ゆっさんのお仕事・子育て奮戦記

ゆっさんのお仕事・子育て奮戦記

生まれてから退院まで

最初の夜


真夜中過ぎにベビーとフ~さんと一緒に病室へ入った。
吉村医院は完全母子同室。和室と洋室の病室があるが、私の部屋は和室だった。
生まれてすぐに母乳を吸わせ、これから2・3日かけて母子のリズムを合わせていく。人口乳は与えない。赤ん坊は生まれて3日は何も食べなくても大丈夫なのだそうだ。こうすると、ほとんどの母親が母乳が出るという。
その夜はフ~さんも病室に泊まった。すやすや眠るベビー。ところが急に泣き出した。乳を与えようとしたが吸わない。オムツがぬれているわけでもない。
フ~さんが思いついて、ベビーを自分の胸の上に乗せた。するとベビーは彼の心音を聞いて、安心してまた眠った。そして親子3人、水入らずで最初の夜を過ごした。


フ~さん、バースレポートを書く


フ~さんは数時間かけて英語で私の妊娠から出産までの様子を書き、彼の家族や友人にメールで送った。そしてプリントアウトを病院に持ってきたので、助産婦さんに頼んで吉村院長に渡してもらった。
翌日院長が私の病室にやってきて、すばらしい、日本人よりよほどわかっているとうれしそうに言った。


ベビーの世話


最初のうちは、ベビーが泣くたびに助産婦さんを呼ぶことになっていた。
初めてで何もわからない新米ママに、オムツの替え方、授乳の仕方、沐浴のさせ方など様々なことを一対一で指導してくれる。
普通の病院のように、食事や検温、授乳時間がきっちり決まっているわけではなく、母子のペースに合わせてくれるのでありがたい。
ベビーは「んく、んく」と眉を上げ下げしながら一生懸命母乳を飲む。
体の仕組みはよくできたもので、生後2日ほど経つと、胸が張ってきて、乳があふれるようになった。
便は、初めのうちは黒っぽい「胎便」で、2・3日たつと黄色っぽい「乳便」に変わった。ベタベタだが、臭くないので、思ったほど汚い感じがしなかった。


黄疸


毎日助産婦さんが、皮膚にセンサーを当てて黄疸の強さを測定した。
うちの子は黄疸が強く、上限をやや超えるくらいだった。
黄疸が強い場合、光線療法と言って48時間ベビーがカプセルのようなものの中で光線を浴びなければならない。それはかわいそうだというので、日光浴をして、便がたくさん出るようにして様子を見ることになった。ところが便をなかなかしない。すると助産婦さんが来て、綿棒でベビーのおしりを刺激した。しばらくたつともよおしたようで、たくさん出た。その翌日には数値は下がり始めたので、ありがたいことに光線療法を受けなくともすんだ。


そして退院


通常は5日間の入院となるが、家での準備もあるので1日延長し、土曜日まで滞在することになった。
昼3時ごろ退院の予定だったが、思いのほか時間がかかったようで、結局夕方になった。
そこで食事して帰ることにした。入ったうどん屋のセットメニューに「お父さんセット」「お母さんセット」というのがあったのでこれも一興と思い、記念にそれぞれを注文した。


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