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2025.01.11
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カテゴリ: 光る君へ
道長が三女威子が立后した祝いの宴で詠んだ歌

このよをば わがよとぞおもう
   もちづきの かけたることも なしとおもえば

は、一昔前までは、この世は自分のものだと思う、満月欠けることが
ないように、という意味で捉えられていました。
教科書やらなんやらで、「この世をば」の漢字で載せられていたこと
が大きいように思います。

それが、現在ではこの祝いの夜、つまり『この夜』と捉えるようになっ
ているようです。
威子の祝いの日である寛仁2年10月16日は満月ではなく、満月の後、月
が少し欠けた十六夜の月だったそうです。
それで、この時代の人間がその日の月の有様と違う形で和歌を詠むことは
ない、という意見もあるとか。風流であることは何より大事でしたから。

それで、この「わがよ 」は、「我が世」と「我が夜」の両方の意味を持つ掛詞
で、今夜は(娘3人が后となるせつを前代未聞の奇跡を叶え)心から良い夜だ
と思える=我が世、という意味ではないか、と言われてきています。
そもそも「我が世」という言葉は天皇等トップが使う言葉で、道長は臣下の身
なので
使うとしたら、満足のいく時間、といった程度の意味となるそうです。

複数の説を混ぜているので、出展は一々挙げませんが悪しからず・・・。

ただ、この歌は実資の「小右記」にのみ記されていて、その記述が現在 伝わる
形だと


  ​​ ​此世乎は我世と所思望月乃虧たる事も無と思ヘハ

​​なんですね。​​




これでは後世「我が世」と捉えられても当然と言えますね。
しかし、1000年前から書き継がれてきた日記なので、実資自身が「我が世」
捉えて「我世」記したのか、後世の人がこう書いてしまったのかはわかりません。



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Last updated  2025.01.11 09:58:11
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