楽しい南の島

踏んだり蹴ったり。

踏んだり蹴ったり。
8月5日・その2

天国の午後は、のんびりと過ぎていき、
段々と日が傾いてくる。

今日は、ガイドさんをお願いしたのだった。
「タナ・ロット寺院の夕日とお買い物のショートコース」
タナロットの夕焼け
どうなることやら。

待ち合わせ時間に、ロビーへ。
優しい笑顔のガイドさんが。
お名前は、ワヤン・パセックさん。
ココ へ行って、クリエイターをクリックすればご対面出来る♪

滞在中は、ずっとお世話になることに…。

「カメラはお持ちですか?」
とパセックさん。

あ! 忘れた!!
取りに行ってこなくちゃ!
夫:「僕が行って来るよ。」
え:「でも、カメラの場所わかる?」
夫:「うーーーーーん。わかんないかもなぁ。」
え:「行って来るから、キーを頂戴!!」

えび、キーを手に、勇んで部屋を目指す!!
ところが、部屋がわかんないのだ。

まず、エレベーターに乗る。
次に、廊下を進む。
階段を登る。廊下を進む。
あれ? あれ? おかしいな???
ここは、どこだ???

正しい道を歩いている筈なのに、なんか変よ~。

もう1回、ロビーの出口まで戻る。
エレベーターに……ヤダ!!乗らないんじゃない!!
昨日は乗った。それはスポーツセンターを見せてくれたから。
普通の通り道だと、乗らないんだ。

大急ぎで、部屋まで戻る。
焦るなぁ。
夕日が沈んじゃうよ。

キーはカードキー。
簡単でいい……。

あれ?
開かない?
どうして~~??

もう1回。

あれ? あれ?
どうして開かないの??
冷汗が出てくる。

ルームナンバーを確かめた。
6313。合ってる。

カチャカチャ。
さし込んでも、さし込んでも
赤いランプが点いて、拒否される。

駄目だ!
どうしても開かない~~~~!!!!!

1回練習しておくんだった。

裏表を確かめる。
合ってるなぁ。これでいいんだよね?
カチャカチャ。

プルルルルルルルル、プルルルルルルル…
電話の音がしている。
夫が、ロビーからかけてるんだわ。

もう駄目だ!! タイムアップ!!

走って戻っていったら、
心配顔の夫とチビ太が、こちらへ向ってくる所に出会った。

夫:「どうしたの?」
ち:「おかぁぁさぁぁぁん、なにしてたんだよぉぅ~~。(泣)」
夫:「カメラは?」
え:「取って来られなかった。だってドアが開かなかったの~。」

ち:「なんで?」
急に冷静になるチビ太。

え:「わかんないのよ。」
ち:「どうやったの?」
え:「こうやって……」
しばし沈黙。

ち:「逆さまだよ、おかあさん。」

ガビ―――――――――ン!!
立ち直れないかも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

無事、観光はできるのかな?
哀愁のタナロット寺院 につづく。

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