ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2010.01.16
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カテゴリ: 書評



 内容は、「エネルギーは重要な戦略資源であり、ロシアにとって商業的、経済的に強力な取引手段であるばかりか、それを梃子として、政治・外交・安全保障の分野で重要な譲歩すら引き出すことが可能である。従って、エネルギー資源はロシア政府の手に集中させ独占的に管理する必要がある」ことを国家戦略として忠実に実行したプーチン政権のことが詳細に描かれている。具体的には、サハリン2やユーコスの乗っ取りやロシア天然資源の再国有化、KGB閥による利益の独占を事細かに解説した本である。

 本当に国家戦略を純粋に徹底すると恐ろしいことになる好例でもある。ただ、天然資源が豊富に存在する国は単純にうらやましいとは思うものの、労せずして生み出される天然資源に頼っている間は、企業の熾烈な競争やテクノロジーの切磋琢磨が生まれるとは思われず、ある意味それほど怖くはないとも思える。ロシアはいつの間にソ連の時代と打って変わって、比較的単純な構図の国になってしまったのかとも感慨深いものがある。
(評価:星四つ ★★★★☆)



プーチンのエネルギー戦略






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Last updated  2010.01.16 22:33:04 コメントを書く
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