マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.11.19
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カテゴリ: 俳句
~わが貧しき習作~

    皇帝ダリア  

 月1回の俳句教室に向けて、凡人たる私は幾つかの句を準備する。11月の兼題(宿題)は「立冬や」だが、その他にも晩秋から初冬の句を詠んでみた。まあとても文学的とは言えない句ばかりだが、私にとっては愛する作品だ。では暫し愚作にお付き合いいだけたら幸せです。



    立冬や旧友に文認めぬ    *したため

    立冬や日は傾きて鳥の群

    立冬やわが人生に悔ひのなし 

    立冬やわが人生も凛たらむ   *りん



    立冬や終の棲家に差す朝日  *ついのすみか

    立冬や完結したる朝ドラマ



              冬カモメ石女深き息を吐く   *うまずめ

              冬鴎完結したる朝ドラマ   *ふゆかもめ

              凩の河口に響く汽笛かな   *こがらし



      虎落笛わかれし妻は何方へ  *もがりぶえ  *いずかた

      もがり笛石女いまだ眠られず   *うまずめ=子のない女性

      石女や冬立てる日の宮詣り   *みやまいり

      もがり笛行方不明の妻の夢   *もがり笛=竹の切り口などに当たる風の音



               立冬や夜汽車の汽笛遠ざかる

               立冬や遠ざかり行く夜汽車の音   *ね

  実方中将の墓



      枯尾花歌人の墓の夕まぐれ   *枯尾花は枯れススキのこと

      歌詠みの墓や草木はみな枯れて

      立冬や遠ざかり行く日々の数





          冬菜畑影引きずりて村夫子   *そんぷうし=村の学者

          冬菜畑村夫子の影長くして   *ふゆなばた



   陽を受けて気高きことよ木守柚子  *きもりゆず

   日を受けて輝く柚子の命かな

 講義を終えた講師に言いました。「先に引き受けていた俳句教室の講師の件ですが、著しい体調不良のため辞退したいと思います」。「そうか分かった。君は弁が立つので適任と思ったのだけど、体調不良の苦しさは自分も一緒なので、無理しなくて良い」と講師が答えた。



 私だって自分なりに俳句の話はしたいし、仲間とこれからも俳句を学びたいと思う。専門の本を4冊買って勉強したいと準備していた。だが今の体調で1年間講師を続けるのは無理。引き受けても迷惑をかけるとの判断だった。これで2,3日続いた不眠から解き放れたら嬉しい。それ以上に講師のために役立てなかったことが悔しい。講師は胃がんが肺に転移し、これ以上の治療を拒んでいる。風前の命で教壇に立っているのだ。





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Last updated  2021.11.19 07:31:47
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