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2019年03月01日
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カテゴリ: 猫について
3月1日は、12年と7か月飼っていた猫の命日にあたる。

そもそもこの猫との出会いは・・・
2000年の8月、道路わきの草むらで鳴いていたところを拾ったことから始まった。
それまで猫を飼うつもりなど全くなかったが、ビー玉のような緑色の瞳があまりにも綺麗だったため、引き寄せられてしまったともいえる。

飼うつもりなどなかったのに・・・
その日から猫グッズを購入し、いつの間にか餌も確保し、おもちゃまで用意してしまうことに・・・
特に猫嫌いの主人が真っ先に用意したものだから、これには家族全員が驚いた。

見たところ、産まれてまだ1~2か月くらいの大きさだろうか、うっかりすると見失ってしまうほど小さかった為、つぶしてはいけないとドアの開け閉めにも注意を払ったりもした。

また、二階に上がることなど不可能だろうと油断していた時の事だ・・・

それに気づかず、外に逃げ出してしまったと思い、一日中家族総出で探し回ったこともある。

このように私たち家族は、初日からこの小さな猫一匹に振り回される事になり、毎日の生活は新参者によって一変し、また、同時に猫は「おとなしいもの」と言うイメージを覆すことにもなった。

子供でありながら成猫を見つけると、すかさず威嚇を始め、全身ブルブル震えながらも果敢に攻めようとするものだから・・・驚いてしまう。
成猫はまだ子供だと思い、まったく相手にもせず離れた場所で毛づくろいを始めたり後ろ足で首を掻き、挙句の果てには欠伸までする・・・
その仕草がミミにとっては馬鹿にされたとでも思ったのか・・・
ますます興奮し鼻息まで荒くなり、地団駄を踏む。
まったくヤンチャ者で気の強い猫だ!

「敵に後ろを見せてはいけない」・・・こんなことを猫は教育されて来るのだろうか・・・?
それとも、オスの本能なのだろうか・・・?
逃げるという行為を絶対にしないのがこの猫の特徴のようだ・・・!
とにかく負けを認めるなどと言う事はあり得ないという気迫が伝わってくる・・


後ろ足で蹴飛ばす・・・追えば尻尾を膨らまし、「シャーッ」と、唸っては牙をむく・・・!
そんなことで、私の腕や足は常に傷だらけ・・・
これは、ペットとしては飼えないのでは・・・と思ったりしたものです。
そしていつかこの猫は脱走して野良として生きていくのだろうと思い、猫の将来を考えて
やく4年間去勢せずに暮らして来たのだが・・・これが大変!


その日から壁、ブラインド、カーテン、家具・・・と、毎日雑巾を持って拭くという作業が始まった・・・
お陰で、壁にはシミができてしまい、お気に入りのソファーは爪とぎにされた為、ボロボロ・・・
さすがに私も疲れ果ててしまい、猫を飼ったことに後悔した・・・!
捨てようとも思った!

しかし・・・主人には従順な態度なので、捨てるという決心は揺ららいでしまう・・・
世話をしているのは私なのに、なぜか主人だけには懐き、膝の上でおとなしくしているのです。
しかも、尻尾までぴたりと付けてね・・・
これではどんな猫嫌いの人でも可愛いと思うのではないだろうか・・・!
私にはこんな姿を見せないのにな・・・!

面白くないので、犬のように躾けてやったところ、思いのほか覚えてくれるので
これが面白くなり、「お座り・待て・お手・お変わり(お手)・走れ」までしこんでみた。
リードを付ければ、犬のように散歩もするし・・・
かなり強気で接してみると意外と飼いやすいのかもしれない・・・
この猫は、猫の姿をした猫犬なのかもしれないよね。
ほんとに・・・こんな猫は初めて見た!!!

そんなこんなで、飼い主にも徐々に馴れてきたことから、この猫を最期まで飼う自信もついたため、思い切って去勢してきました。
さすが去勢と言われるだけに、数か月後には以前のような勢いは徐々に去って行き、ずいぶん飼いやすくはなった・・・が、
他の猫に威嚇を始める事はなんら変わりはなかった・・・
やはりもともとの闘争本能は永久不滅のようだ!

