ブログ版 南堀江法律事務所

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Bar UKからのお知ら… うらんかんろさん

2008/04/25
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カテゴリ: 雑感
母子殺害事件に関して、さらに雑談を書きます。

事件の判決後、朝のワイドショーに、弁護士の今枝先生が出ておられました。
この方、母子殺害事件の弁護団の一員として活動され、いつだったかの公判後の記者会見で涙を流しながらの会見をし、「これまでの弁護活動は辛かった」などと言ってた方です(その後、弁護団との見解の相違だとかで弁護団から外れた)。

それにしても、被告人の弁護側の人がワイドショーに登場するというのはこれまで考えられなかったことで、前回書いた「放送倫理・番組向上機構」の意見がテキメンに効いているのだろうと思わせるところでした。

話は変わります。
人前での涙といえば、ここでも少し前に書いたように、福田総理は小沢氏との党首会談で半ベソ状態になって泣かんばかりの恨みごとを言い、また橋下府知事は市町村長との意見交換会で実際に涙を流した。

福田総理の半ベソについては、せいぜいあの直後にそれを揶揄するような報道が見られただけですが、橋下府知事の涙については、批判もある一方で、それ以上に同情も多く集まっているようです。

しかし、両者がやったことは全く同じことであるはずです。
福田総理も橋下府知事も、自分の政策について「反対陣営」の理解が得られないものだから、つい感極まってしまったということです。


その違いはどこからくるのか。
一つには、大阪府知事より内閣総理大臣のほうが圧倒的に強い権力を持っているから同情に値しない、ということもありましょうが、もっと根本的な理由は、福田総理と橋下府知事の「ルックス」の違いなのだろうと思います。

福田総理が半ベソになったところで、多くの人は「このオッサン何言うとんねん」くらいの感想しか持ちませんが、橋下府知事が涙ながらに話していれば、「かわいそうだ、この人を支持しよう」という気になるでしょう。

馬鹿げた話に聞こえるかも知れませんが、似たようなことはザラにあります。

たとえば、同じ社会主義革命の指導者として、毛沢東を信奉する人は今どきいないけど、
チェ・ゲバラは今でも崇拝され、その肖像画が描かれたTシャツを好んで着る人も多い、それは要するに二人のルックスの違いだ、といったことを哲学者か何かが大真面目で論じておられるのを、何かの本で読んだ記憶があります。

冒頭の今枝弁護士の話に戻りますが、涙ながらの会見の後にも同情は集まらなかったようです。
その理由は、母子殺害事件の悪質さということも当然あるでしょうけど、より根本的なことを言うと、やはりこの人のルックスが…とは同業の先輩に向かってとても言えませんのでこの辺りで。





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Last updated  2008/04/25 08:14:57 AM


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