた。ベルズ「Qコア・・・。おい、見ろよ、この紙。元は何かの作成のための資料かなんかだ。Qコアと書いてある。・・・Qコアを5つ集める・・・とか書いてあるな。」ノラヒカ「Qコア?それは一体なんだ?」ベルズ「聞いたこともない。どうも、そのQコアってやつをアイツらが5つ集めてるらしいってことはわかったな。」ノラヒカ「5つ・・・?もしかして・・・。」ベルズ「『リスト』に載ってるQの数も5人。繋がったな。」大きく息を吐いて、少し苦笑いをした。ベルズ「まだ、なんとも言えないが。・・・闇レースを潰すためにきた俺だが、どうにも、とんでもない事件に巻き込まれたようだな。・・・・・?あれ?なんか、向こうの方にチョロQが2台・・・。」近寄って確かめてみたところ、ピーオーとベルズは目を疑った。暗闇の中でピクリとも動かないその2台のチョロQのうち、1台はなんと行方不明のマッドスペシャルであった。ついにマッド登場。しかし動かない・・・。そして、マッドの隣で動かないもう一台のQは一体誰・・?Qコアの存在を知ったベルズたちだが、それがなんなのか全くしらない。そしてQコアを5つ集めると言うヤツらの計画の奥に隠された陰謀とは・・・・?
2008.12.15
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第3章 動かぬ不死鳥 前編ディスコキングケイブ、ゴール地点―――ノラヒカはすぐにゴールしたベルズの元に歩み寄った。ベルズももちろんピーオーに会いにいっていた。ベルズはこのレースで1位を取る事はできなかったが、今はそれどころではなかった。『リスト』の謎を突き止めなくてはならない。ベルズ「どういうことだ?ピーオー、おまえが闇レースに出てるなんて・・・。」ピーオー「おまえも出てるじゃん。まあ、オレはさあ、修行のためだ。アイツを倒すために、闇レースの技術が必要だと言われたから。」ベルズ「アイツ・・・?」ノラヒカ「オイ、ベルズ!」ピーオー「あれはノラヒカ・・・。ベルズ?こいつはブルーペガサスといって・・・。」ベルズ「いや、本名はベルズってんだ。ペガサスになる前の名だ。」ピーオー「へえ。そうだったのか。」ベルズ「で、二人に聞きたいことがあるんだ。この紙を見てくれ・・・。」取り出したクシャクシャな紙はさっきの『リスト』。マッドの名前が書かれていることをピーオーに確認させた。よく見ると、ノラヒカとピーオーの名前も載っていた。もちろん二人は『生存』である。ピーオー「マッドが・・・。でも、闇レースで見た覚えはないぞ。ノラヒカ、ボンネットに黄金の鳥が描かれたチョロQが闇レースに登録しなかったか?」ノラヒカ「黄金の鳥・・・。そういえばいたな、そんな派手なやつが。かなりの腕前だったんだが、闇レースデビュー戦でディオっていうハンターに体当たりされて大事故に・・・。その後の消息は知らない。」ベルズ「やっぱりマッドはきていたのか・・・。そのハンターってのは一体何だ?」ノラヒカ「ハンターってのは、闇レーサーの中でも特別速いやつらで、しかも、相手を事故に落としいれようとしてくる。おそらく狙ってくるのはその『リスト』に載っているやつらだと思うが、邪魔をすればほかのやつにだって仕掛けてくるだろうな。さっきのレースのグスタもハンターの一人。ハンターはグスタ、ディオ、サイバーの3人。正直、ディオやサイバーには俺でも勝てないかもしれないな。」ベルズ「闇レースのレベルがそこまで上がっているとは・・・。それにしても、何でそれだけの実力があって1位を狙わず『リスト』にいるやつだけを狙ってくるんだ?」ノラヒカ「わからない。・・・でも、何か確実にあるはずだ。」もう朝が近づいてきた。3人は街に戻った。青のペガサスは静かに燃えていた。遅かったのか・・・。この『リスト』に書いてあることが、もし本当ならば・・・。ともかく、じっとしていられない。闇レースは夜にしか行われていないが、何か日が昇ってもできることはないか・・・。そう思っていた矢先、ノラヒカが開口した。ノラヒカ「ベルズ・・・、俺たちがレースをしていたとき、ものすごいスピードで追い抜いていった黒い影・・・。あいつ、変なオーラを出してなかったか?」ベルズ「ああ、おまえも気付いたか・・・。あれは、悪魔と同じ気配だ。悪魔ってのは、もうこの世にいないはずなんだがな。マッドスペシャルが倒したんだ。」ノラヒカ「悪魔・・?だとすると、・・・・『デスネスト』のボスは悪魔ってことになるぞ。」ベルズ「どういうことだ?」ノラヒカ「あのオーラ、ボスとあったときにも感じたものだ。」ピーオー「闇レースのボスが悪魔だって?」ベルズ「・・・もしかして、悪魔はマッドに倒される前に、ブラック・マリア以外にも『悪魔の力』を与えたかもしれない。あのオーラは、『悪魔の力』を持ったヤツの気配だ。ブラック・マリアからも感じただろう?」ピーオー「なるほど。でも、俺たちにはもう『ペガサスの力』がないんだから、マズイんじゃないか・・?」ベルズ「一刻も早く、事件の解決に向かわなくてはならないということだ・・・。ボスの手がかりでも掴めればいいんだが・・・。」ノラヒカ「手がかりなら、あそこはどうだ?」指差した先にあるのはツートーンファクトリー。2つの黒い影が飛び出した場所である。何か、手がかりはあるのかもしれない。ただ、問題は警察が今だ調査中で、立ち入り禁止となってしまっていることだ。ベルズ「あの工場はかなり大きいんだろ?まだ奥のほうまでは調査が行き届いてないはずだ。昨日は怪我人の方が問題だったからな。」ノラヒカ「地上から入っていくのは無理だ。ちょっと、ついてきてくれ。ほかのルートを案内する。」幸いにも、ノラヒカにはツートーンファクトリーに入る当てがあるらしい。立体駐車場の2階に上り、そこから長く伸びた青色の通路の先に、高速道路の入り口があった。スプラッシュハイウェイという名の道路だが、そんなところからどうやって工場に入ろうというのだろうか。追試の勉強が忙しいです。公開遅くなりました。えらく速いテンポで話を進めてしまった第3章前編。もうちょっとじっくり書いてもよかったかも。
