ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2010.09.11
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カテゴリ: 書評


書 名=「澤の屋旅館」はなぜ外国人に人気があるのか
発行所=彩流社
発行年=2010.2
評 価=★★★☆☆



「澤の屋旅館」はなぜ外国人に人気があるのか


東京の下町、谷中の「澤の屋旅館」は、築40年の12部屋しかない家族経営の日本旅館ではあるが、年間部屋稼働率95%、宿泊外国人比率90%の奇跡的な旅館である。本書は、この澤の屋旅館とその主人、澤功(さわ・いさお)氏が、現在に至るまでたどってきた道を各種宿泊者データを示しながら、なぜこうなったのかを解き明かした本である。

要は、1980年代までの地方からの修学旅行生の受け入れが激減し、やむを得ず日本に旅行に来る個人手配外国人を相手に変え、日本旅館の良さの維持と外国人対応の変化の紆余曲折をたどりながら現在に至っているということである。驚くべきことに、そこには全く斬新なやり方や将来を見据えたビジョン、用意周到さなど微塵もないことである。すなわち、そのくらい少々の勇気さえあれば、だれでもやれるのではと思わせる点である。

もちろん、ノウハウや言葉にできない微妙な工夫も多々あるにはあると思う。でも、ひょっとしたらと、一所懸命に事にあたれば、どんなことでもだれにでもできるという希望を持てることを示したことこそがすばらしいと思う。








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Last updated  2010.09.11 15:24:11 コメントを書く
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