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団地模型図面、今回は公営住宅標準設計の中から、52C型。昭和27年(1952年)に設計された標準設計です。前年の51C型と違い、バルコニーや出窓のないシンプルなデザイン、北側階段室ながら、階段室スペースを南北に貫通させ、南側からのアクセスを可能にしたプラン。2階と3階には、階段室の南側に物干場となる共用スペースを設けていることが特徴で、一見南入りにも見えます。3階建てが前提のようで、どこか地方都市に多そうなイメージです。私も実際に見たことがあるのは長野県営住宅三輪団地くらいなもので、ここも90年代に取り壊されてしまいました。jpg版なので解像度はいまいちですが、pdf版をHPの方にアップしましたので、必要な方はどうぞ。団地模型研究所「団地模型図面集」ちなみに縮尺は1/150です。シンプルな外観から模型化しやすいタイプのように見えますが、階段室が丸見えになると思われるため、内部まで丁寧に作る必要がありそうです。
2010.03.11
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団地模型図面を作成しました。今回は、前々から作りたかった団地模型のうち、公営住宅標準設計49C型の図面を作成しました。49C型は、昭和24年度(1949年度)に設計された公営住宅の標準設計のうち最小のプランです。現在でも東京都内や横浜等で現存するものがあります。51C型2DKプランができる以前の2K住棟ですが、開放型バルコニーが付いた外観は51Cに似た雰囲気です。東京の角筈団地で取り壊し間際の住棟を見て以来、模型化したい団地のひとつでしたが、なかなか資料がありませんでした。在りし日の角筈団地今回、ネット上の論文検索サイト「CiNii-NII論文情報ナビゲータ」で見つけた論文の中に、この49C型の寸法付き平面図が載っていたのをきっかけに、模型図面を作成しました。jpg版なので解像度はいまいちですが、pdf版をHPの方にアップしましたので、必要な方はどうぞ。団地模型研究所「団地模型図面集」ちなみに縮尺は1/150です。今のところ具体的な模型化の予定はありませんが、趣のある昭和20年代の団地を模型化してみてはどうでしょうか。
2010.03.09
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前回紹介した公団のボックス型ポイントハウスについて、模型化できるか検討してみます。プロトタイプに選んだのは千葉県にある高根台団地より、ボックス型のポイントハウス。なお、同型のポイントハウスは昭和30年代後半から40年代前半にかけて全国的に建設されるようになりました。(年代、団地により細部が若干異なることがあります。)高根台団地では、エリアを区切る道路に沿ってきれいに並んでいます。スターハウスが建設されなくなってからも、団地内の住棟配置に変化をつけるためにこのようなボックス型ポイントハウスが配置されるようになりました。まず、この住棟の実際の窓割りや寸法を知るために、間取り図を入手しました。間取り図は前回紹介しました「UR都市機構~インターネットお申し込みサイト~」の高根台団地より入手できました。ここに掲載されている間取り図は寸法付きなので、図面と寸法線から各パーツの大きさがだいたいわかるので重宝します。なお、現在は高根台のボックス型ポイントハウスは募集が無いようで、削除されています。そして、入手した間取り図より平面図を描いてみました。スケールは1/150です。なお、1/150だとどうしても端数が出てしまう部分は割り切って数値を丸めました。「模型的なアレンジ」ということで・・・次に立面図を描くのですが、間取り図とは異なり立面はなかなか資料がありません。仕方がないので階高や窓の縦寸法を写真や他の公団住宅を参考に割り出し、立面図を描く予定です。ちなみに現在は図面のみ、実際に模型化するかは、できないかもしれないことも含めてお楽しみに。つづく。
2009.03.04
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団地住棟の模型化に役立つ間取り図が見られるおすすめサイトを紹介します。団地マニアの方はもうご存知かと思いますが、UR都市機構のインターネットお申し込みサイトの中に、間取り図が掲載されています。すべての団地ではなく、募集している団地のみの掲載で、掲載情報がリアルタイムに変わってしまいますが、たまに昭和30年代の団地住棟の間取りが寸法付きで(これ重要!)見ることができるので、模型の図面作成には大いに役に立ちます。UR都市機構~インターネットお申し込みサイト~さて、この中で私Mishizawaが模型を作りたいと思った住棟を紹介します。まずは、千葉県にある高根台団地の、ボックス型ポイントハウス。高根台団地は昭和37年から昭和38年にかけて完成した団地で、一般のフラット型住棟の他にボックス型ポイントハウスや2階建てのテラスハウスで構成された団地。そのなかでも、団地内の道路に沿って配置されたボックス型ポイントハウスが美しい。昭和30年代の団地ですが、この高根台団地ではポイントハウスにスターハウスは採用されなかったようです。ボックス型ポイントハウスは形こそ派手さはないですが、1フロア2戸の造りはスターハウスよりある意味贅沢な住棟です。そして、次に作りたいと思った住棟は、高槻市の総持寺団地のなかの2DK住棟。