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2008年12月07日
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カテゴリ: 万年筆
シンセンの中心に出かけたら、公爵(DUKE)の万年筆が・・・

公爵(DUKE) 」は、「英雄」と比較すると歴史の浅いメーカーですが、中国国内での評価は低くないようです。

中国政府の依頼で、中国を訪れる外国の要人へプレゼントする万年筆を製造し、既に99人の国家元首に「公爵(DUKE)」の万年筆が贈られたそうです。
ちなみに小泉元首相もネーム入りの「公爵(DUKE)」の万年筆を贈られたとか。

価格帯は「英雄」と似たようなもので、激安のものから欧米メーカーと変わらない程の高価なものまで製造しています。

中国万年筆全般に言えることですが、安価なものでも樹脂の使用を避けた、見栄えが良い物が多く、カートリッジ、コンバーター両用式でコンバーターも付属しているのが普通です。


今回購入した「公爵 D2-1」と言うモデルは、定価が97元(約1,299円)で、公爵(DUKE)の万年筆としてはかなり安い部類のものです。




箱は紙製で、けして立派なものではありません。

公爵 D2-1 箱

ちょっと大き目の万年筆が収まり悪く入っています。

公爵 D2-1 箱 開けたところ

どうも収まりが悪いと思っていたのですが、裏のシールをみると・・・。

公爵 D2-1 箱の裏のシール

この箱、別のモデル用の箱じゃないですか?

この万年筆を購入したお店では、万年筆本体だけを別途保存し、売れたときに箱に入れるというスタイルを取っているので、多分入れ間違えたんでしょう。

ちょっと損した気分です。


では、万年筆本体を見てみましょう。

軸は金属製で黒の塗装が施されています。軸はかなり太く、長さもあります。

公爵 D2-1

軸、キャップなどは金属製ですが、薄くペラペラな物ではなく、かなり重厚な作りです。
そのため、重量が結構あります。

長さ:143mm



他の万年筆と大きさを比較してみましょう。
上から、「 パーカー ソネット 」、先日購入したばかりの「 英雄 373 」、「公爵 D2-1」と並べています。

公爵 D2-1 比較

クリップの色はシルバー。


公爵 D2-1 クリップ

リング部分には装飾が施されており、中心には、ロゴマークである冠が見えます。
裏面には「DUKE」と入っています。


キャップを開けてみました。パチンとはめるタイプのキャップですが、硬めで気密性は高そうです。

公爵 D2-1 キャップを開けたところ

私は、ペンの持ち方に癖があるので、軸の太さと首軸と胴軸の間の段差が指に馴染まず、第一印象は、持ちやすいとは思えませんでした。
持ち方はそのままで、普段より少し後ろを持つと格段に格段に書きやすくなりました。
逆に、首軸と胴軸の間の段差がいい感じです。
しかし、これに慣れると、他の万年筆が使えなくなりそう。


キャップを尾軸に付けてみました。
キャップを尾軸を取り付けた状態では、長さは約162mm。

公爵 D2-1 キャップを尾軸へ

キャップが重いので、この状態だと重心がかなり後ろへ来てしまいます。
そのため、どうしても書く時に尾軸側が下がります。
キャップを尾軸に付けない方が書きやすいですね。


ペン先は、おそらくステンレスです。例によってペン先のサイズは不明です。

公爵 D2-1 ペン先

かなり大きなサイズのペン先が使われています。

「パーカー ソネット」とペン先を比較してみます。

公爵 D2-1 ペン先 比較


10倍ルーペでペン先を拡大してみました。

公爵 D2-1 ペン先 アップ

ロゴの冠マークを中心に装飾が施されています。
「DUKE」と「GERMANY」の刻印が見えますが、ドイツ製ではないと思います。


カートリッジ、コンバーター両用式で、標準で回転式のコンバーターが取り付けられています。

公爵 D2-1 コンバーター

コンバーターにも「DUKE」と「GERMANY」の刻印がありますが、ドイツ製ではないでしょう。
このコンバーター、作りが良いとは言えない「英雄」のスライド式コンバーターと比較しても、随分安っぽくて作りが悪いです。

公爵(DUKE)の回転式コンバーターは、英雄のスライド式コンバーター同様に、シリンダー内にスプリング状の部品が自由に稼動する状態で封入されているものが多いのですが、このコンバーターにはスプリング状の部品はありません。廉価版なのかもしれません。

公爵(DUKE)では、中押し(スポイド)式のコンバーターを採用しているモデルもあります。


「英雄 373」と比較すると、値段が若干高いせいもあると思いますが、細部まで割と丁寧に作られていると思います。
見えない部分も「英雄 373」程、手を抜いていない感じです。

金属製の重厚な作りなので、丈夫だろうとは思いますが、少し重いのが難点です。
キャップを尾軸に指した時のバランスは全く考えていない感じがします。


いつものように汚い字で試し書きしてみます。インクは、パーカーの「クインク ブラック」を使用。

比較のため、1行空けて「パーカー ソネット(ペン先サイズ:F)」、「英雄 373」でも文字を書いています。

用意した紙は、システム手帳用のリフィール。
ミニ6穴サイズ(127×80mm)のものです。

公爵 D2-1 試し書き

ペン先は、硬めですが「英雄 373」程ではありません。
紙に対する引っ掛かりも殆ど無くに比較的スムーズ書けますが、線が太いですね。
写真では差が分かり難いですが「英雄 373」と比べてもかなり太いです。
書き味は「英雄 373」より優れていると思います。

画数の大きい漢字が書き難いので、無意識のうちに字が大きくなっています。

「英雄 373」が太目のFなら、「公爵(DUKE) D2-1」は、Mに近いかMそのものと言った感じです。


今回は、嗜好を変えて、あえて万年筆で文字が書き難い紙でも試し書きしてみます。
使用した紙は安物のコピー用紙です。吸水性が悪いせいか、文字が擦れがちになります。

公爵 D2-1 試し書き 質の悪い紙で

さらっと書いたら、どの万年筆でも、普段より綺麗に書けてしまって比較としては失敗かも。

「公爵(DUKE) D2-1」は、何とか書けますが文字が擦れがちです。
インクフローで劣る「パーカー ソネット」は、文字が擦れてしまって使い物にならない感じです。

意外に優秀なのが「英雄 373」で、線は細くなりますが、質の悪い紙でも安定してインクが出ます。

「公爵(DUKE) D2-1」は、字が太い割に、インクフローが不安定な感じです。
擦れる場合がありますね。


中国万年筆は、これで2本目ですが他にも試したいメーカーが沢山あります。
次は「 畢加索藝術精品(PICASSO ART COLLECTION) 」を狙って見ます。

その前に、この前買ったパイロットのインク(ブルー、レッド)もテストしないといけませんね。


手帳も探しているのですが、アドレス帳とかが毎年使いまわしできるのでシステム手帳にしようと思っています。
持ち歩き易さと書き易さを考えて、バイルブサイズのものが候補です。

革製のものを探してるんですが、なかなか良いものが見つかりません。

一応、良いものはあるんですが、「いいなぁ」と思ったものは3万円超えていたりと。
流石にここまでの出費は痛いですので妥協しようと思っています。
やっぱり、手帳クラスのサイズの革製品は良い物は高いです。

現在、物欲と妥協との狭間で葛藤しております。







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Last updated  2008年12月07日 23時15分45秒 コメント(14) | コメントを書く


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