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松尾芭蕉(まつお・ばしょう)あらたふと青葉若葉の日の光奥の細道ああ、尊く神々しい。青葉若葉や万物を育む、燦々たる日光よ。註下野国(しもつけのくに、現・栃木県)日光にて。
2009.07.15
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松尾芭蕉秋深き隣は何をする人ぞ笈(おい)日記晩秋の夜、言い知れない憂愁と孤独を身に抱えて町の片隅に寓居していると、隣人宅からは物音一つ聞こえない。いったい何をしている人なのだろう?註芭蕉最晩年(亡くなる十数日前)の秀作。「深き」と、終止形でなく連体形になっているところに味わいがあるとともに、誰しも疑問を覚えるところだが、これは「ぞ・・・深し」の係り結び(の倒置法)ではないか。・・・これは今僕が思いついた“くまんパパ新説”です。
2008.11.15
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松尾芭蕉この道や行く人なしに秋の暮其便この道に誰一人行く人もなく晩秋の日は暮れて、いいようのない寂寥だけが漂っている。
2008.11.15
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松尾芭蕉旅寝して我が句を知れや秋の風野ざらし紀行私の俳句は、身にしむ秋風の中で旅寝をしたことがある者にしか分からない。どうかあなたも、漂泊の旅をした上で味わってほしい。
2008.11.15
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松尾芭蕉物いへば唇寒し秋の風真蹟懐紙/芭蕉庵小文庫言わずもがなのことを言ってしまった時は、うそ寒い秋の風に唇を撫でられたような気がする。
2008.11.15
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松尾芭蕉憂うき我をさびしがらせよ閑古鳥嵯峨日記物憂い私を、くっきりとした閑寂の境地に誘ってくれ、郭公よ。
2008.11.15
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松尾芭蕉名月や池をめぐりて夜もすがら句集「孤松」満月の映る池の周りを、忘我の境地で一晩中歩き続けた。註松尾芭蕉:俳人の名は、本来は、例えば苗字「松尾」を付けずに「芭蕉」とだけ呼ぶのが、むしろ正式のようである。理由はよく知らないが、ある意味、現世(げんぜ)を解脱しているからだろうか。
2008.11.15
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松尾芭蕉(1644-1694)草の戸も住み替る代ぞひなの家奥の細道私がついこの間まで住んでいた侘(わび)しい庵(いおり)に、入れ替わりに引っ越してきた一家には可愛い女の子がいて、お雛様で遊んでいるよ。(拙訳)(現・東京都江東区深川「芭蕉庵」)
2008.03.28
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