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カテゴリ: 仏教とフナ
仏陀が説く世界の仕組みと言うのは、現代の人間からすると理解しやすい部分があります。
まず私たちは五感のうち、大部分を視覚に頼っています。外界からの刺激のうち、おおよそ8割程度を視覚情報によって処理していると思われます。
それ以外の聴覚、嗅覚、味覚、触覚などを総合して、自分とそれ以外の区別をつけて判断しているのです。
それらの情報がどうやって脳に届くのかを詳しく分析して説明しているのが五蘊ですね。
2800年以上も前にこのことに気付いているというのは、仏陀がどれほど聡明な知力の持ち主であったかと言う事でしょうか。おそらくはハイセルフからの知識だとは思うのですが、まさしくチート能力です。

それはともかく。

全ての情報は脳に送られ、前頭連合野で統合処理されて意識による判断を受けます。フナではミドルセルフの論理的思考です。それ以外の大部分、どうでもよいような情報は自動的に潜在意識で処理されます。ロウセルフの働きですね。

私たちが五感で感じている情報は全て脳が感じ取っているに過ぎません。この世界のすべては自分の脳内で作り出された幻影です。大多数の人間が似たような処理を行って、同じように判断しているので現実だと思っていますが、地球も宇宙も脳内で作られているのです。あなたが感じ取っているすべてはあなたの脳内で作られたものです。
また感情を発する情報も、あなたが思い描いているものもすべて脳内の産物です。


という事実に仏陀は気付きました。
苦しみには実態が無く、それらは”感じ取っている自分”に主体があると言ったのです。
これはとんでもない事ですよね。どうやったらそんな事に気付くのか私には理解できませんが、それだからこそ仏陀なんでしょう。

これをさらに現代医学と生理学で分析してみましょう。
外から入ってくる情報は電気信号として脳に送られます。脳はその情報を処理し、ある指令を出します。
一つは電気信号です。もう一つは伝達物質の放出です。
動物は体内の情報伝達に二つの指令系統があります。神経とホルモンですね。
ざっくりな内容になりますので、そのつもりで読んでください。細かいところは突っ込まないで。

例えば道を歩いていて、そこに車が突っ込んできたとします。
危機回避のために行動を開始するよう、脳から命令が出ました。反射的に逃げるよう運動神経に刺激が流れます。
さらに伝達物質により血流へアドレナリンが放出され、血液の粘度を上げて出血に備えます。心拍も上昇し、血圧も上がります。

ストレス(外界刺激)に対する肉体の反応は、このように神経と伝達物質によって引き起こされます。

脳の中では日々、様々な情報の分析と処理を行う過程で、肉体に対しいろんな命令を出しています。
その大部分は知覚できないもので、潜在意識、ロウセルフが処理を行っています。
ここからが重要なのですが、

その情報伝達を潜在意識が遮断しているとしたらどうでしょう?

もしくは正常な情報処理を行わず、誤った情報を流しているとしたら?

もしそうなら、人は知らないうちに病気になったりケガをしたりするのではないでしょうか。


実は心身の病気の大部分は心的なものが原因であるという研究もあります。
催眠術やカウンセリングによって悩みを解決したら、体調不良が解消したり、病気が治ったケースも多くあります。
これはフナの教えでもさんざん書いてきたことですが、コンプレックスが原因で人は病気になったりハイセルフへの道を閉ざしてしまうのです。

はいここで大事なこと。
情報伝達の遮断とは、道を塞いでいるという言い方とそっくりですよね。
私はこのことを考えていて、はたと閃きました。

”道を塞ぐもの、コンプレックスって実は物理的な障害を意味するのではないのか?” と。

脳内、もしくは体内の神経による情報伝達がうまく機能していないから病気になるし、ハイセルフにもつながらなくなるのではないのかと。

社会的な問題と心理的なもの、病気などの原因となるコンプレックスは、フナでは全く同じものとして扱っています。幽霊なども同列としていますよね。

リュウマチや筋ジストロフィーなどの自己免疫疾患はほとんどがその原因も分かっていません。もしもそれが潜在意識によるコンプレックスが原因だとしたら?

フナでは罪の意識が道を塞ぐと言いますが、それだと生まれたばかりの赤ん坊に病気が発生した場合の説明にはなりません。しかしそれが脳内の神経伝達による障害が原因だとしたら辻褄は合います。

じゃあ、どのような反応が脳内で起こったから病気が発生したのかを考える事にしてみましょう。

まず原因となる情報ですが、それは現世のものと過去世からのものに分けられます。仏教でも本人の持っている業(カルマ)や成因を説明していますし、フナでもあります。なので過去からの情報も加味します。
コンプレックスを生じる情報が脳内にもたらされ、神経伝達が遮断されるか間違った情報へ置き換えられて伝えられる。そのような状況を考えてみます。

私がAさんに対し、非常に悪い事をしたとします。
それをずっと罪悪感に感じていると、脳内ではどのような変化が起こるのでしょうか。
まず心理的な圧迫を常に感じますよね。ストレスによる交感神経の興奮、緊張による筋肉と心の萎縮などが生じます。
これらは感情を支配する潜在意識、ロウセルフが行っていることです。感情ホルモンによる反応の結果と言えます。
この罪悪感がそれほど強いものでなければ、時間経過と共に徐々に反応は薄れていきます。

問題はこの反応が、 ”無意識下で行われ、反復されている” とするとどうでしょう?
自分でも知らないうちに過剰反応となり、やがて心身に影響が出てくると思われます。

フナであれば、ストレスの原因となっている記憶を暗示と催眠によって隠し、ロウセルフの感じている罪悪感を打ち消すことで解消します。
では現代心理学ではどのようにアプローチするのが良いのでしょうか。

反応を分解して観察してみると、伝達物質による影響は心の萎縮です。
誰しも怒鳴られたり、殴打されそうになった時に、身を固くして耐えようとしますよね。これはごく自然な反応です。おそらく脳内でも同じ反応が起こっているはずです。

つまり、ある情報や刺激を受けて、潜在意識が萎縮するような反応を示し、それがどこかの神経に影響を与えて伝達を遮断、もしくは誤った情報を流していると想像してみてください。
脳の中に壊れた回路があるという事です。

それがどこにあるかは分かりませんが、”萎縮”と言う反応の結果だという事は分かります。
その萎縮を解消できれば問題は解決するのではないでしょうか。





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最終更新日  2021.11.11 11:41:16
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