2008.12.14
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第2章 裏世界の狩人 後編グスタ「オラア、待てい!」ピーオー「来い、グスタ!」ベルズ(グスタ・・・あいつの名前か。・・・聞いたことはないな。)ホームストレートではノラヒカが観戦している。ノラヒカは闇レース組織の運営長と、わりと高い位についているため、レースは自由に見られるようだ。ノラヒカ「すでに3位か、さすがだ。とりあえず、ザコのブロックは軽く避けられたようだな。しかし、グスタもこのレース出てやがったか。・・・気をつけろよ、ベルズ。」グスタは実は勝利が目的でこのレースに出ているわけではない。闇レーサーたちの間で、ハンターと呼ばれるレーサーたちがいる。ハンターは3人。全員かなりの実力の持ち主で、そうでありながら、1位を狙いにはいかず、相手を事故らせようとする。それも、速いレーサーばかりを狙う。グスタは、ハンター3人組の1人である。もちろん、このレーサーで狙っているのはピーオー。なぜ、速いレーサーだけを狙うのか・・・。その真意は、ボスと本人達にしか知られていない。ピーオー「ほら、少しずつ差が開いてくぜ。」グスタ(くそ・・・ピーオーにはまだ全然とどかねえか。闇レーサーでこんだけ練習してんのも、オレぐらいのもんだろうに・・・。)彼には、どうしても成し遂げなければならないことがあった。そのため、ハンターの技術は常に磨いている。今や自他ともに認める闇レース界一の練習の虫だ。こんなひたむきな闇レーサーはそうはいない。ピーオー「独走態勢に入れば、闇レースでもなんでも関係ねえ。」ベルズ「あの頃よりさらにうまくなってるな、あいつ。」いきなりグスタの耳元でささやくベルズ。グスタ「な?おまえもいつの間にそんなところに。」ベルズ「2周目に入ったから、ドンドンペースは上がってくぞ。」グスタ(このベルズってルーキーもかなり上手い・・・。惜しいな、もうターゲットは5人、決めちまったからな。)ベルズ(!・・・コイツ、ピーオーに引き離されて集中力が一旦落ちたと思ったら、またペース上がったな。)ベルズに追いつかれたグスタはタイヤから巻き上がる土煙で後続の視界をさえぎり、ところどころでブレーキをかけてベルズの追突を狙う。しかし、ベルズのような腕前になるとそうは決まらない。視界は遮られていても、音でグスタのブレーキングを見極め、逆に追い抜きのチャンスに変える。グスタ「しまった!」土煙を巻き上げたせいでグスタのバックミラーにもベルズは映らない。想定を超えた走行ラインを操るベルズを抑えることはできず、パッシングが成立する。ピーオー「ブルーペガサスが順位を上げたな。ちょっとペースを落として追いつかせるかな。」2周目、最初のコーナーから華麗なドリフトを決めるベルズであるが、闇レーサーというのは基本的に追いかける方が得意である。自分の目の前のレーサーが減速してコーナーに突っ込んでいくところに体当たりをかますテクニックがあるからだ。グスタ(狙えるぜ!)ベルズのコーナリングの隙を狙う。コーナリングに必要な減速はベルズへの体当たりで行う。つまり、この体当たりを外してしまえばグスタはガードレールに直撃し、痛すぎるタイムロスを負うことになる。しかし、そこは闇レーサー、それも、ハンターである。狙った獲物は、一発で確実に仕留めるようなレーサーなのだ。ベルズは早速その脅威を体感することとなる。グスタが、仕掛けに出た。ベルズ「な・・・!くそ、避けきれない。警戒しながらステア切ったんだが・・・。」回避の困難を悟ったベルズは衝撃緩和に全てを賭ける。車体の安定は早めに確保し、これから頭突きを喰らうであろう左脇に力を込める。そして、外側のタイヤにも踏ん張りを利かせ、吹き飛ばないように準備する。グスタ「喰らえ!」ドオォン・・・!!・・・ベルズ「く・・・・。」体当たりを成功させ、スムーズなコーナリングのグスタ。一方、ベルズが受けたのはそれほど手痛いダメージではなかった。ベルズ「へへ、ちゃんと闇レース用に、ゴツいシャーシつけてきてるんだぜ。」ベルズはグスタに体当たりを喰らい、ラインは膨らんだがそこまでスピードは落ちなかった。2位グスタとの差は5mない。この程度の差はベルズならつめられる。ベルズ「甘く見すぎてたか。自分のドリフトならぶちかましを喰らう事もないと、勝手に思ってたが。」慢心を捨てたベルズはさらに力強く地面を蹴った。そして、かつてレーサーだった頃の勘を徐々に戻し、アグレッシブなコーナリングに正確さが際立っていく。グスタ「体当たりに耐えやがった・・・。しかも、ダメージを与えたはずなのに、むしろさっきよりペースを上げてやがる。」このコースの丁度中間点にある短めのストレート。ここに来る頃には二人にほどんど差はなかった。そんなとき、グスタが一枚の紙を落とす。ぺちゃ・・・!ベルズの顔に前から吹っ飛んできた紙が張り付く。幸い、ストレートなので素早く紙をむしりとるように剥ぎ取り、パッと捨てようとした、しかし、一瞬目に入ったその紙に書いてある情報にゾッとした。ベルズ「リスト・・・?」