Clown

2009年02月15日
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テーマ: たわごと(27734)
カテゴリ: カテゴリ未分類
「もし、たとえばの話だよ」

「?なんでしょうか」

「もし一人の生徒がこの学校で自殺したとしよう、影響力はどれぐらいあると思う?」

「・・・私の推測によればあまり影響されるものは少ないかと思われますが」

「理由は?」

「影響されるほど親しい人物が一人の人間にそれほどいるでしょうか?」

そんな人物、私にはいません

「なるほど、しかしそれじゃあ集団ヒステリーの場合だったらどうだろう、あれは友人関係など問題ないと思うが」

「それは極度の緊張と恐怖から引き出されるものではなかったでしょうか?」



まるで新種のウイルスか何かに感染したようだ

「しかしあなたが言っているのは自殺した場合ですが」

「自殺だって感染するとは思わないかい?」

「は、」

「それが気になるのだよ、僕は」

「つまりあなたが興味を持っていることは、『一人の人間が自殺した際による周りの人間の反応』」

「まぁ簡単に言えばそうだね」

「興味がないといえば嘘になりますが、それを立証するのは不可能に近いかと」

「何故だい?」

「そう都合よく物事が進むとは私は思っておりませんので」

「君は夢がないね」



「ああ、でももうすぐだよ?」

「・・・?何がですか?」


「 僕の興味が立証される、瞬間だよ 」



そういって笑う彼の背後のガラス窓に一瞬影が走り、眩しかった夕日が一瞬黒く途切れた

あの形は、人の




『 ッキャアァァアアア!! 』

先程まで部活動の声でにぎわっていた校庭が悲鳴一色に変わった


「あはは、すごい騒ぎだね」

窓を開け身を乗り出すそのものは無邪気そのままで

握っていた自分の拳が汗ばむのを感じた

「あなたは・・・知っていたというのですか?」

自分と話していて今日の、この時間、この学校で

誰かが飛び降りるのを知った上で、自分と話していた_?

「さぁ、ドッチでしょう?」

くるりと振り返る彼の姿は眩しい夕日とちょうどかぶって、また黒く途切れた

「そんな顔しないでくれよ、まだまだこれからだろ?」

「あなたは、」




「  これからが立証の時間だよ?  」









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最終更新日  2009年02月15日 20時05分33秒
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