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2009.03.30
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カテゴリ: イラン代表
再びネクーナムは緩慢なプレーで失点の要因になった。誰もがネクーナムはイランの大黒柱で、欧州で評価される最も重要な選手だと考えている。しかし私は彼の問題点について何年も前から何度も指摘してきた。そして再び彼はサウジ戦での2つの失点シーンでミスを犯した。最終予選で3ゴールを挙げていることは評価に値するが、彼はそれ以上に多くの失点に関わり、チームメッリの弱体化を招いている大きな要因にすらなっている。

まずはサウジ戦の 同点ゴール 。ダブルボランチの一人であるカゼミはボールに詰めているがネクーナムはボールの行方だけを追い、一歩下がってホセイニとアギリのマークを逃れたサウジの選手をまったくケアしていないのがよくわかるだろう。まるで夢遊病者のようにピッチをふらふらと彷徨いサウジの攻撃を傍観している。

これは前回のサウジ戦の 失点シーン でも見られたことだ。

そしてサウジの 逆転ゴール 。サウジのスコアラーの本来マークは競り合ったアシュジャリではなく明らかにネクーナムだ。

さらにUAE戦の先制された シーン 。ゴールを決めたのは怠惰なネクーナムがマークを放棄した選手に他ならない。

3つのシーン を見ればいかにネクーナムが守備面で貢献の低いボランチであるかがはっきりと分かるだろう。もちろん彼のこういったプレーは失点シーンだけではなく90分間繰り返されるのだ。その選手がFKから得点しようが、セットプレーからヘッドを決めようがどうして賞賛されようか。

もちろん彼一人に失点の責任があるわけではない。ネクーナムの良さは経験があり、ミドルとヘッドが得意で得点力があり、中盤の底から正確なフィードでチームをコントロールできる能力にある。だからこそ、彼には守備を専門としたカゼミのようなパートナーが必要なのである。しかし彼はアタッキングミッドフィールダーとしてはスピードに欠けテクニックも無い。オサスナでも何度か彼の攻撃力を生かそうとトップ下にコンバートされたが失敗に終わっているのはそのためだ。彼がボランチである以上、4バックの前での彼の守備センスの欠如もしくは怠惰は失点に直結するのだ。だからこそ彼はチームメッリの大黒柱であり、最大の弱点でもあるといえるのだ。守備面での欠点となっているにもかかわらず経験があり得点源であるネクーナムを外せないジレンマが今のチームメッリの苦境を招いたといえるだろう。

このことについては2006年の ドイツ大会の前 にも述べ、彼の守備面での弱点をサポートするためにと提言した若いテイムリアンの起用はすぐにクロアチアとの テストマッチ で実現しドイツ大会でもダブルボランチシステムが採用されたのだが。彼が代表で輝けた裏にはカヴィアンプールやアラヴィといった守備面での貢献度が高いパートナーがいたことを忘れてはならない。とくに カヴィアンプール がイランの 旋律 を体言できるボランチであることがネクーナムより高く評価している理由の一つだ。さらに言えばパルメイラスやフリューゲルス、そしてセレソンで活躍した セザール・サンパイオ のような選手こそボランチの理想像と考えているからかもしれない。

次節のアウェイでの北朝鮮戦にネクーナムは累積警告で出場停止となるが、テイムリアン、カゼミ、マジャール・ザレがその穴を埋めるだろう。特に北朝鮮戦へはテイムリアンの1ボランチを推す声が多いが彼もボランチながらCMFもしくはSMFの素質が強く、イングランドへ移籍してからは特に守備面での貢献が低くなりサウジとの 初戦 でも攻撃に傾倒していたため彼のワンボランチが機能するかは疑問だ。ネクーナムよりはスプリント能力もスタミナ面でも積極性でも守備に貢献できるだろうが。2ボランチならキャリミもこのポジションでバイエルンで身につけた守備力とポジショニングセンスの良さを生かしたパスカット能力を披露できるかもしれない。さらにピルーズィでマジャール・ザレと組むアグレッシブなぺジマン・ヌーリや サバ で4バックの前でピルロのような働きをするイランでは数少ない現代型のレジスタである元U-23の10番 アデル・コラフカジ

監督が確定していない現時点(現時点では韓国サッカーに精通し、IPLでも実績のあるアフシン・ゴトービが最有力、本人もチームメッリを救う準備ができていると語ったようだ。U-23とモガヴェマットの ペイラヴァニ モハジェラニ もリストアップされている)ではどのような変化があるのか、現有戦力のままでいくのか予想することは困難だがイランのボランチが最終予選突破のひとつの鍵になることは間違いない。もうひとつの鍵は絶対的なストライカーの不在であるが。





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Last updated  2009.03.30 18:24:47
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