その『リスト』は表のようになっていて、左端に上からずらりと5つの名前が並んでいる。その中にはピーオーとノラヒカの名前もあった。そしてその横に『生存』と記されている。何を示すためのリストなのだろう。よく見ると、『死亡』となっているQも2台いる。その中に1人、よく知っているチョロQがいた。マッドスペシャル――――死亡ベルズ「え・・・・・・?」次のコーナーがきた。紙を懐にねじ込み、ステアを切る。気持ちはなんとか、レースに戻したい。闇レースで下手をすると、あのリストの文字が『生存』から『死亡』に変わるのかもしれない。あの5台並んでいたQの名前は、おそらく闇レーサーの名だ。しかし、5台しか名前が書かれていないのはどういうことなのか・・・。ベルズ「『デスネスト』は・・・やはり消し去らなくてはならない。本当に犠牲者が出てるなんて・・・!」リストを見ていたせいで若干遅れをとったベルズであるが、次のコーナーは石柱が立ち並んでいる。咄嗟に追い抜きラインをイメージしたベルズはこれまでを遥か上回るペースでのコーナリングを試みる。ベルズ「見えた。右コーナーからの切り替えし、おまえはそれが下手だ。」グスタ「!そのルートを使うのか?」ベルズ「オレには曲がりきれるぜ。」そろそろ、闇レースとコースの特徴を掴んできた。それに伴い、本来のベルズの技術が浮き出ていく。グスタは敵ではない。それでも、ピーオーに追いつくことはできなかった。第2章完。次から第3章。マッドは死んだのか・・・?リストとは一体?そして、ハンターとは一体何のために集められたのか・・・?謎が増えるばかりのブラックソウル。
2008.12.13
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第2章 裏世界の狩人 中編ベルズ「お、おまえは・・・・!」先頭のスターティングポジションはベルズの声に気付き、振り返った。「あ、ブルーペガサス!!」ベルズ「・・・・!」ベルズをブルーペガサスと呼ぶその男は紅紫色の片割れ。3年前にともに悪魔と戦った、あのペガサスがなぜここにいる・・・?ベルズ「ピーオー・・・!」赤いペガサスは前を向きなおした。ベルズの方は闇レースの1位のスターティンググリッドに堂々と立つ旧友に、ただ驚くことしかできなかった。ピーオー「・・・とりあえず、今はレースに集中しようか、そういや、3年前やったときはオレのボロ負けだったっけな。今回はそうはいかねえ。」ベルズ(く・・・ピーオーが敵となるとな・・・。でもアイツに勝てないとボスに会えない。何があってこんなところにいるのか知らないが、元ペガサス同士、本気で勝負だ。)スタート!!コースはディスコキングケイブのSコース。路面は土。起伏と道幅の変化に富んだコースで、シンプルなものの、コーナーは低速コーナーが多く、コース取りにテクニックの差が大きく現れる。ベルズ(とりあえずザコはさっさと抜いていかないとピーオーに追いつけないな。)闇レースは意外にレベルが高い。テクニックのないやつはすぐに事故を起こしていなくなる。また、生き残ったレベルの低いヤツでも、自分の勝利を度外視したブロックをかましてきたりなど、特に新人や優勝候補への攻撃は激しい。また、上手いヤツはプロ顔負けというレベルも。技術もさることながら、命知らずの集団であり、それだけにタチが悪い。いくらベルズといえど、すんなりいける戦いではない。第1コーナー。早速、闇レースの洗礼を受ける。ベルズが描いたライン上で急ストップするワゴン。ベルズは突然の出来事にかわしきれず、鼻頭をかすってしまったが、それだけで大きく安定を崩された。ベルズ「いきなりブロックかよ・・・。妨害は予想以上だ。こりゃ、限界走行でやってたらもたないな。」持ち前の冷静な処理でタイムロスを最小限に留めると、すぐにアクセルを一杯に開け、下位3台ほどをごぼう抜きにする一直線を頭の中に描いた。ベルズ(ブロックはできないぞ。)世界トップクラスのコーナーからの立ち上がりを見せたベルズは8位、7位、6位のレーサーの間をするりするりと抜け、5位に浮上。でこぼこした道を天馬のように跳ね上がるベルズは背中から羽が生えているかのよう。それは、トップを走るピーオーにも言えることであった。そして、ピーオーの後ろにつく2位の男は、その足跡を追っていた。彼の名はグスタ。彼は公式レースでもそこそこの成績を残していたが、闇レースに出るようになってから凄まじい実力をつけていた。相手のブロックを確実にかわし、コーナーで相手が一番やられたくないタイミングで体当たりを決めるという技術が闇レース向きだったのかもしれない。ベルズ「遠くから見ても・・・ピーオーの後ろのアイツ(グスタのこと)は速い。闇レーサーにもこんなに速いヤツがいたのか・・・。」相手のブロックをフェイントを使っていとも簡単に抜き、順長に3位まできたベルズだが、ピーオー、グスタにはまだだいぶ差がある。ベルズ「3位に浮上するまでがちょっと遅かったか・・・。だが、まだこれから2周目が始まるとこだ。きっと追いつける。」ピーオーのほかにも思いもよらぬ強敵が現れた闇レース。1位を取るくらいでないとボスとの面会は難しい。戦いはよりギリギリになっていく・・・。すいません、タイトルの意味が明かされるのは中編でした。ピーオーが登場。なぜ闇レースに出ているかは依然不明だが、とにかく勝たなければボスには会えない。ベルズも最初は闇レーサーに苦しめられるが、すぐに順応し、順位を上げていく。3位まできたベルズだが、ピーオーの後ろにももう一台、かなり速いレーサーがいたのだった。次回、第2章後編で衝撃の事実が明かされる?
