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2009年02月09日
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カテゴリ: つれづれ日記
朝日ドットコム関西2009年2月7日より転載

〈猿渡瞳さんの作文「命を見つめて」全文〉

 みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。

 実は、幸せが私たちの一番身近にあることを病気になったおかげで知ることができました。それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」ということなんです。

 私は、小学6年生の時に骨肉腫という骨のガンが発見され、約1年半に及ぶ闘病生活を送りました。この時、医者に、病気に負ければ命がないと言われ、右足も太ももから切断しなければならないと厳しい宣告を受けました。

 初めは、とてもショックでしたが、必ず勝ってみせると決意し、希望だけを胸に真っ向から病気と闘ってきました。その結果、病気に打ち勝ち、右足も手術はしましたが残すことができたのです。

 しかし、この闘病生活の間に、一緒に病気と闘ってきた15人の大切な仲間が次から次に亡くなっていきました。小さな赤ちゃんから、おじちゃんおばちゃんまで年齢も病気もさまざまです。厳しい治療とあらゆる検査の連続で心も体もボロボロになりながら、私たちは生き続けるために必死に闘ってきました。

 しかし、あまりにも現実は厳しく、みんな一瞬にして亡くなっていかれ、生き続けることがこれほど困難で、これほど偉大なものかということを思い知らされました。

 みんないつの日か、元気になっている自分を思い描きながら、どんなに苦しくても目標に向かって明るく元気にがんばっていました。それなのに生き続けることができなくて、どれほど悔しかったことでしょう。



 たとえ、どんなに困難な壁にぶつかって悩んだり、苦しんだりしたとしても、命さえあれば必ず前に進んで行けるんです。生きたくても生きられなかったたくさんの仲間が命をかけて教えてくれた大切なメッセージを、世界中の人々に伝えていくことが私の使命だと思っています。

 今の世の中、人と人が殺し合う戦争や、平気で人の命を奪う事件、そして、いじめを苦にした自殺など、悲しいニュースを見る度に怒りの気持ちでいっぱいになります。一体どれだけの人がそれらのニュースに対して真剣に向き合っているのでしょうか。

 私の大好きな詩人の言葉の中に「今の社会のほとんどの問題で悪に対して『自分には関係ない』と言う人が多くなっている。自分の身にふりかからない限り見て見ぬふりをする。それが実は、悪を応援することになる。私には関係ないというのは楽かもしれないが、一番人間をダメにさせていく。自分の人間らしさが削られどんどん消えていってしまう。それを自覚しないと悪を平気で許す無気力な人間になってしまう」と書いてありました。

 本当にその通りだと思います。どんなに小さな悪に対しても、決して許してはいけないのです。そこから悪がエスカレートしていくのです。今の現実がそれです。命を軽く考えている人たちに、病気と闘っている人たちの姿を見てもらいたいです。そしてどれだけ命が尊いかということを知ってもらいたいです。

 みなさん、私たち人間は、いつどうなるかなんて誰にも分からないんです。だからこそ、一日一日がとても大切なんです。病気になったおかげで生きていく上で一番大切なことを知ることができました。

 今では心から病気に感謝しています。私は自分の使命を果たすため、亡くなったみんなの分まで精いっぱい生きていきます。みなさんも、今生きていることに感謝して、悔いのない人生を送ってください。

転載終了


ああ、ぐだぐだ不平不満を言わずに、いまある健康に、幸せに感謝して、前を向いてしっかり進んでいかなければ、とあらためて思いました。





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最終更新日  2009年02月09日 08時44分05秒
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Re:13歳で亡くなった少女の1419文字(02/09)  
madamkase  さん
私も本当にそう思います。

それを知ってありがたい、と思ったのは恥ずかしながら50を過ぎてからでした。
交通事故に遭い、ものすごい勢いで跳ね飛ばされ、宙を舞って地面に叩きつけられた
にもかかわらず、まったくの無傷で翌朝を迎えたのです。生きていたのです。
そしてこの丈夫な体が親からの遺産だとそのときに目からうろこが落ちた思いで
悟ったのですよ。その後レストランのガス爆発やエジプシャン・バザールのテロと、
2回続けて爆発事件で助かり、毎日を感謝しながら生きています。
どんな人も、どんな生き物も、定められた寿命の中で、精一杯生きています。私達も頑張りましょうね。



たいした病気もせず生きられるということが (2009年02月09日 17時16分37秒)

Re:13歳で亡くなった少女の1419文字(02/09)  
madamkase  さん
失礼、途中で間違って書き込みボタンに触れてしまいました。

たいした病気もせずに生きられるということがどんなにありがたく幸せなことか、
いつも胸に噛み締めて暮らしています。
(2009年02月09日 17時19分35秒)

Re[1]:13歳で亡くなった少女の1419文字(02/09)  
KirmiziLale  さん
madamkaseさん

お久しぶりです。お元気ですか。一時暖かくなったのに、また再び雪模様。でも木々の木の芽は日に日に大きくなってきて、この寒さを越せば春かなあ、と心待ちにしています。とはいえ去年も4月に雪が降ったり、なかなか予測不可能なお天気のアンカラです。

本当に加瀬さん、普通のひとなら、そしてちょっと運が悪ければ大怪我しそうな出来事を、ひとつならぬ複数くぐりぬけてきているんですね。健康のありがたさ、失ってはじめて、失いそうになってはじめてわかるものなんですよね・・・持っているものは当たり前に思って見えにくいというか。

私も健康優良児、学校も常に皆勤賞だったのに、ある日突然癌がみつかって手術になったり。人に起こることは私にも起こりうる、と思って生きてきたので、癌かも、って言われたときも、まあ、そういうこともあるかな、って思ってましたが。でもやはり手術や入院を通して、健康のありがたさを身にしみてわかりました。

夫はとにかくなにか嫌なことやよくないことが起こって私が落ち込んでいるときには、とにかく健康が一番だから、ストレスをためないで、健康であればなんだってできるんだから、っていつもいってくれます。最初は、そんなこと気休めだあ・・・って思って聞いてましたが、最近はその言葉通りに素直に受け取れるようになりました。

加瀬さんも季節の変わり目、お体を壊さないようにお過ごしください! (2009年03月02日 19時28分48秒)

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