一度こんなことがあった・・・
ノルウェージャン・フォレストキャットを思わせるような毛の長い野良猫が
家の勝手口にきては餌を強請るようになった。
よく見るとグリーンの首輪が首に食い込むようについていたので、どうやら子供の頃に飼われていたのが脱走してしまったのか・・・?そのまま捨てられたのか・・・?
そのまま成猫の体に成長してしまったようだ。
もともと人に飼われていたこともあり、各家庭に出没しては様々な芸を見せて餌を強請っているというのがこの猫の生き方のようでもあった。

野良猫が生きていくという事は、飼い猫とは比べ物にならないほど過酷であり、特に餌を探すことには相当苦労している様子・・・。
私の前で覚えた芸を一生懸命に見せる野良猫を見てかわいそうになりつい餌をあげたりもした。

一度我が家のミミがそれを嗅ぎつけて私の後からつけて来た時だ、
勝手口の戸を開けた途端、野良猫めがけて飛びかかって行った。
当然、首輪が食い込んで自由にならない野良猫は、喧嘩などできるはずもなく、一目散に逃げて行ったが、5分もしないうちに我が家のミミは無傷で帰ってくることに・・・
そして、その口や前足の爪には野良猫の茶色く長い毛がたくさん付いていた・・・
見ての通り、ミミの完全勝利…だ!

しかし、それはミミにとってとんだ地雷を踏むことに・・・
餌を強請る野良猫は、白と黒のブチ猫をボスにした一つの縄張りの中で生活しており、
餌当番の役割を果たす存在でもあったようだ。
ボス猫にしてみれば「よくも内の餌当番係りをやってくれた・・・なッ!」と言う感じなのだろう
次の日から、報復の意味での「お礼参り」が始まったのだ・・・
そしてそのボス猫は、うちのミミが毎朝、リードをつけて庭に出されることを
リサーチしていたのだ。

いつものように朝、餌を食べた後、リードを付けて庭に放したら・・・
車の下に隠れていたボス猫が、吊り上った目でミミをにらみつけながら、出てくるではないか!
そしてそのままジリジリと一歩づつミミに近づいてくるのだ。
よせばいいのに・・・我が家のミミは繋がれた状態でも威嚇を始めてしまう・・・

私は、このままでは流血事件にでもなると思い、ホウキを持って追い払ったが、ボス猫は怯むことなどせず、逆に私をにらみ、一歩一歩近づいてくる・・・
「まるで・・・邪魔するな」とでもいっているように・・・
ミミもそうだが・・・こんな猫も生まれて初めて見た!
ますます恐怖を感じた私は、力ずくでリードを引っ張り、家の中にミミを入れた!
しかし、猫のお礼参りとは・・・決着がつくまで終わらないようだ。
次の日も、またその次の日もそのボス猫はやってきた・・・!

ある、日曜日の事・・・
いつものようにお礼参りにきた白黒のブチ猫の姿をみつけた主人が、スコップを持って追い払おうとしたところ、まったく身じろぐ気配もなく、逆ににらみながら向かってきた・・・
それを見た主人は、持っていたスコップの先をブチ猫の足先寸前に突き刺したところ、
今まで見たこともない形相をして後ろに退いたのだ・・・
そのあとは、ブチ猫が逃げる先々に回り、スコップを持って睨みつけると、物凄い形相をして逃げて行ってしまったのだ・・・。

そのお陰もあってか、次の日から白黒のブチ猫の姿を見ることはなくなり、我が家の猫に対するお礼参りもこれで終了したと言える。
そして同時に我が家の前を平然と通っていた野良猫達の姿もこの日を境に見ることはなくなった・・・

つまり、この界隈を取り仕切っていたボス猫が、初めて負けを認めたのがミミではなくその家主と言う事で、他の猫たちには「あの家に近づくな!」と言う指図をしたと考えられる。

猫の生涯で初めて負けを認めたのが我が家のミミではなくこの家主だった事は・・・大笑いだけど、さすがはボス猫!
負けを素直に認めるところは、猫と言えど男気があると思った。
人間でもなかなかいないのにね。

結局、野良猫の世界も・・・
人間の世界も、オスの生き方は同じように厳しい社会とも言えるのかな!

このようにミミを飼ってからは、猫社会と言うものを少し垣間見ることもできたようで面白くもあり、様々なことを私たちに教えてくれたとも言えます。
生き物が生きていくうえで大切な事は・・・
ボス猫を中心に、群れる事!
そしてルールを守って生きる事!
それが一番大切だという事を改めてミミに教えられたようです。

現代は猫ブームと言われるように、可愛い可愛い・・・で飼う人もいますが、
私は、可愛いだけの猫も嫌いじゃないですが、どちらかと言えばミミのような猫が好き!・・・
特に「カワイイばっか言ってんじゃねぇー」の写真集にでてくるような猫は最高!!!

我が家のミミと同じ、「挑戦的」で、常に「にらみ顔」。
人間になど決して媚をふらない、自由で常に強気な猫・・・!
でも、こんなミミも今は眠り猫のまま・・・目を覚ますことのない世界に逝ってしまいました。

君は野良猫として生きたらきっと強い猫だったでしょうね・・・
この白黒のブチ猫と互角だったかもしれないね・・・

君の自由を奪って・・・ごめんね!


応援、よろしくお願いいたします♪
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最終更新日  2019年04月16日 13時21分29秒
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