2008.12.12
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第2章 裏世界の狩人 前編工場の焼け跡を眺めながらノラヒカがゆっくり腰を上げて呟いた。ノラヒカ「気が変わった。」何を言い出すのか。ノラヒカが後に続けた言葉は、闇レース運営長らしからぬものだった。ノラヒカ「闇レースのことを話すつもりになったということだ。」ベルズ「!」この行為は、ノラヒカが『デスネスト』を裏切ることを意味する。ノラヒカ「そして、『デスネスト』の壊滅には手を貸そう。」ベルズ「公式レースに復帰してくれるんだな!」ノラヒカ「それは・・・無理だと思うが。」ベルズ「・・・まあ、闇レースから手を引いてくれれば今はそれでいい。理事は復帰を求めてたけどな。」タイヤをゆっくりと動かし始めたノラヒカ。ついてこい、とジェスチャーをした。向かった先は、ツートーンファクトリーの排水が流れる用水路であった。大工業地帯の排水が一斉に流れていく汚い水路だ、こんなところに近づくQもいなかったのだろう。用水路の隅からパイプの奥へ入っていく。その先に広がった空間には、闇レーサーとみえるQが何台も集まっていた。奥には受付らしきものもある。ノラヒカは受付にたどり着くとおもむろに言放った。ノラヒカ「コイツを闇レーサーとして登録してくれ。ベルズという名前だ。」ベルズ「な?」完全に部外者であるはずのベルズだが、ノラヒカの頼みだからか、案外あっさり信用して闇レーサー入りすることとなったが、一体どういうことなのか。下手に口を挟むのは危険だと思ったベルズは受付後、ノラヒカに訊ねた。ノラヒカ「『デスネスト』のボスに会う必要があるだろ。ボスがどこにいるかは俺も知らないからな。でも、活躍している闇レーサーには、直接会って何か話をする。俺も以前呼び出されたことがある。おまえの走りならボスはほっとかないはずだ。ボスはこのマイス国に闇レースを持ち込み、『デスネスト』を作った本人。今回の事件の全貌を知っている可能性どころか、ボスが犯人ってのもありそうだからな。」聞いて納得がいったベルズであるが、俺も闇レースに手を染めなくてはいけないのには抵抗がある。ただ、『デスネスト』が壊滅するまでの辛抱だ。要するに闇レースで活躍をすればいいわけだ。ノラヒカ「今日のレースはもう1時間後くらいに開催される。それに出ろ。このレースには闇レースの中でもトップクラスの腕前のヤツが出る。デビュー戦でそいつに勝てば、すぐにでもボスの呼び出しがかかるだろう。」ベルズ「なるほど・・。すまないな。おかげで随分『デスネスト』壊滅に向けて前進した。」久しぶりの多人数レースとなり、ウォームアップにも気合の入るベルズの後ろ姿に、まだ気負いはなかった。徐々にレースの感を取り戻しながら、状態を整えて闇レース会場、ディスコキングケイブに乗り込んでいく。やっと今、10位のスタートポジションに着くことができた。そこからこのレースに参加しているメンバーの一人を見てベルズは目を疑った。ベルズ「あ、あいつは!」その男は1位のグリッドについていた。黒いボディでの参加が多い闇レースの中で赤いボディが一際輝く。一つだけ、確かなことは、ベルズがこのレースで1位を取る事が難しくなったという事実である。第2章に突入。タイトルの裏世界の狩人というのは中編に明かされます。ついに闇レース。ボスに会うため、『デスネスト』に潜入し、闇レーサーとなったベルズだが、初の闇レース、ディスコキングケイブにはあの赤いQが。1位を取らなければボスへの面会は不可能と思われるが、果たしてベルズはこのレースに勝てるのだろうか。
2008.12.11
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第1章 闇間の落武者 後編ノラヒカは無言のままスッと立ち上がり、Uターンした。行き先はツートーンファクトリーである。ベルズもついていく。ツートーンファクトリーで何があったのか、突き止める必要がありそうだ。工場は警察、救急、消防と大騒ぎで、イマイチ現場の奥の様子は伺えなかった。野次馬などの声から、『爆発事故』、『大きなコウモリ』、そして『黒い影のようなチョロQ』という単語が聞き取れた。『黒い影のようなチョロQ』とは、つまりさっきベルズとノラヒカを追い抜いていったあの謎のチョロQのことだろう。野次馬の中にノラヒカに気が付いて人ごみを押しのけ、歩み寄ってくるチョロQがいた。ピナ「ノラヒカさん!」ノラヒカ「おまえ、この惨事を見ていたのか?何があった?」ピナ「なんか、爆発事故みたいで・・・。なんとか死者は出てないようですけど。ただ、事故としては不可解なのが、爆発後の工場から、2つの黒い影が飛び出したことなんですよ。両方とも、黒のチョロQだと思うんですけど。」ノラヒカ「2つ?1人にはあったが・・・。」ピナ「会ったんですか?どこへ行ったんですか?」ノラヒカ「どこへ行ったかは知らない。で、もう1人の影とは?」ピナ「ああ、なんか空を飛んで逃げたようです。炎の中から飛び出して、コウモリみたいな羽で・・・。確かに、その羽を付けて飛んでいるのはチョロQでした。オレ、目はいいんです。」ノラヒカ「羽でチョロQが飛んだ・・・?さっきのもう一つの影の速さといい、変なことバッカリだ。」ピナ「その影って、そんな速かったんですか?」ノラヒカ「わざわざオレたちのレースに参加して、あっさり抜いてった。」ピナ「そんな・・・・・・・・・」このやりとりを聞いていたベルズはピンときた。忘れるはずがない。そのコウモリみたいな羽というのは、悪魔の羽のことだ。記憶を遡り、さっきの黒い影から感じたオーラと同じものを思い出した。それは3年前に感じたものであった。そう、黒い影は悪魔と同じ気配を纏っていたのであった。ベルズは確信した。そして、3年前の記憶をもう一度辿る。ベルズ「あの日・・・、たしかに、マッドは悪魔を消し去ったと聞いた。・・・じゃあ何だ?さっきの気配は!?悪魔の羽を持った、つまり、『悪魔の力』を持っているチョロQもいるようだし・・・。そして、さっきのやつのあの速さも、『悪魔の力』に由来するところがあるんじゃ・・・。」ベルズはあの日の『合体』によって、『ペガサスの力』を失っていた。悪魔を倒すというペガサスの仕事は終えたはずなので当然である。それだけに、持った危機感は3年前以上であった。駆けつけた消防車の消火作業がやっと終了し、現場の調査が開始された。ノラヒカもまた、さっき追い抜かれた影のオーラが誰かに似ていると思い始めていた。しかし、無論、ノラヒカは悪魔など知らない。ノラヒカ「さっきの工場爆発事故・・・いや、事件かもしれないが、もしかしたら闇レースに関係してるのかもしれない。」一つの場所に留まってもいられない日が来たのかもしれない。ノラヒカは一つ決意をする。ノラヒカ「『デスネスト』のボスは・・・何か企んでるな・・・。」第1章、完。第2章からはついに闇レースに入っていきます。もういないはずの悪魔が確かにいる・・・。『悪魔の力』がまだこの世に残っていることを感じ取ったベルズであるが、一体どういうことなのだろうか・・・。ここで紅紫のラストシーンで曖昧になっていたマッドが悪魔に大砲を撃ち込んだのかどうかが明かされました。どうやら、マッドは悪魔を倒したことをベルズは聞いている様子。にもかかわらず、悪魔の気配を感じるのはどういうことなのだろう。そして、ノラヒカは今までの出来事からツートーンファクトリーの爆発は『デスネスト』が関与していると推測する。そこから出したノラヒカの結論は・・・。ノラヒカの決意とは?
