なぜ市場は思考を裏切るのか(バリュー投資に騙されるな)

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2007.08.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
2001年から始めた株式投資を通じて山のように積み重なった利益も、先日強制決済を通じて遂に元本割れ。追加資金分を現在の総資産から差し引くと、実にピークから95%以上が溶けてなくなりました。追加資金を足したとしても、ライブドアショック直前からみると、75%以上の減少となっています。信用取引をやっていなかった場合の損失額は、この3分の1程度であったであろう事を考えると、信用取引の恐ろしさを改めて実感します。
これ程の激動の株式市場にもかかわらず、信用取引の対応と含み損率の変動、追証の対応について書かれているサイトが極端に少ないので、「むぎゅ。」ではこの暴力的な下落相場での信用取引の対応について、シリーズとして書く事にしました。
今回は異論・反論・要望・批判などを参考にしたいと思います。因みに、僕自身の信用取引に対する考えは多分シリーズの最後あたりに、総論として書くと思います。


元本割れした今だから言いますが、実は、僕はライブドアショック直前まで物凄く儲かっていたのです。累計投資金額10倍達成、というのは前回破産した時に書きましたが、チマチマ資金を追加投入している投資家が、分散投資で累計投資金額10倍高を達成するというのはかなり運が良くないとできません。仮に投資金額を全部初期に投入していたらと仮定した場合、同じ利益率で運用を続ければ、恐らく投資利回り30倍は下らなかったのではないかと思います。ただ、この10倍達成というのは信用取引分も含めた金額で、現物のみの成績はピーク時で5.5倍程度になっています。
全取引や資産推移などをパソコンに保存していますが、信用取引をしていない野村證券口座の運用成績は初期投資が大きかったですが奮わず、対して信用取引を用いていたが初期投資が少なかったEトレードの運用成績はかなり高かったです。
なので、

1.全部Eトレードで信用取引を用いて運用していた
2.合計投入資金を全て初期投資にまわしていた

と意味不明の仮定をした場合、信用取引のレバレッジ効果で、どんなに控えめに計算しても投資利回り100倍以上になっています。ただし、これは配当や利益にかかる税金は考慮していますが、取引手数料、信用取引にかかる金利を考慮しない場合ですので実際は若干下回ります。まぁそれでも少なく見積もって大体80~100倍程度になっていたのではないかと思います。当時は好業績銘柄は必ず右肩上がりでした。何かの拍子で必要以上に下げている好業績銘柄を拾っていれば、それだけで指標以上の利回りを確保できました。まさに逆張り妙味に尽きます。


これが、信用取引の光と影です。ここ数年の相場では、新興市場の成長株を信用取引で売買している人は、決して少なくない割合で、資産を10倍以上にも10分の1以下にもしているのです。しかし、儲かってきてから信用取引を始めた人は勿論、指数が今と同水準の時以降、最初からずっと同じ比率で資産に対する信用取引をしている人でも、金利や手数料などを無視した場合でさえ、資産は当初と比較して減少している事になります。何故でしょうか。
幾つか要因はありますが、その主な要因としては、レバレッジを利かせたときの複利効果があります。これは、簡単に言うと、上昇時に得られるレバレッジ効果の恩恵よりも、下落時に被るレバレッジ効果の被害の方が大きい、という事です。
これは頭で理解するよりも実際に体験した人にはすぐ分かると思います。よく、50%の損失を回復するには100%の利益を得なければいけない、というアレです。更に保証金維持率や建て玉返済期限なども複合的に重なり、複利効果が大きくなっています。逆複利効果という人も中にはいますが、根本的に違います。複利効果に逆も何もありません。全部まとめて複利効果、です。これについては詳細に書いても面白いかもしれません。

やれやれ、です。





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Last updated  2007.08.19 14:56:45
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