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2009年11月28日
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カテゴリ: 万年筆
昨年の11/28に最初の万年筆「パーカー ソネット」を手入れてから、ようやく、万年筆暦?1周年を迎えました。

今回ご紹介するのは、予定外に楽天オークションで落札にした万年筆です。


何やら豪華な箱に入ってますね。

パーカー デュオフォールド 箱

実は、この万年筆、記念品として元の持ち主に贈られたもの。
蓋のプレートには、「日本のある会社の社員がパーカーを訪問した時の記念品」であることが刻印されています。


さて、箱の中身はと言うと・・・。

パーカー デュオフォールド 箱をオープン

パーカーを代表するモデル「デュオフォールド インターナショナル パール&ブラックGT」です。

未使用で、万年筆本体には、記念の刻印はありません。

定価73,500円のところ、全く競り合いにならず、2万円で落札。


お買い得でした。


「デュオフォールド」は、歴史も古く、非常に種類の多いモデルですが、これは現行品になります。

パーカー デュオフォールド

大きい順に「センテニアル」、「インターナショナル」、「デミ」の3つがあり、私が入手したのは、真ん中のサイズ。

長さ131mmなので、けして大きな万年筆ではありません。
しかし、存在感は十分。

色は、他にブラック、チェック模様3種と金具のメッキ色違いがあり、種類は豊富です。




マーブル調の真珠色の軸には、不規則な黒い線が配されており、見た目にも綺麗な軸ですね。

パーカー デュオフォールド 軸の上部

しかし、残念なことに、キャップと軸との間に模様の連続性はありません。



この軸は「アクリライト」と呼ばれるアクリル系樹脂の削り出しと思っていましたが、海外のサイトでは「cast」と書かれている場合もあるので成型かもしれません。

パーカー デュオフォールド 軸の下部

しかし、この黒い線、どうやって入れたんでしょうね。


軸の内部を見ると、内部にも黒い線が見られるので、後で書いたわけではなさそうです。
しかし、内外で黒線の出方がかなり違います。
特に、模様が途切れるキャップリング前後では、内外の黒線模様の差が激しい。

パーカー デュオフォールド 軸の内部


不思議です。


キャップは螺子式になっています。
開閉に要する回転数は、2回転ちょっと。

パーカー デュオフォールド キャップを外した状態

流石に2回転以上ともなると、少し開閉にもたつく感じです。


それほど、長さのある万年筆ではありませんが、尻軸にキャップを取り付ければ、それなりの長さになります。

パーカー デュオフォールド キャップを尻軸に

個人的には、この方が書き易いし、見た目にも貫禄が出ます。


キャップには、2重のリング。
それから、パーカーのシンボルマークとも言える矢羽のクリップ。

パーカー デュオフォールド キャップ

これらの金具には金メッキが施されています。


そのクリップの下を良く見ると穴が開いてますね。

パーカー デュオフォールド キャップの穴

この穴もパーカーらしい特徴の1つです。


天冠には、「エース」を象徴するマークが。

パーカー デュオフォールド 天冠

モデル名を表す「DUOFOLD」の文字もあります。

ちなみに社名やデイトコードは、尻軸部分に刻印されており、これは2006年の第一4半期の製造。


ペン先は、18金で、一部にロジウムメッキが施され、2色染め分けタイプ。
天冠同様の装飾が、ペン先にも施されています。

パーカー デュオフォールド ペン先

このペン先は、意外と手間が掛けられており、「くるみのチップ」で56時間かけて磨いて仕上げられています。

それに意味があるかと言われると疑問ですし、無駄なコストアップにつながっている気もしますが、一見、意味のない努力にこそ、モノ造りの本質があると思うので、個人的には評価してあげたいですね。


ペン芯は、外側に溝がないフラットフィーダータイプ。

パーカー デュオフォールド ペン芯

乾燥には強いのかもしれませんが、ちょっと安っぽく見えるので、はっきり言って嫌いです。

ペン先のサイズが不明だったのですが、ペンポイントも小さいですし、ペン芯に「X」と彫られているので「XF(極細)」ではないかと思います。


両用式で、金具が金色のコンバーターが付属しています。

パーカー デュオフォールド コンバーター

下に色違いの銀色のコンバーターを置いてみました。
ちなみに、どちらも値段は変わらないはずです。


最後に、いつもの如く、汚い字で書いてみました。

使用した紙は、ブロックロディア。5mm方眼が入っています。

インクは、ウォーターマンのブルーブラック。
比較は、「ラミー サファリ EF(極細)」と「パイロット カスタム 823 F(細字)」。

パーカー デュオフォールド 筆記サンプル

国産のFくらいの太さを予想したのですが、意外に太く、実際には中細と言った感じです。

これでも、手持ちの万年筆では、筆記線の細い部類に入ります。

そもそも、筆記線が細い万年筆も太い万年筆もあまり持っていないので・・・。

フローは良好で、お世辞にも滑らかとは言えませんが、普通にスムーズに書けます。
万年筆としては、扱いやすく、書き易い部類になるでしょう。

ペン先を見た感じでは、ややスリットが開き気味な感もあるので、もう少し縛ると違った印象になるかもしれません。


ペン先は、皆さんが言われている通り、硬いです。
同じくパーカーで、ペン先が柔らかい「ソネット」とは大違いです。

柔らかいペン先を持つ万年筆なんて皆無と言って良いような状況ですから、騒ぐ程の事ではないですが、やはり、かなり硬い。

ペン先の硬さは、好みの問題であって、ペン先が硬いことは、必ずしもマイナス要因ではない事を誤解がないように書いておきます。

ある程度、コシの強さが無いとペン先の追従性が悪くなって、速いスピードでの筆記に向かなくなりますし。

と言っても、追従性の悪いペン先なんて、パイロットのフォルカンとかしか思いつきませんが・・・。

あんまりフォローになってないですが、ともかく、悪い万年筆ではないです。


にも拘らず、日本では、人気が無いような気が・・・。

ペン先や天冠のデザインも不人気の理由の1つでしょうが、根本的な原因としてセールスポイントが少ない割りに、価格が高い事が影響しているのではないかと思います。

もし、ブランドイメージで選ぶなら「モンブラン」の方が同じ価格帯でも上。

もし実用性を重視するなら、ペリカンの方が遥かに安い。


何となく、中途半端な感じなんですよね。

セールスポイントが無いと言うわけではなく、表現が下手と言う話もあると思います。

パーカーには、もうちょっと頑張って欲しいものです。







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Last updated  2009年11月28日 13時35分10秒
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