ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2010.09.24
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カテゴリ: 書評


書 名=実は悲惨な公務員
発行所=光文社 光文社新書340
発行年=2008.3
評 価=★★★★☆



実は悲惨な公務員


6年間の文部省でのキャリア経験と、その後の人材コンサルタントでの経験をもとに、世の中の公務員バッシングについて、その正当性の有無と実情を示した本であり、どちらかというと世の中的には珍しい、公務員擁護論である。とはいえ、表題にも意図があるように、全面的に擁護する訳でなく、正しい公務員バッシングの在り方を示した本とも言える。

どちらかに偏る意見ではなく、客観的なデータや具体的数値をあげて官民の福利厚生・給与退職金などを比較するやり方は、好感がもてる。また、本書で指摘するように、本省のキャリア組と地方公共団体の清掃員を同じ公務員というレッテルでひと括りにすること自体に無理がある。公務員とて首になることはないとは言え、しょせんはサラリーマンであり、民間企業における人材の質や組織の軽重と同様に、上位層もあれば下位層もあるものなのだ。

そういった当たり前のことを、(少しだけ謙虚に)当たり前であるとわざわざ言ってくれている本である。この意味で、ちょっとおかしい世の中を正常に戻す効果もある訳で、それなりに意味のある行為であると考える。






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Last updated  2010.09.24 16:26:55 コメントを書く
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