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まあ、廃屋まで行かなくってもさ、古い家屋を見つけると足が止まる。
蔵があって門構えもしっかりして塀も完全に整えられている家よりも
傾きかけて瓦がずり落ちそうで壁が破れてるのが最上です。
そこの草生した庭に腰の曲がった白髪のおばあさんなどがいれば
極上です、痩せたにわとりがニ、三羽などいれば尚良し。
声を掛けずに距離を置いてただ眺めてるのですがこの時間が
たまらない至福のものなのです。
先日、今年の竹に埋もれるようにしてあった山の無住の家を見つけた。
しかし、指名手配の者が住んでる気配はなかったのですが、家の周りが
暗くて陰気で霊気のようなものまで感じられて近づけませんでした。
死蝋化した若い女性でもいるような、そんな雰囲気でした。
街の中で人一人やっと通れる細い道を見つけた。
傾いた家並みが続いていて平成の時代によくこのようなところが
あるものと唸ってしまった。
奥の方へ行くに連れて下がってる細道が何処まで続いていて何処へ
出るのか、未だに見極めていません。
わたしも、何となく、多分忙しい。