総持寺団地は行った事がないのですが、総持寺と同タイプの住棟が宝塚市の仁川団地にありました。仁川団地の2DK住棟のうち、南入りタイプの住棟です。昭和30年代半ばの完成ですが、関西圏のこの時期の住棟には独特の雰囲気があります。同時期に作られた東京のひばりケ丘団地をはじめとする関東圏の2DK住棟がバルコニーの端に物置を設置してデザイン的に連続で平面的な南面であるのに対し、関西の2DK住棟ではバルコニーが各住戸独立しているのが特徴的。さらに、勝手口からバルコニーへ出る方式なのが何処か51C型等の公営住宅の標準設計を思わせる。そして北面。関西地区に多く見られる北側のサービスバルコニー。バルコニー自体がコンクリートのみでできているようで、簡単な表現で済むのも模型向き。まずは平面図から立面図を描き起こす必要があるのですが、実際に着手できるのはまだまだこれからです。つづく。
2009.03.03
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レイアウトに団地を!を目標に団地を模型化しています。ところで、去年の年末に、大阪方面の団地趣味仲間と一緒に名古屋の団地めぐりをしました。その席で、千里竹見台団地を模型化できないかという意見を複数の方からいただきました。いや、たぶん私が模型化するのを期待しているのでしょう、おそらく。千里竹見台団地の概要を書いておきます。名称 千里竹見台団地管理開始年月 昭和42年7月~昭和46年2月交通機関 阪急千里線「南千里」駅から徒歩約5分所在地 大阪府吹田市竹見台1丁目、2丁目、3丁目棟数 42棟戸数 2796戸住棟階数 4階、5階、11階、14階事業主体 日本住宅公団大阪支所概要大阪府が開発した千里ニュータウン区域内の高層ブロックのひとつがこの竹見台団地。千里桃山台、千里高野台団地等の高層ブロックとともに千里ニュータウンの南地区を形成する。団地内には板状11階、塔状11階、14階の高層住棟と、4階~5階の中層住棟群が配置された構成。高層住棟はスキップフロア構造、塔状11階住棟はH型ポイントハウス、そして、14階住棟はYの字型平面を持つ巨大スターハウスである。この14階建て高層スターハウスが、この団地の特徴で見所でもある。実は私Mishizawaは、竹見台団地には実際に行ったことないのです。なので、今はブログに写真を載せることができません。千里竹見台団地について書いているHPを紹介します。団地百景---公団千里竹見台団地(千里ニュータウン)---公団ウォーカー---公団千里竹見台団地---ALL-A---公団 千里竹見台団地01---市街地住宅K.K---千里竹見台団地(日本住宅公団)---団地側面写真--- 千里竹見台団地---団地のある風景---【男前】公団 千里竹見台団地(大阪府吹田市)---・・・けっこう大規模な団地に大規模な高層住棟がゆったりと配置されているのが何ともたまらないですね。そして、その住棟のデザイン!まるで近未来的な立体都市のイメージを、昭和40年代に作り上げたその姿は今の目には新鮮でさえある。各HPでも紹介されているのが、やはり巨大高層スターハウス。スター型の住棟が巨大になってどっしりと構えている姿もすごいが、その壁面、ファサードのデザインがかなり気に入ってしまった。・・・これを作るのか!?まずは資料集めから始めます。以前紹介した「団地さん」に、千里竹見台団地のスターハウスのペーパークラフトが載っており、だいたいのイメージの参考になります。その他、寸法付きの間取り図等、詳細資料を集めることにしましょう。(注意)まだ作ると決めた訳ではありません。あくまで製作の検討段階です。つづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2009.01.28
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「団地さん」 大山顕 著団地マニアの大御所、住宅都市整理公団の大山総裁が手がけた団地本。これは実はただの団地写真集ではなく、団地のペーパークラフト集なのです。団地模型化資料としても価値の高いこの書籍、もちろん模型製作の参考資料として購入しました。ペーパークラフトの展開図の他に、UR都市機構による秘蔵写真も掲載しているので、団地の当時の姿を見ることができる。(それらの写真の大半はペーパークラフトの展開図の裏側に掲載されているので、切り抜くのが惜しいところが残念。)実は、訳あって千里竹見台団地の巨大スターハウスの資料を集めているのですが、実際に行ったことがないため詳細がわからす、このような模型の展開図はありがたい。その他にも、実際に1/150で模型化したくなるような団地住棟の展開図がいっぱい掲載されており、展開図の構造も模型化の参考になると思う。団地模型の製作を考えている方におすすめの1冊です。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2008.12.22
