ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2011.08.21
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カテゴリ: 書評


書 名=ジーン・ワルツ
発行所=新潮社
発行年=2008.3
評 価=★★★★☆



【送料無料】ジーン・ワルツ


地域医療崩壊と不妊治療問題への厚生労働省の無能を痛烈に非難したフィクションである。従来、地域医療は、インターンシップ制度という名で大学病院の教授が研修医を派遣することで系列病院化することと見返りに確保されてきた地域医療が、厚生労働省の「白い巨塔」壊滅戦術により一部の人気都市部に集中することで地域医療が崩壊したこと。また、少子高齢化・人口減少問題が重要といいながら、不妊治療や代理母出産にはなんの国の政策も法整備もなされていないこと。これらのことを、登場する主人公の行動によって語らせている。

ジーン・ワルツとは、ジーン(Gene:遺伝子)は、4種類からなるデオキシリボ核酸(DNA)のわずか3つの配列の繋がりで生成されるタンパク質が決定される暗号情報であるという、3拍子(Waltz:ワルツ)を踊っているような比喩で用いられている。とてもぴったりしたタイトルである。硬派な内容にしては、一気に読ませる実力のある面白い作品である。映画化やテレビドラマ化されやすいことも良く分かる。ただ、少しラストが大団円で淡泊過ぎるのが欠点か・・・


主要作品
 チーム・バチスタの栄光(2006)









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Last updated  2011.08.21 15:19:42 コメントを書く
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