2008.12.10
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第1章 闇間の落武者 中編ベルズ「この街一周。さっさとやろう。」ノラヒカ「お前の好きなタイミングで出ていいぞ。」ベルズ「余裕だな。じゃ、・・・・・スタート!」ベルズが先行し、ノラヒカが後を追う。とことん軽量化されたボディをスーパーパワーのエンジンで吹っ飛ぶように加速させるノラヒカ。追突も恐れず、ためらわずにベルズの真後ろにポジションを構え、プレッシャーを与える。しかしベルズもこの程度で取り乱すレーサーでない。排気ガスで挑発をかますと、第一コーナーから全力のコーナリング。前輪を歩道に乗り上げる乗り上げないかギリギリのラインを駆け抜け、頭の中と現実が一致した事に身震いをしたあと、直線で後方を確認した。今度は、予想と現実がすれ違いってギクっとする。ノラヒカも、ベルズの実力に久しぶりに鳥肌を立てた。それだけに、この戦いにどうしても勝ちたくなった。一つのコーナー駆け引きが終わる、ちょうどそのときだった。突然下から突き上げるような振動が二人を襲う。地震?非常事態にもかかわらず、戦いは続いた。決闘はノイズの北工場地帯の方に差し掛かった。さっきの突然の揺れはここが震源だったようだ。震央ではなく、本当に震源である。工場が倒壊し、太く黒い煙が異常に上がっていた。どうやら爆発事故による地面の揺れだったらしい。工場の名はツートーンファクトリー。ノイズコーポレーション直下の工場で、その一部は公式レースに利用されている。運が悪いことに、今も丁度工場地下でレースが行われていた。レーサーや観戦していた人々は大怪我、レース関係者と野次馬とそれを抑える警官隊で溢れた工場の外部を横目に、ベルズとノラヒカの戦いは続いた。謎の爆発により、炎が上がっている無残な状況のツートーンファクトリーから、何かが飛び出した。炎と夜の闇に溶け込みながら、立ち尽くす野次馬の合間をスルスルとくぐり抜け、狂ったように加速してベルズとノラヒカを追いかけていった。その謎の物体が加速した後の道路には軽く傷跡が残っていた。その物体は恐らくチョロQと思われるが、異常なまでに速い加速のワリに、不思議なことにエンジン音がなかった。ベルズとノラヒカはほぼ横に並んでいた。ノラヒカが仕掛けに入ったのである。ノラヒカ(もう少し加速が伸びれば抜けるんだが・・・)ベルズ(攻めがアグレッシブだ・・・。さすが闇レースを体感してるだけある。)二人が一進一退で競り合っているところを後ろから何者かが猛スピードで追い上げてきた。ベルズもノラヒカも抜かれるまでその存在に気が付かなかった。抜かれた瞬間は二人とも目の錯覚だと思い、ヘッドライトを瞬かせた。二人の目の前には真っ黒のボディに派手な炎のペイントを施した斬新なデザインのチョロQが確かにいた。工場から飛び出した謎のチョロQである。ベルズ「ハ・・・なんだ?ありゃ・・・。」二人ともさっきまでの戦意が消え去り、スピードを緩めてしまった。ベルズは今の謎のQの走りが誰かに似ていて、以前にも感じたことのある嫌なオーラを持っていたことに気が付き、首をかしげた。二人は完全にストップし、長い沈黙だけが流れた。ちょっと短い気もしますが第1章中編。話の長さにはバラつきがあります。結局、ベルズ対ノラヒカは決着が付かず。工場での謎の爆発事故、そこから飛び出した超高速チョロQ・・・。彼の走りは誰かに似ている・・・。はやくも謎だらけになったブラックソウル。どうなっていくのか・・・。
2008.12.09
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第1章 闇間の落武者 前編ベルズというチョロQがいる。3年ほど前、大仕事を終えた。今はレース理事の役人である。秋の夜深まるノイズシティの歩道を一人歩いていた。表通りの道行くQは少ないながら、裏路地や建造物の隙間や陰など、隠れ家のような場所にはゴツいQが数台のグループで溜まっている。この街はそういう街だ。ベルズが散歩道に通った路地に、チョロQ3台の少数のグループがいた。視線をやると、気付いたのか、ちょっとコッチを見て、なんだ・・・という顔をしてまた元の状態に戻っていた。だから、ちょっとクラクションを鳴らしてやった。グループのうち、2台がギロりとベルズを睨んだ後、飛び掛ってきた。ベルズは素早く動きを見切って横に身をかわすと、もう一度「ピッ」と短くクラクションを鳴らした。その様子をもう一台のQが見ていた。ベルズは、それを確認した。ベルズ(コイツら二人から相手してやるか。)あいにく、用があるのは飛び掛ってこなかった残りの1台だった。エンジン音がガラリと変わる。