Tomorrow is Another Day

Tomorrow is Another Day

2007年04月25日
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カテゴリ: アイスホッケー
さて、J太郎最後の試練です。

それは、 「けんか」

男の子なので、少々の喧嘩はあって当たりまえなんですが、本音のところアメリカにいる間は、相手のお母さん(主にアメリカ人)との考えの違いが、私自身はっきりわからない部分が多かったので、喧嘩になると割りを早いタイミングで止めていたり、「手を出す」と言う事に異常に神経質なお母さんも多い事から(訴えられるのも嫌だし)、手を出そうとする前に必ず止めていました。

今回、ホッケーの練習の間に子供達がサッカーをしたりして遊ぶ時間があったのですが、遠くから見ていると、何やらJ太郎が揉めている様子が...。

次の瞬間、相手の男の子がJ太郎を思い切りどつくのが見えました

どつかれたら、そのままどつかれ続けるJ太郎ではありません。どつき返していましたが、そのうちに涙を拭きながら、J太郎はこちらの方へ戻って来ました。

「もう、嫌だ!帰りたい!こんな所にいたくない!」


泣きじゃくるJ太郎が落ち着くのを待って、事情を聞いてみると、

「僕が先にゴールキーパーをしていたところに、二人ゴールキーパーをする、って言って来た。そして、僕にどけって言う。」

「じゃぁ、3人でゴールキーパーをしようよ。と言ったら”2人で十分やはらお前はどけっ”って言われたから、”どうして僕が先にいたのに僕がどかないとならないんだ?”って言ったら、”お前はいらんから、どけ”って言うんだぁ!そんなのずるいじゃん。僕はちゃんとみんなで出来るようにしようって言ったのに、急に怒って僕の事いらない、なんて言うなんて。」


と、稀に見るほど怒りと悲しさでいっぱいJ太郎。

もちろん、相手にも言い分はあるだろうけど、J太郎の言い分を聞いた私は、

「じゃぁ、どうしたい?自分が言いたい事は全部言ったの?」

と聞いてみた。すると、J太郎はすくっと立ち上がって、黙ったまま、またみんなの所へ戻って行きました。

様子を見ていると、自分に「お前はいらん」と言った相手に何か言いに行ったみたいです。次の瞬間、今度はJ太郎がその子をどつきました。

すると、回りにいた子達が次々に相手の子に加勢して、J太郎はかなりの劣勢です。その時点では、なぜJ太郎がいきなり怒ってその子に向かって行ったのか、わからなかった子もいたので、当然回りの子たちは相手の子に加勢したわけです。

この合宿では、基本的に 「父兄は全ての事に出来るだけ口や手を出さないで下さい。」 と言う事だったので、私はコーチに

「すいません、なんだかちょっと喧嘩になっているみたいなんですが...
とお知らせに行きました。コーチの前に近くにいた高校生のお兄ちゃんが止めてくれていたのですが、一応コーチにもお知らせしておこうと思って...。

大勢にどつかれて、怒り心頭で戻って来たJ太郎を、同じチームの上級生や部屋のリーダーがなぐさめてくれたりしたのですが、しばらくは悲しみが収まらなかった様子でしたが、そこは子供の事、30分も経つと何気なくみんなの中に戻って行く事が出来ました。

後からJ太郎から聞いてみると、喧嘩の発端になったのは、ゴールキーパー争いだったのですが、

「J太郎は外人やから、ほっとけ。」
「こんな言葉も知らんのか」 と、みんなに言われたりして、それが本人には非常に悔しかったみたいでした。

「外人だからほっとけ」
に関しては、私はある意味、日本に住むハーフや外国人、帰国子女の子供達にとっては、一種の洗礼じゃないか、って思う事にしています。

もちろん、そんな事言われたJ太郎はかわいそうですが、これがやっぱり日本の現実だし、これからだってある事かもしれないし。その度にそう言う事を言った子供達を、

「国際化してない!」

と、憤っても仕方がない事だし。


「こんな言葉もしらない」
に関しては、J太郎には、

「これは今だけだから。あんたはまだ日本に戻って来てたった4ヶ月。後3ヶ月もすればみんなが話している言葉は全部わかるようになるよ。」と言いました。

プラス、

「ひょっとしたら、その言葉はその辺りの人しか使わない言葉で、同じ日本人でも東京の人はわからない言葉だったんかもしれないよ。ほら、シンガポールではエレベーターの事を”リフト”って言ってたでしょ?でも、アメリカで”リフト”って言ったって、誰もエレベーターとは思わないじゃん。それだったかも知れないよ。」

とも説明しておきました。

私がとった行動が正しいのかそうじゃないのかは、わからないけど、これからもこう言う事は起こるだろうし、相手の子供達を非難しても問題解決にはならない、と思ったわけです。


J太郎がここまで怒ったり悲しんだりした喧嘩は初めてだったので、私にとっても初めての経験だったわけですが、これからも相手のを非難するんじゃなくて、その上で自分の子供を信じて、私が間違っていると思った事は子供達にはちゃんと伝えて行きたい、って思いました。

「間違っている時は、ちゃんと言うけど、ママはいつでもあんたのみかただからね。」

それをいつまでも言えるママでいたい、って思います。





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最終更新日  2007年04月25日 18時21分21秒
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