みーしゃのわすれな草日記

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2010年01月21日
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カテゴリ: 演劇・映画関係

わたしは5回観劇いたしました。
これが多いのか少ないのかよくわかりませんが
わたしは、自分の世界が広がりました。

結婚してからのわたしは
子育てと家事で忙しく
外出もままなりませんでした。
はんこが幼稚園に上がったころから
バンドのライブに行くようになり
ぽっぽが中学生になってから
韓流のイベントに行くことが多くなったのでした。

でも
これまでは生の舞台を見ることは
ほとんどありませんでした。

昨年観劇した5回のうち2回は、
成志さんの出演作品。
2回は宝塚。
そして、ご縁があって
ジャニーズのNEWS、
加藤成亮主演の公演を見に行きました。

生の舞台は
映画と全く違う空気があります。
その感覚に魅せられております。

ということもあり、
またラックによるご縁もありまして
明治座に先日行ってまいりました。

細雪002.jpg

『細雪』

は皆様ご存知のように 谷崎潤一郎 の原作です。

わたしも20数年前
若き頃、一度読みました。

あのころはただ文学作品が読みたいというだけで
ただ、読み流しただけでした。
なので、すっかり内容はわすれていました。

ただ読んだだけで満足し
内容をしみじみ味わうことがなかったようです。

そこで観劇するにあたり
もう一度読見直してみました。

長女・鶴子
次女・幸子
三女・雪子
四女・妙子


4人姉妹の物語・・・とありますし、
わたしも読み直すまでは
4人がそれぞれ主役と思っておりましたが
そうではなかったように思いました。

わたしはこの小説は
幸子が主役のような気がしました。

全体に
雪子のお見合いをちりばめ
雪子がやっと結婚を決心するというところで
あっけなく終わっていますので
雪子が中心の物語と言えないでもないのですが
雪子と鶴子の間に入って苦労し
また妙子に振り回されている
次女幸子が中心のような気がしました。
お話も、幸子の自宅でのエピソードが多いと思いました。

が舞台はそれぞれが主役でした。

小説ではおっとりして描かれていた長女鶴子は
高橋恵子さん によって
しっかりしていますが気の強い、老舗の跡取り娘として演じられていましたし
姉妹間の調整役としての次女幸子を
賀来千香子さん が演じていらっしゃいました。
おっとりした、でも芯のある三女雪子を、
紺野美沙子さん が可愛く演じられていましたし
モダンな四女妙子を、
藤谷美紀さん 溌剌と演じていらっしゃいました。

驚いたことに
わたしが中学生の時に好きだった俳優
篠田三郎さんが
雪子のお見合い相手、婚約者として、
出演されていました。

『ウルトラマンタロウ』の東光太郎
さわやかに演じていた彼が大好きだったわたしは
中学生の頃
「好きな俳優は篠田三郎」
と、プロフィールに書くほどでした。

あの優しい笑顔が大好きだったことを
生の舞台で拝見して思い出しました。
好きと言いつつ
お会いした(というか見た)のは初めてでした。
彼は今60歳を過ぎているそうですが
全くその様には見えず
相変わらず、さわやかで素敵な声でした。

舞台は
大阪の日本家屋の本家と
芦屋の洋館の分家でのエピソードばかりでしたが
自分の想像力のなさを思い知ったのでした。

特に
芦屋の幸子が住んでいる洋館のイメージをしないまま
自分が小説を読んでいたことに気づき
かなりショックを受けました。

芦屋の洋館は
まさに鹿鳴館のような優雅で上品に描かれ
セットされていました。

本家での着物の虫干しは圧巻でした・・・

戦前の老舗の着物の虫干しとは
このようなものだったということを
改めて知ったのでした。
想像もしていなかった風景でした。

4人の女優さんがお召しになっている着物も
本当に素敵でした。
長女鶴子は黒っぽい落ち着いた着物が多く
次女幸子は、若奥様らしく上品な着物
三女雪子は、明るく可愛い着物
四女妙子は、活発な感じでした。

きっと着付け師さんが後ろにいらっしゃるのでしょうが
本当にきれいに来ていらして素敵でした。
帯もそれぞれ決まっていました。

着物と帯のコーディネートも素敵でした。

また皆さんスタイルが良くていらっしゃるので
お着物も映えていました。

帯は高く締めると若々しく
少し下げると年相応の落ち着きがあるように見えます。
わたしもまだまだ高く締めたいと思いながら
楽なので少し下げて着てしまうようです・・・

ストーリーは
文庫本で上中下の3巻に分かれている長い小説を
うまく短く事柄を前後させながらまとめていました。
逆に、原作では納得いかないところを
わかりやすく変えていて、
原作を読まなくても楽しめる内容でした。

ただ、
『Bたらん』
※ビタミンBがたりないこと
だとか
『こいさん』
※関西地方で姉妹の末の御嬢さんの呼び方
などという言葉は
原作を読んでいないと
ピンとこなかったかもしれません。

着物を見ているだけでも
幸せな気分になれる舞台でした。

28日までの公演です。

明治座公式サイト

もしご興味があればご覧になってはいかがでしょうか?

幸先のよい年明けになりました。
わたしは今年もまた、
いくつか舞台を見くことができたらと思っております。





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最終更新日  2010年01月21日 21時28分13秒
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