ベルズは2台に背中を見せると、加速ついでに落ちていた小石を後ろに蹴飛ばし、フロントガラスにぶつけてやる。ベルズ(挑発は十分だ、途中で諦めんなよ。)小石を当てられたQ「この野郎!体当たりぶちかましてやる!」血相変えて襲い掛かってきた2台から逃げるベルズ。ノイズコーポレーション本社前を流れるドブ川の前まで来ると、ブレーキをかけ、一気に180度ターンして、川に落っこちる寸前の位置でストップした。ベルズ「どうした?体当たりするんだろ?何スピード緩めてんだ?」Q「ドブ川に落とそうったって、そうはいかねえ。」ベルズ「じゃあオレに手は出せねえな。」この時点で、最初にも攻撃をかわしたベルズの勝ちだった。相手にも、敗戦を感じ取らせた。今ベルズに向かって体当たりを行おうものなら避けられてドブ川にまっさかさまというのが関の山だ。Q「おまえ、名前は?」ベルズ「ベルズ。」ウェン「そうか、オレはウェン。一応、言っておく。」ピナ「オレがピナ。」ベルズ「おまえら3人で固まってんだろ。追ってこなかった一人がリーダー格だな。」ウェン「そういうことだ・・・。おまえが興味津々に覗いてやがったのはオレらのリーダーか・・・。」ベルズ(コイツら、急に大人しくなったな。やっぱ、思ったとおり、速いヤツを見ると不良の外見の中にレーサーの魂が見え隠れするみたいだ。ほかの不良グループとは違う。)ピナ「あんた、速いな。そのワリに、公式レースじゃみかけねえ・・・。とはいえ闇レースでも見ねえ顔だな。」ベルズ「そう・・・今おまえが言った、闇レースって単語を、ここ最近聞くんだよ・・・。」ウェンとピナは口を強く閉じた。ベルズは二人が何も言わないのを見て、ちょっとずつ付け加え始めた。ベルズ「たしか・・・ゲープコッチって島にもそんなものがあったっていうな。近頃よく聞く、文化の伝来ってやつか?」ウェンとピナは顔を見合わせた。ベルズ「向こうじゃ、闇レースは非公式ながら実力はプロクラスって聞くね。賞金が高いから、それ目当てってヤツもいるらしい。」やっと返答がくる。ピナ「・・・なんの事?」ベルズ「おまえらの事!・・・ちょっと、リーダーに会わせろ。」しらばっくれた回答は無意味だった。それだけ言うと、ベルズは急発進し、二人の間を抜けて突っ走ってっいった。向かった先はもちろんさっきの場所。彼らのリーダーはそこでじっと二人の帰りを待っていた。だけども、エンジンだけは暖めておいたようだ。そして、ベルズだけが単独でここに帰ってきたことを見て、ちょっと微笑んだ。ベルズ「闇レースの事業展開は順調か・・・?ゲープコッチの三本槍最後の生き残り・・・ノラヒカさん。」ノラヒカ「オレの名前を知ってたか・・・悪いが、オレはおまえを知らねえな。」ベルズ「ベルズっていう。まあ、知らなくて当然だと思うよ。」ノラヒカ「それでも、おまえ、なかなかの腕だろ。」ベルズ「まあね。闇レースってのにも、けっこうの腕のヤツが集まるらしいじゃねえか。」ノラヒカ「闇レースのことを知ってどうするつもりだ?」ベルズ「オレは今から闇レースを潰す。でも、アンタは闇レースにいるとはいえ、いたくているわけじゃないんだろ。キスババさんにそう聞いた。・・・このままじゃ、アンタの行き場はなくなる。」ノラヒカ「つまり、公式レースに復帰しろって?闇レースに出た経歴のあるQはプロに入れない。復帰もできない。そういう法律が2年前にできたろ。それとも、レース以外で飯を食っていけってことか?それなら断固お断りだ。」ベルズ「アンタなら特例で認めてもらえる。レース連盟の理事がそう言ったんだ。」ノラヒカ「理事が認めても、世間が認めないだろう。」ベルズ「それはどうかな?アンタの復帰を待ってるやつもいる。やっぱり速いヤツはヒーローさ。どうせ、これから闇レースは潰れる。」ノラヒカ「『デスネスト』はもはや一人の力で壊滅できるものじゃない。おまえが何者かは知らないが、無駄だ。」ベルズ「ふう、やっぱり、簡単にはいかないか。そんなら、レースの腕を見てもらおう。アンタと街一周して、勝ったら手がかりを話してもらうよ。」ノラヒカ「全く、レースをくだらない賭け事に使いやがって。しかたない。闇とはいえ、レーサーがその要求に応えないわけにいかないからな。」やっと、ノラヒカのタイヤが前へと転がり始めた。ライトからカッと強い光が飛び出した。ついに本編公開開始。ノイズシティにきて早くもノラヒカを見つけたベルズは、その部下であるピナ、ウェンをともに走りの腕で認めさせ、闇レース運営長ノラヒカに会う。ノラヒカに闇レースからの脱却を勧めるが、不毛な議論だけが続くのはわかっていたベルズはレースで決めようと進言する。ノラヒカもそれに答えないはずはない。次回、ノラヒカVSベルズ。だが、レース中に何かが起こる・・・?
