今日も歩いて健康になろう

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美味しいレシピ

麻布の卵
麻布の卵 posted by (C)みえこ55

昨日の午後,ちょっと小腹がすいた長女(かれん)が,
冷蔵庫をのぞきこみながら,
「この家は食べるものがな~んにもないんだねえ・・」
とつぶやいていました。
一応,私の名誉のために言いますが,
食べ物はある!!あります!!
かれんが言う何もないは,
「何もせずにそのまま食べられるもの」という意味なのであります。

何やら台所に立って,何かを作り始めました。
ほどなく,甘辛い香りが台所から漂ってきました。
かなり味の濃い目の料理を作ったことが,
その香りからわかりました。
う~ん!美味しそうな匂いだね。
お醤油と砂糖の匂い・・何作ったの?
と聞くと,長女はこれだよ。と言って,
向田邦子さんのエッセイ
「夜中の薔薇」の一節を見せてくれました。
そこには,
「まず,小鍋にご飯茶わんいっぱいほどの湯を入れて煮立てる。
そこへ,あ,多いな,入れ過ぎたかな,
と思われるほどの砂糖と醤油を入れる。
砂糖は当時貴重品だったのであろう,
醤油味のほうが勝っていた。」
以下卵を割りいれてかきまぜるなど,
この料理の作り方と美味しさと,
当時は,まだ貴重だった卵の思い出について,
に関する文章がつづられておりました。。
向田さんの祖母様が作ってくれた思い出の卵料理で,
向田さんは「麻布の卵」と呼んでいたそうです。
お味は親子丼の玉ねぎ肉なし,
味濃い目という感じです。
これは意外にも,
シンプルでとても美味しかったです。

麻布の卵
麻布の卵 posted by (C)みえこ55

長女が食べているのが美味しかったので,
今朝夫と息子にも作ってみました。
みたらし団子のあんを作るくらいの,
味の濃さなので,
実際に自分でお砂糖と醤油を入れてみたら,
これはかなり濃いぞ!!
という感じでした。

麻布の卵
麻布の卵 posted by (C)みえこ55

最近,健康のためにと減塩が叫ばれているので,
これくらい砂糖やしょうゆをどさっと使うことはなくなっています。
なので,時代と逆行しているかもしれませんが,
どこか懐かしく,忘れかけていたお味だなあと思いました。

息子は,小食でいつも残してしまうことが多いのですが,
今朝はどんぶりが,空っぽになっておりました。
くれぐれも,減塩中,
そしてダイエット中の方は食べないでね♪
食べたかったら,しっかりウォーキングをしてからにしましょう。



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