ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2011.11.06
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カテゴリ: 書評


書 名=蹴りたい背中
発行所=河出書房新社
発行年=2003.8
評 価=★★★☆☆



【送料無料】蹴りたい背中


第130回(2003年下半期)芥川賞受賞作品である。内容は、学校で新たな友達もできず、少し大人びた考え方を持つ主人公が過ごす高校生活の日常である。過去10年間分の芥川賞受賞作品は全て読んだが、その中でも筆者の才能と将来性を最も感じた。こういった純文学は、なにげない言葉やしぐさをいかに洗練された言葉で表現し、なにげに読者を惹き込むことが極めて重要であり、その点、本作品は該当するとともに、非常に読みやすい文体となっている。

今の世の中、活字をまともに読む人間はそう多くはない。DeNAの社長が志願者に対し入社説明会に言ったと言われているように、既に若者の大多数は活字を離れ・携帯ゲームで遊び、その人達は高学歴の人ではない。そうではなく、昔から本を読む習慣がある・あるいは少なくとも苦痛ではない人は、若かりし時、恐らく周りから少し浮いていて、友達をバカにする訳ではないけれど周りの人たちのことをバカだなあと思っていたはずだ。そういった、必然的に高学歴の人・あるいは高学歴に憧れる人に支持される作品であろう。






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Last updated  2011.11.06 11:46:48 コメントを書く
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