2008.12.08
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プロローグ2 連盟の新星チョロQレース連盟理事であるキスババというQに、レース連盟に数ヶ月前に就職した、いや、転職したばかりのベルズというQが申し出た。今日の議題、『レーサーの闇レース流出問題』をもっとも身近で感じているのが彼なのである。ベルズ「自分を、ノイズシティに調査に行かせてください。闇レース運営組織、『デスネスト』の運営長、ノラヒカはその街に闇レースの拠点を置くつもりです。絶対に会って、闇レースを壊滅させてきます。」キスババ「君はなぜ『流出問題』にそこまで真剣なのだい?」ベルズ「友達がいなくなっているのです。二人。レーサーです。3年前のある事件があってから、会ってないのです。」キスババ「3年前か・・・。たしかに『流出問題』が始まったのは3年前あたりだと聞いているな。ちょうど、君が『ブルーペガサス』と名乗る事をやめた頃だな・・・。」ベルズ「そのときの事件以来の僕は『ペガサス』ではありませんから。」キスババ「友達・・・か。行方不明者リストの中に入っているのか?どのQだ?」丁寧に小さくたたまれていた紙を広げ、ベルズの前に見せた。ベルズ「ピーオーとマッドスペシャルです。ここに書いてあります。」キスババ「そうか。つまり、君はこの二人を闇レースから公式レースへ復帰させ、二度とこういうことがおきないよう『デスネスト』も潰してしまおうと。そういうことか。」ベルズ「はい。」キスババ「ハハハ、君は頼りになりそうだ。だが、無理はしないでほしい。」新人にそんな絶大な事件を任せるとは・・。ベルズへの信頼は大きかったのだ。キスババ「それと・・・できればでいいんだが、君には、『デスネスト』の運営長、ノラヒカも組織から救い出してほしい。知っているかね?彼は、かつて隣街、ポクイータウンのレーサーで、ゲープコッチの3本槍と呼ばれる、この国のベスト3に入るレーサーだったんだ。もう、レースに出なくなって何十年か経つがね。彼には色々とお世話になっているんだ。」ベルズ「わかりました。では、許可を。」キスババ「返事が早いな。手続きを済ませてきなさい。よろしく頼む。」闇は真っ暗で何もわからない空間。どこまで深いのか、どういう構造になっているのか。3年前に大仕事を果たした彼はたった一人で乗り込んでいく。かつての仲間を取り戻すために・・・。ベルズ――かつてチョロQタウンで天才的なテクニックで最強レーサーまで上り詰め、青きペガサスの異名を取った。3年前、悪魔の世界中のレースを消すという計画をピーオー、マッド、ディーツなどの仲間とともに阻止し、最終的にはマッドが悪魔に止めを刺した。しかし、その日からピーオーを見ていない。それからしばらくして、マッドも姿を消した。その頃浮き上がってきた『流出問題』。彼がレーサーからチョロQレース連盟職員に転向したのも、少しずつ正体を現し始めた『デスネスト』という組織を潰してピーオーとマッドを助け出すためである。若干短めですがプロローグ2を公開。次回から本編となります。『流出事件』は公式レーサーだった者が闇レースをやるようになってしまっているというものだが、そういう行為をした者の中に、マッドとピーオーもあるらしい。『流出事件』が始まったのは『デスネスト』という組織が闇レースをバックアップし始めてからのようだ。ベルズは組織を正体を掴むため、ノイズシティに乗り込んでいく。
2008.12.07
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プロローグ1 QコアチョロQ界には、レースが発展している国ばかりではない。戦争のような方向に進んだ国もある。そういったことが起これば軍事の方に発展していく。国によって、全然違った方向へ進んでいる場合もあるわけで、あまりに文化が違う国同士では交流も少ない。例えば、レースが盛り上がってる国に兵器はいらないし、逆に戦争中の国にレースは必要ない。Qコアという思想がある。軍事国家で生まれた考えで、『チョロQはパーツとQコアから構成される』、というものだが、その思想が発表された当初はあまり語られることもなかった。しばらく経って、とある戦争で軍事国家であるQシュタイン帝国が兵器の製造にその思想を持ち出した。兵器を作るのに、なぜ科学でなく思想を持ち出すのか。それはQシュタインの研究の結果、Qコア思想と科学が結びついたからである。ある科学者がこう言った。「Qコアは実在する」、と。Qコアとは何か。簡単に言い表せば『心』だろう。元々、部品を組み立てればチョロQの『形』というものは出来上がる。しかし、それだけでは動かない。動くための『部品』は揃っていても、動こうという『心』がなければ永遠に動く事はない。チョロQは工場で産まれるのではなく、親から産まれる。それは、心、すなわちQコアというものは工場で作る事はできないからだ。Qコアとパーツがあって、初めてチョロQというものが成立する。Qコアがなくても、CPUを積めばレースをしたり、言葉を話したりできるが、やはり、レースが上達するにはQコアが必要であり、会話をするにもQコアがなければできない。QコアがないチョロQはロボットのようなものだろう。Qコアは今の技術で作れるようなものではない。たぶん、これから科学が進歩していっても、完璧なQコアを作るということは無理だろう。そこにQコアの秘める力を最初に発見したのがQシュタインだ。使い道は、その戦争の方向を大きく変えるほどの兵器の開発だった。かつて、Qコアは兵器に使われたことがあるのだ。Qコアに秘められるエネルギーはそれほど絶大なものだ。その思想・・・いや、その科学は、4、5年前に人知れずこっそりと海を渡っていた。マイスという国の工業都市、ノイズシティ。その北部にはノイズコーポレーションを中心に世界最大級の工場地帯が出来上がっている。製鉄などの第一次産品を生み出すものからレースパーツの製作している工場、新パーツを生み出す研究所など様々である。その中でも、あまりに特殊な研究室が、使用者以外の誰にも知られずにこっそりと機能していた。テルドム「材料はそろいましたね。」研究はたった一人の黒いチョロQだけで進められていた。研究所内には動かないチョロQが数台あり、台の上には見たこともないような斬新なデザインのチョロQが置かれていた。黒いボディに派手に炎模様のペイントが施されている。そのチョロQに、エンジン、CPUを載せる。それらは、見たこともないような形状で、なぜか眩く光り輝いている。普通のパーツではないようだ。CPUを載せたと同時に、その黒いチョロQはヘッドライトを点灯させた。縦に細いヘッドライトからクッキリとした光が研究者の頬を照らした。照らしても、やはり、黒だった。テルドム「眩しいです。ライトは消しておいてください。暗くても、見えますから。」台の上のチョロQはライトを消した。そして、台の上から自分で降りて、ゆっくりと歩き出した。テルドム「やっと、3年前の計画を受け継げます。完璧に・・・。」ガチャ!研究所の扉が突然開いた。暗い中、目を凝らし、研究者の姿を確認した目撃者は叫んだ。目撃者「誰だ!」しかし、研究者とその発明品は、影のように素早く、目撃者の横を通り抜け、去っていった。
