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注目されていたCPIは、弱い数字になりました。
食料しか上がってません。
生鮮食品は変動が激しいため、それを除いて見るのが一般的で、それをコアCPIと呼びます。
そして米国では生鮮食品と同じく変動の激しいエネルギー(原油や天然ガスなど)も除いて見ます。
今までにも書いてきましたが、最も現実の物価に近く、日銀が最も重視しているであろう数値は米国式コアで、前年比-0.3%でした。(経済財政担当相の太田氏がコアコアCPIと呼んでいました。そのほうがかわいいので、私も今後そう呼びますね^^)
つまり、まだデフレという事ですね。
尾身氏がこの発表を受けて、「物価は安定が重要。CPIが上がる事がいいことではない。」と言っていました。
実はCPIには潜在的にプラスバイアスがかかっていて、インフレでもデフレでもない物価が安定した状態では+1%ぐらいになるものなのです。(ただし、日本では去年品目の入れ替えがあり-0.3%のマイナスバイアスも存在しているので、差し引き+0.7%ぐらいという事になります)
だから、どこの国でもCPIの誘導目標は1-2%になっているのです。(もちろん物価の安定のためです)
そんな事も知らずにデフレの数字を物価の安定と言っているような経済に暗いじいさんが、なぜ財務相をやっているのか。。。
とりあえず、日銀としては2月の利上げは1月以上に難しくなった事は、間違いありませんね。