ブログ版 南堀江法律事務所

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Bar UKからのお知ら… New! うらんかんろさん

2008/08/19
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カテゴリ: 雑感
このところ連続して書いていた「弁護士増員問題」について、雑感をもう少し。


ウチの事務所あてに、司法修習生の方がメールを送ってくれることがこれまで何度かありました(事務所のホームページからアクセスしてくれているようです)。

そのメールの内容は、要するに就職活動的であり、「先生の事務所(つまりウチ)に興味がある、一緒に働きたい、できれば事務所を訪問したい」といったものです。
加えて、「これまでどういう思いで法律を学んできたか」とか、「こういう弁護士になりたい」とか、弁護士業にかける熱い思いも書き添えられている。

このあたりは、私と比べてみて、ずいぶん違うなあと思って感心してしまいます。
たしかに私も修習生のころ(平成11年前後)はいろんな法律事務所を訪問しましたが、それは就職活動というよりは、いろんな事務所の仕事ぶりを見せてもらって、そしてそのあとは北新地あたりに飲みに連れていってもらえるという、そちらを楽しみにしてたくらいです。

そのころでも、司法試験の合格者数が少しずつ増えていて、いよいよ若手は就職難になるのではないかと言われていましたが、私の同期で実際に就職できなかったという話は聞いたことがありません。

それはともかく、私自身はあまり「熱さ」を前面に押し出す人は苦手なのですが、同業の後輩となるべき人からこういったメールを受け取ると、やはり嬉しい気持ちになります。


「うちは個人でやっている小さい事務所だから新人弁護士の採用は考えていない。でも興味があったらぜひ事務所を見物に来てほしい」と。
それだけでなく、彼らの熱いメールに少しでも答えるべく、私が弁護士業について思うところとか、若い修習生の人たちとも情報交換がしたいとか、そういうことも書くわけです。

しかし、そういう私からのメールに対して、さらに返信をくれたり、実際に事務所を訪れてくれたりした修習生は、残念ながら一人もいません。
つまり、「ウチは新規採用しない」と言った瞬間、彼らと私の関係は終わってしまうわけです。

何とまあ現金な、と思ってしまうのですが、ひるがえって考えると、それくらいシビアに就職活動しないと就職もおぼつかないのかも知れないわけで、それを考えると、相当に大変な状況になっているのだなというのが、私の実感です。





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Last updated  2008/08/19 07:06:32 PM


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