2008.12.06
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さて、ブラックソウル公開はいよいよ明日。時間としては昼の12時を予定しております。まあ、まだプロローグからなんですけど。公開始まったらはやいとこ書き終わらせておかないとなあ。~Black Soul紹介~今回でラストとなるこのコーナー。ちなみにノラヒカについての資料を。これのその5とその6を読んでおくことをオススメします。実は2つ目のプロローグでいきなりキスババが登場するんで。さて、今更紹介する事もこれくらいしかありません。明日から公開です。
2008.12.05
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光あるところに、闇がある。それは、レースの世界にも当てはまる。レースにおける「光」、それは公式に行われる列記としたレース。最速を求め、100km以上の高速を発揮する、十台のチョロQたちが、さまざまなコースで競い合う。ごく普通の、ありふれた、そして平和なレースである。そして、「闇」。闇レースとはいかなるものか。数年前、ある国において、とある閣僚の手で開催された「闇レース」。閣僚の手により、秘密裏に行われた。まともなレースコースを使い、一見すると普通のレースのように行われていた。しかし、それは閣僚の逮捕により滅んだ。その傍ら、その閣僚の影響を受けたあるチョロQが、それをノイズシティへと持ちこんだ。今度の舞台は、レースの「闇の世界」。その中心、ノイズシティである。「闇レース」。それはレースである以上、100km以上の高速を発揮する、十台のチョロQたちがさまざまなコースで競い合うところまでは同じだ。が、公式のレースにある「秩序」は何一つ無い。コースと日時、参加台数だけは決まっているが、それ以外に決まりは無い。飲酒、八百長、破壊活動。それらが当たり前のように行われている。集まる者も無法者ばかり。表舞台から蹴落とされた者。陰謀で父を失った者。闇に生きると決めた者。粗暴に走り回る者。強豪に憧れを抱く者。そして「闇」を支配する組織。彼らの野望は、「闇」をさらに混沌なるものとしていく・・・。出演車は、ブルー・ペガサス、サイバースペシャル、マッドスペシャル、レッドペガサス、ブラックシャドー、ノラヒカ。そして、闇に生きるレーサーたち。アンタX氏の前作「紅紫」を凌ぐ、一大レース短編小説!「Black Soul」!「Black Soul」にご期待ください!「Black Soul」12月6日公開予告編執筆 松井と、いうわけで予告編を松井さんに書いていただきました。ノートパソコンのバッテリーがやばく、いつ機能停止してもおかしくないのが気になりますが、(昨日はバッテリーが動かなくて日記書けなかった)恐らく、今年はブラックソウルで年越しとなる我がブログ。果たして紅紫のときほどの反響を得られるのか・・・?
2008.12.04
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ブラックソウル公開は12月6日から!いや、昨日の日記見てない人のためにね。さて、ブラックソウルの予告をしようにも今作には今のところ全然名ゼリフが見当たらない。そういえばそんなん意識して書いてなかったなあ。今日はなんかずっとメールしてたらだらだらと8時間近く過ごしてしまい、ブラックソウルには全く手をつけてなかった。そして、実は管理人はテスト返却があってから1日に10個単語覚えるぞ!とやってきていたが、ここへきて40個ほど滞納しているので、さっさかやらなければならない・・・はずだが、今日友達よりドラゴン桜からの情報で1日10個より1週間で100個というふうに長い期間でやった方が覚えやすいということを聞いた。確かにそんな感じがする。納得だ。と、いうわけでその方式に入れ替えることにする。というわけで今までの滞納分はチャラだ。今日からまた新しいスタートをきる。~Black Soul紹介~さて、別に公開前に言うべきことじゃないかもしれないのですが、今回のブラックソウル、紅紫とは違い、正直大まかな流れは書きながら考えたので、けっこう行き当たりバッタリ。で、へんな方向に話がいったらそれはボツというふうにやってきたので、けっこう無駄に書いた原稿があります。それが、ストーリーとは反するのでそこはダメですが、けっこう本気で描写してあるわけです。で、もったいないのでブラックソウル本編公開終了後、ボツになった原稿発表なんてのを予定してます。ミザルーVSブラックシャドーやなぜか刑事になったベルベット、ロードバスターVSマッドスペシャル、ホワイトマーブルVSサイバー、ディーツの登場など、色々考えてたがボツにしたものを発表するわけです。(それにしてもずいぶんたくさんボツにしたな・・・。)まあ、こんなの書いてたらいつまでもストーリーが進みませんし、キャラも増えすぎると言うわけでブラックソウルに参加できなかったみなさんというわけです。と、いうわけでブラックソウル公開後もお楽しみに?(まずは本編を楽しみにしてほしいが・・・)
2008.12.02
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闇の世界・・・そこには無法者ばかり集まるレースがある。飲酒、八百長、破壊などなんでもありのレース。そんな世界にも熱く走るヤツラがいる。そこで、とんでもない陰謀が動き出す・・・。Black Soul公開日は12月6日(土)からに決定!それにしても紅紫に比べてめっちゃ予告書きづらいなあ。
2008.12.01
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