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<図面更新情報>ダンパク2008で配布したスターハウスの図面(A3サイズ)をアップしました。これ1枚でスターハウス1棟分が製作できます。なお、スペースの都合上、窓サッシとヒサシパーツは省略されています。正式な図面は下記リンク先のページからダウンロードできます。Mishizawaメイン「団地模型」ファイルはPDF版です。環境によってはクリックすると有無を言わせずダウンロードしてしまいます。<注意>・この図面は暫定版ですので、模型化して組み立てるには工夫が必要です。・誰でも確実に組み立てられるようにするにはもう少し改良しなくてはいけない状態です。・また、1号棟の作成中に出た不具合を順次解消予定です。・図面は予告なしに変更する場合があります。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2008.09.30
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団地模型化計画の今後について。ダンパクにて51C型住棟とスターハウスの模型を展示したことで、この2つの模型については一応完成を見た。今回は、今後の更なる団地模型化計画を企みます。まず、図書館で見つけた「アパートの標準設計」という資料の紹介。この書籍は昭和34年頃に発行された公営アパートの標準設計についての本で、公営住宅のみならず、公団、公務員住宅、電電公社、国鉄住宅等の標準設計をまとめたもの。その資料的価値はかなりのもので、特に各設計の平面図と矩計図(一部)、それに立面図(一部写真)は模型化するためには充分すぎる資料である。これを参考に、新たな団地住棟模型のバリエーションを計画してみる。今回とりあえず図面を引いてみたのは、公団の57-4N-2DKというタイプの中層フラット住棟。公団住宅のオーソドックスな2DKプランの初期のタイプである。この写真集の表紙に写っている公団ひばりケ丘団地の住棟もおそらくはこのタイプ。とりあえず作成した図面。まだ南面と北面の立面図のみで、これから展開図を作成する予定。実際に模型として作るかどうかは決めていません。でもやはりスターハウス住棟が完成したので、一般的な中層フラット住棟も欲しいと思うのは団地マニアの性でもある。つづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2008.09.25
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<図面更新情報>スターハウスの図面に窓サッシを追加しました。窓枠の図面、5階建て住棟用+予備 2棟分。この図面を、アルプスのMDプリンタを使用して透明シールに白色印刷を行ったのち、透明PET板に貼付けて切り出すことで、窓パーツを作成しようと企んでいます。なお、プロトタイプとした窓サッシは公団型スターハウスの木製サッシ。換気窓付きの特徴があります。正式な図面は下記リンク先のページからダウンロードできます。Mishizawaメイン「団地模型」ファイルはPDF版です。環境によってはクリックすると有無を言わせずダウンロードしてしまいます。<注意>・この図面は暫定版ですので、模型化して組み立てるには工夫が必要です。・誰でも確実に組み立てられるようにするにはもう少し改良しなくてはいけない状態です。・また、1号棟の作成中に出た不具合を順次解消予定です。・図面は予告なしに変更する場合があります。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2008.08.22
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<図面更新情報>スターハウスの図面を手直ししました。更新内容1.北面の階段室開口部の寸法を手直ししました。2.バルコニーパーツの展開方法を変更しました。すでに作ってしまった人はごめんなさい。更新した図面は下記リンク先のページからダウンロードできます。Mishizawaメイン「団地模型」ファイルはPDF版です。環境によってはクリックすると有無を言わせずダウンロードしてしまいます。<注意>・この図面は暫定版ですので、模型化して組み立てるには工夫が必要です。・誰でも確実に組み立てられるようにするにはもう少し改良しなくてはいけない状態です。・また、1号棟の作成中に出た不具合を順次解消予定です。・図面は予告なしに変更する場合があります。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2008.08.18
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レイアウトに団地を!と銘打って団地模型を作製しています。お待たせしました、現在作成中のスターハウス型住棟模型の暫定図面を公開します。下記リンク先のページからダウンロードできます。Mishizawaメイン「団地模型」ファイルはPDF版です。環境によってはクリックすると有無を言わせずダウンロードしてしまいますので注意。これであなたも団地モデラー。夏休みの宿題にも如何?<注意>・この図面は暫定版ですので、模型化して組み立てるには工夫が必要です。・誰でも確実に組み立てられるようにするにはもう少し改良しなくてはいけない状態です。・また、1号棟の作成中に出た不具合を順次解消予定です。・図面は予告なしに変更する場合があります。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから
2008.07.23
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